JPH0688076B2 - テンシヨンレベリング装置 - Google Patents

テンシヨンレベリング装置

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JPH0688076B2
JPH0688076B2 JP60175005A JP17500585A JPH0688076B2 JP H0688076 B2 JPH0688076 B2 JP H0688076B2 JP 60175005 A JP60175005 A JP 60175005A JP 17500585 A JP17500585 A JP 17500585A JP H0688076 B2 JPH0688076 B2 JP H0688076B2
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leveling device
force
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チヤールズ・アール・ブラツドリー
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ザ・モナ−ク・マシン・ツ−ル・カンパニ−
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D1/00Straightening, restoring form or removing local distortions of sheet metal or specific articles made therefrom; Stretching sheet metal combined with rolling
    • B21D1/05Stretching combined with rolling

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Straightening Metal Sheet-Like Bodies (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属製帯板(以下金属ストリップまたはストリ
ップという。)を比較的小径のロールの周囲に屈曲する
ことにより同ストリップの形状不良を矯正するテンショ
ンレベリング装置に関するものである。
合金鋼とかアルミニウムその他これに類する普通の金属
のストリップコイルの製造においては、自動車とか金属
製家具等末端製品に使用するに充分平滑なストリップの
製造という問題がある。最も洗練された圧延機でも、同
一平面に平らに置くことができるように充分な均一性を
もって厚さを減少されたストリップのコイルを製造する
ことは不可能である。例えば或る圧延機でストリップの
厚さを中央部より縁部に沿い多く減少したとすると、縁
部が内部より多く延伸され、その結果ストリップは縁部
に沿い波打つ。反対に、もしストリップの厚さの減少が
中央部が縁部より多くなれば中央部が縁部より多く延伸
され、中央部に一連のふくれもしくはゆがみ等を有する
ストリップが形成される。
上述の如きストリップコイルの欠陥を除くため、コイル
は圧延に続きテンションレベリングラインにおいて処理
される。典型的なテンションレベリングラインは米国特
許第3,828,599号(ウイスロウ)および米国特許第3,95
8,439号(カワグチ他)に開示されている。
金属のストリップは比較的小径の複数の作動ロールに通
されて屈曲される。ロールはストリップを横切り延出す
るように位置され、ストリップが1個の作動ロールから
他の作動ロールに通過する際起伏状もしくはジグザク状
の経路を形成するよう位置決めされる。入側引きブライ
ドルと出側張りブライドルが上記屈曲手段を通るストリ
ップに張力を与えてストリップが作動ロールの小半径に
適合するよう作用する。
ストリップは作動ロールを通過する際変形し、長さがや
や短かくて平滑状態から外れる原因となる部分を僅か長
さ方向に延伸する。一般にテンションレベリングシステ
ムは2%までの延伸が可能であるが、欠陥の多くは1.0
%以下の延伸で矯正できる。
作動ロールの直径を減少したことにより、所定の延伸を
得るに要する作動ロールの数を少なく保つことができ
る。しかし充分に小径の作動ロールを設けるには次の問
題がある。即ち張力を与えられつつ移動するストリップ
により作動ロールに加えられる力は該作動ロールを歪ま
せ、もしくは曲げ、その効力を減ずる傾向がある。
斯かる小径の作動ロールの歪みを防止するため、比較的
大径の支持ロールが作動ロールを補強するためストリッ
プと反対側の作動ロール上に配置された。その例として
米国特許第3,260,093号(ポラコウスキ)および米国特
許第3,513,677号(ポラコウスキ)がある。
上記ポラコウスキの装置は各作動ロールが2個もしくは
それ以上の重く大きなロールに支持される点に問題があ
る。この構造は、作動ロールを制限しかつストリップの
張力を支持する要求を満足せねばならない。従って作動
ロールは加工材料の要求に合うよう充分自由に選択でき
ない欠点を有している。
他のタイプのテンションレベリングシステムが米国特許
第3,812,701号(ミヤマツ他)に示されている。ここで
は比較的小径の作動ロールが支持部材に形成された半円
筒状の凹陥部内に支持され液状の潤滑剤上に浮いてい
る。
ミヤマツの装置は作動ロールを支持する流体が多量に供
給されねばならず、これが不可避的に加工材に集まり、
次にこの流体を除くため余分な時間と設備を必要とする
点に問題がある。
従って比較的小径の作動ロールが比較的大径の支持ロー
ルに最小の摩擦抵抗で支持され動作するようなテンショ
ンレベリングシステムが必要とされる。
本発明の一形態によるテンションレベリング装置は比較
的小径の作動ロールを有し、これが長手方向に沿い単一
の比較的大径の支持ロールに支持されている。支持ロー
ルは支持枠の定位置に回転自在に取付けられ、従ってそ
の回転軸は定位置に固定される。これに対し作動ロール
は固定されず、制御システムにより上記支持ロールの回
転軸に関連して位置定めが可能である。
制御システムは作動ロール上を通過するストリップによ
り該作動ロールに加わる外力の方向を感知してこれらの
外力の出側方向の分力と入側の反対方向の分力が平衡状
態になるよう作動ロールを上記ストリップおよび支持ロ
ールに関連して位置させる。従ってストリップにより作
動ロールに加わる外力の大部分は支持ロールの半径に沿
い加えられる。作動ロールはストリップがこの作動ロー
ルを支持ロールに対し左右方向に変動することなく安定
した状態で保持するよう位置されるので、作動ロールを
定位置に保持する高価な減摩ベアリング等を別に必要と
しない。即ち作動ロールの支持ロールその他の部材に対
する摩擦は最小となる。
本発明テンションレベリング装置が従来装置に比べ優れ
ている1つの点は、1/4〜3/4 in(6.35〜19.05mm)オー
ダーの極めて小径の作動ロールが5in(127mm)オーダー
の比較的大径の単一の支持ロールによって、高価な軸受
やさらに中間直径の補助支持ロールなどを必要とせず、
また歪を生ずることなくその適切な位置に保持できるこ
とである。。小径の作動ロールを使用したテンションレ
ベリング装置を備えることによりテンションレベリング
ライン中において、より少数の作動ロールでストリップ
の所定の延伸が達成される。また小径の作動ロールを使
用することにより、より小さなストリップの張力でスト
リップに延伸を生ずるに必要に曲げ応力を発生させるこ
とができる。
従って本発明の目的は比較的小径の作動ロールが比較的
大径の単一の支持ロールに支持されたテンションレベリ
ング装置;作動ロール上を通過するストリップにより該
作動ロールに加えられる出側方向の分力と入側の反対方
向の分力を均合わせ、これにより作動ロールを変位せし
めんとする力を平衡状態に保持するため制御装置が作動
ロールを支持ロールに関し連続的に位置定めするように
したテンションレベリング装置;高価でデリケートな減
摩ベアリング等を必要とせずに作動ロールが支持ロール
に支持されるようにしたテンションレベリング装置;お
よび比較的簡単な構造でしかも1基で高度のストリップ
延伸が得られるテンションレベリング装置を提供するこ
とである。
次に本発明の詳細を実施例を示す図面を参照して説明す
る。第1図に示すテンションレベリング装置の1実施例
10は5組のテンションレベリングユニット12を有してい
る。装置はまた望ましくは上下調節可能なローラ13を有
している。このローラ13はレベリングユニット12を出た
後、ストリップ18に残留する曲りを取除くため使用され
る。テンションレベリング装置10は入側引きブライドル
装置14と出側張りブライドル装置16の間に配置される。
ブライドル装置14と16は周知構造のものが使用される。
図示しないが鋼、アルミニウム等金属材料のストリップ
18はコイルから巻出されてブライドル装置14に供給さ
れ、またブライドル装置16から出てコイルに巻取られ
る。
第2図、第3図に詳細に示すように、各テンションレベ
リングユニット12は好ましくは直径0.25〜0.75in(6.35
〜19.05mm)の円柱状の作動ロール20と、円柱状の支持
ロール22、および作動ロール20の案内部材である案内管
26と制御装置28からなる制御手段24を有している。ユニ
ット12は交互に上向きと反対向きの位置に配置されてい
るので、ストリップ18は波状もしくはジグザク状の経路
を画きテンションレベリング装置10を通過する。
案内管26は一般に円筒状で、支持ロール22を受支し得る
寸法の円筒状で長い中空内部34を形成する内壁32を有す
る本体部分30を備えている。この案内管本体30は一対の
対向案内面38、40で区画された長手方向の長孔36を有し
ている。(第6図参照)。長孔36は作動ロール20を受支
し得る寸法で、かつ案内管本体は作動ロール20の下部が
支持ロール22に接し、上部が案内管本体の外周面から突
出してストリップ18に接して回動し得る寸法になってい
る。
案内管26は互いに向き合うよう取付けられた1対の端板
42、44を有している。(第3図)。端板42、44の各上部
には長孔36と同軸で、作動ロール20を長孔36内に挿入
し、また取出し得るようにした開口48を有している。作
動ロール20は開口48に螺入されたエンドキャップ50によ
り長孔36と開口48内に閉じ込められている。
支持ロール22は円柱状の主体52と主体端部から回転軸
に沿い突出する一対のエンドスタブ54、56からなってい
る。(第3図)。主体52は好ましくは硬化鋼で作られ、
研磨された外面を有している。第3図に示す実施例では
主体52の周面にらせん状の連続する溝58を有し、この溝
は作動ロール20を通過するストリップからの酸化物の蓄
積を除き潤滑油を循環させる作用をする。エンドスタブ
54、56は周知構造の減摩ベアリング62により支持枠60に
取付けられる。案内管26の端板42、44は開口63を有し、
この開口には軸受64を設け、案内管26はこの軸受64を介
し各エンドスタブ54、56に支持されている。従って案内
管26は支持ロール22とは独立に回動可能である。
第3図に示すように、各端板42、44はヨーク部66を有
し、これは制御手段24の一部材である円柱状ピン68に回
動可能に係合している。本実施例では制御手段24を構成
する2個の各別体の制御装置28があるが、1個の端板だ
けが単一の制御装置と係合するヨーク部を有する案内管
を設けることも本発明の範囲内にある。
第4図、第5図および第6図に最もよく示されているよ
うに、各制御装置28は1対の相対向状に配置されたシリ
ンダ70と72を有し、各シリンダ70、72はそれぞれ可撓性
のダイヤフラム82、84で内室74、76と外室78、80に分割
されている。各シリンダ70、72はそれぞれ基板86と環状
の側壁88およびエンドプレート90で構成されている。各
シリンダの基板86、86は1対の壁114と116で連結されて
制御装置28の枠体を構成し、一方の壁116をねじ117で支
持枠60に固定してある。
各シリンダ70、72はそれぞれ連結杆100にねじ102で取付
けたヘッド98からなるピストン94、96を有している。ね
じ102は各ダイヤフラム82、84の中央開口を貫通して連
結杆100の端部に止着され、ダイヤフラム82、84の各開
口縁はヘッド98と連結杆100の間に挟持され、ダイヤフ
ラム82、84の各外周縁はシリンダの側壁88と基板86の間
に挟持されている。
第4図と第6図に最もよく示されるように、通孔104と1
06が各外室78、80とピン68を取囲む出口開口108の間に
設けられている。出口開口108はピン68がその中で僅か
移動し得る寸法になっているので、ピン68は通孔104、1
06の各流出口(オリフィス)110、112を交互に塞ぐこと
ができる。
シリンダ70、72の基板86と壁114を貫通して延出する通
孔118が各シリンダの内室74と76を連結せしめている。
通孔118内には例えば細孔管の如き抵抗体120が挿入され
る。これは制御装置28作動中に振動を生じた際、これを
減衰せしめる緩衝手段として作用する。
第6図に示すように連結杆100の中央部分には入口123を
有するマニホルド122を備え、この入口123が可撓性のホ
ースを介し高圧空気源に接続される。入口123は通孔126
に連通し、通孔126は前記ホリフィス110、112に近接し
て設けたオリフィス124、125を経てそれぞれ前記通孔10
4、106に連通している。入口123に導入された高圧空気
は通孔126、オリフィス124、125および通孔104、106を
経て各シリンダ70、72の外室78、80を加圧する。
ピン68は出口開口108に遊嵌されているので、外室78、8
0内の空気を各オリフィス110、112を経て外部に逃がす
ことができる。オリフィス124、125、110、112の寸法
は、入口123に導入された流体の圧力を各オリフィス12
4、125を通じほぼ50%に減ずることができ、また各オリ
フィス110、112を通じほぼ50%に減ずることができるよ
うになっている。静止状態において、外室78と80は入口
123に導入された流体のほぼ50%の等圧に保たれてい
る。
外室78と80はピン68が出口開口108内で僅か移動するこ
とにより交互に減圧される。即ちピン68の移動によりオ
リフィス110または112の一方を開放すると共に他方を塞
ぎ、開放したオリフィスに連通する外室の高圧を大気中
に逃がすので一方の外室が減圧されると同時に他方の外
室の圧力が高まる。その圧力差がマニホルド122を押圧
してピン68の最初の移動方向に対抗する方向に作動し、
ヨーク66、案内管26および案内面38、40等を移動して作
動ロール20をこれに加わる力が再び平衡状態となるよう
位置させる。
案内管26に発生する振動は通孔118と抵抗120を通り内室
74、76の間を流動する流体の流れに対する抵抗により減
衰される。
かくしてテンションレベリングユニット12の作動ロール
20は平衡状態に維持され、従って作動ロール20はストリ
ップ18により支持ロール22上に均衡を保ちつつ保持され
る。この平衡状態において、ストリップ18により作動ロ
ール20に加えられる全ての外力の総和は作動ロール20と
支持ロール22の中心を通る線上に作用し、従って支持ロ
ール22は作動ロール20に加えられる全荷重を実質上支持
し、案内管26の案内面38、40にはもし加えるとしても極
めて小さな力が加わるだけである。
制御手段の他の一例が第7図に示されている。制御手段
24′は第1図〜第5図に示すと同様な作動ロールと支持
ロールを使用しているが、案内管26′のヨーク部66′は
U字状に取付けたピン68′に回動可能に係合し、U字状
継手128はボールベアリングねじ130に取付けられてい
る。ねじ130にはボールベアリングナット132が係合し、
ナット132はサーボモータ134で可逆的に回転することが
でき、第3図に示す支持枠60の如き固定部材に取付けら
れている。このナット132は案内管26′と関連した位置
に固定される。
ひずみ計136がボールねじ130上に取付けられ、これが増
幅器138に接続される。増幅器138はひずみ計136から発
生する信号を標準電圧と比較し、ねじ130が張力を受け
るか圧縮力を受けるかにより正または負の信号を発信す
る比較器を有している。この増幅器138はサーボモータ1
34に接続されている。
作動中、作動ロール20上のストリップ18の線形運動は作
動ロールを変位させる傾向にあり、第7図に示す如く案
内管26′を矢印方向に回動させ、ボールねじ130に圧縮
力または張力を加える。この圧縮力または張力はひずみ
計136を介しモータ134を駆動してナット132を回動さ
せ、ねじ130をストリップ18により加えられた力に抗し
て移動させる。作動ロール20が平衡に達したとき、ひず
み計136に感知されるねじ130の歪力はゼロとなり、従っ
て増幅器138の出力もゼロとなりモータ134は停止する。
図示しないが円滑な応答を得るため、適当な周知の手段
により電気的な緩衝装置を設けてもよい。
案内管26を位置させるため他の適当な制御手段を使用し
てもよい。
ストリップ18により作動ロール20と支持ロール22に加え
られる力の関係は概略的に第8図によって表わされる。
即ちテンションレベリングラインの作動中、作動ロール
に接近しつつあるストリップ18の部分130には張力T1
加わっている。作動ロール20におけるストリップ18の曲
げ損失は作動ロールを離れるストリップの部分132に加
わる張力をT2 に増加させる。
即ち T2 T1 +(曲げ損失) ストリップ18の張力T2の中の増加分の、線で示すスト
リップの直線経路に平行な方法、即ち曲げ荷重の加わら
ぬ状態でのストリップ18の作動ロール(20)に接する点
における接線Hの方向に対する分力HBが作動ロールを出
側方向に移動させようとする分力として同作動ロールに
加わる。
即ち HB=(曲げ損失)×Cos 角度は直線経路からのストリップ18の曲り角度であ
る。
一方、ストリップの直線経路に垂直方向の力VTはストリ
ップ18により作動ロール20を下方に押圧する力であり、
これは次式で与えられる。VT =(T1 T2 )×Sin 作動ロール20は支持ロール22に対し入側に偏っているの
で力VTHBと平衡かつ反対方向に作用する分力HTが曲げ
損失と反対方向に作動ロール20に作用し、これは次式に
より計算できる。HT =(T1 T2 )×Sin×Tan 角度は作動ロール20の中心と支持ロール22の中心
を通る線が支持ロール22の中心を通りストリップ18
の直線経路に垂直な線とのなす角度である。
もし角度の値をHBHTとなるように選択すれば、作動
ロール20に対する接線方向の力は極めて低い値に減少
し、作動ロールと案内管26の案内面38、40間の摩擦を最
小にすることができる。これに加え、作動ロール20に加
わる力の合力が作動ロールを支持ロール上に保持するよ
う作用する。この目的のためにはストリップが直線経路
となす角が入側と出側において等しくなればよい。
前記制御手段の作用は角度が自動的かつ連続的に作動
ロール20を平衡状態に保つ値に保持されるようにしたも
のである。張力、ロール損失、或はストリップ速度等に
この平衡状態を乱す何等かの変化を生ずると、その結果
作動ロール20の案内面38もしくは40方向への移動を生
じ、ピン68の移動が制御手段に応答を生じ、作動ロール
20を新たな平衡位置に移動させる。斯くしてこの制御手
段により、作動ロール20は支持ロール22に対し左右方向
に変動することなく安定した状態で保持され、安定した
状態でストリップの矯正作業を行うことができる。
以上の説明中に述べた装置の形態は本発明の好ましい実
施例を構成するものであって、本発明はこれら装置の正
確な形態に制限されるものではなく、本発明の範囲内で
変形を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明テンションレベリング装置の実施例を示す
もので、第1図はテンションレベリングラインの配置
図、以下拡大して示し、第2図は要部の縦断側面図、第
3図は作動ロール、支持ロールおよび案内管等を一部切
欠いて示す第2図の3−3線断面図、第4図は制御手段
の一例を示す第6図の4−4線横断平面図、第5図は案
内管と制御手段の結合状態を示す第3図の拡大部分図、
第6図は第5図の6−6線縦断側面図、第7図は制御手
段の他の例を示す部分側面図、第8図は部材の関係位置
を示す略線側面図である。 図中、 10……テンションレベリング装置、 12……テンションレベリングユニット、 14、16……ブライドル装置、 18……ストリップ、20……作動ロール、 22……支持ロール、 24……制御手段、 26……案内管、28……制御装置、 60……支持枠。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属ストリップ矯正用テンションレベリン
    グ装置であって;支持枠(60)と;この支持枠に回転自
    在に支持された支持ロール(22)と;この支持ロール
    (22)上に位置され、その上に金属ストリップを通過さ
    せてこれに曲げ荷重を与えるようにした作動ロール(2
    0)を有し; 該作動ロールをその間に受支して上記支持ロールに関し
    可動であり、該支持ロールの周面上に位置定め可能な相
    対向する案内面(38),(40)を有する案内部材(2
    6);および作動中、金属ストリップの張力により生
    じ、上記作動ロール(20)を出側方向に移動させようと
    する力が、該作動ロール(20)を入側に偏らせたため該
    作動ロール(20)に加えられる上記出側の力と反対方向
    の力と平衡状態を保ち、上記金属ストリップによる力が
    該作動ロール(20)を上記支持ロール(22)上に安定し
    た状態で保持するよう、上記案内部材(26)の案内面
    (38),(40)を移動して該作動ロール(20)を上記支
    持ロール(22)上に位置せしめる制御手段(24);を備
    えたことを特徴とするテンションレベリング装置。
  2. 【請求項2】上記案内部材(26)が上記支持枠(60)に
    回動自在に取付けられ、かつ中空の内部(34)を有する
    管状で、上記案内面(38),(40)が上記案内部材(2
    6)を通る長手方向の長孔(36)により形成され; 上記支持ロール(22)が上記中空内部(34)内に位置さ
    れ; 上記作動ロール(20)が上記支持ロール(22)より小径
    であり、上記長孔(36)内に配置されて一部が支持ロー
    ルに接してこれに支持され、他の一部分が上記案内部材
    から突出してその上を通過する金属ストリップに係合す
    る如くなされており; 上記制御手段が上記長孔と作動ロールを位置決めするた
    め上記案内部材を回動する手段を備えたこと; を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のテンション
    レベリング装置。
  3. 【請求項3】上記支持ロール(22)がその側端部から延
    出して上記支持枠(60)に回転自在に支持される一対の
    エンドスタブ(54),(56)を有し、上記案内部材(2
    6)がその端部において該エンドスタブに回動自在に取
    付けられたことを特徴とする特許請求の範囲第2項に記
    載のテンションレベリング装置。
  4. 【請求項4】上記案内部材(26)が上記長孔(36)と中
    空内部(34)を有する円筒状の本体(30)と;該本体の
    端部に取付けられ、かつ上記制御手段と回動可能に係合
    するヨーク部(66)を有する一対の端板(42),(44)
    を備えたことを特徴とする特許請求の範囲第2項もしく
    は第3項に記載のテンションレベリング装置。
  5. 【請求項5】上記制御手段(24)が、上記作動ロール
    (20)を上記案内面(38),(40)に押圧する出側方向
    の力もしくは入側の上記出側と反対方向の力を感知して
    上記案内部材(26)を回動し、上記平衡状態を回復させ
    るようにした手段を備えたことを特徴とする特許請求の
    範囲第2、第3もしくは第4項に記載のテンションレベ
    リング装置。
  6. 【請求項6】上記制御手段(24)が一対の相対向するシ
    リンダ(70),(72)と;上記各シリンダ(70),(7
    2)内にそれぞれ配置された一対のピストン(94),(9
    6)と;上記ピストンを相互に結合する連結杆(100)
    と;上記シリンダに加圧された流体を供給する手段(12
    2);および上記案内部材を上記シリンダに関し相対的
    に移動せしめる出側方向の力もしくは入側の上記出側と
    反対方向の力が該シリンダ内の流体に圧力差を生じさ
    せ、該シリンダ内のピストンが上記出側方向の力もしく
    は入側の上記出側と反対方向の力に抗する方向に変位し
    て上記連結杆(100)と案内部材(26)を移動させ上記
    平衡を回復するよう上記連結杆を案内部材に連結するヨ
    ーク部(66)を備えたことを特徴とする特許請求の範囲
    第5項に記載のテンションレベリング装置。
  7. 【請求項7】上記ピストン(94),(96)が上記シリン
    ダ(70),(72)をそれぞれ内室と外室に分離し;上記
    連結杆(100)が上記外室を連通する通路(104),(10
    6)および弁手段(110),(112)を有し;該弁手段が
    上記連結杆中に形成されて上記通路を各上記シリンダの
    1個に連通する二部分に分割し各通路を大気に開放する
    開口(108)と、上記開口(108)内に変位可能に、かつ
    上記案内部材を作動する位置に配置され、上記一方の分
    割通路が閉じてこれに連結する外室が加圧されると共に
    他方の分割通路が大気に開放されてこれに連通する外室
    が減圧し、その差圧により変位して上記案内部材を両分
    割通路(104),(106)が共に大気に通じて両外室が等
    圧に保持される平衡状態にまで推進するピン(38)を備
    えてなる特許請求の範囲第6項に記載のテンションレベ
    リング装置。
  8. 【請求項8】上記制御手段(24)がさらに上記シリンダ
    (70),(78)の各内室(74),(76)を連通する通孔
    (118)を有すると共に該通孔(118)の途中には抵抗体
    (120)を備え、作動中、案内部材(26)に発生する振
    動を該抵抗体(120)により上記通孔(118)を流れる流
    体に抵抗を与えて減衰するようにしたことを特徴とする
    特許請求の範囲第7項に記載のテンションレベリング装
    置。
  9. 【請求項9】上記制御手段が上記案内部材のヨーク部に
    枢着したねじ(130)と、該ねじ(130)に回動自在に螺
    着され該案内部材に関し所定位置に位置決め固定された
    ナット(132)と、該ナット(132)を可逆的に回動せし
    めるモータ(134)を有し、上記案内部材の回動により
    上記ねじ(130)に発生する張力もしくは圧縮力を感知
    して上記モータ(134)によりナット(132)を回動し、
    上記ねじ(130)を上記張力もしくは圧縮力に対抗する
    方向に移動して上記作動ロール(20)の平衡状態を回復
    させるようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第5
    項に記載のテンションレベリング装置。
  10. 【請求項10】上記ねじ(130)に発生する張力もしく
    は圧縮力の感知手段が該ねじ(130)上に取付けたひず
    み計(134)であり、該ひずみ計(134)を比較器を有す
    る増幅器(132)を介しモータ(134)に接続し、該ひず
    み計(134)から発生する張力もしくは圧縮力の信号を
    上記比較器により正もしくは負の信号に変換してモータ
    (134)を作動することにより上記平衡状態を回復する
    ようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第9項に記
    載のテンションレベリング装置。
JP60175005A 1984-08-10 1985-08-10 テンシヨンレベリング装置 Expired - Lifetime JPH0688076B2 (ja)

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