JP3067522B2 - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP3067522B2
JP3067522B2 JP6116839A JP11683994A JP3067522B2 JP 3067522 B2 JP3067522 B2 JP 3067522B2 JP 6116839 A JP6116839 A JP 6116839A JP 11683994 A JP11683994 A JP 11683994A JP 3067522 B2 JP3067522 B2 JP 3067522B2
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JP
Japan
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roller
heat fixing
fixing roller
conductive
conductive core
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JP6116839A
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Inventor
良造 秋山
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トナーを用いて現像す
る電子写真方式の画像形成装置に使用する定着装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置は、感光体
上に露光により静電潜像を形成した後、トナーで現像し
てトナー像を形成し、そのトナー像を転写紙に転写して
から定着装置で転写紙上のトナーを加熱溶融して定着す
るようにしている。
【0003】このような装置に使用する定着装置として
は、従来、ハロゲンランプを内蔵した熱定着ローラと表
面が弾性部材からなる加圧ローラを圧接して配置し、ハ
ロゲンランプでローラ部全体を加熱し、転写紙を熱定着
ローラと加圧ローラとの圧接部を通過させることで熱定
着するようにしていた。
【0004】しかし、ハロゲンランプでローラ部全体を
加熱するようにしたのでは、熱定着ローラを定着に必要
な温度に高めるのに比較的長い時間がかかり、また、消
費電力も大きいという問題があった。
【0005】そこで特公平5−64350号公報では、
図5に示すように、導電性セラミック材からなる円筒体
1の表面に離型性向上のためにふっ素樹脂層2を形成し
て熱定着ローラを構成し、円筒体1の両端部間に電圧を
印加することにより円筒体1を直接発熱させて熱応答性
を改善している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような定
着装置では、熱定着ローラに弾性がないため、熱定着ロ
ーラの径を小さくすると加圧ローラを圧接したときに生
じるニップ部が少なくなり、良好な定着ができなくなる
問題があり、また、熱定着した後の転写紙に熱定着ロー
ラによるカールが顕著に生じてしまう問題があった。
【0007】そこで本発明は、熱定着ローラの径を小さ
しても良好な定着ができると共に転写紙がカールする
虞れが無く、従って小形化を図ることができ、しかも熱
応答性の向上、電力の省力化を図ることができる定着装
置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱定着ローラ
と表面が弾性部材からなる加圧ローラを圧接して設け、
転写紙がその圧接部を通過することにより転写紙上のト
ナーを熱定着する定着装置において、熱定着ローラは、
両端部にそれぞれ設けられ、外部からの電力を受電する
1対の導電部と、この各導電部の一方に一端を結合し他
端を自由端とした、少なくとも1本の第1の導電性芯軸
と、各導電部の他方に一端を結合し他端を自由端とし、
第1の導電性芯軸と並行に配置した、少なくとも1本の
第2の導電性芯軸と、第1、第2の導電性芯軸を内部に
埋設してローラ部を形成したテフロン系の材料からなる
弾性発熱体とで構成したものである。
【0009】
【作用】このような構成の発明においては、熱定着ロー
ラのローラ部は弾性発熱体で構成しているので、加圧ロ
ーラとの圧接部では熱定着ローラ及び加圧ローラの両方
に歪みが生じる。従って熱定着ローラ及び加圧ローラの
径が小さくても定着に充分なニップ部を形成することが
できる。
【0010】また、第1の導電性芯軸と第2の導電性芯
軸が電極として作用し、その各芯軸から周囲の発熱体に
電流が流れ発熱体が直接発熱する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1において、11は熱定着ローラ、12は加
圧ローラである。前記熱定着ローラ11は、ローラ部を
弾性発熱体13で構成し、その弾性発熱体13の内部に
図2に示すように互いに並行に配置した例えばステンレ
スからなる第1、第2の導電性芯軸14,15を埋設し
ている。
【0012】前記弾性発熱体13の両端にはそれぞれ円
柱状の絶縁ホルダ16,17が固定されている。前記絶
縁ホルダ16,17は熱定着ローラ11をフレーム18
に対して回転自在に支持している。
【0013】前記各絶縁ホルダ16,17のフレーム1
8から外側に突出した側の一部に外側を円周面に形成し
た導電部19,20を設け、さらに外側に突出した側の
端部にギア21,22を取り付けている。
【0014】前記第1の導電性芯軸14は、その一端を
前記絶縁ホルダ16内を貫通して前記導電部19に結合
し、他端を絶縁ホルダ17の近傍まで延出させて自由端
としている。
【0015】前記第2の導電性芯軸15は、その一端を
前記絶縁ホルダ17内を貫通して前記導電部20に結合
し、他端を絶縁ホルダ16の近傍まで延出させて自由端
としている。
【0016】前記導電部19,20の外周面に導電ブラ
シ23,24を接触して配置し、その導電ブラシ23,
24間に交流電力源25から電力を供給するようにして
いる。
【0017】前記熱定着ローラ11はギア21,22を
介してモータ(図示せず)により回転力を与えられ、回
転駆動するようになっている。前記熱定着ローラ11の
弾性発熱体13は、例えばPFA(テトラフルオロエチ
レン・パーフルオロアルキルビニルエーテル)やPTF
E(ポリテトラフルオロエチレン)にカーボン粒子を分
散させたものを使用している。
【0018】前記加圧ローラ12は、金属からなる軸2
6の周囲に所定肉厚のシリコンゴム等の弾性層27を形
成して構成している。
【0019】前記熱定着ローラ11の弾性発熱体13の
硬度は前記加圧ローラ12の弾性層27の硬度と同等か
それ以下が好ましい。
【0020】このような構成の実施例では、交流電力源
25から交流電力が与えられると、第1、第2の導電性
芯軸14,15間に弾性発熱体13を通して電流が流
れ、弾性発熱体13が直接発熱する。
【0021】このように弾性発熱体13が直接発熱する
ので、熱定着ローラ11の表面が定着に適した温度に上
昇するまでの時間は比較的短くなり、熱応答性を向上で
きる。また、供給電力に対する発熱効率がよく、省電力
化を図ることができる。
【0022】定着時には熱定着ローラ11はモータによ
りギア21,22を介して回転する。そして熱定着ロー
ラ11の回転により加圧ローラ12も回転する。
【0023】この状態で図3に示すようにトナー28を
付着した転写紙29が熱定着ローラ11と加圧ローラ1
2との圧接部を通過することにより熱定着ローラ11か
らの熱でトナー28が溶融し定着される。
【0024】このとき熱定着ローラ11と加圧ローラ1
2との圧接部は略同等の硬度からなる弾性発熱体13と
弾性層27であるので、圧接力により互いに歪み比較的
大きなニップ部30が形成される。従って、転写紙29
のトナー28は熱定着ローラ11により確実に溶融し良
好な定着ができる。
【0025】また、熱定着ローラ11と加圧ローラ12
が互いに歪んでニップ部30を形成するので、熱定着ロ
ーラ11及び加圧ローラ12として小径のものを使用し
ても充分なニップ部を形成することが可能となり、従っ
て小形化しても良好な定着ができ、しかも転写紙29が
カールするような不都合は生じない。
【0026】なお、熱定着ローラ11の弾性発熱体13
の硬度を加圧ローラ12の弾性層27の硬度よりも大き
くすると、熱定着ローラ11の歪みがほとんど無くなる
ので、この場合は転写紙がカールする不都合が生じ、ま
たニップ部も少なくなって小形化した場合には良好な定
着ができなくなる。
【0027】また、熱定着ローラ11の弾性発熱体13
をPFAやPTFEのようにテフロン系の材料で構成し
ているので、離型性に優れトナー28が付着することは
ない。従って、特別に離型層を形成する必要は無い。
【0028】なお、前記実施例では熱定着ローラとして
弾性発熱体13内に第1、第2の2本の導電性芯軸1
4,15を埋設したものについて述べたが必ずしもこれ
に限定するものではなく、図4に示すように、弾性発熱
体13に対して比較的径の大きい1本の第1の導電性芯
軸31を中央に埋設し、その第1の導電性芯軸31の周
囲に比較的径の小さい複数、例えば4本の第2の導電性
芯軸32a,32b,32c,32dを埋設したもので
あってもよい。
【0029】このようにすれば熱定着ローラの強度を高
めることができる。また、1本の第1の導電性芯軸31
と4本の第2の導電性芯軸32a,32b,32c,3
2dとの間で電流が流れるので、熱応答性をさらに向上
できる。
【0030】
【発明の効果】以上、本発明によれば、弾性発熱体内に
電極となる第1、第2の導電性芯軸を埋設して熱定着ロ
ーラのローラ部を形成するので、熱定着ローラの径を小
さしても良好な定着ができると共に転写紙がカールする
虞れが無く、従って小形化を図ることができ、しかも熱
応答性の向上、電力の省力化を図ることができる定着装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】同実施例の熱定着ローラの断面図。
【図3】同実施例の熱定着ローラと加圧ローラの圧接状
態の断面図。
【図4】本発明の熱定着ローラの他の実施例を示す断面
図。
【図5】従来の熱定着ローラの断面図。
【符号の説明】
11…熱定着ローラ 12…加圧ローラ 13…弾性発熱体 14…第1の導電性芯軸 15…第2の導電性芯軸 19,20…導電部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/20 G03G 15/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱定着ローラと表面が弾性部材からなる
    加圧ローラを圧接して設け、転写紙がその圧接部を通過
    することにより転写紙上のトナーを熱定着する定着装置
    において、前記熱定着ローラは、両端部にそれぞれ設け
    られ、外部からの電力を受電する1対の導電部と、この
    各導電部の一方に一端を結合し他端を自由端とした、少
    なくとも1本の第1の導電性芯軸と、前記各導電部の他
    方に一端を結合し他端を自由端とし、前記第1の導電性
    芯軸と並行に配置した、少なくとも1本の第2の導電性
    芯軸と、前記第1、第2の導電性芯軸を内部に埋設して
    ローラ部を形成したテフロン系の材料からなる弾性発熱
    体とで構成したことを特徴とする定着装置。
JP6116839A 1994-05-30 1994-05-30 定着装置 Expired - Lifetime JP3067522B2 (ja)

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JPH07319311A JPH07319311A (ja) 1995-12-08
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