JPH0712460B2 - ロール式コータマシンの塗装膜厚調整装置 - Google Patents

ロール式コータマシンの塗装膜厚調整装置

Info

Publication number
JPH0712460B2
JPH0712460B2 JP403691A JP403691A JPH0712460B2 JP H0712460 B2 JPH0712460 B2 JP H0712460B2 JP 403691 A JP403691 A JP 403691A JP 403691 A JP403691 A JP 403691A JP H0712460 B2 JPH0712460 B2 JP H0712460B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
bearing stand
film thickness
coating film
spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP403691A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05309305A (ja
Inventor
清博 土井
始 石黒
則夫 岩左戸
泰典 津田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Navitas Co Ltd
Original Assignee
Navitas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Navitas Co Ltd filed Critical Navitas Co Ltd
Priority to JP403691A priority Critical patent/JPH0712460B2/ja
Publication of JPH05309305A publication Critical patent/JPH05309305A/ja
Publication of JPH0712460B2 publication Critical patent/JPH0712460B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装鋼板等の製造設備
に使用されるロール式コータマシンの塗装膜厚調整装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロール式コータマシンは、塗料パン内の
塗料をかき上げるピックアップロールと、ピックアップ
ロール上の塗料を適量受けとり、帯板に塗工するアプリ
ケータロールへ移すトランスファロールとアプリケータ
ロールとからなる。通常ピックアップロール、アプリケ
ータロールにはゴムライニングが施してある。従来、塗
装膜厚の調整は帯板移動速度に対する各ロールの回転数
及びロール間隔を作業者が適宜変更して行なうか、特公
昭62−41077号公報に開示されるロールの軸受け
にロードセル等の計測器を介装し、ロール相互の押圧力
が常時一定となるように軸受けの位置を制御する方法が
とられている。前者はバラツキが大きくて精密な調整は
不可能であり、後者も軸受けの位置変化による押圧力の
変化が大きく、押圧力の微妙な制御を行なうためには極
めて高い分解能を有するアクチュエータが必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】帯板上に形成される塗
装膜厚量を一定に保つには各ロールの押圧力を一定に保
つ必要があるが、一度設定しても経年によるゴムライニ
ングの表面弾性の変化、ゴムライニングの膨潤による外
形の変化などにより押圧力が変化する。本発明はスプリ
ングを利用し、そのバネ定数を適当に選ぶことによって
ロール径の変化などの外乱の影響を小さくし、押圧力を
実質的に一定に保ち得ることを利用したロール式コータ
マシンの塗装膜厚調整装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、アプリケータ
ロールを第1軸受台に載置してベース台座上を摺動自在
に設け、トランスファロールを第2軸受台に載置して第
1軸受台上を摺動自在に設け、ピックアップロールを第
3軸受台に載置して第2軸受台上を摺動自在に設けたロ
ール式コータマシンの塗装膜厚調整装置において、各軸
受台にストッパーを立設し、軸受台上を摺動する可動子
を併設して、ストッパーと可動子との間に所望のバネ定
数をもったスプリングをリニヤゲージと並列して介装
し、可動子に駆動系を設けて、各ロール間の押圧力を調
整するようにしたことを特徴とするロール式コータマシ
ンの塗装膜厚調整装置である。
【0005】以下本発明を図面について詳述する。図1
は本発明の側面図である。図において10:バックアッ
プロール、11:アプリケータロール、12:トランス
ファロール、13:ピックアップロールを示し、ピック
アップロール13の一部が塗料パン(図示せず)に浸漬
されている。ピックアップロール13、アプリケータロ
ール11はゴムライニングが施され、バックアップロー
ル10とアプリケータロール11との間に帯板が導入さ
れ塗装される。
【0006】アプリケータロール11は第1軸受台21
に載置され、第1軸受台21はベース台座20上を摺動
可能である。トランスファロール12は第2軸受台22
に載置され、第1軸受台21上を摺動自在であり、ピッ
クアップロール13は第3軸受台23に載置されて、第
2軸受台22上を摺動自在である。第3軸受台23にス
トッパー30が立設され、第3軸受台23を摺動する可
動子31が併設されて、ストッパー30と可動子31と
は所望のバネ定数のスプリング33が介装されて、スプ
リング33の撓み力をうけている。可動子31は軸37
でステッピングモータ34に係合され、ねじ35によっ
てステッピングモータ34の回転力は可動子31の水平
移動を可能にする。36は軸受である。また、このほ
か、可動子31の水平移動は油圧シリンダーなど単純な
アクチュエータによることも可能である。図2は図1の
平面図、図3は正面図で、50は図2のA−A矢視図で
ある。
【0007】本発明では各ロールの回転に伴う制御上の
有害な振動を吸収するための振動防止用ダンパー(ダッ
シュポット)39をスプリング33と併行に設ける。更
にスプリング33の撓み量の計測によるロール押圧力の
制御を可能にするため、スプリング33にリニヤゲージ
38を設ける(図2)。従ってスプリングのバネ定数を
変えることにより適切な制御が可能である。
【0008】以上主としてピックアップロール13の軸
受台23に設けたストッパー30及び可動子31につい
てのべたが、本発明においてはアプリケータロール11
及びトランスファロール12それぞれの軸受台にそれぞ
れステッピングモータを有する可動子を設け、ストッパ
ーとの間に所望のバネ定数をもったスプリング33を介
装する。従って各ロールは各別にスプリングの撓み力に
よる押圧力をうけることになる。
【0009】実験によるとロール式コータマシンにおけ
る押圧力と撓みとは密接な関係を有し、この相関を図4
に示す。図において、1:本発明におけるスプリングの
特性曲線、2:従来の軸受に設けた計測器(ロードセル
等)の特性、3:ゴムライニングの撓み(凹み)〜抵抗
曲線を示す。すなわち、ロードセル等の計測器では押圧
力に対する撓み量の変化が少なく、押圧力の制御に複雑
な機構・装置を介する必要があるが、一方スプリングを
用いた場合は、スプリングのバネ定数を可能な限り小さ
くすることにより押圧力Pに対する撓みδ1 を大きくと
ることができ、押圧力の制御が容易になる。
【0010】経年によりゴムライニングの表面弾性の変
化あるいはゴムライニングの膨潤による外形の変化によ
り、各ロールの押圧力が変動してもストッパーと可動子
に介装されるスプリングの撓みによって前記押圧力の変
動を吸収できる。又、スプリングの撓みで吸収し得ない
大きい変動量は、ステッピングモータによって最適設定
値を再現しうるが、このときリニアゲージの値を利用し
うる。すなわち、各ロールがスプリングの撓みによる押
圧力を各別にうけるので、実験によって予めアプリケー
タロールによる塗装膜厚の最適値を求めておき、この値
のスプリングの撓みをリニヤゲージで読みとることで、
コータマシンの各ロールの押圧力を常に一定に保持する
ことが可能である。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、ロードセルや極めて分
解能の高いアクチュエータ等の複雑な演算装置や自動制
御装置を用いることなく、所望のバネ定数をもったスプ
リングを利用することにより、ロール径の変化等の外乱
の影響を小さくし、各ロールの押圧力を実質的に一定に
維持することができるうえ、制御の平易化も図れるなど
の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】部分断面を含む正面図である。
【図4】押圧力と撓みの図表である。
【符号の説明】
10 バックアップロール 11 アプリケータロール 12 トランスファロール 13 ピックアップロール 21 第1軸受台 22 第2軸受台 23 第3軸受台 30 ストッパー 31 可動子 33 スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津田 泰典 兵庫県姫路市広畑区鶴町2−1 太平工業 株式会社 広畑支店内 (56)参考文献 特開 昭62−225265(JP,A) 特公 昭62−31619(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アプリケータロールを第1軸受台に載置
    してベース台座上を摺動自在に設け、トランスファロー
    ルを第2軸受台に載置して第1軸受台上を摺動自在に設
    け、ピックアップロールを第3軸受台に載置して第2軸
    受台上を摺動自在に設けたロール式コータマシンの塗装
    膜厚調整装置において、各軸受台にストッパーを立設
    し、軸受台上を摺動する可動子を併設して、ストッパー
    と可動子との間に所望のバネ定数をもったスプリングを
    リニヤゲージと並列して介装し、可動子に駆動系を設け
    て、各ロール間の押圧力を調整するようにしたことを特
    徴とするロール式コータマシンの塗装膜厚調整装置。
JP403691A 1991-01-17 1991-01-17 ロール式コータマシンの塗装膜厚調整装置 Expired - Lifetime JPH0712460B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP403691A JPH0712460B2 (ja) 1991-01-17 1991-01-17 ロール式コータマシンの塗装膜厚調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP403691A JPH0712460B2 (ja) 1991-01-17 1991-01-17 ロール式コータマシンの塗装膜厚調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05309305A JPH05309305A (ja) 1993-11-22
JPH0712460B2 true JPH0712460B2 (ja) 1995-02-15

Family

ID=11573737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP403691A Expired - Lifetime JPH0712460B2 (ja) 1991-01-17 1991-01-17 ロール式コータマシンの塗装膜厚調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0712460B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102131592A (zh) * 2008-08-26 2011-07-20 杰富意钢铁株式会社 辊式涂敷机装置及涂装金属带的制造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2562731Y2 (ja) * 1992-04-30 1998-02-16 三菱重工業株式会社 ロールコータ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6231619A (ja) * 1985-08-02 1987-02-10 アルトウ−ル・ヌツスバウマ− 空気圧或いは液圧で運動させられる気体もしくは液状の作用材料並びにこの作用材料の容器もしくはサイロへの使用
JPS62225265A (ja) * 1986-03-25 1987-10-03 Nippon Steel Corp 金属帯板の連続塗装設備

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102131592A (zh) * 2008-08-26 2011-07-20 杰富意钢铁株式会社 辊式涂敷机装置及涂装金属带的制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05309305A (ja) 1993-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6829838B1 (en) Temperature compensation system for a coordinate measuring machine
US6360593B1 (en) Method and apparatus for reducing vibrations transmitted to a vehicle from a wheel unit
US5813346A (en) Adaptive drum balancing system
JPH0712460B2 (ja) ロール式コータマシンの塗装膜厚調整装置
JPH03113721A (ja) 磁気記録装置に用いられるハードデイスク基板の表面と裏面をテクスチヤリングする装置
US3921933A (en) Tape transport apparatus
US4417803A (en) Pressure fixing device
JPH03128869A (ja) テンション装置および該装置を用いた巻線装置
JP2508396B2 (ja) Xyプロッタ
JPH0299159A (ja) ロール間接触圧調整装置
US4305330A (en) Pressure application type image fixing method and image fixing apparatus therefor
JPH08506758A (ja) 調整可能なブレードを備えたコーティング装置
JP2003014616A (ja) 摩擦力測定装置及び測定方法
JPH04164758A (ja) 巻取装置
US5303090A (en) Apparatus for adjusting the position of a drawtube in an optical instrument
JPS60198425A (ja) 巻取張力制御装置
NL8003178A (nl) Inrichting voor het compenseren van de horizontale hoekfout van een opnemerarm van een platenspeler.
JPS6350146B2 (ja)
JP2508518B2 (ja) 塗料塗布装置
JPH0688076B2 (ja) テンシヨンレベリング装置
JPS58134762A (ja) 情報処理装置
JPH0532277Y2 (ja)
JP2003062506A (ja) ダイコートユニット
JPH045493Y2 (ja)
JPS6241077B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19950801

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100215

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215

Year of fee payment: 16