JP3926400B2 - インサート部品の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、インサート部品の製造方法に関し、更に詳しくは、所望形状を呈したキャビティ内に溶融状態の樹脂を注入することによって、芯材に樹脂が一体成形されたインサート部品を成形するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の技術としては、第1に1994年2月1日に株式会社プラスチックス・エージより発行された「PLASTICS AGE」の177頁に開示される技術が知られている。図4に示されるようにこの技術は、芯材となる抵抗体100が一体的に成形されているフープ材101を図示しないインサート成形機内に移送し、樹脂部102をインサートした後に成形後の製品をプレスカットにより単品とするものである。
【0003】
第2に特開平1−281907号公報に開示される技術が知られている。この技術を図5を用いて説明すると、コイル200が巻回され芯材となるボビン201の外周に樹脂部が一体成形されるものであって、樹脂部の形状を呈したキャビティ202内の所定位置に前述したボビン201を配設してから、ノズル203より溶融状態の樹脂をキャビティ202内に流し込むものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
第1の従来技術に開示される方法では、インサート後の製品をプレスカットするので、プレスカットされた部分に面取り等の仕上げ工程が必要となり、工数が多い。又、図3に示されるような、芯材302が樹脂部300に設けられた凹部301よりも内に入り込んだ製品(コネクタ等)を成形する際には、芯材302に上述したような加工を施すのが困難である。
【0005】
又、第2の従来技術に開示される方法では、キャビティ内に樹脂を流し込む前に、キャビティを形成する型を開いてボビンを所定位置にセットする工程が必要である。このため、製品は1回のインサートで1個しかできないために生産性が悪い。
【0006】
本発明は、工数が少なく、生産性の良いインサート部品の製造方法を提供することを技術的課題とする。又、芯材への水等の侵入を防止できるインサート部品の製造方法を提供することを技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した技術的課題を解決するため請求項1の発明において講じた技術的手段は、所望形状を呈したキャビティ内に溶融状態の樹脂を注入することによって、芯材に樹脂が一体成形されたインサート部品を成形するインサート部品の製造方法において、溶融状態の樹脂温度よりも低い融点の材質よりなる保持手段で複数の芯材を連なった状態で挟んで保持し、キャビティ内に保持手段を配設した状態でキャビティ内に樹脂を流し込むことにより 、溶融状態の樹脂の熱で保持手段を溶かし樹脂内に混入した状態で固めることである。
【0009】
【作用】
本発明においては、保持手段が複数の芯材を連なった状態で保持したままキャビティ内に配設して、キャビティ内に溶融状態の樹脂を流し込む。これにより、保持手段が樹脂の熱で溶け、樹脂内に混入した状態で固まって製品となると共に、製品はキャビティで単品毎に別れる。
【0010】
又、保持手段が芯材の外周を挟んだ状態で保持されるために、溶けた保持手段によって樹脂部と芯材との間がシールされる。
【0011】
【実施例】
本発明に係る一実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】
図1はインサート部品を成形するための金型の斜視図、図2は金型を開いたときの分解図である。図に示されるように、金型10は2つの部材10aと10bとから構成されていて、両者にはそれぞれインサート部品を成形するための型11が形成されている。そして、両部材10a、10bの当接面が互いに当接することによりインサート部品を成形するためのキャビティ20が形成される。
【0013】
本実施例では、図1に示されるように、金型10内に4つのキャビティ20が形成されていて、それぞれは連通路21により連通し、更に連通路21は4つのキャビティ20の中央に開口した樹脂注入孔23に連通して、樹脂注入孔23より注入された樹脂が4つのキャビティ20内に平等に流れ込むようになっている。
【0014】
一方、30は芯材を、31は保持手段であるポリエステル製のフィルムを示す。芯材30(本実施例では3本)は、図2に示されるように2枚のフィルム31により狭持され、更にキャビティ20の下方を塞ぐ底型10cが差し込まれている。
【0015】
そして、インサート成形を行う際には、底型10cを金型10aに差し込んだ状態にセットし金型10aと10bを当接させて図1の状態とし、樹脂注入孔23より約摂氏270〜280度に加熱された溶融状態の樹脂が注入される。樹脂は、金型10内の連通路21を通ってそれぞれのキャビティ20内に流入し、芯材30周りに樹脂部が成形される。
【0016】
このとき、フィルム31の融点は摂氏260〜270度であるために注入された樹脂の熱によりフィルム31が溶けて芯材30の周りに密着される。このため、芯材30の錆びつき防止や、芯材30が電子回路に接続される端子や導線等を兼ねるときにおいては、水による電子回路のショートが防止できる。
【0017】
その後、樹脂32が冷めて固まったら、金型10a、10b、底型10cを離して製品を取り出し、図 に示されるような製品が完成する。
【0018】
上記した本実施例においては、複数の芯材30をフィルム31で保持しながらインサート成形するので、一度のインサートで多くの製品を成形することができるために生産性が良く、更に、製品をプレスカットする必要がないので工数が低減できる。
【0019】
又、本実施例においては、一つの製品に芯材30を3本用い、更に金型10内には4つのキャビティ20が2個づつ平行に形成されているが、これらの数や製品40の形状を限定するものではなく、他のいろいろなインサート部品に利用できる。
【0020】
【発明の効果】
請求項1の発明においては、複数の芯金を保持手段で保持しながらインサート成形するので、一度のインサートで多くの製品を成形することができるために生産性が良く、更に製品をプレスカットする必要がないので工数が低減できる。
【0021】
又、溶けた保持手段によって樹脂部と芯材との間がシールされるために、芯材の錆びつき防止や、芯材として電子回路に接続される端子等を採用している場合においては水によるショートが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インサート部品を成形するための金型の斜視図を示す。
【図2】金型を開いたときの分解図を示す。
【図3】製品の斜視図を示す。
【図4】第1の従来技術の工程別斜視図を示す。
【図5】第2の従来技術の型の断面図を示す。
【符号の説明】
10・・・金型
20・・・キャビティ
23・・・樹脂注入孔
30・・・芯材
31・・・フィルム(保持手段)

Claims (1)

  1. 所望形状を呈したキャビティ内に溶融状態の樹脂を注入することによって、芯材に樹脂が一体成形されたインサート部品を成形するインサート部品の製造方法において、前記溶融状態の樹脂温度よりも低い融点の材質よりなる保持手段で複数の前記芯材を連なった状態で挟んで保持し、前記キャビティ内に前記保持手段を配設した状態で前記キャビティ内に樹脂を流し込むことにより、前記溶融状態の樹脂の熱で前記保持手段を溶かし前記樹脂内に混入した状態で固めることを特徴とするインサート部品の製造方法。
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