JPH06304517A - ドクターブレード用の荷重付与方法および荷重付与構体 - Google Patents
ドクターブレード用の荷重付与方法および荷重付与構体Info
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- JPH06304517A JPH06304517A JP6078957A JP7895794A JPH06304517A JP H06304517 A JPH06304517 A JP H06304517A JP 6078957 A JP6078957 A JP 6078957A JP 7895794 A JP7895794 A JP 7895794A JP H06304517 A JPH06304517 A JP H06304517A
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- D21H—PULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D21H25/00—After-treatment of paper not provided for in groups D21H17/00 - D21H23/00
- D21H25/08—Rearranging applied substances, e.g. metering, smoothing; Removing excess material
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C—APPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C11/00—Component parts, details or accessories not specifically provided for in groups B05C1/00 - B05C9/00
- B05C11/02—Apparatus for spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to a surface ; Controlling means therefor; Control of the thickness of a coating by spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to the coated surface
- B05C11/04—Apparatus for spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to a surface ; Controlling means therefor; Control of the thickness of a coating by spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to the coated surface with blades
- B05C11/041—Apparatus for spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to a surface ; Controlling means therefor; Control of the thickness of a coating by spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to the coated surface with blades characterised by means for positioning, loading, or deforming the blades
- B05C11/042—Apparatus for spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to a surface ; Controlling means therefor; Control of the thickness of a coating by spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to the coated surface with blades characterised by means for positioning, loading, or deforming the blades allowing local positioning, loading or deforming along the blades
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- Coating Apparatus (AREA)
- Paper (AREA)
- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
- Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ドクターブレードに対する背当て部材の摺動
を無くして、ドクターブレートを押圧する押圧力の調整
精度を高めることを目的とする。 【構成】 紙匹等の塗工用のドクタリングユニットのド
クターブレード用の荷重付与方法および荷重付与構体で
あって、ドクターブレード７がその先端９に近い位置に
て、Ｚ字状の断面形状を持つ背当て部材８によって荷重
を与えられ、そのＺ字状の断面形状の一端部が基部13を
形成する一方でそのＺ字状の断面形状の中間部が基部13
に対して反転する胴部18を形成し、さらにそのＺ字状の
断面形状の他端部12が、基部13と反対の方向を指向する
先端部12を形成するとともにドクターブレード７の押圧
に適した端縁へ向かって収斂する先端を有することを特
徴とするものである。
を無くして、ドクターブレートを押圧する押圧力の調整
精度を高めることを目的とする。 【構成】 紙匹等の塗工用のドクタリングユニットのド
クターブレード用の荷重付与方法および荷重付与構体で
あって、ドクターブレード７がその先端９に近い位置に
て、Ｚ字状の断面形状を持つ背当て部材８によって荷重
を与えられ、そのＺ字状の断面形状の一端部が基部13を
形成する一方でそのＺ字状の断面形状の中間部が基部13
に対して反転する胴部18を形成し、さらにそのＺ字状の
断面形状の他端部12が、基部13と反対の方向を指向する
先端部12を形成するとともにドクターブレード７の押圧
に適した端縁へ向かって収斂する先端を有することを特
徴とするものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、紙匹等の網状材料
(web)に塗工するための塗工機のドクターブレードに荷
重(load)を与える方法であって、支持梁に搭載された前
記ドクターブレードが、塗工される網状材料上に塗布さ
れる混合塗料の量を調整するとともにその混合塗料を平
坦にならすために前記網状材料に近寄らせられ、そして
前記ドクターブレードがその先端に近い位置にて、その
ドクターブレードに荷重を与えるために前記塗工される
網状材料の全幅に亘り前記網状材料へ向けて押圧され
る、というドクターブレード用荷重付与方法に関するも
のである。
(web)に塗工するための塗工機のドクターブレードに荷
重(load)を与える方法であって、支持梁に搭載された前
記ドクターブレードが、塗工される網状材料上に塗布さ
れる混合塗料の量を調整するとともにその混合塗料を平
坦にならすために前記網状材料に近寄らせられ、そして
前記ドクターブレードがその先端に近い位置にて、その
ドクターブレードに荷重を与えるために前記塗工される
網状材料の全幅に亘り前記網状材料へ向けて押圧され
る、というドクターブレード用荷重付与方法に関するも
のである。
【０００２】またこの発明は、上記ドクターブレード用
荷重付与方法を実施するために、塗工機のドクターブレ
ードに荷重を与える構体であって、前記ドクターブレー
ドを支持するための支持梁と、その支持梁に搭載された
前記ドクターブレードと、そのドクターブレードにその
先端に近い位置にて寄り掛かり得る背当て部材と、前記
ドクターブレードに荷重を与える力をもたらすためにそ
の背当て部材を前記ドクターブレードへ向けて押圧し得
る荷重付与手段と、を具える、というドクターブレード
用荷重付与構体にも関するものである。
荷重付与方法を実施するために、塗工機のドクターブレ
ードに荷重を与える構体であって、前記ドクターブレー
ドを支持するための支持梁と、その支持梁に搭載された
前記ドクターブレードと、そのドクターブレードにその
先端に近い位置にて寄り掛かり得る背当て部材と、前記
ドクターブレードに荷重を与える力をもたらすためにそ
の背当て部材を前記ドクターブレードへ向けて押圧し得
る荷重付与手段と、を具える、というドクターブレード
用荷重付与構体にも関するものである。
【０００３】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】紙匹
への塗工に際しては、塗料は、ドクターブレードによっ
て紙匹上で極めて均一に平滑化されるが、その混合塗料
は、最初に別個の塗布装置によって紙匹上に塗布されて
も良く、その場合にはドクターブレードは、その塗布装
置に対し紙匹の流れ方向へ距離をおいて独立して配置さ
れ、あるいはそのようにする代わりに短時間残留（shor
t-dwell)型塗工機と呼ばれる塗工機を用いることもで
き、この塗工機では、ドクターブレードの直ぐ隣に塗布
室が配置され、塗布された塗料が直ちにドクターブレー
ドによって平滑化される。
への塗工に際しては、塗料は、ドクターブレードによっ
て紙匹上で極めて均一に平滑化されるが、その混合塗料
は、最初に別個の塗布装置によって紙匹上に塗布されて
も良く、その場合にはドクターブレードは、その塗布装
置に対し紙匹の流れ方向へ距離をおいて独立して配置さ
れ、あるいはそのようにする代わりに短時間残留（shor
t-dwell)型塗工機と呼ばれる塗工機を用いることもで
き、この塗工機では、ドクターブレードの直ぐ隣に塗布
室が配置され、塗布された塗料が直ちにドクターブレー
ドによって平滑化される。
【０００４】ところで、塗工される紙匹に付着する混合
塗料の量は、ドクターブレードに与える荷重を変更する
ことによって調節されるが、そのドクターブレードの荷
重を変更する際には、紙匹に対するドクターブレードの
実際の角度も変化し、それゆえ、塗布された塗料の重量
の調整も一時的に不安定になる。これは、そのドクター
ブレードが、以前に用いられていた傾斜角で紙匹と一致
する輪郭を描いていたために、その角度の変更後にドク
ターブレード先端が再び紙匹と一致するよう摩耗するま
でにはある程度の時間が経過しなければならない、とい
う事実と関連している。またドクターブレードの角度の
変化は、塗料の滲みや不均一な塗布厚さの如き他の塗工
不良をも引き起こす。それゆえ、かかる不良を防止すべ
く、ドクターブレードの荷重の変更にかかわりなくドク
ターブレードの角度を可能な限り一定に維持するため
に、タイプの異なる何種類かのシステムが従来から開発
されている。
塗料の量は、ドクターブレードに与える荷重を変更する
ことによって調節されるが、そのドクターブレードの荷
重を変更する際には、紙匹に対するドクターブレードの
実際の角度も変化し、それゆえ、塗布された塗料の重量
の調整も一時的に不安定になる。これは、そのドクター
ブレードが、以前に用いられていた傾斜角で紙匹と一致
する輪郭を描いていたために、その角度の変更後にドク
ターブレード先端が再び紙匹と一致するよう摩耗するま
でにはある程度の時間が経過しなければならない、とい
う事実と関連している。またドクターブレードの角度の
変化は、塗料の滲みや不均一な塗布厚さの如き他の塗工
不良をも引き起こす。それゆえ、かかる不良を防止すべ
く、ドクターブレードの荷重の変更にかかわりなくドク
ターブレードの角度を可能な限り一定に維持するため
に、タイプの異なる何種類かのシステムが従来から開発
されている。
【０００５】ドクターブレードの角度の変化は、ドクタ
ーブレード先端の角度が変化しないようにそのドクター
ブレードを歪ませることで、あるいは代わりに、ドクタ
ーブレード支持梁をドクターブレード先端縁周りに、そ
のドクターブレードの角度変化に対応する増加角だけ回
動させることで、補償することができ、かかる、角度を
一定化する調整は、塗布装置から独立したドクターブレ
ードユニットに対しては容易に実施することができる。
というのはその支持梁は、その塗工工程に関連する他の
部品を支持してはいないからである。
ーブレード先端の角度が変化しないようにそのドクター
ブレードを歪ませることで、あるいは代わりに、ドクタ
ーブレード支持梁をドクターブレード先端縁周りに、そ
のドクターブレードの角度変化に対応する増加角だけ回
動させることで、補償することができ、かかる、角度を
一定化する調整は、塗布装置から独立したドクターブレ
ードユニットに対しては容易に実施することができる。
というのはその支持梁は、その塗工工程に関連する他の
部品を支持してはいないからである。
【０００６】しかしながら、上述した短時間残留（shor
t-dwell)式の塗工工程においては、ドクターブレードを
歪ませる構成は、所要の装置をその特にコンパクトな短
時間残留型塗工機の構成に結合するように適合させるこ
との困難さゆえに、適用しづらい。
t-dwell)式の塗工工程においては、ドクターブレードを
歪ませる構成は、所要の装置をその特にコンパクトな短
時間残留型塗工機の構成に結合するように適合させるこ
との困難さゆえに、適用しづらい。
【０００７】これがため上記短時間残留型塗工機でのブ
レード角度は、単にドクターブレード支持梁をドクター
ブレード先端縁周りに回動させることによって調整され
ているが、この方法による、短時間残留型塗工機でのブ
レード角度の調整は、ドクターブレード支持構体がドク
ターブレード先端縁周りに回動される際に、紙匹が塗布
室へ入り込む側で紙匹に対する塗布室の塗料計量縁の隙
間が変化する、という理由から、複雑なものになる。と
いうのはその隙間の変化は、明らかに塗布室内の状態を
変化させて、おそらくはその隙間を通って空気が塗布室
内に侵入することを可能にし、その空気の侵入は塗工不
良を引き起こすからである。
レード角度は、単にドクターブレード支持梁をドクター
ブレード先端縁周りに回動させることによって調整され
ているが、この方法による、短時間残留型塗工機でのブ
レード角度の調整は、ドクターブレード支持構体がドク
ターブレード先端縁周りに回動される際に、紙匹が塗布
室へ入り込む側で紙匹に対する塗布室の塗料計量縁の隙
間が変化する、という理由から、複雑なものになる。と
いうのはその隙間の変化は、明らかに塗布室内の状態を
変化させて、おそらくはその隙間を通って空気が塗布室
内に侵入することを可能にし、その空気の侵入は塗工不
良を引き起こすからである。
【０００８】従って、上記短時間残留型塗工機において
ドクターブレードの荷重が変更される際には、ドクター
ブレード支持梁がドクターブレード先端縁周りに回動さ
れると同時に上記塗料計量縁も調節される必要がある
が、かかる作動は、特に実施が困難であり、それゆえこ
のような方法では、満足に作動するドクターブレード角
度一定化構造を短時間残留型塗工機にもたらすことはで
きない。またかかる方法では、塗布幅を調整する端部堰
を上記ドクターブレード先端の角度変更に適合して作動
し得るように構成する際にも、重大な困難に遭遇するで
あろう。
ドクターブレードの荷重が変更される際には、ドクター
ブレード支持梁がドクターブレード先端縁周りに回動さ
れると同時に上記塗料計量縁も調節される必要がある
が、かかる作動は、特に実施が困難であり、それゆえこ
のような方法では、満足に作動するドクターブレード角
度一定化構造を短時間残留型塗工機にもたらすことはで
きない。またかかる方法では、塗布幅を調整する端部堰
を上記ドクターブレード先端の角度変更に適合して作動
し得るように構成する際にも、重大な困難に遭遇するで
あろう。
【０００９】しかしながら、塗工される紙匹に対するド
クターブレード先端の角度は、ドクターブレードがその
先端に近い位置にて荷重を与えられる場合には、ドクタ
ーブレードの荷重の変更に係わりなしに特に良好に一定
に維持されることができ、かかる装置は、既に使用に供
されている。そして米国特許第 4,440,105号明細書に
も、ドクターブレードの先端近くに位置する別個の荷重
付与ブレードによってドクターブレードが荷重を与えら
れる短時間残留型塗工機が開示されており、その荷重付
与ブレードは、弾性的な荷重付与ホースによってドクタ
ーブレードに対して押圧される可撓性ブレードであると
いう点で、ドクターブレードに近似している。
クターブレード先端の角度は、ドクターブレードがその
先端に近い位置にて荷重を与えられる場合には、ドクタ
ーブレードの荷重の変更に係わりなしに特に良好に一定
に維持されることができ、かかる装置は、既に使用に供
されている。そして米国特許第 4,440,105号明細書に
も、ドクターブレードの先端近くに位置する別個の荷重
付与ブレードによってドクターブレードが荷重を与えら
れる短時間残留型塗工機が開示されており、その荷重付
与ブレードは、弾性的な荷重付与ホースによってドクタ
ーブレードに対して押圧される可撓性ブレードであると
いう点で、ドクターブレードに近似している。
【００１０】上述した構成は、ドクターブレードの先端
角度一定での荷重付与を比較的良好な精度で達成する
が、一方で、未だ幾つかの不都合を有している。すなわ
ち、荷重調節の間、その荷重付与ブレードはドクターブ
レードの背面に沿って摺動し、その摩擦は、それらのブ
レード間の不均等な移動を生じさせて、ブレードの輪郭
調整を乱す。しかも、かかる可撓性の背当てブレードに
よるドクターブレードの輪郭調整は、困難である。
角度一定での荷重付与を比較的良好な精度で達成する
が、一方で、未だ幾つかの不都合を有している。すなわ
ち、荷重調節の間、その荷重付与ブレードはドクターブ
レードの背面に沿って摺動し、その摩擦は、それらのブ
レード間の不均等な移動を生じさせて、ブレードの輪郭
調整を乱す。しかも、かかる可撓性の背当てブレードに
よるドクターブレードの輪郭調整は、困難である。
【００１１】それゆえこの発明は、ドクターブレード用
の荷重付与方法であって、そのドクターブレードの輪郭
調整を危うくすることなしにその先端に近い位置への荷
重付与を可能にする方法を達成することを目的とし、ま
た、そのドクターブレードの輪郭調整の間でさえもドク
ターブレードの先端の角度が一定に維持され得る方法を
達成することを目的とし、そしてそれらの利点に加えて
ドクターブレードの輪郭調整をもたらす方法を達成する
ことを目的としている。
の荷重付与方法であって、そのドクターブレードの輪郭
調整を危うくすることなしにその先端に近い位置への荷
重付与を可能にする方法を達成することを目的とし、ま
た、そのドクターブレードの輪郭調整の間でさえもドク
ターブレードの先端の角度が一定に維持され得る方法を
達成することを目的とし、そしてそれらの利点に加えて
ドクターブレードの輪郭調整をもたらす方法を達成する
ことを目的としている。
【００１２】
【課題を解決するための手段および作用】この発明は、
ドクターブレードの先端に近い位置にて、そのドクター
ブレードに、前記ドクターブレードの縦方向に強固な背
当て部材によって荷重を付与するという点に基づいてい
る。
ドクターブレードの先端に近い位置にて、そのドクター
ブレードに、前記ドクターブレードの縦方向に強固な背
当て部材によって荷重を付与するという点に基づいてい
る。
【００１３】より詳細には、この発明に基づく方法は、
前記ドクターブレードの荷重の向きの、そのドクターブ
レードの縦方向への偏向が本質的に防止されることを特
徴としている。
前記ドクターブレードの荷重の向きの、そのドクターブ
レードの縦方向への偏向が本質的に防止されることを特
徴としている。
【００１４】そしてこの発明に基づく構体は、前記背当
て部材が前記ドクターブレードの縦方向に強固であり、
それにより、前記ドクターブレードの荷重を変更する
間、前記ドクターブレードと前記背当て部材との間に本
質的に移動が生じないことを特徴としている。
て部材が前記ドクターブレードの縦方向に強固であり、
それにより、前記ドクターブレードの荷重を変更する
間、前記ドクターブレードと前記背当て部材との間に本
質的に移動が生じないことを特徴としている。
【００１５】この発明は、以下の如き重大な利益を提供
する。すなわち、この発明の主要な利益は、紙匹等の網
状材料に対するドクターブレードの先端の角度が、荷重
を変更する間も一定に維持される、という点にある。か
くしてこの発明に基づく構体は、上述した大きな利益を
もたらすドクターブレード角度一定化構造として機能す
る。
する。すなわち、この発明の主要な利益は、紙匹等の網
状材料に対するドクターブレードの先端の角度が、荷重
を変更する間も一定に維持される、という点にある。か
くしてこの発明に基づく構体は、上述した大きな利益を
もたらすドクターブレード角度一定化構造として機能す
る。
【００１６】また特に重要な利益の一つは、前記背当て
部材をその長手方向軸線に沿って櫛状に複数のセグメン
トに分割することにより、先端の角度変化を生ずること
なくドクターブレードの輪郭が変形され得る、という点
にあり、かかる構成は、ドクターブレード輪郭の自動調
整との組合せにおいて、最高の調整精度を保障する。す
なわち、この方法で前記背当て部材を前記荷重の付与方
向に弾性的に作ることにより、その背当て部材の曲げ剛
性および真直度の誤差は、塗料の輪郭の均一性に全く影
響しなくなる。
部材をその長手方向軸線に沿って櫛状に複数のセグメン
トに分割することにより、先端の角度変化を生ずること
なくドクターブレードの輪郭が変形され得る、という点
にあり、かかる構成は、ドクターブレード輪郭の自動調
整との組合せにおいて、最高の調整精度を保障する。す
なわち、この方法で前記背当て部材を前記荷重の付与方
向に弾性的に作ることにより、その背当て部材の曲げ剛
性および真直度の誤差は、塗料の輪郭の均一性に全く影
響しなくなる。
【００１７】前記背当て部材の構成は、極めて単純で、
製造およびドクターブレードと組み合わせての搭載が容
易であり、その単純な構成によって前記背当て部材は、
本質的に信頼性のある動き方で作動する。従ってこの発
明に基づく荷重付与構体は、塗工ステーションに容易に
設けられることができる。
製造およびドクターブレードと組み合わせての搭載が容
易であり、その単純な構成によって前記背当て部材は、
本質的に信頼性のある動き方で作動する。従ってこの発
明に基づく荷重付与構体は、塗工ステーションに容易に
設けられることができる。
【００１８】この発明に基づく荷重付与方法は、前記短
時間残留型塗工機に使用する場合に特に有利であり、そ
の場合には、ドクターブレード先端角度一定化の調整
を、簡単で費用効率の高い方法によって達成することが
できる。
時間残留型塗工機に使用する場合に特に有利であり、そ
の場合には、ドクターブレード先端角度一定化の調整
を、簡単で費用効率の高い方法によって達成することが
できる。
【００１９】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づき詳
細に説明する。ここに図１は、この発明に基づく荷重付
与構体の一実施例の、強固な背当て部材およびそれによ
って荷重を与えられるドクターブレードを側方から示す
断面図、図２は、図１に示す背当て部材を一部断面で示
す端面図、そして図３は、図２に示す背当て部材を示す
側面図である。なお、この明細書では、ブレードの縦方
向とは、ブレードの先端からその搭載部分へ向かう方向
を意味する。
細に説明する。ここに図１は、この発明に基づく荷重付
与構体の一実施例の、強固な背当て部材およびそれによ
って荷重を与えられるドクターブレードを側方から示す
断面図、図２は、図１に示す背当て部材を一部断面で示
す端面図、そして図３は、図２に示す背当て部材を示す
側面図である。なお、この明細書では、ブレードの縦方
向とは、ブレードの先端からその搭載部分へ向かう方向
を意味する。
【００２０】図１に示すこの実施例の構成は、短時間残
留型塗工機のドクターブレードあるいは塗布装置から独
立したドクターブレード用の荷重付与構体として使用し
得るものであり、ここでは、図示のようにドクターブレ
ード７が、二つの支持梁２，３を具える支持構体に搭載
されている。そしてそのドクターブレード７は、そのド
クターブレード７の先端に近い位置にて、背当て部材８
の先端縁10により支持されるとともに荷重を付与され、
また、塗工されるべき網状材料としての紙匹16は、通常
の方法で背当てロール１により支持されて通っている。
留型塗工機のドクターブレードあるいは塗布装置から独
立したドクターブレード用の荷重付与構体として使用し
得るものであり、ここでは、図示のようにドクターブレ
ード７が、二つの支持梁２，３を具える支持構体に搭載
されている。そしてそのドクターブレード７は、そのド
クターブレード７の先端に近い位置にて、背当て部材８
の先端縁10により支持されるとともに荷重を付与され、
また、塗工されるべき網状材料としての紙匹16は、通常
の方法で背当てロール１により支持されて通っている。
【００２１】上記背当て部材８は、上記ドクターブレー
ド支持構体の上側梁３上に搭載された調節可能型荷重付
与装置によってドクターブレード７へ向けて押圧され、
ここにおけるその荷重付与装置は、長手方向軸線に沿っ
て複数のセグメントに分割された櫛状のドクターブレー
ド輪郭調整梁４を具えており、そのドクターブレード輪
郭調整梁４の各セグメントは、そのセグメントに固定さ
れたナット５と、そのナット５を介して上記調整セグメ
ントと共働する調節ねじ６とを有している。そして上記
背当て部材８は、圧力供給されたホース11によってドク
ターブレード７へ向けて押圧される。
ド支持構体の上側梁３上に搭載された調節可能型荷重付
与装置によってドクターブレード７へ向けて押圧され、
ここにおけるその荷重付与装置は、長手方向軸線に沿っ
て複数のセグメントに分割された櫛状のドクターブレー
ド輪郭調整梁４を具えており、そのドクターブレード輪
郭調整梁４の各セグメントは、そのセグメントに固定さ
れたナット５と、そのナット５を介して上記調整セグメ
ントと共働する調節ねじ６とを有している。そして上記
背当て部材８は、圧力供給されたホース11によってドク
ターブレード７へ向けて押圧される。
【００２２】ここにおける背当て部材８は、例えば造型
された断面形状の鋼製のものでも良く、図示の好ましい
例では、その背当て部材８の断面形状は、本質的にＺ字
状をなしており、その断面形状における基部13の下面は
平坦とされ、その基部13は、その基部13の長手方向に沿
って複数の取付孔を有しており、背当て部材８は、それ
らの取付孔を介して所定の位置にボルトで固定される。
また背当て部材８の断面形状における胴部18は、基部13
に対して反転しており、それにより基部13と胴部18とは
鋭角をなしている。
された断面形状の鋼製のものでも良く、図示の好ましい
例では、その背当て部材８の断面形状は、本質的にＺ字
状をなしており、その断面形状における基部13の下面は
平坦とされ、その基部13は、その基部13の長手方向に沿
って複数の取付孔を有しており、背当て部材８は、それ
らの取付孔を介して所定の位置にボルトで固定される。
また背当て部材８の断面形状における胴部18は、基部13
に対して反転しており、それにより基部13と胴部18とは
鋭角をなしている。
【００２３】さらに上記断面形状は、基部13と反対の方
向を上向きにそして緩やかに指向する先端部12を形成す
るために胴部18の端部で反転しており、その先端部12の
端部は、ドクターブレード７の長手方向へ延在する背後
押圧力付加線として作用する上記先端縁10へ向けて収斂
している。また、背当て部材８の基部13の、胴部18への
連結線の位置には剛性低減溝19が設けられている。
向を上向きにそして緩やかに指向する先端部12を形成す
るために胴部18の端部で反転しており、その先端部12の
端部は、ドクターブレード７の長手方向へ延在する背後
押圧力付加線として作用する上記先端縁10へ向けて収斂
している。また、背当て部材８の基部13の、胴部18への
連結線の位置には剛性低減溝19が設けられている。
【００２４】そしてここにおける背当て部材８もまた、
横断方向切欠部14により、その長手方向軸線に沿って複
数のセグメント20に分割され、その各切欠部14の底部に
はさらに、溝部15が形成されており、それらの溝部15
は、各切欠部14を交差方向に区切るように、互いに整列
されている。かかる切欠部14および溝部15が設けられて
いる目的は、背当て部材８を特に、ドクターブレード７
に荷重を付与する方向について可撓性を持つようにする
ためであり、かかる可撓性は、背当て部材８の基部13
の、胴部18への連結線の位置の剛性低減溝19によってさ
らに高められる。なお、上記切欠部14および溝部15は、
集まる汚泥による目詰まりの防止のために、適当な弾性
シール材料によって満たされていても良く、その適当な
弾性シール材料としては、例えばシリコンやウレタンポ
リマー等が用いられ得る。
横断方向切欠部14により、その長手方向軸線に沿って複
数のセグメント20に分割され、その各切欠部14の底部に
はさらに、溝部15が形成されており、それらの溝部15
は、各切欠部14を交差方向に区切るように、互いに整列
されている。かかる切欠部14および溝部15が設けられて
いる目的は、背当て部材８を特に、ドクターブレード７
に荷重を付与する方向について可撓性を持つようにする
ためであり、かかる可撓性は、背当て部材８の基部13
の、胴部18への連結線の位置の剛性低減溝19によってさ
らに高められる。なお、上記切欠部14および溝部15は、
集まる汚泥による目詰まりの防止のために、適当な弾性
シール材料によって満たされていても良く、その適当な
弾性シール材料としては、例えばシリコンやウレタンポ
リマー等が用いられ得る。
【００２５】図３に示すように上記背当て部材８は、そ
の胴部18によって形成された端縁がドクターブレード７
に対して寄り掛かるように、その基部13の取付孔として
のねじ孔17を介して、ドクターブレード支持構体の上側
梁３上にボルト固定されており、その背当て部材８の胴
部18は、ドクターブレード７から離れるように弓状をな
していることから、それらドクターブレード７と胴部18
との間に空間を形成している。そして上記圧力供給され
たホース11は、その背当て部材８の胴部18がドクターブ
レード７へ向けられた先端12（10）を形成するように角
度を変える以前にその胴部18の上端部にて背当て部材８
に寄り掛かり得るようにされており、その背当て部材８
の先端縁10は、直線的なドクターブレード７をもたらす
ために、ドクターブレード７に寄り掛かる。
の胴部18によって形成された端縁がドクターブレード７
に対して寄り掛かるように、その基部13の取付孔として
のねじ孔17を介して、ドクターブレード支持構体の上側
梁３上にボルト固定されており、その背当て部材８の胴
部18は、ドクターブレード７から離れるように弓状をな
していることから、それらドクターブレード７と胴部18
との間に空間を形成している。そして上記圧力供給され
たホース11は、その背当て部材８の胴部18がドクターブ
レード７へ向けられた先端12（10）を形成するように角
度を変える以前にその胴部18の上端部にて背当て部材８
に寄り掛かり得るようにされており、その背当て部材８
の先端縁10は、直線的なドクターブレード７をもたらす
ために、ドクターブレード７に寄り掛かる。
【００２６】かかる設計のアプローチは、背当て部材８
の胴部18に、基部13に対する揺動の支点および固定点を
ドクターブレード７の表面に近接する位置でもたらし、
それによりドクターブレード７の表面に対する背当て部
材８の移動量を僅かな量に減少させて、与えられる荷重
の大きさに対する摩擦力の大きさの割合を小さく維持す
る。
の胴部18に、基部13に対する揺動の支点および固定点を
ドクターブレード７の表面に近接する位置でもたらし、
それによりドクターブレード７の表面に対する背当て部
材８の移動量を僅かな量に減少させて、与えられる荷重
の大きさに対する摩擦力の大きさの割合を小さく維持す
る。
【００２７】ドクターブレード７への荷重の調整は以下
の如くして行われる。すなわち、実際の荷重調整は、背
当て部材８に寄り掛かっているホース11内の圧力を変化
させることで行われる。
の如くして行われる。すなわち、実際の荷重調整は、背
当て部材８に寄り掛かっているホース11内の圧力を変化
させることで行われる。
【００２８】というのは、背当て部材８の先端縁10は、
塗工される紙匹16上をドクターブレード７が動く位置で
あるドクターブレード７の先端縁９の線（ドクターブレ
ード７の長手方向へ延在している線）に極めて近い位置
でドクターブレード７を押圧し、そのドクターブレード
７の平坦化（ドクタリング）作用によってドクターブレ
ード７が負わされる力は、部分的に背当て部材８の先端
縁10にも加わるので、上記ドクターブレード先端縁９の
線と背当て部材８の先端縁10の線（背後押圧力付加線）
との間の距離が短い程、ドクターブレード７への荷重の
変化によるドクターブレード７の先端の角度変化は小さ
く維持され、これに対応して、モーメントの腕が短くな
ることから、ドクターブレード７に作用する曲げモーメ
ントも小さく維持されるからである。
塗工される紙匹16上をドクターブレード７が動く位置で
あるドクターブレード７の先端縁９の線（ドクターブレ
ード７の長手方向へ延在している線）に極めて近い位置
でドクターブレード７を押圧し、そのドクターブレード
７の平坦化（ドクタリング）作用によってドクターブレ
ード７が負わされる力は、部分的に背当て部材８の先端
縁10にも加わるので、上記ドクターブレード先端縁９の
線と背当て部材８の先端縁10の線（背後押圧力付加線）
との間の距離が短い程、ドクターブレード７への荷重の
変化によるドクターブレード７の先端の角度変化は小さ
く維持され、これに対応して、モーメントの腕が短くな
ることから、ドクターブレード７に作用する曲げモーメ
ントも小さく維持されるからである。
【００２９】かくして、ドクターブレード７の先端角度
が一定に維持されて、そのドクターブレード７の摩耗
も、塗工される紙匹16にドクターブレード７の先端輪郭
が接するように生じ、この結果、荷重の調整が、ドクタ
ーブレード先端角度一定の状態下で行われる。
が一定に維持されて、そのドクターブレード７の摩耗
も、塗工される紙匹16にドクターブレード７の先端輪郭
が接するように生じ、この結果、荷重の調整が、ドクタ
ーブレード先端角度一定の状態下で行われる。
【００３０】一方、ドクターブレード７の輪郭調整は、
上記調節ねじ６によってドクターブレード輪郭調整梁４
のセグメントを移動させることにより、通常の方法で行
われるが、上記背当て部材８が細いセグメントに分割さ
れていることで、そのドクターブレード輪郭調整梁４の
形状が調節されると、背当て部材８は、その形状調整に
柔軟に対応する。かかるドクターブレード輪郭調整は、
自動的にもあるいは手動でも行われ得るが、この発明に
基づく背当て部材の長所による、ドクターブレードの極
めて良好な輪郭調整精度によれば、自動調整の利益を最
大限に利用することができる。
上記調節ねじ６によってドクターブレード輪郭調整梁４
のセグメントを移動させることにより、通常の方法で行
われるが、上記背当て部材８が細いセグメントに分割さ
れていることで、そのドクターブレード輪郭調整梁４の
形状が調節されると、背当て部材８は、その形状調整に
柔軟に対応する。かかるドクターブレード輪郭調整は、
自動的にもあるいは手動でも行われ得るが、この発明に
基づく背当て部材の長所による、ドクターブレードの極
めて良好な輪郭調整精度によれば、自動調整の利益を最
大限に利用することができる。
【００３１】なお、背当て部材は、適当な材料、例えば
押し出しアルミニウム材あるいはプラスチックによって
その断面形状を形成されることもでき、また所要の剛性
低減切除は、切除用レーザーや高圧ウオータージェット
の如き、幾種類かの択一的な加工方法によって行うこと
ができる。そして背当て部材の厳密な形状や寸法は、所
要に応じて変更することができ、例えば背当て部材は、
ドクターブレートの後方で浮動支持されても良く、その
場合には背当て部材の基部を取り除くことができる。
押し出しアルミニウム材あるいはプラスチックによって
その断面形状を形成されることもでき、また所要の剛性
低減切除は、切除用レーザーや高圧ウオータージェット
の如き、幾種類かの択一的な加工方法によって行うこと
ができる。そして背当て部材の厳密な形状や寸法は、所
要に応じて変更することができ、例えば背当て部材は、
ドクターブレートの後方で浮動支持されても良く、その
場合には背当て部材の基部を取り除くことができる。
【００３２】同様に、背当て部材の背後押圧力付加線が
ドクターブレードの先端縁線の近くに位置するととも
に、その背当て部材をドクターブレードへ向けて押圧す
る適当な手段が配置されていれば、背当て部材は、ドク
ターブレード支持構体あるいは荷重付与装置のどの部位
に固定されても良い。
ドクターブレードの先端縁線の近くに位置するととも
に、その背当て部材をドクターブレードへ向けて押圧す
る適当な手段が配置されていれば、背当て部材は、ドク
ターブレード支持構体あるいは荷重付与装置のどの部位
に固定されても良い。
【００３３】但し、背当て部材は、ドクターブレードへ
の荷重付与方向に弾性的であるべきである一方、ドクタ
ーブレードの縦方向へは、その背当て部材は、その方向
の変形が本質的に全く生じないような高い剛性を有して
いるべきである。しかしながら、本質的にそのドクター
ブレードの縦方向へは何等の力も背当て部材には加わら
ないので、その要求される条件は、それがドクターブレ
ードの面に垂直な方向への移動を本質的に有さないよう
な背当て部材の設計であれば、どんな背当て部材の設計
によっても充足される。
の荷重付与方向に弾性的であるべきである一方、ドクタ
ーブレードの縦方向へは、その背当て部材は、その方向
の変形が本質的に全く生じないような高い剛性を有して
いるべきである。しかしながら、本質的にそのドクター
ブレードの縦方向へは何等の力も背当て部材には加わら
ないので、その要求される条件は、それがドクターブレ
ードの面に垂直な方向への移動を本質的に有さないよう
な背当て部材の設計であれば、どんな背当て部材の設計
によっても充足される。
【００３４】かくして背当て部材は基本的に、強固で、
楔状をなす、ドクターブレードの先端縁線に近い位置へ
向けて押圧される細長い部材ともされることができる。
しかしながら、かかる背当て部材は、上述したドクター
ブレード輪郭調整とは両立しない。
楔状をなす、ドクターブレードの先端縁線に近い位置へ
向けて押圧される細長い部材ともされることができる。
しかしながら、かかる背当て部材は、上述したドクター
ブレード輪郭調整とは両立しない。
【００３５】また、明らかに、上記ドクターブレード支
持梁および荷重付与装置の設計は、それに関連するドク
タリングユニット（ドクターブレードユニット）あるい
は短時間残留型塗工機内のドクターブレード支持構体の
構成に依存し、そして、背当て部材の長さは、少なくと
も、塗工される紙匹の全幅に亘って延在する長さとされ
る。
持梁および荷重付与装置の設計は、それに関連するドク
タリングユニット（ドクターブレードユニット）あるい
は短時間残留型塗工機内のドクターブレード支持構体の
構成に依存し、そして、背当て部材の長さは、少なくと
も、塗工される紙匹の全幅に亘って延在する長さとされ
る。
【００３６】背当て部材の寸法は、ドクタリングユニッ
トおよびドクターブレード支持構体の設計によっても当
然に異なる。しかしながら、厚さ0.2 mm〜0.6 mmで、ブ
レード固定点から約30〜100 mm、典型的には40〜70mmの
距離にブレード先端を持つドクターブレード用の、その
ドクターブレードの先端から背当て部材の先端までの距
離は、典型的には0.5 〜5 mm、より好ましくは 1〜3 mm
である。
トおよびドクターブレード支持構体の設計によっても当
然に異なる。しかしながら、厚さ0.2 mm〜0.6 mmで、ブ
レード固定点から約30〜100 mm、典型的には40〜70mmの
距離にブレード先端を持つドクターブレード用の、その
ドクターブレードの先端から背当て部材の先端までの距
離は、典型的には0.5 〜5 mm、より好ましくは 1〜3 mm
である。
【００３７】
【発明の効果】かくしてこの発明のドクターブレード用
荷重付与方法によれば、ドクターブレードの輪郭調整を
危うくすることなしにその先端に近い位置への荷重付与
を可能にすることができ、また、ドクターブレードの輪
郭調整の間でさえもドクターブレードの先端の角度を一
定に維持することができ、そしてそれらに加え、ドクタ
ーブレードの輪郭調整ももたらすことができる。
荷重付与方法によれば、ドクターブレードの輪郭調整を
危うくすることなしにその先端に近い位置への荷重付与
を可能にすることができ、また、ドクターブレードの輪
郭調整の間でさえもドクターブレードの先端の角度を一
定に維持することができ、そしてそれらに加え、ドクタ
ーブレードの輪郭調整ももたらすことができる。
【００３８】そしてこの発明のドクターブレード用荷重
付与構体によれば、上記方法を実施し得るとともに、極
めて単純で、製造およびドクターブレードと組み合わせ
ての搭載が容易であることから、ドクターブレード用荷
重付与構体を塗工ステーションに容易に設けることがで
きる。
付与構体によれば、上記方法を実施し得るとともに、極
めて単純で、製造およびドクターブレードと組み合わせ
ての搭載が容易であることから、ドクターブレード用荷
重付与構体を塗工ステーションに容易に設けることがで
きる。
【図１】この発明に基づく荷重付与構体の一実施例の、
強固な背当て部材およびそれによって荷重を与えられる
ドクターブレードを側方から示す断面図である。
強固な背当て部材およびそれによって荷重を与えられる
ドクターブレードを側方から示す断面図である。
【図２】図１に示す背当て部材を一部断面で示す端面図
である。
である。
【図３】図２に示す背当て部材を示す側面図である。
１ 背当てロール ２，３ ドクターブレード支持梁 ４ ドクターブレード輪郭調整梁 ５ ナット ６ 調節ねじ ７ ドクターブレード ８ 背当て部材 ９ ドクターブレード先端縁 10 背当て部材先端縁 11 ホース 12 先端部 13 基部 14 切欠部 15 溝部 16 紙匹 17 ねじ孔 18 胴部 19 剛性低減溝
Claims (9)
- 【請求項１】 塗工機のドクターブレード（７）に荷重
を与える方法であって、 支持梁（２，３）に搭載された前記ドクターブレード
（７）が、塗工される網状材料（16）上に塗布される混
合塗料の量を調整するとともにその混合塗料を平坦にな
らすために前記網状材料（16）に近寄らせられ、そし
て、 前記ドクターブレード（７）がその先端（９）に近い位
置にて、そのドクターブレード（７）に荷重を与えるた
めに前記塗工される網状材料（16）の全幅に亘り前記網
状材料（16）へ向けて押圧される、 というドクターブレード用荷重付与方法において、 前記ドクターブレード（７）の荷重の向きの、そのドク
ターブレード（７）の縦方向への偏向が本質的に防止さ
れることを特徴とする、ドクターブレード用荷重付与方
法。 - 【請求項２】 前記ドクターブレード（７）の輪郭調整
のために、前記ドクターブレード（７）の荷重がそのド
クターブレード（７）の全幅に亘って変更されることを
特徴とする、請求項１記載のドクターブレード用荷重付
与方法。 - 【請求項３】 塗工機のドクターブレード（７）に荷重
を与える構体であって、 前記ドクターブレード（７）を支持するための支持梁
（２，３）と、 前記支持梁（２，３）に搭載された前記ドクターブレー
ド（７）と、 前記ドクターブレード（７）にその先端（９）に近い位
置にて寄り掛かり得る背当て部材（８）と、 前記ドクターブレード（７）に荷重を与える力をもたら
すために前記背当て部材（８）を前記ドクターブレード
（７）へ向けて押圧し得る荷重付与手段（４，５，６，
11）と、 を具えるドクターブレード用荷重付与構体において、 前記背当て部材（８）が前記ドクターブレード（７）の
縦方向に強固であり、それにより、前記ドクターブレー
ド（７）の荷重を変更する間、前記ドクターブレード
（７）と前記背当て部材（８）との間に本質的に移動が
生じないことを特徴とする、ドクターブレード用荷重付
与構体。 - 【請求項４】 前記背当て部材（８）の揺動の支点は、
前記ドクターブレード（７）に対するその背当て部材
（８）の摺動を減少させるために、前記ドクターブレー
ド（７）の表面に近接して位置することを特徴とする、
請求項３記載のドクターブレード用荷重付与構体。 - 【請求項５】 前記背当て部材（８）は、その長手方向
軸線に沿って横断方向切欠部（14）により複数のセグメ
ント（20）に分割され、それにより前記背当て部材
（８）は、ドクターブレード（７）への荷重付与方向に
撓むことができることを特徴とする、請求項３もしくは
請求項４記載のドクターブレード用荷重付与構体。 - 【請求項６】 前記横断方向切欠部（14）は、シリコン
もしくはウレタンポリマーの如き弾性シール材料によっ
て満たされていることを特徴とする、請求項５記載のド
クターブレード用荷重付与構体。 - 【請求項７】 前記背当て部材（８）の断面形状は、そ
の断面形状の一端部が基部（13）を形成する一方でその
断面形状の中間部が前記基部（13）に対して反転する胴
部（18）を形成し、さらにその断面形状の他端部（12）
が、前記基部（13）と反対の方向を指向する先端部（1
2）を形成するとともに前記ドクターブレード（７）の
押圧に適した端縁へ向かって収斂する先端を有するよう
な、Ｚ字状をなすことを特徴とする、請求項３から請求
項６のいずれか記載のドクターブレード用荷重付与構
体。 - 【請求項８】 前記背当て部材（８）の断面形状は、そ
の背当て部材（８）が胴部（18）と前記ドクターブレー
ド（７）の押圧に適した先端部（12）とを具えるよう
な、Ｌ字状をなすことを特徴とする、請求項３から請求
項６のいずれか記載のドクターブレード用荷重付与構
体。 - 【請求項９】 前記ドクターブレード用荷重付与構体が
使用される前記塗工機は、短時間残留型塗工機であるこ
とを特徴とする、請求項３から請求項８のいずれか記載
のドクターブレード用荷重付与構体。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FI931722 | 1993-04-16 | ||
| FI931722A FI94269C (fi) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | Menetelmä ja sovitelma kaavinterän kuormittamiseksi |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06304517A true JPH06304517A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=8537749
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6078957A Pending JPH06304517A (ja) | 1993-04-16 | 1994-04-18 | ドクターブレード用の荷重付与方法および荷重付与構体 |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5556467A (ja) |
| EP (1) | EP0629742B1 (ja) |
| JP (1) | JPH06304517A (ja) |
| AT (1) | ATE158038T1 (ja) |
| CA (1) | CA2120999C (ja) |
| DE (1) | DE69405469T2 (ja) |
| FI (1) | FI94269C (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011194350A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Dainippon Printing Co Ltd | 塗工量を調整するブレード装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19620261A1 (de) * | 1996-05-20 | 1997-11-27 | Voith Sulzer Papiermasch Gmbh | Auftragwerk zum direkten oder indirekten Auftragen eines flüssigen oder pastösen Mediums auf eine laufende Materialbahn |
| US6192597B1 (en) | 1997-04-17 | 2001-02-27 | Voith Sulzer Papiermaschinen Gmbh | Device for treating a fibrous pulp web as well as a sealing device for a device of this kind |
| DE19740952A1 (de) * | 1997-09-17 | 1999-03-18 | Voith Sulzer Papiermasch Gmbh | Auftragwerk zum direkten oder indirekten Auftragen eines flüssigen oder pastösen Mediums auf eine laufende Materialbahn |
| DE19751098C2 (de) * | 1997-11-18 | 2003-02-20 | Voith Paper Patent Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zum Verstellen eines langgestreckten, sich in Breitenrichtung einer laufenden Materialbahn erstreckenden Bauteils |
| DE19812929A1 (de) * | 1998-03-24 | 1999-09-30 | Voith Sulzer Papiertech Patent | Vorrichtung zum Egalisieren oder/und Dosieren einer auf einen Untergrund aufgebrachten Schicht eines flüssigen oder pastösen Auftragsmediums |
| DE19817202A1 (de) * | 1998-04-17 | 1999-10-21 | Voith Sulzer Papiertech Patent | Dichtungseinrichtung |
| DE102004029565A1 (de) * | 2004-06-18 | 2006-01-05 | Voith Paper Patent Gmbh | Rakelvorrichtung |
| DE102005029613A1 (de) * | 2005-06-23 | 2007-01-04 | Voith Patent Gmbh | Vorrichtung zur Dosierung und/oder Egalisierung |
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| DE2822682A1 (de) * | 1978-05-24 | 1979-11-29 | Feldmuehle Ag | Vorrichtung und verfahren zum kontinuierlichen egalisieren des striches beim beschichten von laufenden materialbahnen |
| DE3017274C2 (de) * | 1980-05-06 | 1985-07-18 | Jagenberg-Werke AG, 4000 Düsseldorf | Vorrichtung zum Streichen von Papierbahnen |
| US4440105A (en) * | 1983-01-17 | 1984-04-03 | Consolidated Papers, Inc. | Paper coating apparatus having a replaceable orifice plate |
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| US5138970A (en) * | 1989-06-22 | 1992-08-18 | J.M. Voith Gmbh | Device for coating web material |
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| SE9102783L (sv) | 1991-09-25 | 1992-12-21 | Btg Kaelle Inventing Ab | Anordning och foerfarande foer bladbestrykning av en loepande bana |
-
1993
- 1993-04-16 FI FI931722A patent/FI94269C/fi active
-
1994
- 1994-03-30 DE DE69405469T patent/DE69405469T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1994-03-30 EP EP94105082A patent/EP0629742B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-03-30 AT AT94105082T patent/ATE158038T1/de active
- 1994-04-11 CA CA002120999A patent/CA2120999C/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-04-18 US US08/228,861 patent/US5556467A/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-04-18 JP JP6078957A patent/JPH06304517A/ja active Pending
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|---|---|
| US5556467A (en) | 1996-09-17 |
| ATE158038T1 (de) | 1997-09-15 |
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