JPH0432692Y2 - - Google Patents

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JPH0432692Y2
JPH0432692Y2 JP1986052922U JP5292286U JPH0432692Y2 JP H0432692 Y2 JPH0432692 Y2 JP H0432692Y2 JP 1986052922 U JP1986052922 U JP 1986052922U JP 5292286 U JP5292286 U JP 5292286U JP H0432692 Y2 JPH0432692 Y2 JP H0432692Y2
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magnet
permanent magnet
sleeve
bearing
conductive
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Description

【考案の詳細な説明】 利用産業分野 この考案は、静電転写式電子写真複写機やプリ
ンター等の用途に用いられる静電現像用永久磁石
ロールの改良に係り、非磁性円筒状スリーブへの
バイアス電圧を長期間にわたつて安定して印加で
き、現像能力を向上、安定させた静電現像用永久
磁石ロールに関する。
背景技術 静電現像用永久磁石ロールは、第2図に示す如
く、非磁性円筒状スリーブ1(以下単にスリーブ
という)内に、磁石構成体2が支軸5a,5bに
軸支されて相対的に回転自在に内蔵されている。
磁石構成体2は、磁石支持体3に軸中心から放
射位置の軸方向に複数の永久磁石4が配置され、
スリーブ1の両開放端に固定される非磁性フラン
ジ部材6a,6b(以下単にフランジ部材という)
に軸支され、別個に軸支されるスリーブ1と相対
的に回転自在に内蔵される構成である。
また、8はナイロン製のスライダーであり、フ
ランジ部材6a,6bに軸支される磁石構成体2
の端面とフランジ部材6a,6b間に軸通配置さ
れて、前記端面同志の接触を防止して円滑な回転
を確保する構成である。
一般に、トナーの現像能力を高めるために、ス
リーブ1にバイアス電圧を印加するが、従来の上
記構成では、スリーブ1、磁石支持体3、フラン
ジ部材6a,6b、支軸5a,5b等は、ステン
レス鋼やアルミ合金などで構成し、支軸5を軸支
する軸受7a,7bに導電性グリスを用いた玉軸
受を使用するため、バイアス電圧の印加には何ら
の問題もなかつた。
しかし、近年の軽量化や低価格化の要請から、
一方のフランジ部材6bが合成樹脂製となり、軸
受7には銅系焼結合金からなるメタル軸受が用い
られるようになつた。
したがつて、スリーブ1へのバイアス電圧印加
は、支軸5b→磁石支持体3→支軸5a→軸受7
a→フランジ部材6a→スリーブ1の導通路にて
行なわれ、もつぱら支軸5aと軸受7aとの摺動
面の接触に依存していた。
支軸5aと軸受7aとの摺動面は、経年変化す
なわち摩耗したり、絶縁性異物や油脂などの侵入
により、導通性が劣化したり、長時間にわたつて
安定した導通性を維持できない問題があつた。
考案の目的 この考案は、現像能力の安定した安価で製造容
易な静電現像用永久磁石ロールを目的とし、特
に、スリーブと磁石構成体との相対的な回転を損
うことなく、スリーブへのバイアス電圧印加のた
めの導通性を長時間にわたつて安定して得ること
ができる構成の静電現像用永久磁石ロールを目的
としている。
考案の構成と効果 この考案は、非磁性円筒状スリーブの両端部に
フランジ部材を配設し、前記スリーブ内に、磁石
構成体を同軸にかつ相対的に回転自在に内蔵した
静電現像用永久磁石ロールにおいて、磁石構成体
を、永久磁石及び軸中心から放射位置に複数個の
磁極配置可能に永久磁石を保持する導電性の磁石
支持部材とその両端軸心に設けた導電性の支軸と
から構成し、少なくとも一方のフランジ部材と前
記支軸を軸支するため内蔵する軸受を導電性とな
し、該導電性軸受と磁石支持部材端面間に導電性
ばねワツシヤを軸通配置したとを特徴とする静電
現像用永久磁石ロールである。
導電性軸受と磁石支持部材端面間に導電性ばね
ワツシヤを軸通配置することにより、導電性軸受
と磁石支持部材の支軸との接触摺動面間の導通と
ともに導電性ばねワツシャを介して導電性軸受及
びフランジ部材と磁石支持部材端面間にも導通が
得られ、長期間の回転にわたつて安定した導通を
確保でき、さらには、磁石支持部材の軸方向の所
謂がたつきを見掛け上零とすることができる。
この考案において、スリーブは、通常のアルミ
合金製円筒形状のもののほか、深絞り成形法やイ
ンパクト成形等により、スリーブをその一方端と
当該端のフランジ部材を一体化したものなどが利
用できる。
フランジ部材は、少なくとも一方が導電性を有
すればよく、また、導電性を有するフランジ部材
の軸心部に内蔵する軸受は、銅系焼結合金等から
なるメタル軸受や玉軸受などの導電性を有する材
料から構成する必要がある。
磁石支持部材は、永久磁石の形状、寸法、極配
置などに応じて、例えば、円筒状、円柱状のほ
か、アルミ合金材などからなる引抜き型材等に
て、永久磁石を軸中心から放射位置に配置し、軸
中心から放射位置に複数極を配置できる構成であ
れば種々形状、構成でも利用でき、その両端部に
設ける支軸は、導通性を有するステンレス鋼製円
柱材などを磁石支持部材に圧入したり、同一材質
で一体に形成するなど種々の構成が利用できる。
また、永久磁石は、前記の如く、磁石支持部材
にて軸中心から放射位置に複数の磁極を構成でき
れば、円筒状永久磁石や長尺棒状永久磁石など
種々形状の永久磁石が利用できる。
この考案の特徴である導電性ばねワツシヤは、
スリーブと磁石構成体との相対的回転が円滑でか
つ所要の導電性が確保できるよう、その肉厚及び
ばね力を、適宜選定する必要がある。
導電性ばねワツシヤに鉄製ワツシヤを用いるこ
とは、発錆及び永久磁石ロール外からのキヤリア
の磁気的誘導等の点から好ましくなく、ベリリウ
ム銅、リン青銅などの銅系非磁性材ワツシヤが好
ましい。
また、ばね形状としては、特に限定しないが、
所謂波ワツシヤが好ましく、軸方向のがたつき寸
法の1.2〜2倍程度の折り曲げ厚みが特に有効で
あり、さらには導電性を有する金属製平ワツシヤ
との併用が望ましく、少なくとも導線性を有する
フランジ部材側に軸通配置すればよいが、両側に
軸通配置してもよい。
考案の図面に基づく開示 第1図はこの考案による永久磁石ロールの縦断
説明図である。
アルミ合金からなる非磁性円筒状のスリーブ1
0には、その一端部にアルミ合金からなる駆動側
フランジ部材11、他端には合成樹脂性からなる
従動側フランジ部材12が嵌入固着される。
各フランジ部材11,12の軸中心部には、銅
系焼結合金からなるメタル軸受13,14が着設
してある。
磁石構成体15は、アルミ合金からなる略円柱
状の磁石支持部材16の軸方向外周面に、異方性
フエライト永久磁石からなる長尺角柱状永久磁石
17が、ここでは4本着設した構成からなり、磁
石支持部材16の両端軸心部に、ステンレス鋼か
らなる支軸18,19が嵌入してある。
上記支軸18,19は、それぞれメタル軸受1
3,14に軸支されるが、駆動側フランジ部材1
1のメタ軸受13に軸支される支軸18には、駆
動側フランジ部材11と磁石支持部材16端面間
に、厚み0.5mmのリン青銅からなる平ワツシヤ2
0と厚み0.1mmのベリリウム銅からなる波ワツシ
ヤ21を軸通配置してあり、反対側の従動側フラ
ンジ部材12と磁石支持部材16との間には、ナ
イロン製のリング状スライダー22が軸通配置し
てある。
以上の構成により 支軸19→磁石支持部材16→支軸18→メタ
ル軸受13→駆動側フランジ部材11→スリーブ
10なる導通路、とともに、 支軸19→磁石支持部材16→波ワツシヤ21
→平ワツシヤ20→駆動側フランジ部材11及び
メタル軸受13→スリーブ10なる導通路が形成
されるため、長時間の使用においても、安定した
導通が可能で、安定したバイアス電圧の印加によ
り、現像能力が安定、向上する。
また、平ワツシヤ20と波ワツシヤ21によ
り、磁石構成体15の軸方向のがたつきがなくな
り、高精度な取り付けが可能で、簡単で安価な構
成でありながら、現像能力の向上を図ることがで
きた。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による永久磁石ロールの縦断
説明図である。第2図は従来の静電現像用永久磁
石ロールを示す縦断説明図である。 10……スリーブ、11,12……フランジ部
材、13,14……メタル軸受、15……磁石構
成体、16……磁石支持部材、17……永久磁
石、18,19……支軸、20……平ワツシヤ、
21……波ワツシヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 非磁性円筒状スリーブの両端部にフランジ部材
    を配設し、前記スリーブ内に、磁石構成体を同軸
    にかつ相対的に回転自在に内蔵した静電現像用永
    久磁石ロールにおいて、磁石構成体を、永久磁石
    及び軸中心から放射位置に複数個の磁極配置可能
    に永久磁石を保持する導電性の磁石支持部材とそ
    の両端軸心に設けた導電性の支軸とから構成し、
    少なくとも一方のフランジ部材と前記支軸を軸支
    するため内蔵する軸受を導電性となし、該導電性
    軸受と磁石支持部材端面間に導電性ばねワツシヤ
    を軸通配置したとを特徴とする静電現像用永久磁
    石ロール。
JP1986052922U 1986-04-09 1986-04-09 Expired JPH0432692Y2 (ja)

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JPS62164360U JPS62164360U (ja) 1987-10-19
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JPS56118309A (en) * 1980-02-22 1981-09-17 Hitachi Metals Ltd Assembling method for magnet roll

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JPS62164360U (ja) 1987-10-19

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