JP2560649B2 - 射出成形方法 - Google Patents
射出成形方法Info
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- JP2560649B2 JP2560649B2 JP6226421A JP22642194A JP2560649B2 JP 2560649 B2 JP2560649 B2 JP 2560649B2 JP 6226421 A JP6226421 A JP 6226421A JP 22642194 A JP22642194 A JP 22642194A JP 2560649 B2 JP2560649 B2 JP 2560649B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic field
- injection molding
- cavity
- plastic
- molding method
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は射出成形方法、特に、電
磁シールド部材の射出成形方法に関する。
磁シールド部材の射出成形方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の射出成形方法について図面を参照
して詳細に説明する。
して詳細に説明する。
【０００３】図２は第１の従来例を示す模式図である。
射出成形機１０９は、磁性と導電性を持つ鉄の短繊維
と、ブラスチックを混合溶融して、非磁性の金型１１０
内に射出する。キャビティ１１１の両端には、あらかじ
め接地端子として用いられる金属片１１２をインサート
しておく。電磁石１０５は、コイル１０８に電流を供給
することにより、キャビティ１１１の内に磁場を発生さ
せる。
射出成形機１０９は、磁性と導電性を持つ鉄の短繊維
と、ブラスチックを混合溶融して、非磁性の金型１１０
内に射出する。キャビティ１１１の両端には、あらかじ
め接地端子として用いられる金属片１１２をインサート
しておく。電磁石１０５は、コイル１０８に電流を供給
することにより、キャビティ１１１の内に磁場を発生さ
せる。
【０００４】従来の射出成形方法は、(A) 重量比で、鉄
短繊維を１０〜２０％，プラスチックを８０〜９０％の
割合で混合し、これをプラスチックの溶融温度で混練し
ながら射出する工程、(B) キャビティ内でプラスチック
が溶融状態にあるとき、電磁石のコイルに電流を流す工
程、(C) 前記コイルに電流を流した状態で、前記プラス
チックを冷却固化する工程、とを含んで構成される。
（例えば、特開昭６１−２１０６９９号公報参照） 図３はこの方法で製作された製品の断面を示す模式図で
ある。工程(B) において、プラスチック１０２中の鉄短
繊維１０４は、磁力線方向に配列接続されて金属片１１
２に接続される。
短繊維を１０〜２０％，プラスチックを８０〜９０％の
割合で混合し、これをプラスチックの溶融温度で混練し
ながら射出する工程、(B) キャビティ内でプラスチック
が溶融状態にあるとき、電磁石のコイルに電流を流す工
程、(C) 前記コイルに電流を流した状態で、前記プラス
チックを冷却固化する工程、とを含んで構成される。
（例えば、特開昭６１−２１０６９９号公報参照） 図３はこの方法で製作された製品の断面を示す模式図で
ある。工程(B) において、プラスチック１０２中の鉄短
繊維１０４は、磁力線方向に配列接続されて金属片１１
２に接続される。
【０００５】図４は第２の従来例を示す模式図である。
電磁シールド効果を高めるには、銅のような良導体を配
列させるのが望ましいが、銅は磁性が弱いため磁場中で
配列接続するのが困難なので、磁性材である鉄繊維１１
４の助けをかりて銅繊維１１５を磁極間に配列させる。
鉄１に対して銅２の割合で充分に混合し、お互いによく
からみあった繊維素材を使用すると、充分なシールド効
果が得られる。
電磁シールド効果を高めるには、銅のような良導体を配
列させるのが望ましいが、銅は磁性が弱いため磁場中で
配列接続するのが困難なので、磁性材である鉄繊維１１
４の助けをかりて銅繊維１１５を磁極間に配列させる。
鉄１に対して銅２の割合で充分に混合し、お互いによく
からみあった繊維素材を使用すると、充分なシールド効
果が得られる。
【０００６】図５は第３の従来例を示す模式図である。
ここでは、銅繊維１１５と磁性粉１１６との組合せを用
いている。
ここでは、銅繊維１１５と磁性粉１１６との組合せを用
いている。
【０００７】また、鉄と銅とを張り合わせた繊維や、鉄
に銅メッキした繊維を用いても同様な効果がある。これ
は粉でも、箔でも、繊維でも同様な効果がある。
に銅メッキした繊維を用いても同様な効果がある。これ
は粉でも、箔でも、繊維でも同様な効果がある。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の射出成
形方法は、磁性を有する金属繊維の配向方向が、磁界の
方向と同一になるので、成形部品の収縮量が磁界の印加
方向とこれに直角な方向では異なるため、希望する成形
部品寸法を得る金型設計が容易でないという欠点があっ
た。
形方法は、磁性を有する金属繊維の配向方向が、磁界の
方向と同一になるので、成形部品の収縮量が磁界の印加
方向とこれに直角な方向では異なるため、希望する成形
部品寸法を得る金型設計が容易でないという欠点があっ
た。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の射出成形方法
は、磁性を持ちかつ導電性の素材をプラスチックととも
に磁場中で成形固化することにより電磁波シールド効果
を有する部材を製造する射出成形方法において、(A) 金
型のキャビティ内で前記プラスチック全体が溶融状態に
ある成形初期の段階で、前記キャビティ内に第１の方向
をもつ磁場を印加する工程、(B) 前記キャビティ内で前
記プラスチックの内側がいまだに溶融状態にあり外側が
固化してきた成形中期の段階で、前記第１の方向をもつ
磁場の印加を停止し、前記キャビティ内に第２の方向を
もつ磁場を印加する工程、(C) 前記プラスチックの内部
が固化する成形終期の段階に達するまで、前記第２の方
向をもつ磁場を印加する工程、とを含んで構成される。
は、磁性を持ちかつ導電性の素材をプラスチックととも
に磁場中で成形固化することにより電磁波シールド効果
を有する部材を製造する射出成形方法において、(A) 金
型のキャビティ内で前記プラスチック全体が溶融状態に
ある成形初期の段階で、前記キャビティ内に第１の方向
をもつ磁場を印加する工程、(B) 前記キャビティ内で前
記プラスチックの内側がいまだに溶融状態にあり外側が
固化してきた成形中期の段階で、前記第１の方向をもつ
磁場の印加を停止し、前記キャビティ内に第２の方向を
もつ磁場を印加する工程、(C) 前記プラスチックの内部
が固化する成形終期の段階に達するまで、前記第２の方
向をもつ磁場を印加する工程、とを含んで構成される。
【００１０】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
説明する。
【００１１】図１は本発明の一実施例を示す流れ図であ
る。図１に示す射出成形方法は、磁性を持ちかつ導電性
の素材をプラスチックとともに磁場中で成形固化するこ
とにより電磁波シールド効果を有する部材を製造する射
出成形方法において、(A) 金型のキャビティ内で前記プ
ラスチック全体が溶融状態にある成形初期の段階で、前
記キャビティ内に第１の方向をもつ磁場を印加する工程
Ｓ１、(B) 前記キャビティ内で前記プラスチックの内側
がいまだに溶融状態にあり外側が固化してきた成形中期
の段階で、前記第１の方向をもつ磁場の印加を停止し、
前記キャビティ内に第２の方向をもつ磁場を印加する工
程Ｓ２、(C) 前記プラスチックの内部が固化する成形終
期の段階に達するまで、前記第２の方向をもつ磁場を印
加する工程Ｓ３、とを含んで構成される。
る。図１に示す射出成形方法は、磁性を持ちかつ導電性
の素材をプラスチックとともに磁場中で成形固化するこ
とにより電磁波シールド効果を有する部材を製造する射
出成形方法において、(A) 金型のキャビティ内で前記プ
ラスチック全体が溶融状態にある成形初期の段階で、前
記キャビティ内に第１の方向をもつ磁場を印加する工程
Ｓ１、(B) 前記キャビティ内で前記プラスチックの内側
がいまだに溶融状態にあり外側が固化してきた成形中期
の段階で、前記第１の方向をもつ磁場の印加を停止し、
前記キャビティ内に第２の方向をもつ磁場を印加する工
程Ｓ２、(C) 前記プラスチックの内部が固化する成形終
期の段階に達するまで、前記第２の方向をもつ磁場を印
加する工程Ｓ３、とを含んで構成される。
【００１２】磁性を持ちかつ導電性の素材の配向方向
は、特別に磁界を印加しなくとも、プラスチックの流動
方向と同一方向になる傾向が強いので、第１の方向をも
つ磁場を印加を省略し、成形中期の段階でプラスチック
の流動方向と略直角に第２の方向をもつ磁場を印加する
だけでも、成形部品の収縮差を減少できる。
は、特別に磁界を印加しなくとも、プラスチックの流動
方向と同一方向になる傾向が強いので、第１の方向をも
つ磁場を印加を省略し、成形中期の段階でプラスチック
の流動方向と略直角に第２の方向をもつ磁場を印加する
だけでも、成形部品の収縮差を減少できる。
【００１３】
【発明の効果】本発明の射出成形方法は、成形中期の段
階で第２の方向をもつ磁場を印加する工程を追加したた
め、成形部品の外側と内側とでは、磁性を持ちかつ導電
性の素材の配向方向が異なるので、成形後の成形部品の
収縮差を減少できるという効果がある。
階で第２の方向をもつ磁場を印加する工程を追加したた
め、成形部品の外側と内側とでは、磁性を持ちかつ導電
性の素材の配向方向が異なるので、成形後の成形部品の
収縮差を減少できるという効果がある。
【図１】本発明の一実施例を示す流れ図である。
【図２】第１の従来例を示す模式図である。
【図３】図２の方法で製作された製品の断面を示す模式
図である。
図である。
【図４】第２の従来例を示す模式図である。
【図５】第３の従来例を示す模式図である。
【符号の説明】 １０４ 鉄短繊維 １０５ 電磁石 １０８ コイル １０９ 射出成形機 １１０ 金型 １１１ キャビティ １１２ 金属片
Claims (5)
- 【請求項１】 磁性を持ちかつ導電性の素材をプラスチ
ックとともに磁場中で成形固化することにより電磁波シ
ールド効果を有する部材を製造する射出成形方法におい
て、(A) 金型のキャビティ内で前記プラスチック全体が
溶融状態にある成形初期の段階で、前記キャビティ内に
第１の方向をもつ磁場を印加する工程、(B) 前記キャビ
ティ内で前記プラスチックの内側がいまだに溶融状態に
あり外側が固化してきた成形中期の段階で、前記第１の
方向をもつ磁場の印加を停止し、前記キャビティ内に第
２の方向をもつ磁場を印加する工程、(C) 前記プラスチ
ックの内部が固化する成形終期の段階に達するまで、前
記第２の方向をもつ磁場を印加する工程、とを含むこと
を特徴とする射出成形方法。 - 【請求項２】 前記第１の方向をもつ磁場の方向を、前
記プラスチックの前記キャビティ内の流動方向に略一致
させた請求項１記載の射出成形方法。 - 【請求項３】 前記第２の方向をもつ磁場の方向が、前
記キャビティ内の流動方向と略直角である請求項１記載
の射出成形方法。 - 【請求項４】 前記電磁波シールド効果を有する部材が
長さＬ，幅Ｗ，厚さＴである板状のものである場合、前
記長さＬ方向（または幅Ｗ方向）に前記第１の方向をも
つ磁場を印加し、前記幅Ｗ方向（または長さＬ方向）に
前記第２の方向をもつ磁場を印加する請求項１記載の射
出成形方法。 - 【請求項５】 前記第１の方向をもつ磁場の強度を零と
し、前記成形中期の段階で印加する前記第２の方向をも
つ磁場の方向が、前記キャビティ内の前記プラスチック
の流動方向と略直角である請求項１記載の射出成形方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6226421A JP2560649B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 射出成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6226421A JP2560649B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 射出成形方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0890582A JPH0890582A (ja) | 1996-04-09 |
| JP2560649B2 true JP2560649B2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=16844865
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6226421A Expired - Lifetime JP2560649B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 射出成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2560649B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100877406B1 (ko) * | 2007-04-06 | 2009-01-09 | 박지암 | 반도체 실장기판 및 그 제조방법 |
| TWI611895B (zh) * | 2016-03-25 | 2018-01-21 | 中原大學 | 塑料成形方法及其設備 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61210699A (ja) * | 1985-03-15 | 1986-09-18 | 宇部興産株式会社 | 電磁波シ−ルド部材の製造法 |
| JPH03159713A (ja) * | 1989-11-17 | 1991-07-09 | Olympus Optical Co Ltd | 精密部品の射出成形方法と射出成形用金型 |
-
1994
- 1994-09-21 JP JP6226421A patent/JP2560649B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0890582A (ja) | 1996-04-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960723 |