JPH09207170A - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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Publication number
JPH09207170A
JPH09207170A JP1510296A JP1510296A JPH09207170A JP H09207170 A JPH09207170 A JP H09207170A JP 1510296 A JP1510296 A JP 1510296A JP 1510296 A JP1510296 A JP 1510296A JP H09207170 A JPH09207170 A JP H09207170A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
take
sprue
mold
cooling
resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP1510296A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsushi Imai
達志 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH09207170A publication Critical patent/JPH09207170A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間で成形品の取出しを確実に行うことが
できるようにした射出成形用金型を提供する。 【解決手段】 樹脂を注入するためスプル部3c,ラン
ナー部3bを持つ金型4に、ランナー部3b上でスプル
部3cから離れた位置に円錐又は多角錐形状の取出し部
1aを成形する凹部3aを設けている。この凹部3aを
構成する金型部分の材料は、熱伝導の良い金属4aで形
成されていため、凹部3aで形成された取出し部1aの
冷却部となり、更にこの冷却部の近傍に、冷却効果を上
げるため、冷却液が通る冷却孔4bが複数個設けてあ
る。そして、成形品2の冷却固化後、取出し部1aを取
出し機20によって挾み、成形品2を取出している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形用金型に
関し、より詳細には、溶融樹脂を金型内に注入し、成形
された成形品の取出しが確実に行えるようにした射出成
形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】図2(A)は、従来の射出成形用金型の
一例を説明するための要部断面図で、図2(B)は、従
来の成形品の取出しを説明するための図で、図2中、1
1aは、スプル部樹脂、11bは、ランナー部樹脂、1
2aは、スプル部、12bは、ランナー部、12cは、
注入ゲート、13は、金型、13aは、冷却孔、13b
は、スプルブッシュ、14は、成形品、20は、成形品
の取出し機である。
【0003】成形品14は、スプル部12aから注入さ
れた溶融樹脂が、ランナー部12bを通り、注入ゲート
12cから成形キャビティに入り、成形されている。ス
プル部12aの周囲には、スプルブッシュ13bが配置
され、更に、この射出成形用金型には、スプルブッシュ
13bの周囲には、スプル部12aを冷却するために、
冷却水の流れる冷却孔13aを設けてある。
【0004】そして、成形品14及びスプル部樹脂11
aの樹脂が固化した後、金型6を開き、図2(B)に示
すように、取出し機20によってスプル部樹脂11aを
挾み、成形品14の取出しを行っていた。
【0005】この成形品14を取り出す際、成形機に取
付けられた取出し機20でスプル部樹脂11aを挾んで
脱型するが、注入した溶融樹脂の固化時間を誤るとスプ
ル部樹脂11aが充分に固化できず、最悪では、スプル
部樹脂11aの形状が、取出し機20で挾むことができ
ないような形状になってしまい(図2(B)実線部)、
一度、生産工程を停止させ、他の方法で取り出さねばな
らなくなり、生産効率を著しく悪くしてしまう上に、製
造コストが割高になってしまう。また、スプル部樹脂1
1aを短時間で固化するように冷却水の流れる冷却孔1
3a等によって、集中的に冷却すると、ここから金型の
中に入っていく溶融樹脂の流動性が悪くなり、金型内へ
の樹脂の充填不完全の問題が発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のごと
き実情に鑑みてなされたもので、短時間で成形品の取出
しを確実に行うことができるようにした射出成形用金型
を提供することをその課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、射出
される溶融樹脂を取り入れるスプル部と、前記溶融樹脂
を前記スプル部から成形キャビティに導く経路をなすラ
ンナー部を有する射出成形用金型において、前記ランナ
ー部に、更に、円錐又は多角錐形状の凹部を金型の一部
として有し、樹脂成形後に、該凹部により取出し部が形
成されるようにし、スプル部によって成形される部分以
外に、成形品を取り出すための取出し部をランナーに有
するようし、スプル部よりも早く取出し部を固化するこ
とを可能にし、取出しに最適な形状を形成することを可
能とするものである。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記凹部を構成する材質を熱伝導の良い金属とし、
前記凹部によって成形される取出し部をより早く固化す
るようにしたものである。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2におい
て、前記凹部の周囲に、冷却液の通る冷却孔を設けるよ
うにし、前記凹部によって成形される取出し部が、より
一層早く固化するようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1(A)は、本発明が適用され
た射出成形用金型の一実施の形態を説明するための要部
断面図で、図1(B)は、この射出成形用金型による成
形品の取出しを説明するための図で、図1中、1aは、
円錐形状又は多角錐形状の取出し部、1bは、ランナー
部樹脂、1cは、スプル部樹脂、2は、成形品、3a
は、凹部、3bは、ランナー部、3cは、スプル部、3
dは、注入ゲート、4は、金型、4aは、金型4中の凹
部3aを構成している熱伝導率の良い金属、4bは、冷
却液の通る冷却孔である。
【0011】この実施の形態による射出成形用の金型
は、金型内に樹脂を注入するための経路としてスプル部
3c,ランナー部3bを有し、更に、ランナー部3b上
でスプル部3cから離れた位置にランナー3b上に円錐
又は多角錐形状の取出し部1aを成形する凹部3aを設
けてある。そして、金型4の凹部3aの周囲は、熱伝導
の良い金属4aで成形されている。この熱伝導の良い金
属4aは、凹部3aで成形された取出し部1aの冷却部
となり、更にこの冷却部の近傍に、冷却液が通る冷却孔
4bが複数個設けてある。
【0012】図1(A)は、金型4を閉じて樹脂を注入
している状態である。この状態は、射出部(図示せず)
から射出された溶融樹脂が、スプル部3c及びランナー
部3bを通り、最後に、ゲート3dを通り成形品2を成
形する成形キャビティに注入されることを示している。
この時、ランナー部3b上の凹部3aにも樹脂が充填さ
れる。成形品2を成形する成形キャビティに樹脂が完全
に充填された後、樹脂を固化させるために冷却を行う。
この時、凹部3aの周囲に設けられた冷却部にて、取出
し部1aの熱を奪うようになっているため、この取出し
部1aは、他の部分より早く固化する。
【0013】更に、冷却部の外側近傍に複数個配置され
た冷却孔4b内を流れる冷却液にて、冷却部の熱を排熱
することで、取出し部1aを急速に固化させることがで
きる。そして、固化が終了し、金型4を開放後、図1
(B)に示すように、成形機に取付けている取出し機2
0にて、取出し部1aを挾み、成形品2及びランナー部
樹脂1bを取出すものである。
【0014】射出成形機を使った生産工程の生産効率を
上げる方法として、固化時間を短縮することが考えられ
るが、スプル部3cによって成形されるスプル部樹脂1
cを取出し部とする場合、スプル部3cが非常に高温で
あるために、スプル部樹脂1cは十分固化できず、その
部分が変形し、取出せなくなることもあるが、本実施の
形態では、金型に取出し専用の取出し部1aを成形する
凹部3aを設けてあるため、効率良く、その取出し部1
aを固化でき、その取出し部1aが変形して取出せなく
なることはなくなり、効率よく生産を行うことができ
る。
【0015】
【発明の効果】請求項1に対応する効果:スプル部によ
って成形される凸部の他に、取出し専用の取出し部を形
成する凹部を金型に設けたため、固化時間を短縮しても
取出し機によって挾む取出し部分は、十分に固化させる
ことができ、また、取出した最適な形状を選ぶことがで
きるようになり、生産効率が向上する。
【0016】請求項2,3に対応する効果:請求項1の
効果に加え、成形品を取出すときの取出し部分となる取
出し部のみを冷却する冷却手段を設けたため、取出し部
は、一層早く十分固化でき、従来のようにスプル部を急
冷する必要がないため、樹脂の充填に支障はなくなり、
ヒケ等の外観不良も削減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された射出成形用金型の一実施の
形態を説明するための要部断面図である。
【図2】従来の射出成形用金型の一例を説明するための
要部断面図である。
【符号の説明】
1a…取出し部、1b…ランナー部樹脂、1c…スプル
部樹脂、2…成形品、3a…取出し部を成形する凹部、
3b…ランナー部、3c…スプル部、3d…注入ゲー
ト、4…金型、4a…冷却部、4b…冷却孔、11a…
スプル部樹脂、11b…ランナー部樹脂、12a…スプ
ル部、12b…ランナー部、12c…注入ゲート、13
…金型、13a…冷却孔、13b…スプルブッシュ、1
4…成形品、20…成形品の取出し機。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出される溶融樹脂を取り入れるスプル
    部と、前記溶融樹脂を前記スプル部から成形キャビティ
    に導く経路をなすランナー部を有する射出成形用金型に
    おいて、前記ランナー部に、更に、円錐又は多角錐形状
    の凹部を金型の一部として有し、樹脂成形後に、該凹部
    により取出し部が形成されるようにしたことを特徴とす
    る射出成形用金型。
  2. 【請求項2】 前記凹部を構成する材質を、熱伝導の良
    い金属としたことを特徴とする請求項1に記載の射出成
    形用金型。
  3. 【請求項3】 前記凹部の周囲に、冷却液の通る冷却孔
    を設けるようにすることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の射出成形用金型。
JP1510296A 1996-01-31 1996-01-31 射出成形用金型 Pending JPH09207170A (ja)

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JP1510296A JPH09207170A (ja) 1996-01-31 1996-01-31 射出成形用金型

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JP (1) JPH09207170A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013086333A (ja) * 2011-10-17 2013-05-13 Japan Steel Works Ltd:The 成膜方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013086333A (ja) * 2011-10-17 2013-05-13 Japan Steel Works Ltd:The 成膜方法

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