JP2002355851A - 複合成形品の射出成形方法および射出成形用金型 - Google Patents

複合成形品の射出成形方法および射出成形用金型

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 融着強度は大きくて、成形サイクルの短い
複合成形品の射出成形方法を提供する。 【解決手段】 固定金型(1)と、スライド金型(1
0)と、可動金型(20)とを使用し、1、2次成形に
より成形する。1次成形時は、スライド金型(10)の
パーティングライン(P)と可動金型(20)の凹部2
1とで構成される1次成形用のキャビティ(C1)に溶
融樹脂を射出する。1次成形部分(S1)が固化する前
に可動金型(20)の型締力を緩め、スライド金型(1
0)を、2次成形用の凹部(13)と1次成形部分(S
1)とが整合し2次成形用のキャビティ(C2)が構成
される2次成形位置へスライドさせる。そして、型締め
して2次成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、固定金型と、
スライド金型と、可動金型とを使用して、1次成形によ
り第1の部分を成形し、2次成形により前記第1の部分
に積層する形で第2の部分を成形して、第1の部分と第
2の部分とが融着した複合成形品を成形する射出成形方
法およびこの方法の実施に使用される射出成形用金型に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂製の成形方法の1つに射出成形
方法が知られている。この射出成形方法の実施に使用さ
れる射出成形装置は、従来周知のように、射出ユニット
と金型装置とからなっている。射出ユニットは、加熱シ
リンダと、この加熱シリンダ内に回転方向と軸方向とに
駆動可能に設けられているスクリュとから構成されてい
る。一方、金型装置は固定金型と可動金型とから構成さ
れ、これらの金型には成形品に所定の形状を与えるキャ
ビティが形成されている。したがって、従来周知のよう
に射出ユニットにより樹脂材料を可塑化・計量し、そし
て型締めされている金型のキャビティに溶融樹脂を射出
し、冷却固化を待って可動金型を開くと、所定形状の成
形品が得られる。このように、射出成形法によると、金
型のキャビティで成形品が得られるので、高精度の成形
品を得ることができ、また自動成形も比較的容易にでき
るという利点を有する。
【0003】しかしながら、容量の小さい射出ユニット
によっては、大型成形品は成形できないという欠点があ
る。そこで、1次成形により成形品の所定部分を成形
し、2次成形により前記1次成形により成形された所定
部分に積層する形で他の部分を成形して成形品を得る、
いわゆる複合成形品の射出成形方法が提案されている。
【0004】このような、1、2次成形により複合成形
品を得る金型には、本出願人により提案されている例え
ば特開2000−52377に示されているような金型
を適用することができる。この金型は、図4に示されて
いるように、可動金型50と、この可動金型50に対し
てスライド的に駆動されるスライド金型55とから構成
されている。可動金型50のパーティングラインP側に
は、2次成形用凹部51と、この2次成形用凹部51の
底部に形成されている1次成形用凹部52とが設けられ
ている。また、スライド金型55のパーティングライン
P側には、1次成形用のコア56と2次成形用凹部57
とが所定の間隔をおいて設けられている。したがって、
図4の(イ)に示されているように、可動金型50の1
次成形用凹部52とスライド金型55のコア56とによ
り構成される1次成形用のキャビティC’1に溶融樹脂
を射出すると1次成形部分S’1が成形される。そこ
で、この1次成形部分S’1が冷却固化した後に可動金
型50を開いて、そして図4の(ロ)に示されいるよう
に、スライド金型55を上方へスライドさせて、可動金
型50の2次成形用凹部51にスライド金型55の2次
成形用凹部57を整合させ、そして型締めして2次成形
用のキャビティC’2に溶融樹脂を射出すると、1次成
形部分S’1に2次成形部分が積層された形の複合成形
品が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
射出成形用金型にっても複合成形品を成形することはで
きるが、改良すべき点も認められる。例えば、1次成形
後可動金型50を開いてスライド金型55を2次成形位
置へスライドさせるためには、1次成形部分がある程度
固化する必要があるが、冷却固化すると、2次成形部分
が1次成形部分に融着し難くなる。特に、1次成形部分
と2次成形部分とが異種樹脂材料からなるエンジニアプ
ラスチックのときは十分な接合強度の成形品が得られな
い恐れがある。また、1次成形の冷却時間が必要で、そ
の間に1次成形品の表面温度が下がり十分な融着ができ
ない、さらに1次成形品と2次成形品とを個別に冷却す
るため成形サイクルが長くなるという問題もある。さら
には、冷却すると金型温度が低下するので、この低下し
た温度を所定温度に加熱する加熱時間を必要とし生産性
が落ちる。また、加熱と冷却とを繰り返すので、エネル
ギの損失も大きくなる。
【0006】本発明は、上記したような従来の射出成形
方法の欠点あるいは問題点を解決した射出成形方法を提
供しようとするもので、具体的には融着あるいは接着強
度は大きくて、成形サイクルの短い複合成形品の射出成
形方法および射出成形用金型を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、2次成形用の凹部が設けられているスラ
イド金型を使用する。そして、1次成形後、2次成形の
ためにスライド金型をスライドさせるが、このとき可動
金型を開くことなく、緩めた状態でスライドさせるよう
に構成する。すなわち、請求項1に記載の発明は、上記
目的を達成するために、固定金型と、スライド金型と、
可動金型とを使用して、1次成形により第1の部分を成
形し、2次成形により前記第1の部分に積層する形で第
2の部分を成形して、第1の部分と第2の部分とが融着
した複合成形品を成形する成形方法であって、1次成形
後、前記可動金型の型締力を緩めて、前記スライド金型
を移動させ、その2次成形用のキャビティを1次成形に
より成形された第1の部分に整合させて型締し、そして
2次成形するように構成される。請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載の第1の部分と、第2の部分とを異
なる樹脂で成形するように、そして請求項3に記載の発
明は、請求項1または2に記載の2次成形後、可動金型
を開いて1次成形ランナと2次成形ランナとを同時に取
り出すように構成される。請求項4に記載の発明は、固
定金型と、可動金型と、これらの金型の間にスライド可
能に設けられているスライド金型とからなり、前記可動
金型のパーティングライン側には1次成形用の凹部が、
前記スライド金型のパーティングライン側には2次成形
用の凹部がそれぞれ形成され、前記スライド金型が第1
の位置にあるときは、前記可動金型の1次成形用の凹部
と、前記スライド金型のパーテングライン側の面とによ
り1次成形用のキャビティが構成され、前記スライド金
型が第2の位置にあるときは、前記可動金型の1次成形
用の凹部と前記スライド金型の2次成形用の凹部とによ
り2次成形用のキャビティが構成されるように構成され
る。請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の固定金
型には、そのパーティングライン側に開口した凹部が形
成され、スライド金型は前記凹部内でスライド可能に設
けられ、請求項6に記載の発明は、請求項4または5に
記載の1次成形用のキャビティには、1次成形用のスプ
ル、ランナ、ゲート等からなる樹脂通路が、そして2次
成形用のキャビティには、2次成形用のスプル、ラン
ナ、ゲート等からなる樹脂通路がそれぞれ独立して設け
られるように構成される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を1個
取りの場合について説明する。図1は、本発明の実施の
形態に係わる金型を示す図で、その(イ)はスライド金
型が1次成形位置で型締めされている状態で示す断面
図、その(ロ)は(イ)においてローロで見た断面図、
その(ハ)は、スライド金型が2次成形位置にあるとき
の(イ)においてローロで見た断面図であるが、これら
の図に示されているように、本実施の形態に係わる金型
は、固定金型1と、可動金型20と、これらの金型1、
20の間にスライド可能に設けられているスライド金型
10とから概略構成されている。
【0009】固定金型1は、固定型取付板2に取り付け
られている。そして、固定金型1と固定型取付板2との
境界面に、1、2次成形用のランナ3、4がそれぞれ形
成されている。1成形用のランナ3は、図1の(ロ)に
示されているように、スライド金型10が1次成形位置
にあるとき、このスライド金型10を迂回するように境
界面に沿って右方へ延びて1次成形用の固定金型側スプ
ル5に連なっている。このスプル5は、固定金型1を横
切るようにパーティングラインP側の方へ延び、後述す
る可動金型20の1次成形用の凹部21に連通するよう
になっている。2次成形用のランナ4は、左方向に延び
固定金型1を横切る方向に延び、そしてスライド金型1
0が2次成形位置にあるとき、図1の(ハ)に示されて
いるように、スライド金型10のスプル14に連なるよ
うになっている。なお、これらの1、2次成形用のラン
ナ3、4は、固定型取付板2に形成されている1、2次
成形用の取付板側スプル7、8にそれぞれ連通してい
る。
【0010】固定金型1のパーティングラインP側に
は、このパーティングラインP側に開口した、所定深さ
のスライド金型用凹部9が形成されている。そして、本
実施の形態によると、このスライド金型用凹部9内に、
スライド金型10が、図1の(イ)において左右方向に
スライド自在に設けられている。このスライド金型10
の厚さは、固定金型1のスライド金型用凹部9の深さに
略等しく、可動金型20を固定金型1に対して型締めす
ると、射出される溶融樹脂は外側へ洩れない。しかしな
がら、型締力を僅かでも緩めると、スライド金型10は
1次成形位置から2次成形位置へとスライドできるよう
になっている。スライド金型10を1次成形位置と2次
成形位置との間をスライド的に駆動するために、スライ
ド金型10の側部には駆動軸11が取り付けられ、この
駆動軸11は固定金型1の外側部に設けられている例え
ば油圧ピストン・シリンダ・ユニット12に接続されて
いる。このように構成されているスライド金型10のパ
ーティングラインP側には、このパーティングラインP
側に開口した、2次成形用の凹部13が形成されてい
る。また、スライド金型10には、2次成形時に図1の
(ハ)に示されているように、2次成形用の固定金型側
スプル6に連通するスライド金型側スプル14が設けら
れている。このスライド金型側スプル14は、2次成形
用の凹部13の底部に開口している。
【0011】可動金型20のパーティングラインP側に
は、1次成形用の凹部21が形成されている。この1次
成形用の凹部21は、スライド金型10の2次成形用の
凹部14と関連した形状あるいは大きさになっている。
この1次成形用の凹部21は、図1の(ロ)に示されて
いるように、1次成形用のゲート22を介して1次成形
用の固定金型側スプル5に連通している。なお、図1に
は、型締装置、エジェクタ装置等は示されていない。
【0012】次に、複合成形品の成形例を、主として図
2、3を参照しながら説明する。図2の(イ)に示され
ているように、スライド金型10を1次成形位置へスラ
イドさせて可動金型20を固定金型1に対して型締めす
る。そうすると、スライド金型10のパーティングライ
ンP面と、可動金型20の1次成形用の凹部21とによ
り1次成形用のキャビティC1が構成される。このと
き、1次成形用の固定金型側スプル5は、図1の(ロ)
に示されているように、1次成形用のゲート22を介し
て前記1次成形用のキャビティC1に連通する。計量さ
れた1次成形用の溶融樹脂を1次成形用の取付板側スプ
ル7から射出する。溶融樹脂は、固定金型側スプル5お
よび1次成形用のゲート22を通って1次成形用のキャ
ビティC1に充填される。これにより、1次成形部分S
1が成形される。
【0013】上記のようにして成形された1次成形部分
S1が、型くずれしない程度に冷却する1次冷却を実施
する。そうして、可動金型20の型締力を緩める。スラ
イド金型10を、図2の(ロ)に示されている2次成形
位置へスライド的に駆動する。そうして、型締めする。
そうすると、スライド金型10の2次成形用の凹部13
と、1次成形部分S1の上表面とにより2次成形用のキ
ャビティC2が構成される。このとき、2次成形用の取
付板側スプル8は、2次成形用のランナ4、2次成形用
の固定金型側スプル6およびスライド金型側スプル14
を介して2次成形用のキャビティC2に連通する。計量
された2次成形用の溶融樹脂を2次成形用の取付板側ス
プル8から射出する。溶融樹脂は、2次成形用のキャビ
ティC2に充填される。充填が終わった状態が図2の
(ハ)に示されている。これにより、1次成形部分S1
に一体化された2次成形部分S2が成形される。
【0014】1、2次成形部分S1、S2が冷却固化す
る2次冷却工程を行う。可動金型20を開く。そうする
と、1次成形用のランナ3、1次成形用の固定金型側ス
プル5等で成形された1次ランナR1と、2次成形用の
ランナ4、2次成形用の固定金型側スプル6等で成形さ
れた2次ランナR2とが同時に取り出される。1、2次
ランナR1、R2が同時に取り出されている状態が図3
の(イ)に示されている。エジェクタピンを突き出す。
これにより、図3の(ロ)に示されているように、1、
2次成形部分S1、S2が一体化された複合成形品Sが
得られる。スライド金型10を、1次成形位置へスライ
ドさせる。そうして、型締めする。この状態は図2の
(イ)に示されている。以下同様にして成形する。
【0015】以上のように、本実施の形態によると、1
次成形部分S1が固化する前に、可動金型20を開くこ
となく緩めるだけで、スライド金型10をスライドさ
せ、そして1次成形部分S1の上に積層するような形で
2次成形部分S2を射出成形するので、次のような効果
が得られる。 (1)1、2次成形部分S1、S1の融着状態が良い。
したがって、融着性に乏しい例えば液晶ポリマー、LC
P樹脂あるいはPA66樹脂同志によっても接合強度大
きい複合成形品、さらには異種材料からでも接合強度の
大きい複合成形品を得ることもできる。 (2)1次成形部分S1が冷却する前に2次成形するの
で、成形サイクルを短縮することができる。 (3)1次成形後、可動金型20を開かないで2次成形
するので、金型のパーティングラインが外気に触れな
い。したがって、1、2次成形用のキャビティC1、C
2の表面に大気中の浮遊物等が付着しない。金型温度も
低下しない。 (4)1、2次ランナR1、R2を同時に取り出すの
で、成形サイクルが短縮できる。 (5)スライド金型10が固定金型1内に設けられてい
るので、熱が逃げ難く、金型を高温に保つことができ
る。また、ゴミも入り難い。
【0016】本発明は、上記実施の形態に限定されるこ
となく、色々な形で実施できることは明らかである。例
えば、1次成形部分S1と2次成形部分S2は、異なる
樹脂材料から成形することもできる。また、同じ材料か
ら成形すると、大容積の成形品も成形できる。金型の面
から見ると、スライド金型10の端部が、固定金型1の
外部へ出るように実施することもできる。また、2個以
上の複数個取りができることも明らかである。
【0017】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よると、固定金型と、スライド金型と、可動金型とを使
用して、1次成形により第1の部分を成形し、2次成形
により前記第1の部分に積層する形で第2の部分を成形
して、第1の部分と第2の部分とが融着した複合成形品
を成形する成形方法であって、1次成形後、前記可動金
型の型締力を緩めて、前記スライド金型を移動させ、そ
の2次成形用のキャビティを1次成形により成形された
第1の部分に整合させて型締し、そして2次成形するの
で、すなわち可動金型を開くことなく緩めてスライド金
型をスライドするので、1次成形により成形した第1の
部分が固化する前に2次成形することができる。したが
って、本発明によると、融着性に乏しい樹脂からでも接
合強度の大きい複合成形品を得ることができるという本
発明に特有の効果が得られる。また、第1部分が固化す
る前に2次成形できるので、成形サイクルを短縮するこ
ともできる。さらには、可動金型を開かないでスライド
金型をスライドさせ、そして2次成形するので、パーテ
ィングラインが外気に触れることがなく、キャビティの
表面に大気中の浮遊物等が付着することもない。また、
パーティングラインが外気に触れないので、金型温度が
徒に低下するようなこともない。請求項3に記載の発明
によると、2次成形後、可動金型を開いて1次成形ラン
ナと2次成形ランナとを同時に取り出すので、さらに成
形サイクルを短縮できる。請求項5に記載の発明による
と、固定金型には、そのパーティングライン側に開口し
た凹部が形成され、スライド金型は前記凹部内でスライ
ド可能に設けられているので、スライド金型の熱が外部
へ逃げ難く、スライド金型を高温に保つことができ、ま
た金型をコンパクトに構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる金型を示す図で、
その(イ)はスライド金型が1次成形位置にある状態で
示す断面図、その(ロ)は(イ)においてローロで見た
断面図、その(ハ)は、スライド金型が2次成形位置に
あるときの(イ)においてローロで見た断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係わる金型の各成形動作
位置を示す図で、その(イ)はスライド金型が1次成形
位置で型閉じされ、1次成形部分が成形されている状態
を、その(ロ)はスライド金型が2次成形位置で型閉じ
されている状態を、その(ハ)は2次成形が行われてい
る状態をそれぞれ示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係わる金型の各成形動作
位置を示す図で、その(イ)は型開きされ、1、2次ラ
ンナが同時に取り出されている状態を、その(ロ)は複
合成形品が取り出されている状態をそれぞれ示す断面図
である。
【図4】従来の金型の各成形動作位置を示す図で、その
(イ)はスライド金型が1次成形位置で、そしてその
(ロ)は2次成形位置で型閉じされた状態をそれぞれ示
す断面図である。
【符号の説明】
1 固定金型 3 1次成形用のラ
ンナ 4 2次成形用のランナ 9 スライド金型用
凹部 10 スライド金型 13 2次成形用の
凹部 14 スライド金型側スプル 20 可動金型 21 1次成形用の凹部 S1 1次成形部分 S2 2次成形部分 S 複合成形品 R1 1次ランナ R2 2次ランナ 整理番号H13098 ペー
ジ(1/4)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定金型と、スライド金型と、可動金型
    とを使用して、1次成形により第1の部分を成形し、2
    次成形により前記第1の部分に積層する形で第2の部分
    を成形して、第1の部分と第2の部分とが融着した複合
    成形品を成形する成形方法であって、 1次成形後、前記可動金型の型締力を緩めて、前記スラ
    イド金型を移動させ、その2次成形用のキャビティを1
    次成形により成形された第1の部分に整合させて型締
    し、そして2次成形することを特徴とする複合成形品の
    射出成形方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の第1の部分と、第2の
    部分とを異なる樹脂で成形する複合成形品の射出成形方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の2次成形後、
    可動金型を開いて1次成形ランナと2次成形ランナとを
    同時に取り出す複合成形品の射出成形方法。
  4. 【請求項4】 固定金型と、可動金型と、これらの金型
    の間にスライド可能に設けられているスライド金型とか
    らなり、 前記可動金型のパーティングライン側には1次成形用の
    凹部が、前記スライド金型のパーティングライン側には
    2次成形用の凹部がそれぞれ形成され、 前記スライド金型が第1の位置にあるときは、前記可動
    金型の1次成形用の凹部と、前記スライド金型のパーテ
    ングライン側の面とにより1次成形用のキャビティが構
    成され、前記スライド金型が第2の位置にあるときは、
    前記可動金型の1次成形用の凹部と前記スライド金型の
    2次成形用の凹部とにより2次成形用のキャビティが構
    成されることを特徴とする複合成形品の射出成形用金
    型。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の固定金型には、そのパー
    ティングライン側に開口した凹部が形成され、スライド
    金型は前記凹部内でスライド可能に設けられている複合
    成形品の射出成形用金型。
  6. 【請求項6】請求項4または5に記載の1次成形用のキ
    ャビティには、1次成形用のスプル、ランナ、ゲート等
    からなる樹脂通路が、そして2次成形用のキャビティに
    は、2次成形用のスプル、ランナ、ゲート等からなる樹
    脂通路がそれぞれ独立して設けられている複合成形品の
    射出成形用金型。
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JP2009101595A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Ube Machinery Corporation Ltd 積層成形品の成形方法及び成形用金型
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