JP2562453B2 - パラボラアンテナの方位角調整構造 - Google Patents

パラボラアンテナの方位角調整構造

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Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 小口径パラボラアンテナの方位角を粗調整する構造に
おいて、調整の際のアンテナの動揺を少なくするため、
アンテナの架台を固定台座と押さえ部材との間にわずか
なクリアランスでもって挟み込み、固定ボルトで架台を
固定するように構成したものである。
〔産業上の利用分野〕
本発明はアンテナの方向調整構造、特に衛星通信用の
小口径パラボラアンテナの方位角を調整する構造に関す
る。
衛星通信用の小口径パラボラアンテナにおいて、アン
テナを衛星の方向に向けるための方向調整としては、方
位角(垂直軸を中心とするアンテナの角度)と仰角(水
平軸を中心とするアンテナの角度)の二方向の調整を行
えるマウント構造を採用するのが一般的である。本発明
は、そのうちの方位角(Az)を簡便かつ安価に調整しう
る構造を提供するものである。
〔従来の技術〕
従来の小口径パラボラアンテナ(口径が1〜2m程度の
もの)の方位角の調整構造として、第5図及び第6図に
示すような構造のものが知られている。第5図におい
て、10は主反射鏡、11は副反射鏡、12は無線装置、13は
バックストラクチャー、14はポール、15はベース、16は
仰角調整装置、17は無線装置と一体をなした一次放射
器、18はポール14に結合される架台である。主反射鏡1
0、副反射鏡11、一次放射器17等のアンテナ部品を一定
の位置関係で支持しているバックストラクチャー13は、
水平面内の軸20を回転中心として角度調整可能に架台18
に取付けられている。また、この架台18はポール14の円
形フランジ状の水平台座14a(第6図)上に所定の回転
位置で固定され、更にポール14を介してベース15に支持
されている。
ポール14の台座14aには円周方向に長孔となった幾つ
かの取付孔14bが等間隔に設けられ、一方架台18の底壁
フランジ部にも取付孔14bに対応する複数のタップ孔18a
が設けてある。そして、固定ボルト21が取付孔14bを介
してタップ孔18aに締結してある。台座14aに対する架台
18の回転位置、即ちアンテナの方位角の調整を行うに
は、固定ボルト21を緩め、架台18及びその上部を所望の
回転位置にして粗調整して固定ボルト21を仮固定する。
更に、図示しない微調整装置にて微調整を行った後、固
定ボルト21を固く締付けて固定する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
衛星通信用のアンテナの場合、例えば日本国内では赤
道上にある通信衛星に対してアンテナの仰角(EL角)を
30゜〜60゜の範囲で調整する必要があるが、このような
広い範囲で仰角を調整しようとすれば、アンテナの重心
の移動が激しく、上記のように単純な円形フランジの回
転すり合わせの構造では、固定ボルト21を必要以上に緩
めたとき、第6図(b)に示すように、架台18上部のア
ンテナの動揺が大きく、また固定ボルト21に無理な力が
かかり、ねじ部分の摩耗が激しいという問題がある。
そこで、アンテナの方位角調整の際にアンテナの動揺
等を小さく抑え、かつ固定ボルトに無理な負荷がかから
ないようにすることが要望される。
〔問題点を解決するための手段〕
このような問題点を解決するために、本発明によれ
ば、小口径パラボラアンテナの鏡面等を支持する架台を
少なくとも所定角度垂直軸まわりに回転可能となるよう
に固定台座に取付け、かつ該架台を固定台座に固定しう
る手段を有する方位角調整構造において、架台の水平な
底壁に円形孔を形成し、固定台座のフランジ部と該固定
台座に固定した押さえ部材との間で該円形孔周囲の架台
底壁の上下面を架台が回転出来る程度のクリアランスを
もって挟み込むように構成し、かつ前記固定台座と押さ
え部材との固定領域の外側で前記垂直軸と平行に、固定
台座から押さえ部材までのびるボルトで架台を固定台座
に固定するようにしたパラボラアンテナの方位角調整構
造が提供される。
〔作 用〕
本発明によれば、パラボラアンテナの方位角を粗調整
しようとする場合は、ボルトを緩め、架台を所望の位置
まで回転させて、ボルトを仮固定する。その際、たとえ
ボルトを必要以上緩めたとしても、架台は固定台座のフ
ランジ部と押さえ部材との間でわずかなクリアランスを
もって挟み込まれるように支承されているので、架台上
部のアンテナの動揺等は小さく、従ってボルトに無理な
負荷がかかることはない。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説
明する。
まず、第3図及び第4図において、本発明の方位角調
整構造を採用した衛星通信用小口径パラボラアンテナを
示している。このアンテナは直径1.2mのオフセット型ア
ンテナであり、主反射鏡10の他に、副反射鏡11及び一次
放射器と一体をなした無線装置12を有する。これらのア
ンテナ部品は所定の位置関係を維持するように一体型の
構造体であるバックストラクチャー13により高精度(±
0.5mm以下)に支持されている。バックストラクチャー1
3は、水平軸20を回転中心として角度(即ち仰角−EL
角)調整可能に架台18に取付けられ、更にこの架台18は
ポール14の上部の水平台座30に後述のように垂直軸を中
心として回転可能(即ち方位角調整可能)に支持され、
ベース15に支承されている。バックストラクチャー13の
角度(仰角)は、アンテナの前方下部に設けた角度調整
装置16により調節される。
バックストラクチャー13は第3図に示すように主反射
鏡10を取付けるためのフレーム部分13aと、このフレー
ム部分13aの根元部に相当する補強部分13bと、この補強
部分13bから或る角度で延びた、副反射鏡11を取付ける
ためのフレーム部分13cとからなる。これらのフレーム
部分13a、13b、13cは例えば断面矩形の鋼材よりなり、
溶接等で一体的に構成されている。
第1図(a)、(b)は本発明の方位角調整装置の第
1実施例を示している。架台18の水平な底壁41の中央部
には円形孔42が形成されている。一方、ポール14の上部
の固定台座30の周囲には水平なリング状のフランジ部31
が、中央部にはこのフランジ部31から上方へ突出した円
形突部32が設けられ、この円形突部32は架台底壁41の円
形孔42に嵌合し、架台18を円形孔42を中心として回転可
能にしている。固定台座30の上部にはスペーサ33を介し
て円板状の押さえ部材34がボルト35で固定されている。
これにより、円形孔42周囲の架台底壁41の上下面は固定
台座30のフランジ部31と押さえ部材34との間で架台18が
回転出来る程度のごくわずかなクリアランス(t=0.2
〜0.5mm程度)をもって挟み込まれるように構成されて
いる。
固定台座30のフランジ部31には円周方向に等間隔の複
数の取付孔36が設けられ、また架台底壁41には対応する
径でかつ円周方向に延びた複数(3個)の長孔37が等間
隔に設けられ、更に押さえ部材34の上面には対応する径
でかつ円周方向に等間隔の複数の位置に挿入孔を介して
ナット38が溶接により固定されている。そして、複数
(この場合3個)の固定ボルト39がフランジ部31の取付
孔36から架台底壁41の長孔37を貫通し、押さえ部材34の
ナット38に締め付けられている。これにより、クリアラ
ンスtは無くなり、架台18は固定台座30に固定される。
架台18の回転位置の調整、即ちアンテナの方位角の調
整を行う場合、まず、固定ボルト39を緩める。この際、
固定ボルト39をを必要以上緩めたとしても、クリアラン
スtは所定以上、即ち0.2〜0.5mm程度以上にはならず、
架台18上部のアンテナの動揺は0.1゜程度以下に抑えら
れる。架台18を長孔37で規制される角度(この実施例の
場合±30゜)の範囲で回転させて方位角の粗調整を行
い、固定ボルト39を仮固定する。ついで、方位角微調整
機構19(第4図)で微調整を行った後、架台18を固定ボ
ルト39でしっかりと固定する。
第2図は本発明の方位角調整装置の第2実施例を示し
ている。架台18の底壁41に円形孔42を形成し、固定台座
30のフランジ部31と押さえ部材34との間で円形孔周囲の
架台底壁41を上下面より架台18が回転出来る程度のごく
僅かなクリアランスtをもって挟み込むように構成され
ている点は、第1実施例と同様である。第1実施例と異
なるのは、固定台座30のフランジ部31にではなくて円形
突部32に(スペーサ33より外側の位置に)円周方向に延
びた長孔45を円周方向等間隔に複数設け、押さえ部材34
にはこれらと対応する円周方向の位置に複数のタップ孔
46を等間隔に設け、長孔45からタップ孔46に固定ボルト
47を差し込んで締めつけるようにした点である。
この第2実施例では、架台18は固定台座30のフランジ
部31と押さえ部材34との間の締付のみ、即ち押さえ部材
34の撓みのみにより固定されることとなる。また、固定
ボルト47を緩めた際において、固定ボルト47は押さえ部
材34のタップ孔46に係合したままであり、脱落すること
はない。従って、固定ボルト47を取付けたままの状態で
方位角の調整が可能である。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、パラボラアンテナの
方位角を粗調整しようとする場合に、仮に固定ボルト3
9、47を必要以上緩めたとしても、架台18の底壁41は固
定台座30のフランジ部31と押さえ部材34との間でごくわ
ずかなクリアランスtをもって挟み込まれるように支承
されているので、架台上部のアンテナの動揺等は極めて
小さく、従って固定ボルトに無理な負荷がかかることは
ない。これにより、方位角の粗調整が短時間に簡便に行
えかつ安価なアンテナの方位角調整構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は本発明の方位角調整構造の第1
実施例の断面図及び平面図、第2図は本発明の方位角調
整構造の第2実施例の平面図、第3図は本発明の方位角
調整構造を採用したパラボラアンテナの側面図、第4図
は同パラボラアンテナの背面図、第5図は従来の方位角
調整構造を有するパラボラアンテナの斜視図、第6図
(a)、(b)は従来の方位角調整構造を説明する概略
図である。 10……主反射鏡 11……副反射鏡 12……無線装置 13……支持構造体(バックストラクチャー) 14……ポール 17……一次放射器 18……架台 20……回転中心軸 30……固定台座 31……フランジ部 32……円形突部 33……スペーサ 34……押さえ部材 39、47……固定ボルト 41……底壁 42……円形孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】小口径パラボラアンテナの鏡面(10)等を
    支持する架台(18)を少なくとも所定角度垂直軸まわり
    に回転可能となるように固定台座(30)に取付け、かつ
    該架台を固定台座に固定しうる手段を有する方位角調整
    構造において、架台(18)の水平な底壁(41)に円形孔
    (42)を形成し、固定台座のフランジ部(31)と該固定
    台座に固定した押さえ部材(34)との間で該円形孔周囲
    の架台底壁の上下面を架台が回転出来る程度のクリアラ
    ンス(t)をもって挟み込むように構成し、かつ前記固
    定台座(30)と押さえ部材(34)との固定領域の外側で
    前記垂直軸と平行に、固定台座から押さえ部材までのび
    るボルト(39,47)で架台を固定台座に固定するように
    したパラボラアンテナの方位角調整構造。
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