JP5381966B2 - 金属材の圧延方法 - Google Patents
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h1:圧延機入側における被圧延材の板幅中央の板厚
h0:圧延機出側における被圧延材の板幅中央の板厚
h1df:圧延機入側における被圧延材板厚の左右差
h0df:圧延機出側における被圧延材板厚の左右差
ν1:圧延機入側における被圧延材の速度
ν0:圧延機出側における被圧延材の速度
Ψ1:圧延機入側における被圧延材の回転速度
Ψ0:圧延機出側における被圧延材の回転速度
その1つは、図11に示すように圧延機の圧延荷重の左右差Pdfにより発生する左右ロール開度差Sdfを打ち消すように、比例制御でレベリング修正量SLを動かす蛇行制御(平行剛性制御)である。図11において、αは制御ゲイン(0〜1)、Mは平行剛性である。この蛇行制御技術は、圧延機の圧下装置(スクリュー、油圧シリンダ等)のレベリング修正量SLを、下記の(ii)式に従い蛇行を抑制する方向に制御する方法(一般にレベリング操作と呼ぶ)である。なお、下記(ii)〜(iv)式において、αは制御ゲイン、Pdfは圧延荷重の左右差、Sdfは左右ロールの開度差、Mは平行剛性または左右剛性、Lは左右圧下装置間距離、ycは熱間圧延ラインの幅方向中心に対する熱延鋼帯の幅中央のずれ量(以下、単に「蛇行量yc」という)を示す。
SL=−α(Pdf/M) …(ii)
M=Pdf/Sdf …(iii)
yc=(Pdf・L)/2P=(Sdf・L)/(2P・M) …(iv)
但し P:全圧延荷重
上述した特許文献1、2は、いずれも圧延機の平行剛性制御の考え方に基づく蛇行制御技術であるが、特許文献1は圧下装置位置、特許文献2はベンダ力を制御手段とすることに特徴がある。
[1]ワークロールとバックアップロールの左右の各ロールチョック間に配置されることで、ワークロールのロールチョックとバックアップロールのロールチョック間の突っ張り手段として機能する部材であって、楔先端側が逆向きになるように楔の傾斜面どうしが傾斜面長手方向スライド可能に重ね合わされた複数の楔体からなり、少なくとも1つの楔体が他の楔体に対してスライド移動することにより高さを可変とした突っ張り用ブロックと、該突っ張り用ブロックを構成する少なくとも1つの楔体を他の楔体に対してスライド移動させ、且つ任意のスライド位置で保持するためのアクチュエータとを備えたロールチョック間保持装置を有し、該ロールチョック間保持装置が、圧延期間の全部ではなく、圧延期間中において蛇行抑制効果を発揮させる時にのみ突っ張り用ブロックによる突っ張り手段を形成する圧延機を用いた金属材の圧延方法であって、
ワークロールとバックアップロールの左右の各ロールチョック間の突っ張り用ブロックを所定の高さに保持し、該突っ張り用ブロックにより、圧延時の圧延機の平行剛性を高める突っ張り手段を形成する圧延方法であり、
圧延期間中において、前記突っ張り手段が形成されていない状態から、下記(a)〜(d)のいずれかのタイミングで前記突っ張り手段を形成することを特徴とする金属材の圧延方法。
(a)金属材の蛇行が検知されたとき
(b)自圧延機に金属材が噛みこみ、自圧延機の圧下荷重が制御開始されたとき
(c)自圧延機の前段の圧延機から金属材の尾端が抜けたとき
(d)自圧延機の前々段の圧延機から金属材の尾端が抜けたとき
図1及び図2は、本発明の熱間圧延機及びこれによる圧延状況の一実施形態を示すもので、図1は熱間圧延機の正面図である。また、図2は熱間圧延機の上ワークロールと上バックアップロールの一方のロールチョック間に設けられたロールチョック間保持装置の使用状況を示すものである。この熱間圧延機(圧延スタンド)の基本構造は従来装置と同様であり、上下ワークロール1a,1bと、これらワークロールをそれぞれ上下で支持する上下バックアップロール2a,2bと、これら各ロールの両端部を支持するロール支持部6(ハウジング)を備えている。上下ワークロール1a,1b及び上下バックアップロール2a,2bは、各々の両ロール軸がロールチョック3,4(上ワークロールチョック3a,下ワークロールチョック3b,上バックアップロールチョック4a,下バックアップロールチョック4b)で支持され、これら各ロールのロールチョック3,4は、前記ロール支持部6内で上下方向スライド可能に保持されている。
このロールチョック間保持装置5は、ワークロール1とバックアップロール2の左右の各ロールチョック3,4間に配置されることでロールチョック間の突っ張り手段として機能する、複数の楔体からなる突っ張り用ブロック9と、この突っ張り用ブロック9を構成する少なくとも1つの楔体を他の楔体に対してスライド移動させ、且つ所望の任意のスライド位置で保持するためのアクチュエータ10とを備えている。
なお、本発明において楔体11をロールチョックに固定するとは、少なくとも楔体11がロールチョックに対してロール軸方向で動かないように係止されることを意味し、楔体11がロールチョックに対して完全に固定された状態に限定されるものではない。したがって、例えば、後述する図6や図7の実施形態に示される楔体11yのように、ロールチョック3に対してロール軸方向で動かないように係止されつつ配置される形態であってもよい。
前記突っ張り用ブロック9がロールチョック間で突っ張り手段として機能する際には大きな圧縮荷重が作用するため、ロールチョック間保持装置5を構成する突っ張り用ブロック9とアクチュエータ10は、その荷重に十分耐え得るものであることが必要である。
通常、突っ張り用ブロック9を構成する楔体11は金属材料で構成される。この金属材料は所定の剛性を有するとともに、耐熱性、低熱膨張性に優れたものが好ましく、例えば、アルミ合金などの各種金属材料を用いることができるが、その中でも特に、Fe−36mass%Niからなるインバー合金が望ましい。また、楔体11の傾斜面(摺動面)どうしの滑り性を高めるために、傾斜面に被覆層(例えば、フッ素樹脂シートなどを被覆したもの)を設けてもよい。
また、上述したようなシリンダ本体がロック機能を有する液圧シリンダ装置において、さらに、このような機械的なロック機構を併用すれば、液圧シリンダ装置によるロールチョック間の突っ張り機能をより確実なものとすることができる。
図3は、ロールチョック間保持装置5のアクチュエータ10としてスクリュー式アクチュエータを用いた場合の一実施形態を示すもので、ロールチョック間保持装置5の使用状況を示すものである。
前記保持フレーム17の構造に特別な制限はないが、本実施形態では下部が開放した容器状の形態を有し、その内部にアクチュエータ10と突っ張りブロック9が収納されている。
また、上側の楔体11xの傾斜面の幅方向中央には傾斜面長手方向に沿った突条110が形成されるとともに、この突条110の両側面に、前記傾斜面と同じ傾きを持ったガイド突条112A,112Bが突条110の長手方向に沿って突設されている。一方、下側の楔体11yの傾斜面の幅方向中央には傾斜面長手方向に沿った凹溝111が形成されるとともに、この凹溝111の内側の両側面に、前記傾斜面と同じ傾きを持ったガイド溝113A,113Bが凹溝111の長手方向に沿って形成されている。
保持フレーム17は楔体11yの両端部に面してストッパ部18,19を有しており、楔体11yは、これらストッパ部18,19によりロール軸方向で移動しないように係止(拘束)される。すなわち、楔体11yは、その両端部側がストッパ部18,19で係止されることで実質的に上下動のみ可能であり、且つ上記のようにガイド突条112A,112Bとガイド溝113A,113Bとの係合により楔体xに保持された状態で、アクチュエータ10による楔体11xのスライド移動に伴い上下動することになる。
実際にユニット16を取り付ける場合には、バックアップロール交換時に圧延機にセットする前のバックアップロール2のロールチョック4にユニット16を固定し、このロールチョック4が圧延機内に組み入れられることにより、ユニット16がロールチョック3,4間に設置される。
前記保持フレーム17の構造にも特別な制限はないが、本実施形態では上部が開放した容器状の形態を有し、その内部にアクチュエータ10と突っ張りブロック9が収納されている。
また、下側の楔体11xの傾斜面の幅方向中央には傾斜面長手方向に沿った突条110が形成されるとともに、この突条110の両側面に、前記傾斜面と同じ傾きを持ったガイド突条112A,112Bが突条110の長手方向に沿って突設されている。一方、上側の楔体11yの傾斜面の幅方向中央には傾斜面長手方向に沿った凹溝111が形成されるとともに、この凹溝111の内側の両側面に、前記傾斜面と同じ傾きを持ったガイド溝113A,113Bが凹溝111の長手方向に沿って形成されている。
保持フレーム17は楔体11yの両端部に面してストッパ部18,19を有しており、楔体11yは、これらストッパ部18,19によりロール軸方向で移動しないように係止(拘束)される。すなわち、楔体11yは、その両端部側がストッパ部18,19で係止されることで実質的に上下動のみ可能であり、且つ上記のようにガイド突条112A,112Bとガイド溝113A,113Bとの係合により楔体xに保持された状態で、アクチュエータ10による楔体11xのスライド移動に伴い上下動することになる。
この実施形態の場合も、実際にユニット16を取り付ける場合には、バックアップロール交換時に圧延機にセットする前のバックアップロール2のロールチョック4にユニット16を固定し、このロールチョック4が圧延機内に組み入れられることにより、ユニット16がロールチョック3,4間に設置される。
なお、ロールチョック保持装置5は、上側のワークロール−バックアップロールのロールチョック3a,4a間、下側のワークロール−バックアップロールのロールチョック3b,4b間のうちのいずれか一方に設けることも可能であるが、いずれか一方のみに設けた場合には効果が半減するので、本実施形態のように上側・下側のワークロール−バックアップロールの各ロールチョック3,4間に設けることが好ましい。
(a)突っ張り用ブロック9により、ロールチョック3,4間の突っ張り手段として強力な保持力が得られ、圧延機の高い平行剛性が確保できる。
(b)ロールチョック3,4の間隙を突っ張り手段で保持する必要がないときには、突っ張り用ブロック9はロールチョック3,4間の距離の変動に追従して高さ寸法が変化するなどして、ロールチョック3,4間の距離の変動を妨げない動作を容易に行わせることができる。
(c)ワークロールやバックアップロールの交換に伴うロールチョック3,4間の距離の変化に対しても、突っ張り用ブロック9であれば問題なく対応することができる。
(1)ロールチョック間保持装置5の不使用時(通常は非圧延時)には、図2(A)に示すようにアクチュエータ10を構成する液圧シリンダ装置の作動ロッド13は最小ストローク位置まで退避しておく。このため突っ張り用ブロック9とロールチョックとの間には隙間が存在する。
以上述べたような、アクチュエータ10として液圧シリンダ装置(特に作動ロッドを高い剛性でロックする機能を持つ液圧シリンダ装置)を用いる方式では、ガタ殺し荷重を作用させた状態で待機すること、待機位置からそのまま突っ張り手段形成動作(例えば、ロック動作)に入ることが可能であることから、応答性に優れる。
(1)ロールチョック間保持装置5の不使用時(通常は非圧延時)には、図3(A)に示すようにアクチュエータ10を構成するスクリュー式アクチュエータのスクリュー軸15は最小ストローク位置まで退避しておく。すなわち、突っ張り用ブロック9は待機位置にあり、突っ張り用ブロック9とロールチョックとの間には隙間(例えば、3mm)が存在する。
(2)蛇行抑制効果を発揮させたい所望のタイミングに図3(B)の状態となるよう、ロールチョック3,4間と突っ張り用ブロック9との隙間を高さ(高さ寸法)方向の駆動速度で除した時間だけ前のタイミングから、突っ張り用ブロック9とロールチョック間での10ton程度のガタ殺し力に相当するモータトルクが発生するまでスクリュー式アクチュエータのスクリュー軸15を駆動し、突っ張り力を発生させる。この時点で、待機位置で3mmあったロールチョック3,4間と突っ張り用ブロック9との隙間は0mmとなる。
以上述べたような、アクチュエータ10としてスクリュー式アクチュエータを用いる方式では、液圧シリンダ装置を用いる方式のようなガタ殺し荷重を作用させた状態での待機はできないが、スクリュー軸15がセルフロック機能を有するため、ロック動作自体には時間を要しないという利点がある。
(a)鋼帯の蛇行が検知されたとき
(b)自圧延機に鋼帯が噛みこみ、自圧延機の圧下荷重が制御開始されたとき
(c)自圧延機の前段の圧延機から鋼帯の尾端が抜けたとき
(d)その他のタイミング
上記(a)〜(c)のうち(a)の鋼帯の蛇行は、例えば幅計によるエッジ位置の検出又は差荷重の検出に基づき検知することができ、また、上記(c)は、例えば前段の圧延機のロードオフを検出することで検知することができ、これらの検出信号に基づいてアクチュエータ10が作動し、ロールチョック3,4間に突っ張り用ブロック9による突っ張り手段が形成される。
図9に関して述べたように、圧延機の変形は、(1)ハウジングの変形、(2)ロールのたわみ、(3)ロールの偏平変形、(4)圧下ねじの縮み、(5)軸受部の変形、油膜厚さの変化、(6)ロッカープレート、その他の部材の変形、(7)圧下シリンダの変形及び油柱厚さの変形、からなる。
図16に示すように、(1),(4)〜(7)の和はハウジング及びハウジング内部構造の変形量の左右差を示しており、鋼帯端部における左右差に及ぼす影響を評価する場合には、左右ハウジング間の間隔BLを被圧延材の板巾B相当に換算する必要がある。また、(2)ロールたわみ、(3)ロール扁平変形もロール軸方向に連続的に分布するため、これも鋼帯端部における左右差を評価する。
剛体(突っ張り用ブロック)を介在させた場合でも残るウェッジについては、従来のレベリングによる蛇行制御によりカバーすることになるが、必要となるレベリング操作量は剛体(突っ張り用ブロック)を介在させない場合と比べて半減できるため、従来の蛇行制御における問題点の一つであった応答性についても大幅に改善され、絞りトラブル発生を回避することができる。
また、このような本発明法は、圧下装置の電動スクリュー等の応答性が悪く、従来の平行剛性制御に適さない圧延機にも適用可能である。
また、本発明を熱延鋼帯製造用の熱間仕上圧延工程に適用する場合には、仕上圧延機群のなかで特に蛇行が生じやすいのは、圧延機群後段の圧延機であることから、少なくとも全圧延機数/2の数の圧延機群後段の圧延機(例えば、圧延スタンド数が7スタンドの場合には、No.4〜7スタンド)とその圧延工程に本発明を適用することが好ましい。もちろん、全部の圧延機に本発明を適用してもよい。
試験用4Hiミルにおいて、ワークロールとバックアップロールの左右の各ロールチョック間に突っ張り用ブロックを介在させたもの(本発明例)と介在させないもの(比較例)を用いて圧延を行い、両者の違いが蛇行に及ぼす影響を調査した。
室温鋼帯(板厚h=2mm、板巾b=100mm、長さL=1000mm)を初期蛇行量yc=10mmを設けて圧延荷重P=100tonにて圧延し、そのときの尾端蛇行量ycの変化を測定した。本発明例ではロールチョック間保持装置として、図5に示すような突っ張り用ブロック(300mm×200mm×高さ100mm)とアクチュエータ(スクリュー式アクチュエータ)からなるものを用いた。ガタ殺し荷重5tonの作用時からの圧縮荷重−変形特性から求めた装置剛性は約600ton/mmである。本発明例では、ロールチョック間保持装置を以下のように操作して圧延を行った。
(2)被圧延材の先端が圧延機に噛み込んだ直後のタイミングで、ワークロール−バックアップロールの左右の各ロールチョック間に介在させた突っ張り用ブロックと各チョック間のガタをなくすため、ガタ殺し荷重が5ton作用するまでスクリューストロークを拡大させ(所要時間約0.5秒)、その後、被圧延材の尾端が抜けるまでセルフロックにより位置保持させる。
図19に示すようなレイアウトを有する熱間圧延ラインにおける仕上圧延機最終スタンドの4Hiミルにおいて、ワークロールとバックアップロールの左右の各ロールチョック間に突っ張り用ブロックを介在させたもの(本発明例)と介在させないもの(比較例)を用いて圧延を行い、両者の違いが蛇行に及ぼす影響を調査した。
調査対象は蛇行が発生しやすい薄物材の圧延サイクル(圧延本数合計75本、最終スタンド圧延機入側板厚h1=1.5〜3.0mm、出側板厚h=1.2〜2.0mm、板巾b=1000〜1500mm)とし、最終スタンド入側に設けられているx線板厚計によって被圧延材の板端を検出し、尾端蛇行量ycを測定した。
2a,2b バックアップロール
3a,3b,4a,4b ロールチョック
5 ロールチョック間保持装置
6 ロール支持部
7 支持手段
8 圧下手段
9 突っ張り用ブロック
10 アクチュエータ
11x,11y,11z1,11z2,11w 楔体
12 シリンダ本体
13 作動ロッド
14 装置本体
15 スクリュー軸
16 ユニット
17 保持フレーム
18,19 ストッパー部
110 突条
111 凹溝
112A,112B ガイド突条
113A,113B ガイド溝
170 下面
171 上面
Claims (3)
- ワークロールとバックアップロールの左右の各ロールチョック間に配置されることで、ワークロールのロールチョックとバックアップロールのロールチョック間の突っ張り手段として機能する部材であって、楔先端側が逆向きになるように楔の傾斜面どうしが傾斜面長手方向スライド可能に重ね合わされた複数の楔体からなり、少なくとも1つの楔体が他の楔体に対してスライド移動することにより高さを可変とした突っ張り用ブロックと、該突っ張り用ブロックを構成する少なくとも1つの楔体を他の楔体に対してスライド移動させ、且つ任意のスライド位置で保持するためのアクチュエータとを備えたロールチョック間保持装置を有し、該ロールチョック間保持装置が、圧延期間の全部ではなく、圧延期間中において蛇行抑制効果を発揮させる時にのみ突っ張り用ブロックによる突っ張り手段を形成する圧延機を用いた金属材の圧延方法であって、
ワークロールとバックアップロールの左右の各ロールチョック間の突っ張り用ブロックを所定の高さに保持し、該突っ張り用ブロックにより、圧延時の圧延機の平行剛性を高める突っ張り手段を形成する圧延方法であり、
圧延期間中において、前記突っ張り手段が形成されていない状態から、下記(a)〜(d)のいずれかのタイミングで前記突っ張り手段を形成することを特徴とする金属材の圧延方法。
(a)金属材の蛇行が検知されたとき
(b)自圧延機に金属材が噛みこみ、自圧延機の圧下荷重が制御開始されたとき
(c)自圧延機の前段の圧延機から金属材の尾端が抜けたとき
(d)自圧延機の前々段の圧延機から金属材の尾端が抜けたとき - 圧延機が備える突っ張り用ブロックが2つの楔体からなり、一方の楔体がバックアップロールのロールチョックに固定され、他方の楔体がアクチュエータによりスライド可能であることを特徴とする請求項1に記載の金属材の圧延方法。
- 圧延機が熱延鋼帯製造用の熱間圧延機であることを特徴とする請求項1または2に記載の金属材の圧延方法。
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