JP2560184Y2 - 記録媒体カートリッジライブラリ装置 - Google Patents

記録媒体カートリッジライブラリ装置

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JP2560184Y2
JP2560184Y2 JP10242491U JP10242491U JP2560184Y2 JP 2560184 Y2 JP2560184 Y2 JP 2560184Y2 JP 10242491 U JP10242491 U JP 10242491U JP 10242491 U JP10242491 U JP 10242491U JP 2560184 Y2 JP2560184 Y2 JP 2560184Y2
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housing
air
dust
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drive
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JP10242491U
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JPH0543398U (ja
Inventor
好雄 南川
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日立電子エンジニアリング株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、記録媒体カートリッ
ジの収納および駆動等を行う記録媒体カートリッジライ
ブラリ装置に関し、特に、特定のメインテナンスを行う
必要なしに、長期間にわたって、塵あいによる悪影響を
確実に防止できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクカートリッジ(以下、カート
リッジという)の収納および駆動(読み出しまたは読み
書き)等を行う光ディスクライブラリ装置(以下、OL
Uという)は、図2に一例を示すように、カートリッジ
出入口1、複数のカートリッジCを収納する収納ラック
2、カートリッジCの駆動(読み出しまたは読み書き)
を行うドライブ4、収納ラック2、ドライブ4等の間で
搬送する搬送ロボット5を含む搬送装置T、および、こ
れらを包囲する枠体6とからなる。また、図示していな
いが、枠体6内には、電源部および論理回路部が設けら
れている。
【0003】また、動作時において前記電源部および論
理回路部にかなりの発熱を生じるものであるので、該O
LUにあっては、このような発熱による内部温度の上昇
を抑えるため、外気を取り入れるための吸気口7、およ
び、内部の空気を排出するための排気口8を設け、これ
ら吸気口7および排気口8を介して通気を行うようにな
っている。しかし、このように吸気口7を介して外気を
取り入れる際には外部のゴミも同時に取り込まれるた
め、収納ラック2、ドライブ4、搬送装置T、特に、カ
ートリッジCを駆動するドライブ4のヘッド等に塵あい
が付着することとなり、このことにより、記録エラー、
読取りエラー等が発生し易くなる。そこで、このような
塵あいによる影響を防止するため、外気を取り入れるた
めの吸気口7には、塵あい除去用のエアフィルタ10が
設けられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このタ
イプの従来のOLUにあっては、内部温度の上昇を抑え
るため新たな外気を取り入れて通気を行っているので、
使用するにつれて、エアフィルタ10に塵あいが溜ると
ともに、装置内のその他の箇所にも塵あいが溜ることと
なる。その結果、エアフィルタ10の交換、装置内の清
掃等を含むメインテナンスを、定期的に頻繁に行う必要
があり、大変面倒であった。さらに、内部温度の上昇を
効果的に抑えるために十分な量の外気を取り入れようと
する場合には、あまり高能率のエアフィルタ10を使用
することができず、満足のゆく防塵効果があげられなか
った。
【0005】この考案は上述の点に鑑みてなされたもの
であり、特定のメインテナンスを行う必要なしに、長期
間にわたって、塵あいによる悪影響を確実に防止できる
ようにした記録媒体カートリッジライブラリ装置を提供
しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この考案に係る記録媒体カートリッジライブラリ装
置は、記録媒体カートリッジを収納する収納体と、記録
媒体カートリッジの読み出しまたは読み書きを行うドラ
イブと、記録媒体カートリッジを前記収納体、ドライブ
等の間で搬送する搬送装置と、電源部とを含む記録媒体
カートリッジライブラリ装置であって、前記収納体、ド
ライブおよび搬送装置を、前記電源部等の発熱を伴うそ
の他の構成要素から分離しており、外気から遮断した状
態に収容しているハウジングと、前記ハウジング内の空
気を浄化し、該浄化した空気を前記ハウジング内で循環
させる浄化循環手段とを具備したものである。
【0007】
【作用】ハウジングは、前記収納体、ドライブおよび搬
送装置を、前記電源部等のかなり発熱を伴う構成要素か
ら分離しており、外気から遮断した状態に収容してい
る。つまり、記録、再生エラー等を防止するためには絶
対的に塵あいが付着してはならない前記収納体、ドライ
ブおよび搬送装置は、前記かなりの発熱を伴う構成要素
から分離されているため、温度上昇の影響を受けず、従
って、外気によって冷却される必要ない。このことによ
って、前記収納体、ドライブおよび搬送装置は、外気か
ら遮断した状態に密閉可能になるわけである。浄化循環
手段は、前記ハウジング内部の空気を、繰返し、浄化
し、該浄化した空気を前記ハウジング内で循環させる動
作を行う。
【0008】このように、外気から遮断され、且つ、浄
化循環手段により繰返し浄化されるので、ハウジング内
部の空気は、常にクリーンな状態に保たれる。従って、
記録媒体カートリッジを取扱うこととなる前記収納体、
ドライブおよび搬送装置は、確実に塵あいの付着から保
護され、清掃の必要が無い。特に、ドライブのヘッドに
対する塵あいの付着が、確実に防止される。また、外部
からハウジング内に新たな塵あいが進入することが制限
されるので、浄化循環手段を新しいものと交換する必要
が無いこととなる。
【0009】以上のようにして、この考案にあっては、
特定のメインテナンスを行うことなく、長期間にわた
り、塵あいによる影響を確実に防止できることとなる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照してこの考案を詳細に
説明する。図1は、この考案を適用したOLUの一実施
例の構成を示す側面略図である。このOLUは、絶対的
に塵あいから保護すべき要素を密閉状態に収容した密閉
セクションAと、動作時にかなりの発熱を伴う要素を開
放状態に収容した開放セクションBとに分離されてい
る。
【0011】すなわち、前記密閉セクションAにおい
て、ハウジング21には開閉可能なカートリッジ出入口
20が形成されており、ハウジング21内には、複数の
カートリッジCを収納する収納ラック22と、カートリ
ッジCの駆動を行うドライブ24と、搬送ガイドGに沿
って、カートリッジCを収納ラック22、ドライブ24
等の間で搬送する搬送ロボット25を含む搬送装置TA
とが設けられている。ドライブ24は、搬送ロボット2
5との間で、人手を介さず自動的にカートリッジCのや
りとりを行うことができるようになっている。
【0012】また、ハウジング21は、前記収納ラック
22、ドライブ24、および、搬送装置TAを、開放セ
クションBから分離し、外気から遮断している。つま
り、記録、再生エラー等を防止するためには絶対的に塵
あいが付着してはならない前記収納ラック22、ドライ
ブ24および搬送装置TAは、前記かなりの発熱を伴う
構成要素から分離されているため、温度上昇の影響を受
けず、従って、外気によって冷却される必要ないので、
外気から遮断した状態に密閉可能になるわけである。こ
のような構成により、収納ラック22、ドライブ24、
搬送ガイドGおよび搬送装置TA25が塵あいから保護
され、特に、ドライブ24のヘッドに対する塵あいの付
着が確実に防止されるようになっている。
【0013】開放セクションBにおいて、ハウジング2
6内には、該OLUの動作時にかなりの発熱を伴なうこ
ととなる電源部27、論理回路部28等が設けられてい
る。ハウジング26は、電源部27、論理回路部28等
を、外気により冷却可能に収容している。すなわち、ハ
ウジング26には、外気を取り入れるための吸気口26
a、および、内部の空気を排出するための排気口26b
が設けられている。さらに、ハウジング26内の適宜の
箇所には、前記吸気口および排気口を介した通気を促進
するためのファンが設けられているのが好ましい。この
ような構成により、開放セクションB内には十分な量の
外気が提供され、このことにより、電源部27、論理回
路部28等の発熱による温度上昇は、外気により確実に
抑制されることとなる。
【0014】さらに、前記密閉セクションAのハウジン
グ21内の適宜の箇所(図示例では上方)には、ファン
29およびエアフィルタ30からなる除塵器31が設け
られている。ファン29は、ハウジング21内の空気を
繰返し循環するものであり、エアフィルタ30は、密閉
セクションA内部の空気中の塵あいを取ることにより該
空気を浄化し、ファン29は、エアフィルタ30により
浄化された空気を循環するものである。このようにし
て、除塵器31では、密閉セクションA内部の空気を、
繰返し浄化する。
【0015】また、ハウジング21において、ドライブ
24の後部(搬送ロボット25とは反対側)に対面する
部分は、熱交換器32により構成されている。このよう
に熱交換器(ヒートシンク)32を設けたのは、カート
リッジCの駆動に伴ないドライブ24の後部において熱
が発生することとなるので、その熱を密閉セクションA
の外に放出するためである。
【0016】次に、このOLUの動作の一例を説明す
る。通常時において、カートリッジ出入口1は閉じられ
ており、密閉セクションAの内部は、ハウジング21に
より密閉され、外気から遮断されている。これにより、
外部からの塵あいの進入が阻止され、密閉セクションA
の内部に設けられた収納ラック22、ドライブ24、お
よび、搬送装置TAは、塵あいの付着が無いクリーン状
態に保たれる。除塵器31は、密閉された密閉セクショ
ンAの内部の空気を、繰返し浄化する。このように外気
から遮断された密閉セクションAの内部の同じ空気が、
繰返し、除塵器31のエアフィルタ30を通過して浄化
されるため、高い除塵率(空気中の塵あいの捕捉率)が
達成されることとなる。また、エアフィルタ30には、
密閉セクションAの内部の同じ空気が通過するので、エ
アフィルタ30の汚れも極めて微々たるもので済む。
【0017】このOLUに新たなカートリッジCを導入
することが所望の場合、カートリッジ出入口20が開状
態となり、カートリッジCは、このカートリッジ出入口
1から導入される。このように導入されたカートリッジ
Cは、搬送ロボット25により、収納ラック22または
ドライブ24に搬送されることとなる。該カートリッジ
Cが導入されると、カートリッジ出入口1は、再び、閉
じられ、密閉セクションAの内部を密閉する。このカー
トリッジCの導入の際には、カートリッジ出入口20が
開くので、塵あいを含む外気が密閉セクションAの内部
に進入することとなるが、カートリッジ出入口20が開
状態であるのはほんの一時的であり、塵あいの進入もほ
んのわずかで済むため、前記外気中の塵あいは、前述の
ような除塵器31による空気の浄化循環機能により、短
時間で除塵されることとなる。OLUで利用済みのカー
トリッジCが排出される際にも、カートリッジ出入口2
0が開き、外気が密閉セクションAの内部に進入するこ
ととなるが、該外気中の塵あいも、上記のように、除塵
器31により短時間で除塵されることとなる。
【0018】以上のようにカートリッジCを導入、排出
する際進入する塵あいは、ほんのわずかである。従っ
て、この実施例にあっては、エアフィルタ30は半永久
的に使用可能であり、エアフィルタ30を新しいものと
交換する必要がほとんどない。また、密閉セクションA
の内部に設けられた収納ラック22、ドライブ24、搬
送装置TAを、いつまでも、塵あいの付着が無い状態に
保つことができることとなる。その結果、このOLUに
あっては、定期的に特定のメインテナンスを行う必要な
しに、長期間にわたって、塵あいによる悪影響を確実に
防止できることとなる。また、密閉セクションAの内部
は、通気によって冷却する必要がないので、エアフィル
タ30をきめの細かい高能率のものとすることができ、
このことにより、密閉セクションAの内部の空気を効果
的に浄化できることとなる。
【0019】なお、この考案は、OLUに限らず、光デ
ィスクカートリッジ以外の記録媒体カートリッジを取扱
うその他の記録媒体カートリッジライブラリ装置に適用
してもよい。
【0020】
【考案の効果】以上のように、この考案にあっては、収
納体、ドライブおよび搬送装置が、ハウジングにより、
電源部等の発熱を伴うその他の構成要素から分離され、
外気から遮断された状態に収容されており、且つ、外気
から遮断された前記ハウジング内の空気が浄化循環手段
により繰返し浄化されるので、ハウジング内部の空気
は、常にクリーンな状態に保たれるようになっている。
従って、記録媒体カートリッジを取扱うこととなる前記
収納体、ドライブおよび搬送装置は、確実に塵あいの付
着から保護され、清掃の必要が無い。また、外部からハ
ウジング内に新たな塵あい進入することが制限されるの
で、長期間にわたり、浄化循環手段を新しいものと交換
する必要が無い。その結果、この考案は、特定のメイン
テナンスを行う必要なしに、長期間にわたって、塵あい
による悪影響を確実に防止でき、従って、エラー無く動
作可能である、という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案を適用したOLUの一実施例の構成を
示す側面略図。
【図2】従来のOLUの構成を例示する側面略図。
【符号の説明】
21…ハウジング 22…収納ラック 24…ドライブ 29…ファン 30…エアフィルタ 31…除塵器 32…熱交換器 C…カートリッジ TA…搬送装置。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体カートリッジを収納する収納体
    と、記録媒体カートリッジの読み出しまたは読み書きを
    行うドライブと、記録媒体カートリッジを前記収納体、
    ドライブ等の間で搬送する搬送装置と、電源部とを含む
    記録媒体カートリッジライブラリ装置であって、 前記収納体、ドライブおよび搬送装置を、前記電源部等
    の発熱を伴うその他の構成要素から分離しているととも
    に、外気から遮断した状態に収容しているハウジング
    と、 前記ハウジング内の空気を、浄化し、該浄化した空気を
    前記ハウジング内で循環させる浄化循環手段とを具備し
    た記録媒体カートリッジライブラリ装置。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングに放熱部材が取付けられ
    ており、該放熱部材は、前記ハウジング内部で発生する
    わずかな熱を前記ハウジングの外部に放出するものであ
    る請求項1の記録媒体カートリッジライブラリ装置。
JP10242491U 1991-11-18 1991-11-18 記録媒体カートリッジライブラリ装置 Expired - Lifetime JP2560184Y2 (ja)

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JPH0543398U JPH0543398U (ja) 1993-06-11
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