JP2740916B2 - 枠板の製造方法 - Google Patents

枠板の製造方法

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JP2740916B2 JP5855989A JP5855989A JP2740916B2 JP 2740916 B2 JP2740916 B2 JP 2740916B2 JP 5855989 A JP5855989 A JP 5855989A JP 5855989 A JP5855989 A JP 5855989A JP 2740916 B2 JP2740916 B2 JP 2740916B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、合成樹脂製段ボール板の側端部に合成樹
脂製の枠部材を一体形成した枠板の製造方法に関する。
【従来技術】
例えば本出願人が実願昭61−125922号において提案し
た折畳みコンテナーを構成する側板と煽り板とは合成樹
脂製段ボール板の側端部に合成樹脂製の枠部材を一体化
したものが使用されている。これら段ボール板と枠部材
とを一体化する方法としては、枠部材に予め、先端に割
り溝を有した係合ピンを形成しておき、該係合ピンを段
ボール板の係合孔に挿入係止することにより一体化を図
る方法、あるいは接着剤若しくは超音波等の接着(溶
着)技術により両者を一体化する方法が採用されてい
る。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した何れの方法にあっても、枠部材と段
ボール板とを予め形成したのち、これらの各部材を後工
程において一体化するものであり、製造工程数が多くな
って製造効率が悪かった。また、特に枠部材の係合ピン
を係合孔に挿入係止して両者を一体化する方法にあって
は、両者間に隙間ができ、水等が段ボール板のコルゲー
ション孔内に侵入する問題を有している。このような枠
板により折畳みコンテナーを構成した場合、前記コルゲ
ーション孔内に侵入した水が、輸送途中の振動等により
漏出し、収容された製品に付着する恐れを有している。
そして製品に水等が付着した場合には、後に除去したり
しなければならず、作業性が悪くなると共に、製品の種
類によっては、不良品になる問題をも有している。ま
た、各種の接着技術により両者を一体化した場合におい
ても、接着あるいは溶着に伴って段ボール板のコルゲー
ション孔を枠部材により完全に閉鎖することが困難であ
り、上記した欠点が発生する問題を有している。 本発明は、上記した従来の欠点を解決するために発明
されたものであり、その目的とするところは、枠部材の
成形に伴って該枠部材と合成樹脂段ボール板とを一体化
することができ、効率的に製造することが可能であると
共に、合成樹脂段ボール板のコルゲーション孔を確実に
閉鎖し、気密性及び断熱性が高い枠板の製造方法を提供
することにある。
【問題点を解決するための手段】
このため本発明は、合成樹脂製の段ボール板と、該段
ボール板の側端面に対して枠部材とを一体化して枠板を
製造する方法において、固定金型内に移動可能に支持さ
れた第1可動ブロック及び可動金型内に移動可能に支持
された第2可動ブロックにより合成樹脂段ボール板を挾
持すると共に、前記第1可動ブロック及び可動金型によ
り固定金型の成形空間を閉鎖した状態にて該射出空間内
に溶融した合成樹脂を射出して枠部材を成形したのち、
該枠部材に対する加熱状態及び加圧状態を保持しながら
前記第1及び第2可動ブロックを移動して挾持された段
ボール板を枠部材へ移動させて該段ボール板の側端面に
対して成形された枠部材を融着させることにより一体化
を図ることを特徴としている。
【発明の作用】
本発明は上記のように構成されるため、第2可動ブロ
ックに段ボール板を装着した状態で固定金型と可動金型
を型締めしたのち、該可動金型及び第1可動ブロックに
より形成された固定金型の成形空間内に溶融した合成樹
脂が射出されると、枠部材が成形される。該成形後に加
熱及び加圧状態を維持した状態で第1及び第2可動ブロ
ックにより挾持された段ボール板が成形された枠部材へ
移動されると、該段ボール板の側端面に対し、枠部材に
おける未硬化の合成樹脂が溶着されると共に、コルゲー
ション孔を閉鎖するように充填される。これにより枠部
材の成形に伴って該枠部材と段ボール板とを一体化して
枠板を形成することが可能である。
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に従って説明する。 第1図は本発明方法により製造される枠板の斜視図、
第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は第1図のII
I−III線断面図であり、枠板1はポリプロピレン、ある
いはABS等の合成樹脂製の段ボール板3と、該段ボール
板3の各側端面に固着される枠部材5とから構成され、
前記段ボール板3には多数のコルゲーション孔3aが一体
形成されている。 第4図は成形方法を示す金型の断面図であり、射出装
置(図示せず)の固定盤11には中心部に開口13を有した
固定金型15が取付けられている。第3図に示す固定金型
15の右端面の開口13の周囲には前記枠部材5に応じた形
状のキャビィティ17が形成されている。また、前記開口
13内には第1可動ブロック19が軸線方向へ摺動可能に支
持され、該第1可動ブロック19は前記固定盤11に取付け
られた弾性部材21の弾性力により軸線方向右側へ付勢さ
れる。なお、符号21aは前記第1可動ブロック19を押圧
する作動軸である。 前記射出装置上には支持盤(図示せず)が、前記固定
盤11と所要の間隔をおいて対向するように取付けられ、
該固定盤11と支持盤との間にはガイド軸25が横架されて
いる。そして該ガイド軸25には可動盤27が軸線方向へ摺
動可能に支持され、該可動盤27には型締めシリンダのロ
ッド29が連結されている。前記固定金型15と対向する可
動盤27の側面にはスペーサブロック31が取付けられ、該
スペーサブロック31には中心部に凹所33aを有した可動
金型33が取付けられている。そして該可動金型33の凹所
33aには第2可動ブロック35が軸線方向へ摺動可能に支
持され、該第2可動ブロック35には前記可動盤27と可動
金型33との間に取付けられたシリンダ37が連結され、該
シリンダ37の作動に伴って前記第2可動ブロック35が軸
線左方へ移動される。前記可動金型33の左端面には2本
の支持軸39が設けられ、前記段ボール板3に形成された
孔3bに対して支持軸39を挿嵌することにより、該第2可
動ブロック35に段ボール板3が位置決めされた状態で保
持される。 次に、上記のように構成された金型による枠板の製造
方法を第4図及び第5図に従って説明すると、第5図は
成形状態を示す断面図であり、シリンダ37の非作動状態
にて軸線右方へ移動された第2可動ブロック35の支持軸
39に対して孔3bを挿嵌することにより、該第2可動ブロ
ック35の左端面に段ボール板3が位置決めした状態で取
付けられる。上記状態にて作動される型締めシリンダに
より段ボール板3が取付けられた可動金型33と固定金型
15とが型締めされると、第2可動ブロック35に装着され
た段ボール板3は弾性部材21の弾性力により軸線右方へ
付勢された第1可動ブロック19により押圧されて挾持さ
れる。このとき、固定金型15のキャビィティ17は第1可
動ブロック19により閉鎖されている。この状態にて射出
装置(図示せず)により溶融した合成樹脂が、型締めさ
れた固定金型15と可動金型33とのパーティング面から前
記キャビィティ17に射出されると、該キャビィティ17に
応じた枠部材5が射出成形される。上記射出後において
も加熱状態及び加圧状態が維持される。そして上記加熱
状態及び加圧状態にてシリンダ37が作動されると、第2
可動ブロック35が弾性部材21の弾性力に抗して軸線左方
へ移動され、該第1可動ブロック19及び第2可動ブロッ
ク35とにより保持された段ボール板3を、その側端面と
射出成形されたキャビィティ17内の枠部材5とが一致す
るように移動される。このとき、キャビィティ17内にて
射出成形された枠部材5の加熱状態及び加圧状態が維持
されているため、該枠部材5を形成する未硬化の樹脂が
段ボール板3のコルゲーション孔3a内に侵入すると共
に、段ボール板3の側端面に融着される。 上記動作後に加熱状態及び加圧状態が解除されて所要
の時間が経過することにより枠部材5を冷却硬化させた
のち、型締めシリンダの復動に伴って固定金型15から可
動金型33が離間されると、段ボール板3の側端面に枠部
材5が一体化された枠板1が、弾性部材21の弾性力によ
り軸線右方へ移動する第1可動ブロック19により固定金
型15外へ排出される。 これにより段ボール板3の側端面に対して枠部材5に
おける未硬化の合成樹脂を融着すると共に、コルゲーシ
ョン孔3a内に充填して閉鎖することにより一体化された
枠板1が効率的に製造される。
【発明の効果】
このため本発明は、枠部材の成形に伴って該枠部材と
合成樹脂段ボール板とを一体化することができ、効率的
に製造することが可能であると共に、合成樹脂段ボール
板のコルゲーション孔を確実に閉鎖し、気密性及び断熱
性が高い枠板の製造方法を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法により製造される枠板の斜視図、第
2図は第1図のII−II線断面図、第3図は第1図のIII
−III線断面図、第4図は成形方法を示す金型の断面
図、第5図は成形状態を示す断面図である。 図中1は枠板、3は段ボール板、5は枠部材、15は固定
金型、19は第1可動ブロック、33は可動金型、35は第2
可動ブロックである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製の段ボール板と、該段ボール板
    の側端面に対して枠部材とを一体化して枠板を製造する
    方法において、 固定金型内に移動可能に支持された第1可動ブロック及
    び可動金型内に移動可能に支持された第2可動ブロック
    により合成樹脂段ボール板を挾持すると共に、前記第1
    可動ブロック及び可動金型により固定金型の成形空間を
    閉鎖した状態にて該射出空間内に溶融した合成樹脂を射
    出して枠部材を成形したのち、該枠部材に対する加熱状
    態及び加圧状態を保持しながら前記第1及び第2可動ブ
    ロックを移動して挾持された段ボール板を枠部材へ移動
    させて該段ボール板の側端面に対して成形された枠部材
    を融着させることにより一体化を図ることを特徴とする
    枠板の製造方法。
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KR100669176B1 (ko) * 2005-08-19 2007-01-16 장관수 사면밀봉 처리된 단프라시트 및 단프라시트의 사면밀봉장치

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