JPH08506758A - 調整可能なブレードを備えたコーティング装置 - Google Patents

調整可能なブレードを備えたコーティング装置

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JPH08506758A
JPH08506758A JP6505508A JP50550894A JPH08506758A JP H08506758 A JPH08506758 A JP H08506758A JP 6505508 A JP6505508 A JP 6505508A JP 50550894 A JP50550894 A JP 50550894A JP H08506758 A JPH08506758 A JP H08506758A
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JP6505508A
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ビー コーラー,ハーバート
エル シュミット,マイケル
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コーラー コーティング マシナリー コーポレーション
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    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C11/00Component parts, details or accessories not specifically provided for in groups B05C1/00 - B05C9/00
    • B05C11/02Apparatus for spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to a surface ; Controlling means therefor; Control of the thickness of a coating by spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to the coated surface
    • B05C11/04Apparatus for spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to a surface ; Controlling means therefor; Control of the thickness of a coating by spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to the coated surface with blades
    • B05C11/041Apparatus for spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to a surface ; Controlling means therefor; Control of the thickness of a coating by spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to the coated surface with blades characterised by means for positioning, loading, or deforming the blades

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Abstract

(57)【要約】 所定の位置においてウェブに係台する作用エッジまたは先端部を有するドクターブレードを備えたコーティング装置が提供される。この装置においては、ブレードの反対側のエッジを固定する締付部材を移動させることで、前記作用エッジによりかけられる押圧力が調整される。この際、作用エッジが所定の位置に保持されるように経験的に確定された移動曲線に沿って、締付部材が移動される。また、ブレードを支持するフレームを作用エッジに一致する回転軸周りに回転させることで、ウェブに対するブレードの作用エッジの入射角が一定に保持される。また、コーティング装置に使用される種々のブレードのそれぞれに対して、それらに適応する定数を備えた多項式を確定するために、テスト用のブレードが用いられ、これにより、経験的に確定されたデータが、コントローラに記録される。このコントローラは、また、ブレードの摩耗に対する補償を自動的に行なう。

Description

【発明の詳細な説明】 調整可能なブレードを備えたコーティング装置 発明の背景 本発明は、例えば紙のようなウェブ材料をコーティングする装置に係り、特に 新しく開発された調整可能なブレードを備えたコーティング装置に関する。本発 明によれば、ブレードの先端部の位置および角度が一定に保たれるコーティング 装置が提供されるとともに、位置および角度を一定に保つための制御方法が与え られている。 従来の技術 ウェブ材料をコーティングするためには、コーティング装置のブレードの先端 部あるいは作用エッジの押圧力が、適宜調整される必要がある。さらに、高品質 のコーティングを生成するためには、先端部あるいは作用エッジに関して、安定 した状態が必要となる。 ブレードの押圧力を調整する際に、ウェブに対するブレード先端部の角度ある いは位置が変化する場合には、不安定な状態が発生し、ブレードの先端部にずれ が生じることになる。この場合、ブレードがウェブに接触して研削され、先端部 が元の位置に戻るまで、不安定な状態が継続することになる。このような不安定 な状態が継続している間は、コーティングの品質が劣化する。 上記のような不安定な状態をなくして、コーティングの劣化を防止するために 、ブレード先端部の押圧力を調整する期間中においてもブレード先端部の角度お よび位置が一定に保たれるようなシステムが開発されてきている。 このようなシステムの1つが、合衆国特許証(Letters Patent)No.4,220,11 3に明示されている。このシステムには、ブレードの作用エッジに対して離間し て はいるが近い位置においてこのブレードに係合する支持部材と、ブレードの他端 を固定する締付部材とが設けられている。 ウェブ上に形成されるコーティングを変化させるため、ウェブに対するブレー ドの作用エッジの押圧力を調整できるように、締付部材が支持部材に対して移動 可能に設置されている。このような締付部材の運動により、ブルードがS字状に 変形される。この特許においては、ブレード先端部の角度および位置を一定に保 つために、たわみがない状態でのブレードの面に対して鋭角の方向に直線的に締 付部材を移動させる際に発生するブレードのたわみに関して記載がなされている 。上記のような締付部材の移動により、ブレードがS字状にたわむ際には、ブレ ードの有効長さの変化が補償されるように、締付部材の直線あるいは線形運動に 関しての方向角が設定されている。 ここでは、少なくとも1つの従来技術が、ブレード先端部の位置および角度を 一定に保つことを目的にして開発されていることを例示するために、この特許が 引用されている。 上記の特許のシステムにおいては、締付部材が曲線ではなく、むしろ直線移動 を行なうので、このシステムは調整のための正確な移動に対して近似された移動 を実施しているにすぎず、締付部材の移動が小さな場合にのみ有効である。それ ゆえ、このシステムは、1つあるいは多くても数通りの先端部長さを有するブレ ードに対して最適化されるのみである。さらに、締付部材の小さな範囲の移動に よって押圧力の調整が可能とされるように、上記のシステムにおいては、比較的 硬くかつ短いブレードが使用される必要がある。 ところで、ウェブに穴のような欠陥部が存在する場合には、硬いブレードを使 用するとウェブを破損することがあるから、上記のような硬いブレードの使用は 好ましくない。 発明の概要 本発明は幾つかの特徴を有しており、そのなかの1つの重要な特徴によれば、 コーティング装置には、ブレードの先端部あるいは作用エッジから離間した位置 においてブレードに係合する支持部材と、ブレードの反対側のエッジを固定する ブレード用の締付部材とが備えられている。ブレードをS字状に変形して、ブレ ードの作用エッジにかかる押圧力を調整する期間中、締付部材が移動可能となっ ている。また、ブレードの作用エッジを正確に一定位置に保持するために、ブレ ードの有効長さを精密に補償する移動曲線が選択され、この移動曲線に沿って締 付部材が移動される。さらに、ブレードの作用エッジあるいは先端部において、 ウェブに対するブレードの角度も一定に維持されるように調整が行われる。そし て、異なる大きさのブレードが使用される場合には、この際にも作用エッジの位 置および角度が一定に保たれるように、ブレードの有効長さの変化を正確に補償 するために、締付部材の移動曲線が、ブレードの大きさに対応して変更される。 本発明においては、調整されるそれぞれの型のブレードに対して、経験的に確 定された移動曲線が用意されている。これにより、それぞれの型のブレードに応 じてブレード先端部の押圧力の調整が行われるから、調整を行なう際に広い範囲 における移動が可能になる。それゆえ、より大きくより薄いブレードの使用が可 能となる。そして、このような薄いブレードは柔軟性を有するので、ウェブの欠 陥部がブレードを通過した際に、ウェブが破損あるいは損傷することが少なくな る。さらに、薄いブレードを用いることで、コーティングされたウェブに対する 接触面積が小さくなり、ブレードに対して同一の押圧力を与える場合に、より高 いせん断力を発生させることができるから、ウェブ表面のコーティング特性が向 上される。 図示される実施例においては、ブレードの先端部あるいは作用エッジがウェブ に対してたわみを生じていない段階で、ブレードが取付けられるようになってお り、ブレードの側部が作用エッジから離間して配置された支持部材に係合され、 ブレードの作用エッジと反対側のエッジが締付部材により固定される。締付部材 は、お互いに交差するように延びる2つの方向において移動できるように設置さ れている。実施例では、締付部材の移動に関しては、第1の移動方向がたわみの ない状態のブレードにより規定される平面に垂直に設定されており、第2の移動 方向がこの平面に平行に設定されている。そして、ブレードがS字状に変形する ことにより生じるブレードの有効長さの変化を正確に補償するための移動曲線に 沿って締付部材を移動させるために、2つの方向の移動間の関係を制御するコン トローラが備えられている。この移動曲線に沿って締付部材を移動させることで 、ブレードの押圧力を調整するために締付部材を移動させても、ブレードの作用 エッジが常に定位置に保持されるようになっている。さらに、支持部材と締付部 材とがフレームに取付けられ、このフレームがブレードの作用エッジとウェブと の係合点に一致する軸周りに回転運動が行えるように設置されている。このフレ ームが、上記の軸周りに回転可能に設置されることで、調整を行なう際でも、ブ レードの作用エッジの入射角を一定に保持することが可能となる。この場合にも 、この回転運動が、経験的に確定されたデータに基づいて、コントローラにより 制御される。 本発明の他の特徴は、ブレードの摩耗に対する補償の自動化が可能であること である。ブレードの摩耗量は、コーティング作業中においてブレードを通過する ウェブの長さの関数として与えられることもある。本発明においては、ブレード を通過するウェブの長さを測定するとともに、コーティング装置が稼動中に、ブ レードを通過したウェブの長さの線形関数として得られた距離だけブレードを前 進させる手段が備えられている。先端部の長さに応じて、ブレードの摩耗に対し ては0.08インチから0.18インチまでの補償が容易に達成される。これに より、ほとんどの場合、ブレードの寿命が2倍あるいは3倍になる。 さらに、本発明では、ブレードを一定の位置に保持する締付部材の移動曲線が 、経験的に確定されるような方法が確立されている。このような移動曲線は、実 物大モデルを用いた多方面の試験や現場試験でのデータをもとにして確定される 。 支持部材の支点まわりに第1の方向に負荷されたブレードの位置ずれは、第1 の方向の移動と、第1の方向に対して垂直に設定されている第2の方向の移動と を組合わせて構成される締付部材の移動曲線により補償される。このとき、第1 の方向の移動と第2の方向の移動との関係は、3次、場合によっては4次の多項 式により最もよく表現される。 3次の多項式は、Y=AX3+BX2+CX+D で表現され、 4次の多項式は、Y=AX4+BX3+CX2+DX+E で表現される。 ここで、XおよびYは、それぞれ第1および第2の方向の移動量を示す。 また、以下の場合には、押圧力を調整する際に、異なる移動曲線が必要となる 。 a) ブレード・エクステンション(ブレードにおける支持部材と作用エッジ との間の距離)が変化した場合。 b) 負荷を受けない状態のブレードにおける締付部材と作用エッジとの間の 距離が変化した場合。 c) ブレードの厚さが変化した場合。 d) ブレードが摩耗した場合。 上記の移動曲線に沿った点の位置データが経験的に得られれば、これらのデー タが、対応する移動曲線の数式や定数を確定するようプログラムされているコン トローラに送られるとともに、これらの定数がコントローラに記録される。この コントローラは、使用されるブレードの特性に応じて、XおよびY方向の締付部 材の移動を制御できるように、移動曲線に関して適切な定数を導出するようにプ ログラムされている。 本発明においては、種類の異なる多数のブレードに関して、ブレードの先端部 あるいは作用エッジのウェブに対する位置および角度が一定に保持されるように して、ブレードの押圧力の調整を行なうことを可能とする方法および装置が提供 されている。 本発明のこれらの特徴および上述していない他の特徴は、付属する図により明 示され、以下の記載においてより詳細に説明される。 図面の簡単な説明 図1は、本発明を適用したコーティング装置の断面図である。なお、図を明瞭 にするために、幾つかの部品が省略されている。 図2は、ブレードの支持構造および調整方法を示す図である。 図3は、ブレードの先端部の押圧力が段階的により高くなるように調整される 際のブレードの変形を示す図である。 図4は、あるブレードを調整する際に締付部材の移動を制御するために経験的 に確定された移動曲線を示す図である。 図面の詳細な説明 図1には、本発明が適用されたウェブのコーティング装置が示されている。こ のような装置においては、例えば紙からなるウェブ10は、バックアップローラ 11により移送されている。また、バックアップローラ11に到達する前に、ウ ェブ10は位置決めローラ12およびアプリケータローラ13を通過するように なっている。アプリケータローラ13の下部には、コーティング材料が充填され たリザーバ14が設置されており、アプリケータローラ13により、コーティン グ材料がウェブ10に塗布される。 ウェブ10に対してバックアップローラ11と反対側には、ドクターブレード あるいはコーティングブレード機構16が設置されている。この機構16には、 バックアップローラ11に関して反対側において、ウェブ10の表面に係合する 先端部あるいは作用エッジ18を備えたドクターブレードあるいはコーティング ブレード17が設けられている。ブレード17の作用エッジ18は、隣接するウ ェブの表面を押圧して、コーティング材料をウェブに圧入させるとともに、余分 なコーティング材料を除去するように機能する。これにより、ウェブ10がブレ ード17を通過することで、良好なコーティング仕上げがなされる。余分なコー ティング材料は、傾斜パン20を介してリザーバ14に戻される。 本発明によるブレード機構16は、コーティング材料およびウェブ10に対す る作用エッジ18の押圧力を調整するとともに、ウェブ10およびバックアップ ローラ11に対する作用エッジ18の位置を一定に保持する手段を有している。 また、本発明の調整手段は、ウェブ10およびバックアップローラ11と作用エ ッジ18との間の角度を自動的に一定に保持する機能を有している。さらに、本 発明は、ブレード17の摩耗に対する補償を自動的に行なう機能をも有している 。 ブレード機構16には、ブレード17の作用エッジ18とウェブ10との係合 点に一致する回転軸21を中心として回転可能であるフレーム19が備えられて いる。また、フレーム19には、作用エッジ18から離間した位置においてブレ ード17の側部に係合する支持部材22が取付けられている。さらに、フレーム 19には、ブレード17の作用エッジ18のウェブ10に対する押圧力を調整す るための調整機構23が取付けられている。この調整機構23には、矢印26に より示される方向において、第1の送り台24がフレーム19に対して移動可能 に設置されており、本実施例では、この方向がY方向と定められ、この方向は、 負荷を受けない状態のブレードにより規定される平面に平行になっている。図に おいて斜線で示されている案内部27は、第1の送り台24がフレーム19に対 して矢印26の方向に直線的に移動するように、送り台24を案内している。 第2の送り台28は、第1の送り台24の案内部30において、第1の送り台 24に対して矢印29の方向に移動される。本実施例では、第1の送り台24に 対する第2の送り台28の移動方向が、フレーム19に対する第1の送り台24 の移動方向に垂直になるように装置が構成されており、この移動方向はX方向と 定められている。 第2の送り台28には、ブレード17の作用エッジ18から離れたもう一方の エッジ32を固定するための締付部材31が備えられている。 フレーム19には、第1のサーボアクチュエータ33が連結されており、コン ピュータ型のコントローラ34から送られる制御信号に応じて、サーボアクチュ エータ33により、フレーム19が回転軸21周りに回転される。また、第2の サーボアクチュエータ36は、フレーム19と第1の送り台24とに連結されて おり、サーボアクチュエータ36により、送り台24がフレーム19に対して矢 印26の方向において前後に移動される。この場合にも、第2のサーボアクチュ エータ36が、コントローラ34により制御される。 第3のサーボアクチュエータ37は、第1の送り台24と第2の送り台28と に連結されており、サーボアクチュエータ37により、送り台28が送り台24 に対して矢印29の方向において前後に移動される。この場合にも、第3のサー ボアクチュエータ37が、コントローラ34により制御される。 上記のサーボアクチュエータとして種々の型のものが使用されているが、それ ぞれのサーボアクチュエータ33、36、37が、例えば精密ボールネジのよう なモータ駆動のネジおよびナットを有してなり、モータ駆動の方向およびモータ の駆動量が、コントローラ34から発せられる信号により制御されるのが好適で ある。できれば、サーボアクチュエータが、0.00025インチ以下の駆動精 度を有しているとともに、これらのサーボ機構がコントローラ34へフィードバ ック情報を送れることが望ましい。 移動方向26と移動方向29とが交差(本実施例では直角に交差)しているか ら、2つの送り台24、28の動作範囲内において、コントローラ34により、 締付部材31を任意の移動曲線に沿って移動させることが可能である。 本実施例では、フレーム19の回転軸21に一致する位置において、作用エッ ジ18がウェブ10に係合するように、負荷をかけない状態でブレード17を締 付部材31に取付ける。この状態においては、X方向29は、ブレードに負荷が かからずブレードが平らであるときにブレード17により規定される平面に垂直 となっており、Y方向26は、この平面に平行となっている。さらに、支持部材 22は、作用エッジ18から離間した位置においてブレード17の側部に係合す るように配置されている。作用エッジ18から係合位置までの距離は、ブレード ・エクステンションの距離と称され、図3の括弧38により示されている。 図3には、本発明によるブレード17の押圧力の調整方法が示されている。図 3によれば、締付部材31は移動曲線に沿って移動され、この移動曲線に沿って 移動されることで、ブレード17の作用エッジ18が、バックアップローラ11 と反対側のウェブ10の面に対して一定の位置に保持される。図2に示すコント ローラ34は、X方向29における締付部材31の移動距離と、同時にY方向2 6における締付部材31の移動距離とを制御して、作用エッジ18が一定の位置 に保持されるように機能する。締付部材31が、フレーム19および支持部材2 2に対して常に一定の方向に位置しているので、ウェブ10に対する作用エッジ 18の押圧力を増加させるように調整すると、ブレード17がS字状に変形して いく。 図3には、押圧力を増すようにサーボアクチュエータ36、37が作動された ときにおけるブレード17の変形が段階的に示されている。図に17aで示され るように、調整の第1段階ではブレード17の曲がりは小さいけれども、調整が 進むにしたがって、曲線17b、17cに示すように、ブレード17の曲がりは 大きくなっていく。結果として、調整が進むほど、ブレード17の有効長さが短 くなる。 ここで、ブレードの有効長さとは、調整の任意の位置において、調整前の負荷 されないブレード17により規定される平面に平行であるY方向26に沿った、 締付部材31の内端部41とブレード17の作用エッジ18との間の距離として 与えられている。最初の状態での有効長さは、図3において距離Aとして示され ている。曲線17cで示される位置までブレードが変形された際の有効長さは、 図3において距離Acとして示されており、この長さは最初の有効長さAと比較 してかなり小さくなっている。 締付部材31が方向29に沿って移動する際に、同時に方向26に沿っても移 動しなければ、ウェブ10に対する作用エッジ18の位置を一定に保持すること ができなくなる。それゆえ、本実施例においては、締付部材31が移動曲線に沿 って移動される。この移動においてはY方向26の移動が、ブレード17の有効 長さの変化に等しいか、あるいは有効長さの変化を完全に補償するようになって おり、作用エッジ18が一定の位置に保持される。 図3においては、より大きな負荷をかけるように調整した際のブレード17の 変形が段階的に示されているが、この際には、調整に応じてウェブ10に対する ブレード17の作用エッジ18の角度を一定に保持する動作がなされていない。 図3に示すように、支持部材22から作用エッジ18へ延びるブレード・エクス テンション部分は、負荷されるにしたがって変形し、角度調整がなされない場合 には、ウェブ10に対する作用エッジ18の角度に変化が生じていく。角度が変 化することにより不安定な状態が発生し、作用エッジ18にずれが生じる。そし て、作用エッジ18がウェブ10と接触して研削され、作用エッジ18が新しい 角度位置に適応したエッジ形状に変化するまで、この不安定な状態が継続するこ とになり、この不安定な状態が継続する期間にウェブ上に形成されたコーティン グの品質が劣化する。それゆえ、締付部材31が調整位置に移動される際には、 コントローラ34がアクチュエータ33にも作用して、フレーム19が回転軸2 1周りに回転され、ブレード17の作用エッジ18とウェブ10との間の角度が 一定に保持される。ここで、作用エッジ18を回転軸21に正確に一致させれば 、回転軸21周りにフレーム19を回転させても、作用エッジ18がバックアッ プローラ11に接近あるいは離間することがない。しかし、作用エッジ18と回 転 軸21とが一致しない設計となっている場合には、回転軸21まわりにフレーム 19を回転させると、ブレード17の作用エッジ18がバックアップローラ11 に対して食い込むか、あるいは作用エッジ18がバックアップローラ11から離 間されることになる。これにより、負荷の変動に伴って、ブレード17の作用エ ッジ18の角度が変化し、不都合が生じることになる。 図4には、ウェブ10に対する作用エッジ18の押圧力を増加させるように締 付部材31を移動させる際に、ブレード17の作用エッジ18が一定の位置に保 持されるように確定された締付部材の移動経路を示す移動曲線の典型的な例が示 されている。図4において、水平方向の目盛りはX方向29に沿った締付部材3 1の移動量を示しており、垂直方向の目盛りはY方向26に沿った移動量を示し ている。また、実物大のモデルおよび装置を用いたテストにより得られた測定デ ータが、×印により示されている。 図4には、45度の斜角を有する作用エッジ18を備え、ブレード・エクステ ンションが0.875インチであり、厚さが0.018インチ、大きさが4イン チであるブレードの移動経路を示す移動曲線が示されている。 ×印により示される点のデータは、以下の方法により経験的にもとめられる。 拡大スコープ46が設置され、変形されていないブレード17の作用エッジ18 が、スコープのクロスヘア(cross hair)内に位置される。これにより、押圧力 を調整する間において、ブレード17の作用エッジ18の位置を光学的に測定す ることが可能となる。まず、サーボアクチュエータ37により、締付部材31が 方向29に沿って所定の小さな距離だけ移動され、図3に示すように、この移動 により作用エッジ18が最初下方へ移動される。そして、サーボアクチュエータ 36が作動されて方向26に沿って作用エッジ18が移動され、スコープ46の クロスヘアにより確定される元の位置にまで作用エッジ18が戻される。この際 、方向26に沿った距離が測定され、×印で示される第1の点の座標がもとめら れる。このプロセスを継続して実行することで残りの点座標が確定され、これら の 点においては、2つのアクチュエータの作用によりブレード17が段階的に変形 される際にも作用エッジ18が一定の位置に保持される。 上記の測定点のデータは、これらの点をつなぐ最適な移動曲線を生成するよう にプログラムされたコントローラへ送られる。このような移動曲線は、3次、場 合によっては4次の多項式で最もよく表現されるとされている。これらの多項式 は、以下のような形を取る。 3次の多項式は、 Y=AX3+BX2+CX+D で表現され、4次の多項式 は、 Y=AX4+BX3+CX2+DX+E で表現される。このとき、Xおよび Yは、それぞれ第1方向および第2方向の移動量を示す。また、有限要素法によ る解析プログラムを用いて、これらの移動曲線を生成することも可能である。 本実施例においては、使用されるブレードに適した定数に関するデータがコン トローラ34にロードされ、このコントローラ34により、使用されるブレード に適した移動曲線に沿って締付部材31が移動される。 作用エッジ18の位置の測定と同時に、ブレード17の作用エッジ18の角度 の測定も行われ、専門家により作用エッジの角度が測定あるいは計算される。こ の情報もまたコントローラ34に伝えられ、締付部材31が移動された際に、コ ントローラ34によりサーボアクチュエータ33が作動され、ブレード17の作 用エッジ18の保持位置に一致する回転軸21周りにフレーム19が回転される 。これにより、押圧力の調整が行われても、安定した状態が継続され、調整期間 中においてもウェブ10に対して高品質なコーティングがなされる。 ところで、本発明によれば、ブレードの摩耗に対する補償を自動的に行なうこ とも可能となる。ある種のブレードの摩耗は、作用エッジ18を通過するウェブ の長さの関数として与えられる。それゆえ、図1に示すように、ブレード17を 通過するウェブの長さを測定する測定装置47が設置されている。この測定装置 47により、ブレード17を通過するウェブの実際の長さあるいは移動速度が測 定され、後者の場合には、時間を掛け合わすことで、実際の長さが算出される。 測定装置47により得られた情報もまたコントローラ34に送られ、ブレード1 7の摩耗を補償するように、コントローラ34により、締付部材31の移動経路 を示す移動曲線に対して適正な補正がなされる。本発明によれば、0.08イン チから0.18インチまでのブレードの摩耗に対する補償を行なうことが可能と なる。これにより、ほとんどの場合において、ブレードの寿命が2倍あるいは3 倍となる。 ブレードの押圧力を調整する際の締付部材の移動曲線を確定するコントローラ において使用される数式は、以下の場合には修正される。 a) ブレード・エクステンションが変化する場合 b) 負荷を受けないブレードの有効長さ(A)が変化する場合 c) ブレードの厚さが変化する場合 d) ブレードが摩耗する場合 使用される装置に適応される数式は、ウェブおよび生成されるコーティングの 種類、および使用されるブレードのサイズに応じて決められる。通常、使用され る装置に対して、5組から20組の移動曲線が用意される必要がある。 本発明によれば、ブレードの押圧力の調整が行われている際にも、高いコーテ ィング品質が維持されるように、ブレード17の作用エッジ18の位置および入 射角を一定に保持することを可能とする方法および装置が提供されている。さら に、本発明では、ブレードの摩耗を補償するための調整を自動的に行なうことが できる。また、より大きくより薄いブレードに対して調整ができるので、より柔 軟性のあるブレードを使用することができ、ウェブの穴や他の欠陥部がブレード を通過した際に発生するウェブの損傷を減らすことができる。さらに、フラディ ッド・ニップ(flooded nip)コーティング装置、およびジェット・ファウンテ ン(jet fountain)コーティング装置に、本発明を適用することも可能である。 以上、本発明の好適な実施例に関しての記載がなされたが、本発明に関しては 、以上の記載および請求の範囲において明示される発明の範囲から離れることな く、他の変形例の構成および部品の再配置が可能である。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年3月4日 【補正内容】 請求の範囲 1.ウェブをコーティングする装置において、斜角を有するコーティング用ブレ ードを調整する方法であって、 ウェブに対するコーティングを制御するために、前記ブレードの作用エッジを 所定の位置に配置し、 前記作用エッジから離間した位置において前記ブレードに対して支持部材を配 置するとともに、前記ブレードのもう一方のエッジを締付部材に固定し、 前記作用エッジが前記所定の位置に保持されるように確定された移動曲線に沿 って前記締付部材を移動させ、前記ブレードをS字状に変形させることを特徴と するコーティング装置のブレードの調整方法。 2.請求項1記載の方法において、 前記締付部材を互いに交差するように設定された2方向において移動させ、 前記締付部材の前記2方向における移動を前記移動曲線に沿うように調整し、 前記作用エッジが前記所定の位置に保持されるようにして、前記ウェブに対する 前記作用エッジの押圧力を調整することを特徴とするコーティング装置のブレー ドの調整方法。 3.請求項2記載の方法において、 前記2つの方向が、互いに直角に交差するように設定されることを特徴とする コーティング装置のブレードの調整方法。 4.請求項2記載の方法において、 所定の位置に置かれた回転軸まわりに回転可能であるフレームに、前記支持部 材および前記締付部材を取付け、 前記作用エッジとこの作用エッジを通過するウェブとの間の角度が一定に保持 されるように、前記回転軸まわりに前記フレームを回転することを特徴とするコ ーティング装置のブレードの調整方法。 5.請求項2記載の方法において、 前記コーティング装置の実物大のモデルに備えられた前記ブレードと同じ大き さを有するテスト用ブレードを変形させて、前記移動曲線に沿った複数の点を得 ることにより、前記の移動曲線を確定することを特徴とするコーティング装置の ブレードの調整方法。 6.請求項5記載の方法において、 前記複数の点をつなぐ移動曲線を定める多項式が確定されることを特徴とする コーティング装置のブレードの調整方法。 7.請求項6記載の方法において、 異なる大きさを有する複数のテスト用ブレードに関して、それぞれのブレード に対する多項式の定数を確定するために、これら複数のテスト用ブレードを変形 させ、 それぞれのブレードに関して、確定された定数のデータを2方向の移動の関係 を制御するためのコントローラに送ることを特徴とするコーティング装置のブレ ードの調整方法。 8.請求項7記載の方法において、 前記ブレードを通過するウェブの単位長さ当りの摩耗の割合を確定し、 この摩耗の割合に関する情報を前記コントローラに送り、 前記ブレードを通過するウェブの長さの測定値を前記コントローラに送って、 前記摩耗を補償するために、前記コントローラにより前記移動曲線を修正するこ とを特徴とするコーティング装置のブレードの調整方法。 9.請求項6記載の方法において、 少なくとも3次の次数を有する多項式の定数を確定することを特徴とするコー テイング装置のブレードの調整方法。 10.バックアップローラと、 該バックアップローラに対して、移送されるウェブを配置する手段と、 前記ウェブに対してコーティング材料を塗布するアプリケータ手段と、 前記バックアップローラに対して前記ウェブを押圧するとともに、前記ウェブ 上に一様なコーティングを生成するために、移送される前記ウェブに対して位置 および角度が固定されるようにその作用エッジが配置されるコーティング用のブ レードと、 前記作用エッジから離間した位置において、前記ブレードの側部に係合される 支持部材と、 該支持部材から離間した位置において、前記ブレードのもう一方のエッジを固 定する締付部材と、 互いに交差する2つの方向において前記締付部材を移動させて、前記ブレード をS字状に変形させる駆動手段と、 前記作用エッジの位置および角度が固定されるようにして、前記締付部材を移 動曲線に沿って移動させるために、前記締付部材の前記2つの方向の移動の間の 関係を調整して移動を制御するために前記駆動装置に連結されたコントローラと を有してなり、 前記支持部材および前記締付部材が、フレームに取付けられ、 前記締付部材の前記2つの方向における移動が、前記フレームに対する前記締 付部材の角位置を変化させることなく前記フレーム対して行なわれ、 前記2つの方向が、互いに直角に交差するよに設定されることを特徴とする調 整可能なブレードを備えたコーティング装置。 11. 請求項10記載のコーティング装置において、 前記フレームが、前記固定位置に一致する回転軸周りに回転可能に取付けられ 、 前記締付部材が前記2方向において移動される際に、前記ウェブに対する前記 作用エッジの角度が一定に保持されるように、前記駆動手段により、前記フレー ムが前記回転軸周りに回転されることを特徴とする調整可能なブレードを備えた コーティング装置。12. 請求項10記載のコーティング装置において、 前記コーティング装置には、前記2つの方向の移動を調整するためのコントロ ーラが備えられており、 該コントローラには、前記2つの方向のそれぞれの移動間の関係を制御するた めに経験的に確定されたデータが記録されることを特徴とする調整可能なブレー ドを備えたコーティング装置。13. バックアップローラと、 該バックアップローラに対して、移送されるウェブを配置する手段と、 前記ウェブに対してコーティング材料を塗布するアプリケータ手段と、 前記ウェブの表面の固定位置において延びる回転軸まわりに回転可能に設置さ れたフレームと、 前記固定位置から離間した位置において前記フレームに取付けられた支持部材 と、 第1の方向に移動可能に前記フレーム上に設置された第1の送り台と、 前記第1の方向に垂直である第2の方向に移動可能に前記第1の送り台上に設 置された第2の送り台と、 該第2の送り台上に設置された締付部材と、 前記固定位置において前記ウェブの表面に対して配置される作用エッジを有す るブレードと、 前記回転軸周りの前記フレームの回転を制御するために設置された第1のサー ボアクチュエータと、 前記フレームに対する前記第1の送り台の移動を制御するために設置された第 2のサーボアクチュエータと、 前記第1の送り台に対する前記第2の送り台の移動を制御するために設置され た第3のサーボアクチュエータと、 これら3つのサーボアクチュエータの動作を制御するために設置されたコント ローラとを有してなり、 前記支持部材が、前記ブレードの側部に係合され、 前記作用エッジから離間した位置にある前記ブレードのもう一方のエッジが、 前記締付部材により固定され、 前記コントローラにより、前記第2および第3のサーボアクチュエータが作動 され、前記作用エッジが前記固定位置に保持されるようにして前記締付部材を移 動させて、前記ブレードをS字状に変形させるとともに、前記ウェブに対する前 記作用エッジの押圧力を調整し、 また、前記コントローラにより、前記第1のサーボアクチュエータが作動され 、前記ブレードの前記作用エッジと前記ウェブとの間の角度が一定に保持される ようにして、前記フレームが回転されることを特徴とする調整可能なブレードを 備えたコーティング装置。14. 請求項13記載のコーティング装置において、 前記コントローラが、前記ブレードの摩耗を補償するように作用して、前記作 用エッジが前記所定の位置に保持されることを特徴とする調整可能なブレードを 備えたコーティング装置。15. 請求項14記載のコーティング装置において、 前記コントローラには、前記3つのサーボアクチュエータを制御するために、 経験的に確定されたデータが記録されることを特徴とする調整可能なブレードを 備えたコーティング装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ウェブをコーティングする装置において、斜角を有するコーティング用ブレ ードを調整する方法であって、 ウェブに対するコーティングを制御するために、前記ブレードの作用エッジを 所定の位置に配置し、 前記作用エッジから離間した位置において前記ブレードに対して支持部材を配 置するとともに、前記ブレードのもう一方のエッジを締付部材に固定し、 前記作用エッジが前記所定の位置に保持されるように確定された移動曲線に沿 って前記締付部材を移動させ、前記ブレードをS字状に変形させることを特徴と するコーティング装置のブレードの調整方法。 2.請求項1記載の方法において、 前記締付部材を互いに交差するように設定された2方向において移動させ、 前記締付部材の前記2方向における移動を前記移動曲線に沿うように調整し、 前記作用エッジが前記所定の位置に保持されるようにして、前記ウェブに対する 前記作用エッジの押圧力を調整することを特徴とするコーティング装置のブレー ドの調整方法。 3.請求項2記載の方法において、 前記2つの方向が、互いに直角に交差するように設定されることを特徴とする コーティング装置のブレードの調整方法。 4.請求項2記載の方法において、 所定の位置に置かれた回転軸まわりに回転可能であるフレームに、前記支持部 材および前記締付部材を取付け、 前記作用エッジとこの作用エッジを通過するウェブとの間の角度が一定に保持 されるように、前記回転軸まわりに前記フレームを回転することを特徴とするコ ーティング装置のブレードの調整方法。 5.請求項2記載の方法において、 前記コーティング装置の実物大のモデルに備えられた前記ブレードと同じ大き さを有するテスト用ブレードを変形させて、前記移動曲線に沿った複数の点を得 ることにより、前記の移動曲線を確定することを特徴とするコーティング装置の ブレードの調整方法。 6.請求項5記載の方法において、 前記複数の点をつなぐ移動曲線を定める多項式が確定されることを特徴とする コーティング装置のブレードの調整方法。 7.請求項6記載の方法において、 異なる大きさを有する複数のテスト用ブレードに関して、それぞれのブレード に対する多項式の定数を確定するために、これら複数のテスト用ブレードを変形 させ、 それぞれのブレードに関して、確定された定数のデータを2方向の移動の関係 を制御するためのコントローラに送ることを特徴とするコーティング装置のブレ ードの調整方法。 8.請求項7記載の方法において、 前記ブレードを通過するウェブの単位長さ当りの摩耗の割合を確定し、 この摩耗の割合に関する情報を前記コントローラに送り、 前記ブレードを通過するウェブの長さの測定値を前記コントローラに送って、 前記摩耗を補償するために、前記コントローラにより前記移動曲線を修正するこ とを特徴とするコーティング装置のブレードの調整方法。 9.請求項6記載の方法において、 少なくとも3次の次数を有する多項式の定数を確定することを特徴とするコー ティング装置のブレードの調整方法。 10.バックアップローラと、 該バックアップローラに対して、移送されるウェブを配置する手段と、 前記ウェブに対してコーティング材料を塗布するアプリケータ手段と、 前記バックアップローラに対して前記ウェブを押圧するとともに、前記ウェブ 上に一様なコーティングを生成するために、前記ウェブに対して所定の位置にそ の作用エッジが配置されるコーティング用のブレードと、 前記作用エッジから離間した位置において、前記ブレードの側部に係合される 支持部材と、 該支持部材から離間した位置において、前記ブレードの他のエッジを固定する 締付部材と、 互いに交差する2つの方向において前記締付部材を移動させて、前記ブレード をS字状に変形させる駆動手段と、 前記作用エッジが一定の位置に保持されるようにして、移動曲線に沿って前記 締付部材を移動させるために、2方向の移動の間の関係を調整して前記締付部材 の移動を制御するコントローラとを有してなることを特徴とする調整可能なブル ードを備えたコーティング装置。 11.請求項10記載のコーティング装置において、 前記支持部材および前記締付部材が、フレームに取付けられ、 前記締付部材の前記2方向における移動が、前記フレームに対する前記締付部 材の角位置を変化させることなく行なわれることを特徴とする調整可能なブレー ドを備えたコーティング装置。 12.請求項11記載のコーティング装置において、 前記2つの方向が、互いに直角に交差するよに設定されることを特徴とする調 整可能なブレードを備えたコーティング装置。 13.請求項11記載のコーティング装置において、 前記フレームが、前記所定の位置に一致する回転軸周りに回転可能に取付けら れ、 前記締付部材が前記2方向において移動される際に、前記ウェブに対する前記 作用エッジの角度が一定に保持されるように、前記駆動手段により、前記フレー ムが前記回転軸周りに回転されることを特徴とする調整可能なブレードを備えた コーティング装置。 14.請求項12記載のコーティング装置において、 前記コーティング装置には、前記2つの方向の移動を調整するためのコントロ ーラが備えられており、 該コントローラには、前記2つの方向のそれぞれの移動間の関係を制御するた めに経験的に確定されたデータが記録されることを特徴とする調整可能なブレー ドを備えたコーティング装置。 15.バックアップローラと、 該バックアップローラに対して、移送されるウエブを配置する手段と、 前記ウェブに対してコーティング材料を塗布するアプリケータ手段と、 前記ウェブの表面の所定の位置において延びる回転軸まわりに回転可能に設置 されたフレームと、 前記所定の位置から離間した位置において前記フレームに取付けられた支持部 材と、 第1の方向に移動可能に前記フレーム上に設置された第1の送り台と、 前記第1の方向に垂直である第2の方向に移動可能に前記第1の送り台上に設 置された第2の送り台と、 該第2の送り台上に設置された締付部材と、 前記所定の位置において前記ウェブの表面に対して配置される作用エッジを有 するブレードと、 前記回転軸周りの前記フレームの回転を制御するために設置された第1のサー ボアクチュエータと、 前記フレームに対する前記第1の送り台の移動を制御するために設置された第 2のサーボアクチュエータと、 前記第1の送り台に対する前記第2の送り台の移動を制御するために設置され た第3のサーボアクチュエータと、 これら3つのサーボアクチュエータの動作を制御するために設置されたコント ローラとを有してなり、 前記支持部材が、前記ブレードの側部に係合され、 前記作用エッジから離間した位置にある前記ブレードのもう一方のエッジが、 前記締付部材により固定され、 前記コントローラにより、前記第2および第3のサーボアクチュエータが作動 され、前記作用エッジが前記所定の位置に保持されるようにして前記締付部材を 移動させて、前記ブレードをS字状に変形させるとともに、前記ウェブに対する 前記作用エッジの押圧力を調整し、 また、前記コントローラにより、前記第1のサーボアクチュエータが作動され 、前記ブレードの前記作用エッジと前記ウェブとの間の角度が一定に保持される ようにして、前記フレームが回転されることを特徴とする調整可能なブレードを 備えたコーティング装置。 16.請求項15記載のコーティング装置において、 前記コントローラが、前記ブレードの摩耗を補償するように作用して、前記作 用エッジが前記所定の位置に保持されることを特徴とする調整可能なブレードを 備えたコーティング装置。 17.請求項16記載のコーティング装置において、 前記コントローラには、前記3つのサーボアクチュエータを制御するために、 経験的に確定されたデータが記録されることを特徴とする調整可能なブレードを 備えたコーティング装置。
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