JPH1173052A - 加熱定着装置 - Google Patents

加熱定着装置

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Publication number
JPH1173052A
JPH1173052A JP17383497A JP17383497A JPH1173052A JP H1173052 A JPH1173052 A JP H1173052A JP 17383497 A JP17383497 A JP 17383497A JP 17383497 A JP17383497 A JP 17383497A JP H1173052 A JPH1173052 A JP H1173052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner ring
fixing device
needle
heat fixing
heating roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17383497A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Yoshimura
昌 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP17383497A priority Critical patent/JPH1173052A/ja
Publication of JPH1173052A publication Critical patent/JPH1173052A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で高加重にでも耐久性を保ち、断熱
性のローラ軸受けを採用した加熱定着装置を提供するこ
とにある。 【解決手段】少なくとも加熱ローラ2を含むローラ対の
間に記録紙上に吸着したトナーを通過させて加熱定着を
行う加熱定着装置において、加熱ローラ2の回転軸両端
の軸受けにニードルベアリング1を設けた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は加熱定着装置に関
し、特に加熱定着装置の定着ローラ対の回転軸に設ける
軸受けの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、加熱定着装置の定着ローラ対
の軸受けにおいては、滑り軸受けに代表されるように回
転軸を受ける軸受けが樹脂で構成され、できるかぎり回
転軸と軸受けとの摩擦を低減できる状態で回転軸を受け
るように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年、カラー電
子写真技術を用いた装置が開発されてきているが、かか
るカラー画像を定着する際の定着ローラ対にかかる圧力
はモノクロ定着の場合に比べて約5〜10倍の圧力が必
要で、上述の滑り軸受けを用いて高い圧力を加えて定着
ローラ対を回転させると軸受けが変形したり、軸受けの
摩耗によりトルクが増大するという問題がある。
【0004】かかる問題点を解決するために、滑り軸受
けに代えてボールベアリングを軸受けに利用することも
可能であるが、この構成でも、内輪と外輪の間を小さな
鉄球を介して構成されているため、軸受けに直接熱がか
かり、樹脂の断熱スリーブを回転軸とボールベアリング
の内輪の間に挿入する必要があり、コストアップにな
り、耐久性にも問題があった。
【0005】本発明は上述の課題に鑑みてなされたもの
であり、簡単な構成で耐久性を保ち、断熱性の軸受けを
採用した加熱定着装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する手段】上述の課題を解決するために本
発明は、少なくとも加熱ローラを含むローラ対の間に記
録紙上に吸着したトナーを通過させて加熱定着を行う加
熱定着装置において、前記加熱ローラの回転軸両端の軸
受けにニードルベアリング設けた構成とする。これによ
り、ニードルが軸受けの厚み方向(軸方向)に延びて配
置できるために高い圧力でも十分耐える軸受け可能であ
り、しかも内輪と外輪の間に比較的大きな空隙を形成す
ることができるために、熱も直接伝わることもない。
【0007】また、前記ニードルベアリングは、前記回
転軸とともに回転する内輪と、該内輪の外周側に前記回
転軸方向に延在された複数のニードルが回転可能に包被
され、装置の外壁に固定される外輪とで構成され、前記
内輪又は外輪のいずれかが樹脂で形成されたものでも良
い。これにより、内輪又は外輪で用いる樹脂は断熱材と
しても働くので、余分な断熱スリーブを設けることなく
簡単な構成で断熱が可能である。
【0008】さらに、前記ニードルベアリングの前記内
輪は外輪よりも磨耗量が少ない耐磨耗部材で構成しても
良い。これにより回転負荷がかかる内輪を耐磨耗部材で
形成し、さらにフレーム(外壁)に固定する外輪をそれ
よりも磨耗量が多い、例えば固定しやすい樹脂で構成し
たため、耐久性があり、軸受けをフレームに簡単に設置
できる理想的な軸受けが提供できる。
【0009】また、少なくとも加熱ローラを含むローラ
対の間に記録紙上に吸着したトナーを通過させて加熱定
着を行う加熱定着装置において、前記加熱ローラの回転
軸両端の軸受けに、前記回転軸とともに回転する内輪
と、該内輪の外周側に前記回転軸方向に延在させた複数
のニードルが回転可能に包被され、装置の外壁に固定さ
れる外輪とでなるニードルベアリングが用いられ、該ニ
ードルベアリングの前記内輪側に前記ニードルを回転保
持するガイドを設けるとともに、前記内輪は外輪よりも
磨耗量が少ない耐磨耗部材で構成しても良い。
【0010】このガイドを内輪に設けたことにより、内
輪側ではガイドにニードルが嵌まり込み、外輪側ではニ
ードルは線接触する。ここで、内輪は外輪よりもニード
ルが嵌まり込んだ位置で磨耗する確率が高いために、軸
受けの中心部を耐摩擦部材でしっかり保持できる。ま
た、外輪は線接触されており、さらに内輪より周長が長
いため、外輪にガイドを設けて内輪側を線接触させた場
合に比べて磨耗する可能性が少なくてすむため、内輪よ
りも安価な磨耗量が大きい部材を用いることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を用い
て説明する。図1は本発明の加熱定着装置の一部説明図
であり1は本発明のニードルベアリングであり、加熱定
着装置本体のフレーム4に回り止め5により取り付けら
れている。2は加熱ローラであり、不図示であるがロー
ラ内部にハロゲンランプが挿入されていてこのローラ自
体が加熱するよう構成されている。3はプレスローラで
あり、ローラが弾性層で包被されており、加熱ローラ2
に一定の加重をかけており、加熱ローラ2と加圧ローラ
3の間のローラ対を未定着トナーが吸着した記録紙が挟
持搬送され、熱と圧力で記録紙上のトナーを定着するよ
う構成されている。なお、本発明の実施の形態では加熱
ローラ2にニードルベアリング1を設けたが、これに限
定されずプレスローラに用いても良い。
【0012】図2はニードルベアリングを説明する図で
あり、(a)は展開図、(b)は組立図である。図2
(a)に示すように1aは内輪であり、不図示であるが
ローラの回転軸に固定され、回転軸とともに回転するよ
う構成されている。図3に示すように内輪の周囲にはニ
ードル1bが入り込むガイド10aが形成されており、
ここにニードル1bが回転可能に配置される。ガイド1
0aは内輪1aの軸方向に延在されており(図2)、こ
こに加重がかかったとしても面接触であるために高い圧
力でも十分耐える圧力が得られる。内輪の材質としては
焼結合金が良いがこれに限定されない。焼結合金とする
場合は回転軸にしっかり固定でき、加重をかけても歪む
ことが少ない。焼結合金としては銅系焼結合金,鉄系焼
結合金が用いられる。樹脂とする場合は、特に強化プラ
スチックが用いられる。材料としてはポリアミドイミ
ド,ポリフェニレンスルフィドがあげられる。また、内
輪は外輪よりもニードル1bが回転したとき磨耗する量
が少ない耐磨耗部材で構成しても良い。耐磨耗部材とし
て上述の焼結合金が上げられるがこれに限定されない。
【0013】1cは外輪であり、回り止め5を介してフ
レーム4に固定されている。外輪1cの材質としては樹
脂が良いがこれに限定されることはない。樹脂の材料と
しては上述と同様、ポリアミドイミド,ポリフェニレン
スルフィドがあげられる。図2(b)はニードルベアリ
ング1の組立た状態を示し、ニードルベアリングを組み
立てた場合のニードル1bの構成を説明する一部拡大図
を図3に示す。図で理解できるように空隙部6が形成さ
れており、内輪1aを樹脂にしたことと、この空隙部6
により断熱が可能になっている。
【0014】また、図3に示すように、ガイド10aが
内輪1aに設けている。このガイド10aにニードル1
bが嵌まり込んでおり、ニードル1bがガイド10aに
面接触して回転するようになっている。このように面接
触で回転することで摩擦力が大となるが、この内輪1a
の材質を上述のように耐摩擦部材で構成するために十分
耐久性が維持できる。一方、外輪1c側ではニードル1
bは線接触するが、外輪1cは線接触させており、しか
も内輪1aより周長が長く、例えば外輪1cにガイド1
0aを設けた場合に比べて磨耗する可能性が少なくてす
むため、内輪よりも磨耗量が大きい安価な樹脂で構成で
きる。
【0015】
【発明の効果】本発明の構成によれば、ニードルベアリ
ングを用いることにより、簡単な構成で、カラー画像定
着に用いてローラ対にかかる加重が増加しても耐久性を
保ち、断熱性のニードルベアリングを採用した加熱定着
装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱定着装置の説明図である。
【図2】本発明のニードルベアリングを説明する図であ
り、(a)はニードルベアリングの分解図、(b)はそ
の組立図である。
【図3】ニードルベアリングを組み立てた場合のニード
ル取り付け状態を説明する一部拡大図である。
【符号の説明】
1:ニードルベアリング 1a:内輪 1b:ニードル 1c:外輪 10a:ガイド 2:加熱ローラ 3:プレスローラ 4:フレーム(装置の外壁部) 5:回り止め 6:空隙部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも加熱ローラを含むローラ対の間
    に記録紙上に吸着したトナーを通過させて加熱定着を行
    う加熱定着装置において、 前記加熱ローラの回転軸両端の軸受けにニードルベアリ
    ング設けたことを特徴とする加熱定着装置。
  2. 【請求項2】前記ニードルベアリングは、 前記回転軸とともに回転する内輪と、 該内輪の外周側に前記回転軸方向に延在された複数のニ
    ードルが回転可能に包被され、装置の外壁に固定される
    外輪とで構成され、 前記内輪又は外輪のいずれかが樹脂で形成されたことを
    特徴とする請求項1記載の加熱定着装置。
  3. 【請求項3】前記ニードルベアリングの前記内輪は外輪
    よりも磨耗量が少ない耐磨耗部材で構成したことを特徴
    とする請求項2記載の加熱定着装置。
  4. 【請求項4】少なくとも加熱ローラを含むローラ対の間
    に記録紙上に吸着したトナーを通過させて加熱定着を行
    う加熱定着装置において、 前記加熱ローラの回転軸両端の軸受けに、前記回転軸と
    ともに回転する内輪と、該内輪の外周側に前記回転軸方
    向に延在させた複数のニードルが回転可能に包被され、
    装置の外壁に固定される外輪とでなるニードルベアリン
    グが用いられ、 該ニードルベアリングの前記内輪側に前記ニードルを回
    転保持するガイドを設けるとともに、前記内輪は外輪よ
    りも磨耗量が少ない耐磨耗部材で構成したことを特徴と
    する加熱定着装置。
  5. 【請求項5】少なくとも前記ニードルベアリングの外輪
    を樹脂で、内輪を焼結合金で形成したことを特徴とする
    請求項4記載の加熱定着装置。
JP17383497A 1997-06-16 1997-06-30 加熱定着装置 Pending JPH1173052A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17383497A JPH1173052A (ja) 1997-06-16 1997-06-30 加熱定着装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15848697 1997-06-16
JP9-158486 1997-06-16
JP17383497A JPH1173052A (ja) 1997-06-16 1997-06-30 加熱定着装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1173052A true JPH1173052A (ja) 1999-03-16

Family

ID=26485589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17383497A Pending JPH1173052A (ja) 1997-06-16 1997-06-30 加熱定着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1173052A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006142535A (ja) * 2004-11-17 2006-06-08 Noritsu Koki Co Ltd 被覆装置
US7583923B2 (en) 2004-05-06 2009-09-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Bearing structure and fusing device for image forming apparatus employing the bearing structure

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7583923B2 (en) 2004-05-06 2009-09-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Bearing structure and fusing device for image forming apparatus employing the bearing structure
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