JP4204687B2 - ディスクドライブの空冷装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は筐体内に収容されたディスクドライブを空気により冷却するようになしたディスクドライブの空冷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ディスクのようなディスクドライブを長時間使用していると、内部が発熱して種々の不具合が発生することから、従来では蓋体の一部に冷却ファンを取付けて、この冷却ファンにより外気を筐体内へ流通させて発熱源を空冷することにより、筐体内部が高温になるのを防止している。
【0003】
またこの種のディスクドライブの空冷装置としては、例えば図3に示すものが公知である。
【0004】
すなわち、光ディスクのディスクドライブのような電子機器本体aが収容された筐体bの例えば後面に冷却ファンcが設けられており、筐体bの前面には、光ディスクを出し入れするための開口部dと、この開口部bを開閉する蓋体eが設けられている。
【0005】
上記構成の電子機器では、電源をオンすると、冷却ファンcが動作を開始して、筐体b内の熱せられた空気を排出するため、筐体b内には開口部dより外気が吸入されて、筐体b内の電子機器本体aを効率よく冷却できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記従来の電子機器の空冷装置では、外気が筐体b内へ吸入される際、空気中の塵埃等も空気と共に開口部dより電子機器本体a内に吸入されるため、電子機器を長期間使用していると、外気とともに電子機器本体a内に吸入された塵埃等が電子機器本体aの可動部などに付着して、電子機器本体aの動作が不安定となるなどの不具合がある。
【0007】
特に光ディスクのような精密な電子機器本体にあっては、光ピックアップなどに塵埃等が付着すると、データの読取りや書き込み性能が著しく低下したり、全くできなくなるなどの不具合が発生する。
【0008】
また筐体bの前面に開閉自在に設けられた蓋体eを閉鎖すれば、電子機器本体aに侵入する塵埃等の量を少なくすることはできるが、蓋体b内にメーカの異なる複数の電子機器本体aを装着した場合、蓋体eを閉鎖しても開口部dに隙間が生じることがあるため、電子機器本体aに塵埃等が侵入するのを確実に防止することはできない。
【0009】
この発明はかかる従来の不具合を改善するためになされたもので、電子機器本体内へ塵埃等が侵入するのを確実に防止できるディスクドライブの空冷装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記目的を達成するため、前面に開口部を有する筐体と、筐体内に収容され、光ディスクを出し入れする光ディスクのディスクドライブと、筐体の前面開口部に開閉自在に設けられた蓋体と、筐体内に外気を吸引する冷却ファンとを具備し、冷却ファンが蓋体の開閉動作及び前記ディスクドライブの動作に連動し、蓋体が開口部を閉鎖した状態で且つディスクドライブが動作しているときにのみ動作するようにしたもので、筐体の開口部より塵埃等が筐体内へ侵入することがないので、光ディスクドライブの動作が不安定となったり、動作不良が発生するのを未然に防止できるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
この発明の請求項1に記載の発明は、前面に開口部を有する筐体と、筐体内に収容され、光ディスクを出し入れする光ディスクのディスクドライブと、筐体の前面開口部に開閉自在に設けられた蓋体と、筐体内に外気を吸引する冷却ファンとを具備し、冷却ファンは前記蓋体の開閉動作及び前記ディスクドライブの動作に連動し、蓋体が前記開口部を閉鎖した状態で且つディスクドライブが動作しているときにのみ動作するように構成したものである。
【0012】
前記構成により、蓋体が開口部を閉鎖した状態で且つディスクドライブが動作しているときにのみ冷却ファンが動作するため、筐体内へ外気が吸入される際、空気中の塵埃等が筐体内に侵入することがない。
【0013】
これによって電子機器本体の可動部などに塵埃等が付着して可動部などの動作が不安定となったり、動作不良を起こすのを未然に防止することができる。
【0020】
以下この発明の実施の形態を図1及び図2に示す図面を参照して詳述する。
【0021】
図1は電子機器の断面図、図2は空冷時の作用を示す説明図である。
【0022】
これら図において1は角箱状の筐体で、内部に光ディスクのディスクドライブなどの電子機器本体2が開口部2aを筐体1の前面に向けて収容されている。
【0023】
上記電子機器本体2は、筐体1内に設けられた取付け金具3にビスなどの固着具4により固定されており、ディスクなどの記憶媒体(図示せず)を出し入れする開口部2aは、筐体1の前面開口部1aとほぼ同一面か、やや内側となるように筐体1内に設置されている。
【0024】
また上記筐体1の前面には、下部がヒンジ5により筐体1の前面に蝶着された蓋体6が開閉自在に取付けられている。
【0025】
上記蓋体6は、筐体1の前面開口部1aを覆える大きさに形成されていて、ヒンジ5を中心に手前側へ開閉できるようになっており、蓋体6の内側には、蓋体1の前面開口部1aと電子機器本体2の前部との間に介在されたエスカッション7の密閉部7aに当接する密閉体6aが突設されている。
【0026】
上記エスカッション7は、筐体1内に収容された電子機器本体2と筐体1の前面開口部1a間の隙間をなくすもので、外周面には、筐体1内に外気を導入するための空気流入孔7bが複数個所形成されていると共に、電子機器本体2の開口部2aを囲むように密閉部7aが設けられている。
【0027】
上記密閉部7aは、電子機器本体2の開口部2aよりやや大きい角筒状に形成されていて、筐体1の前面より前方に突出されており、蓋体6を閉じると、蓋体6の内面に設けられた密閉体6aが密閉部7aの前端面に隙間なく当接して、電子機器本体2の開口部2aを密閉できるようになっており、蓋体6の密閉体6a周辺には、筐体1内に外気を取り込むための空気取入れ口6bが複数個開口されている。
【0028】
一方上記筐体1の後面には、筐体1内の空気を筐体1外へ排出する冷却ファン8が取付けられている。
【0029】
上記冷却ファン8は、蓋体6の開閉動作と、電子機器本体2の動作に電気的に連動されていて、蓋体6が閉鎖された状態で、電子機器本体2が動作されているときに動作するようになっている。
【0030】
次に上記構成された電子機器の作用を説明すると、電子機器本体2内に記憶媒体を出し入れするときには、蓋体6は図1に示すように開放されており、このとき冷却ファン8は動作を停止しているため、電子機器本体2の開口部2aが開放されていても、電子機器本体2内に空気とともに塵埃等が侵入することはない。
【0031】
次に電子機器本体2内に記憶媒体を挿入して蓋体6を図2に示すように閉鎖すると、蓋体6の内側に設けられた密閉体6aがエスカッション7の密閉部7aに当接して、電子機器本体2の開口部2aを密閉すると同時に、冷却ファン8が動作を開始する。
【0032】
これによって冷却ファン8により筐体1内の熱せられた空気が筐体1外へ排出されると共に、蓋体6に開口された空気取入れ口6bより、エスカッション7の空気流入孔7bを経て筐体1内に図2の矢印で示すように外気が吸入されるため、電子機器本体2の周囲を効率よく冷却することができるようになる。
【0033】
また空気と共に塵埃等が筐体1内に侵入しても、電子機器本体2内に侵入することがないので、長期間使用していても、電子機器本体2の可動部や光ピックアップ部などに塵埃等が付着することがない。
【0035】
【発明の効果】
この発明は以上詳述したように、筐体内に収容された電子機器本体の開口部が、開口部を囲むように設けられたエスカッションの密閉部と、これに当接された蓋体の密閉体により密閉されるため、冷却ファンにより筐体内へ外気が吸引されても、空気中の塵埃等が電子機器本体内へ侵入することがない。
【0036】
これによって、電子機器本体の可動部などに塵埃等が付着して電子機器本体の動作が不安定になったり、動作不良を起こすことがないと共に、筐体内に吸引された外気により電子機器本体が冷却されるため、電子機器本体が早期に故障したり、寿命が早期に低下するのを未然に防止することができる。
【0037】
またエスカッションの密閉部周辺に空気流入口を、そして蓋体の密閉体周辺に空気取入れ口をそれぞれ開口して、これら空気流入口及び空気取入れ口より筐体内へ外気を吸入するようにしたことから、蓋体が閉鎖されていても、筐体内に十分な空気が取入れられるため、電子機器を効率よく冷却することができ、これによって筐体内の温度が上昇して、電子機器本体の動作が不安定となったり、電子機器本体の寿命が早期に低下するなどの不具合を解消することができる。
【0038】
さらに、蓋体を開放すると冷却ファンが停止し、蓋体を閉鎖すると冷却ファンが動作するようにしたことから、筐体内に流入する空気とともに塵埃等が電子機器本体内へ侵入するのを確実に防止することができると共に、電子機器本体の停止とともに冷却ファンも停止させるようにしたことから、電子機器本体の動作中に発生した熱を効率よく冷却できる上、余計な塵埃等を筐体内に吸込むことがないので、筐体内に塵埃等が堆積するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態になる空冷装置を採用した電子機器の断面図
【図2】この発明の実施の形態になる電子機器の空冷装置の作用説明図
【図3】従来の電子機器の空冷装置を示す説明図
【符号の説明】
1 筐体
1a 前面開口部
3 電子機器本体
2a 開口部
3 取付け金具
4 固定具
5 ヒンジ
6 蓋体
6a 密閉体
6b 空気取入れ口
7 エスカッション
7a 密閉部
7b 空気流入孔
8 冷却ファン
Claims (1)
- 前面に開口部を有する筐体と、前記筐体内に収容され、光ディスクを出し入れする光ディスクのディスクドライブと、前記筐体の前面開口部に開閉自在に設けられた蓋体と、前記筐体内に外気を吸引する冷却ファンとを具備し、前記冷却ファンは前記蓋体の開閉動作及び前記ディスクドライブの動作に連動し、前記蓋体が前記開口部を閉鎖した状態で且つ前記ディスクドライブが動作しているときにのみ動作することを特徴とするディスクドライブの空冷装置。
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JP01235499A JP4204687B2 (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | ディスクドライブの空冷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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ID=11802956
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4204687B2 (ja) |
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JP4880984B2 (ja) * | 2005-11-30 | 2012-02-22 | 株式会社東芝 | 筐体装置 |
-
1999
- 1999-01-20 JP JP01235499A patent/JP4204687B2/ja not_active Expired - Fee Related
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