JP2562212Y2 - マグネットロール - Google Patents

マグネットロール

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JP2562212Y2
JP2562212Y2 JP7280291U JP7280291U JP2562212Y2 JP 2562212 Y2 JP2562212 Y2 JP 2562212Y2 JP 7280291 U JP7280291 U JP 7280291U JP 7280291 U JP7280291 U JP 7280291U JP 2562212 Y2 JP2562212 Y2 JP 2562212Y2
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JP
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sleeve
flange
magnet roll
annular member
shaft
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JP7280291U
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信行 松倉
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Hitachi Metals Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電子写真や静電記録等に
おいて現像ロール用として使用されるマグネットロール
に関するものであり、特にバイアス電圧を確実に印加可
能に形成したマグネットロールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来電子写真や静電記録等において現像
ロール用として使用されるマグネットロールは、現像剤
を現像領域に搬送するために、スリーブとその内部の永
久磁石部材とが相対的に回転するように構成されてい
る。また現像剤の搬送方式としては、スリーブのみを回
転させるスリーブ回転方式あるいは永久磁石部材をスリ
ーブと同方向または逆方向に回転させる両方回転方式が
一般的である(例えば特公昭63− 42257号、特公平2−
31383 号、同3−53632 号公報等参照)。特に両方回転
方式に使用されるマグネットロールは、図2に示すよう
な構造のものが多い。図2において、1は永久磁石部材
であり、例えばハードフェライトのような焼結粉末磁石
材料により円柱状に一体成形し、若しくは強磁性材料と
バインダーとの混合物により円柱状に一体成形し、中心
部に軸2を同軸的に固着する。
【0003】永久磁石部材1の外周面には軸方向に延び
る複数個の磁極(図示せず)を設ける。次に軸2の両端
部には、スリーブ付フランジ3およびシャフト付フラン
ジ4を軸受5、5を介して回転自在に装着し、スリーブ
付フランジ3およびシャフト付フランジには、中空円筒
状に形成したスリーブ6を嵌着する。ここでスリーブ付
フランジ3およびシャフト付フランジ4ならびにスリー
ブ6は、例えばアルミニウム合金若しくはステンレス鋼
等の非磁性材料によって形成するが、マグネットロール
の低コスト化のために、上記スリーブ付フランジ3およ
びシャフト付フランジ4をアルミニウム合金で形成する
ことがある。なお永久磁石部材1の直径は15〜60m
m、長さは200〜350mmとする場合が多い。
【0004】上記構成のマグネットロールは、現像装置
を構成する側板8に軸受9を介して装着されて現像用に
供されるのであるが、地カブリ防止若しくは反転現像の
ために、スリーブ6にはバイアス電圧が印加される。こ
の場合シャフト付フランジ4の側が一般に駆動側となる
ため、バイアス電圧はスリーブ付フランジ3の側から印
加される。ここでバイアス電圧を安定して印加するため
に、側板8とスリーブ付フランジ3のスリーブ部3aと
の間に、例えば圧縮コイルばね7が介装され、この圧縮
コイルばね7がスリーブ部3aの表面を軽く押圧するよ
うになっている。
【0005】すなわちバイアス電圧は、側板8、圧縮コ
イルばね7およびスリーブ付フランジ3を経由してスリ
ーブ6に印加されるのである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記構成のマグネット
ロールにおいては、現像時にはスリーブ付フランジ3は
スリーブ6と同速度で、例えば100〜400r.p.m.の
高速度で回転し、またスリーブ部3aの表面には圧縮コ
イルばね7が押圧されている。しかもスリーブ付フラン
ジ3は、前記のようにアルミニウム合金で形成されてい
るので、長期間の使用によりスリーブ部3aの表面は圧
縮コイルばね7との摺擦により摩耗してしまうという問
題点がある。従って圧縮コイルばね7とスリーブ付フラ
ンジ3との電気的接触が不良となることに起因して、所
謂導通不良となることがあり、現像不良若しくは画質低
下を招来するという問題点がある。
【0007】本考案は上記従来技術に存在する問題点を
解決し、フランジが安価な材料で形成され得ると共に、
フランジの摩耗を防止することができるマグネットロー
ルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案においては、外周面に軸方向に延びる複数個
の磁極を設けてなる永久磁石部材と、非磁性材料により
中空円筒状に形成したスリーブとを、これらの両端部に
設けたアルミニウム合金製のスリーブ付フランジとシャ
フト付フランジとを介して相対回転自在に構成してなる
マグネットロールにおいて、スリーブ付フランジのスリ
ーブ部に導電性を有する硬質の環状部材を嵌装すると共
に、この環状部材を介してバイアス電圧源とスリーブと
を電気的に接続する、という技術的手段を採用した。
【0009】本考案において、導電性を有する硬質の環
状部材としては、すべり軸受型式のものが好ましく、導
電性含油軸受がより好ましい。
【0010】
【作用】上記の構成により、ばね部材が押圧されるアル
ミニウム合金製のスリーブ付フランジのスリーブ部に、
導電性を有する硬質の環状部材が介装されることとな
り、当該部位の摩耗を確実に防止することができるので
ある。
【0011】
【実施例】図1は本考案の実施例を示す要部縦断面図で
あり、同一部分は前記図2と同一の参照符号で示す。図
1において10は導電性を有する焼結含油軸受であり、
スリーブ付フランジ3のスリーブ部3aに嵌着し、適宜
の回り止め手段を介して側板8に係止させる。7は導電
性を有する圧縮コイルばねであり、焼結含油軸受10と
側体8との間に介装させる。なお圧縮コイルばね7は複
数個設けることが好ましい。
【0012】上記の構成により、バイアス電圧は側板8
から圧縮コイルばね7、焼結含油軸受10を経てスリー
ブ付フランジ3に印加される。この場合焼結含油軸受1
0は、圧縮コイルばね7によって常時摺擦されている
が、焼結含油軸受10は高硬度であるため、長期間使用
しても摩耗は極めて少ない。このためスリーブ6に確実
にバイアス電圧が印加され得るのである。
【0013】本実施例においては、導電性を有する硬質
の環状部材として焼結含油軸受を使用した例について記
述したが、例えばステンレス鋼(SUS304など)等
の硬質でかつ導電性を有する材料で形成したリングを使
用してもよい。またスリーブ付フランジのスリーブ部を
押圧する手段としては、圧縮コイルばねのみでなく、引
張りコイルばね、板ばね等によっても作用は同様であ
る。更にマグネットロールの仕様としては、永久磁石部
材が回転するもののみでなく、側板等に固定されたもの
に対しても同様に適用できる。
【0014】
【考案の効果】本考案は以上記述のような構成および作
用であるから、低コストであると共に、フランジ部の摩
耗が防止され、よってスリーブにバイアス電圧を確実に
印加することができ、画質を向上させ得るという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す要部縦断面図である。
【図2】従来のマグネットロールの例を示す一部省略縦
断面図である。
【符号の説明】
3 スリーブ付フランジ 3a スリーブ部 7 圧縮コイルばね 10 焼結含油軸受

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に軸方向に延びる複数個の磁極を
    設けてなる永久磁石部材と、非磁性材料により中空円筒
    状に形成したスリーブとを、これらの両端部に設けたア
    ルミニウム合金製のスリーブ付フランジとシャフト付フ
    ランジとを介して相対回転自在に構成してなるマグネッ
    トロールにおいて、スリーブ付フランジのスリーブ部に
    導電性を有する硬質の環状部材を嵌装すると共に、この
    環状部材を介してバイアス電圧源とスリーブとを電気的
    に接続したことを特徴とするマグネットロール。
JP7280291U 1991-09-11 1991-09-11 マグネットロール Expired - Lifetime JP2562212Y2 (ja)

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JPH0525458U JPH0525458U (ja) 1993-04-02
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