JP2562731Y2 - ロールコータ - Google Patents

ロールコータ

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JP2562731Y2
JP2562731Y2 JP1992035497U JP3549792U JP2562731Y2 JP 2562731 Y2 JP2562731 Y2 JP 2562731Y2 JP 1992035497 U JP1992035497 U JP 1992035497U JP 3549792 U JP3549792 U JP 3549792U JP 2562731 Y2 JP2562731 Y2 JP 2562731Y2
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譲 門野
宏一 山本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はストリップ用ロールコー
タにおけるニップ圧調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のストリップ用ロールコータ
の1例を示す。図においてレール12上を走行する台車
10上には、一端にロードセル4を取付けると共にコー
タパン21より同パン内に貯留したコート液を取り出す
ためのピックアップロール2を回転自在に支える支持台
3と、該ピックアップロール2と周接するアプリケータ
ロール5を一端に回転自在に軸支し他端にモータ駆動の
ジャッキ8および9を取付けた支持台6を搭載してい
る。
【0003】また台車10にはジャッキ8,9と連結す
るロードセル11が取付けられている。
【0004】アプリケータロール5の他側にはバックア
ップロール20が周接し、両ロール間にストリップSが
走行する。
【0005】レール12上には、アプリケータロール5
がバックアップロール20に接触した位置にて台車10
を止めるためのストッパ14、および該ストッパ14の
反対側位置に、このストッパ14に台車10が当った位
置にて台車10を固定するためのアクチュエータ15に
より動作するラッチ爪16が設けられている。
【0006】また支持台3と支持台6および支持台6と
台車10の間には、それぞれこれら部材間の移動を円滑
にするリニアガイド17および18が設けられており、
ジャッキ8および9により、支持台3が支持台6上を、
また支持台6が台車10上を、水平方向(矢印A)に移
動しピックアップロール2をアプリケータロール5に、
またアプリケータロール5をバックアップロール20に
押付けている。
【0007】これらロール間の当接圧F(以下ニップ
圧)は、ジャッキ8および9により水平方向に加えられ
る押付け力を各ロードセル4および11にて、検出する
ことにより算出される。
【0008】更に各ロール2,5および20はそれぞれ
矢印の方向に互に当接しつつ回転しているのでコートパ
ン21のコート液はピックアップロール2にて取り出さ
れ、アプリケータロール5を経て、バックアップロール
20に巻き付いて走行しているストリップ材Sの表面に
塗布される。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】ところで前述の従来の
ストリップ用ロールコータにおいては、図2に示すよう
に、ピックアップロール2の中心とアプリケータロール
5の中心およびアプリケータロール5の中心とバックア
ップロール20の中心をそれぞれ結ぶ線即ちこれらロー
ル間の加圧方向が、支持台3及び6がスライドする水平
方向(矢印A)とは異なるが、予め、これらロールの中
心を結ぶ線の水平方向に対する傾き角α、βが設定され
ているもののロール再研磨によりロール径が変化し、傾
き角α,βの値も変化する。
【0010】ロードセル4及び11で検知された力によ
り各ロール間のニップ圧F2,5 とF5,20を一応算出する
ことが出来るが図3に示すようにロール2と5間および
ロール5と20との間に作用する摩擦力F(=μP)の
部材の移動方向(矢印A)の分力も同時にロードセル
4,11にて検出されるため、摩擦力の変動により前記
算出されたニップ圧Fが変る。そのため正確にニップ圧
を測定することができない不具合がある。
【0011】なお、摩擦係数μはコート液の物性,ロー
ルの材質,コート液のロール間膜厚等により変化するの
は周知の通りである。
【0012】本考案は上記不具合を解消し、ロードセル
にて検知された応力により、摩擦力には影響されずに、
直接にロール間のニップ圧を正確に測定し得るストリッ
プ用ロールコータを得ることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めの構成として本考案のロールコータは、コータパンよ
りコート液を連続して取り出すピックアップロールと、
一側において同ロールに周接するコート液の膜厚を調整
するメータリングロールと、一側部において該メータリ
ングロールに周接すると共に、他側部においてバックア
ップロールと周接し、バックアップロールとの間を走行
するストリップにコート液を供給するアプリケータロー
ルとをそれぞれ台車上の各支持台上で軸支すると共に、
これら各ロールの中心が一直線上にあり、かつ相対する
各ロールの中心線と荷重方向及び各ロールの移動方向が
平行となるように配置したことを特徴としている。
【0014】また上記ピックアップロールの支持台,メ
ータリングロールの支持台,アプリケータロールの支持
台が加圧のために移動する方向が、それぞれ互いに当接
するピックアップロールとメータリングロール間,メー
タリングロールとアプリケータロール間,およびアプリ
ケータロールとストリップ間にニップ圧が加わる方向と
一致するよう構成すると共に、これら各支持台にそれぞ
れの移動方向における力を検出し得るロードセルを設け
ると効果的である。
【0015】また上記ピックアップロールとメータリン
グロールとを共通化してピックアップロールを除去し、
コートパンをメータリングロールの直下に配置し、該メ
ータリングロールによりコート液を取出し、膜厚を調整
するように構成することもできる。
【0016】
【作用】 上記のように構成した本考案のロールコータ
は、相対するロールの中心線と荷重方向及びロールの移
動方向が平行であること、即ち押付け側のロールの押し
付け方向(中心の移動方向)が相手ロールの中心方向を
向くようにしたことにより、ニップ圧の方向と支持台の
スライド方向とが一致しているのでロードセルは上記各
ローラ間のニップ圧のみにより応力を発生し、ニップ圧
の方向とは直角方向に生ずる摩擦力にはニップ圧方向の
分力がないのでロードセルには何らの影響も受けない。
【0017】従って摩擦力に影響されることなく、ロー
ドセルで検知された応力により直接にロール間のニップ
圧を正確に測定することができる。
【0018】
【実施例】以下図面により本考案の1実施例について説
明する。図1は本考案の1実施例に係るストリップ用ロ
ールコータの側面図である。
【0019】図においてレール12上を走行する台車4
4上には、コータパン21よりコート液(フロメート液
又は樹脂塗料)を取り出す鉄芯に厚肉のゴムを焼付けた
ピックアップローラ32(以下ローラ32と云う)と、
同ローラ32を回転自在に支える支持台33及び該支持
台33にジャッキ38にて取付けられたロードセル34
と、メタル製ロールであるメータリングロール35(以
下ローラ35と云う)と、同ローラ35を回転自在に支
える支持台36ならびに支持台36にジャッキ42にて
取付けられたロードセル37と、鉄芯にゴムライニンク
を施したアプリケータローラ39(以下ローラ39と云
う)および同ローラ39を回転自在に支える支持台40
と、同支持体40に取付けられたモータ駆動の台車44
およびジャッキ43にて取付けられたロードセル45と
で構成されたストリップ用ロールコータ31が搭載され
ている。
【0020】上記以外の部材は従来のストリップ用ロー
ルコータを示す図2と同様で同一記号の部材は同一機能
の部材を示す。即ち12はレール、14はストッパ、1
5はアクチュエータ、16はラッチ爪、20はバックア
ップロール、Sはストリップである。
【0021】 また本考案ロールコータにおいては、ロ
ーラ32、35および39の中心が一直線L上にあり、
かつ、相対する各ロールの中心線と荷重方向及び各ロー
ルの移動方向が平行となるように、これらローラ32、
35および39が配置されている。
【0022】次に、支持台33と支持台36、支持台3
6と支持台40、および支持台40と台車44の間には
それぞれこれら部材間の移動を円滑にする摺動抵抗の小
さいリニアカイド46,47および48が設けられてい
る。
【0023】そしてジャッキ38,42および43によ
り支持台33が支持台36上を、支持台36が支持台4
0上を、上記図示の一直線Lの方向に平行にまた支持台
40が台車44上を水平方向(矢印A)に移動し、ロー
ル32をロール35に、ロール35をロール39に、ま
たロール39をロール20に押付ける。
【0024】これらロール32と35、35と39、お
よび39と20間のニップ圧は、それぞれジャッキ3
8,42および43にて一直線Lの方向に平行に加えら
れる押付け力Pにて得られ、これら押付ける力Pを各ロ
ードセル34,37および45にて検出し、図示しない
制御装置にて表示する。
【0025】尚ニップ圧を加えた時、上記各ロールの異
速によりロール間に生ずる一直線Lの方向と直角方向の
摩擦力F(=μP)は、一直線Lの方向に分力を持たな
いのでロードセル34,37および45は検出する押付
け力Pのみを検出することができる。
【0026】また、上記部材間のリニアガイドの摺動抵
抗は極めて小さいので、摺動抵抗の影響は無視できる。
【0027】更に各ロール32,35,39および20
はそれぞれ矢印の方向に互に当接しつつ回転しているの
でコートパン21のコート液はロール32にて連続的に
取り出され、ロール35にてコート膜厚を調整されロー
ル39を経てロール20に巻き付いて走行しているスト
リップ材Sの表面に塗布される。
【0028】なお本考案においては上記ピックアップロ
ール32とメータリングロール35を共通とし、コート
パン21をメータリングロール35の直下にもってき
て、ピックアップロール32を取除いて、2本ロールの
ロールコータとしても使用可能である。
【0029】以上本考案の1実施例につき縷々説明した
が、本考案は上記実施例に限定されることなく、本考案
技術思想の範囲内において種々設計変更し得るものであ
り、これらは何れも本考案の技術的範囲内に属するもの
である。
【0030】
【考案の効果】以上述べたように本考案のロールコータ
によれば、ストリップ用ロールコータを構成するピック
アップロール,メータリングロールおよびアプリケータ
ロールを、これらロールの中心が一直線上にあるように
配置し、これらロールを支持する支持台をニップ圧がか
かる方向に移動させることにより、ロードセルにて直接
ニップ圧のみを検出することが出来る。
【0031】またロール間にニップ圧をかけた時、これ
らロール間に生ずる摩擦力の変動によりロードセルが検
出するニップ圧が変動することがない。
【0032】従ってロードセルで検知された応力により
摩擦力に影響されることなく直接にロール間のニップ圧
を正確に測定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例に係るストリップ用ロールコ
ータの側面図である。
【図2】従来のストリップ用ロールコータの側面図であ
る。
【図3】摩擦力の説明図である。
【符号の説明】
12 レール 14 ストッパ 15 アクチュエータ 16 ラッチ爪 20 バックアップロール 21 コータパン 31 ストリップ用ロールコータ 32 ピックアップロール 33,36,40 支持台 34,37,45 ロードセル 35 メータリングロール 39 アプリケータロール 38,42,43 モータ駆動ジャッキ 44 台車 46,47,48 リニヤガイド S ストリップ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コータパンよりコート液を連続して取り
    出すピックアップロールと、一側において同ロールに周
    接するコート液の膜厚を調整するメータリングロール
    と、一側部において該メータリングロールに周接すると
    共に他側部においてバックアップロールと周接し、バッ
    クアップロールとの間を走行するストリップ(帯板)に
    コート液を供給するアプリケータロールとをそれぞれ台
    車上の各支持台上に軸支すると共にこれら各ロールの中
    心が一直線上にあり、かつ、相対する各ロールの中心線
    と荷重方向及び各ロールの移動方向が平行となるよう配
    置したことを特徴とするロールコータ。
  2. 【請求項2】 前記ピックアップロールの支持台,メー
    タリングロールの支持台,アプリケータロールの支持台
    が加圧のために移動する方向が、それぞれ、互いに当接
    する前記ピックアップロールとメータリングロール間,
    前記メータリングロールとアプリケータロール間、およ
    びアプリケータロールとストリップ間に当接圧(ニップ
    圧)が加わる方向と一致するようにすると共に、これら
    各支持台にそれぞれの移動方向における力を検出し得る
    ロードセルを設けた請求項1記載のロールコータ。
  3. 【請求項3】 前記ピックアップロールとメータリング
    ロールを共通化し、ピックアップロールを除去し、コー
    トパンをメータリングロールの直下に配置し、該メータ
    リングロールによりコート液を取出し、膜厚を調整する
    ようにしたことを特徴とする請求項1,2記載のロール
    コータ。
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