JPH05144247A - 記録媒体ライブラリユニツト - Google Patents
記録媒体ライブラリユニツトInfo
- Publication number
- JPH05144247A JPH05144247A JP30499391A JP30499391A JPH05144247A JP H05144247 A JPH05144247 A JP H05144247A JP 30499391 A JP30499391 A JP 30499391A JP 30499391 A JP30499391 A JP 30499391A JP H05144247 A JPH05144247 A JP H05144247A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- recording medium
- optical disk
- housing
- flow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Automatic Disk Changers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、記録媒体ライブラリユニットに
関し、冷却用空気中に含まれる塵埃の堆積を抑制して、
記録媒体の記録再生性能の低下を抑え、メンテナンスフ
リーに近付けた記録媒体ライブラリユニット得ることを
目的とする。 【構成】 光ディスクカートリッジ3が収納される収納
棚2、光ヘッド5により光ディスクカートリッジ3に情
報を記録再生する光ディスク装置4および収納棚3と光
ディスク装置4との間を光ディスクカートリッジ3を搬
送する搬送機6が、筺体1内に配設されている。筺体1
の上部には、吸気用ファン7が配設され、下部には、排
気用ファン10が配設されている。吸気用ファン7と排
気用ファン10とにより筺体1の上方から下方に流れる
冷却用空気の流路の下流側に、ハニカム構造の整流板1
1が配設されている。
関し、冷却用空気中に含まれる塵埃の堆積を抑制して、
記録媒体の記録再生性能の低下を抑え、メンテナンスフ
リーに近付けた記録媒体ライブラリユニット得ることを
目的とする。 【構成】 光ディスクカートリッジ3が収納される収納
棚2、光ヘッド5により光ディスクカートリッジ3に情
報を記録再生する光ディスク装置4および収納棚3と光
ディスク装置4との間を光ディスクカートリッジ3を搬
送する搬送機6が、筺体1内に配設されている。筺体1
の上部には、吸気用ファン7が配設され、下部には、排
気用ファン10が配設されている。吸気用ファン7と排
気用ファン10とにより筺体1の上方から下方に流れる
冷却用空気の流路の下流側に、ハニカム構造の整流板1
1が配設されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷却空気中に含まれ
る塵埃の堆積を抑制し、記録媒体の記録再生性能の低下
を抑えた記録媒体ライブラリユニットに関するものであ
る。
る塵埃の堆積を抑制し、記録媒体の記録再生性能の低下
を抑えた記録媒体ライブラリユニットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば特開昭64ー42058号
公報に記載された従来の記録媒体ライブラリユニットを
示す概略構成図、図6は図5の記録媒体ライブラリユニ
ットの筺体内部の空気の流れを示す概略図であり、図に
おいて1は記録媒体ライブラリユニットの筺体、2は情
報を記録再生できる記録媒体としての光ディスクカート
リッジ3を収納する収納棚、4は光ヘッド5により情報
を光ディスクカートリッジ3に記録再生する記録再生装
置としての光ディスク装置、6は収納棚2と光ディスク
装置4との間を光ディスクカートリッジ3を搬送する搬
送機、7は筺体1内に冷却のための外気を吸い込むため
に設けられた吸気用ファン、8は吸気用ファン7に取り
付けられ、筺体1内部に流入する空気の塵埃を取り除く
ためのエアフィルタである。
公報に記載された従来の記録媒体ライブラリユニットを
示す概略構成図、図6は図5の記録媒体ライブラリユニ
ットの筺体内部の空気の流れを示す概略図であり、図に
おいて1は記録媒体ライブラリユニットの筺体、2は情
報を記録再生できる記録媒体としての光ディスクカート
リッジ3を収納する収納棚、4は光ヘッド5により情報
を光ディスクカートリッジ3に記録再生する記録再生装
置としての光ディスク装置、6は収納棚2と光ディスク
装置4との間を光ディスクカートリッジ3を搬送する搬
送機、7は筺体1内に冷却のための外気を吸い込むため
に設けられた吸気用ファン、8は吸気用ファン7に取り
付けられ、筺体1内部に流入する空気の塵埃を取り除く
ためのエアフィルタである。
【0003】つぎに、上記従来の記録媒体ライブラリユ
ニットの動作について説明する。まず、搬送機6が移動
して、取り出そうとする光ディスクカートリッジ3が収
納されている収納棚2の正面に位置する。ついで、搬送
機6の把持部(図示せず)が前進して目的の光ディスク
カートリッジ3を把持した後、後退して該光ディスクカ
ートリッジ3を搬送機6内に引き込む。さらに、搬送機
6が移動して、光ディスク装置4の正面に位置し、把持
部が前進して光ディスクカートリッジ3を光ディスク装
置4の挿排口内に挿入した後、把持部が光ディスクカー
トリッジ3を放して後退する。光ディスク装置4内に挿
入された光ディスクカートリッジ3は、オートローディ
ング機構により記録再生可能な状態となる。
ニットの動作について説明する。まず、搬送機6が移動
して、取り出そうとする光ディスクカートリッジ3が収
納されている収納棚2の正面に位置する。ついで、搬送
機6の把持部(図示せず)が前進して目的の光ディスク
カートリッジ3を把持した後、後退して該光ディスクカ
ートリッジ3を搬送機6内に引き込む。さらに、搬送機
6が移動して、光ディスク装置4の正面に位置し、把持
部が前進して光ディスクカートリッジ3を光ディスク装
置4の挿排口内に挿入した後、把持部が光ディスクカー
トリッジ3を放して後退する。光ディスク装置4内に挿
入された光ディスクカートリッジ3は、オートローディ
ング機構により記録再生可能な状態となる。
【0004】また、光ディスクカートリッジ3は、記録
再生が終了するとオートローディング機構により光ディ
スク装置4の挿排口から排出される。搬送機6は移動
し、光ディスク装置4の挿排口から排出された光ディス
クカートリッジ3の正面に位置する。ついで、把持部が
前進して光ディスクカートリッジ3を把持した後、後退
して該光ディスクカートリッジ3を搬送機6内に引き込
む。さらに、搬送機6が移動して、光ディスクカートリ
ッジ3が収納されていた収納棚2の正面に位置し、把持
部が前進して光ディスクカートリッジ3を収納棚2に挿
入して放した後、後退して光ディスクカートリッジ3の
記録再生の一連の動作を終了する。
再生が終了するとオートローディング機構により光ディ
スク装置4の挿排口から排出される。搬送機6は移動
し、光ディスク装置4の挿排口から排出された光ディス
クカートリッジ3の正面に位置する。ついで、把持部が
前進して光ディスクカートリッジ3を把持した後、後退
して該光ディスクカートリッジ3を搬送機6内に引き込
む。さらに、搬送機6が移動して、光ディスクカートリ
ッジ3が収納されていた収納棚2の正面に位置し、把持
部が前進して光ディスクカートリッジ3を収納棚2に挿
入して放した後、後退して光ディスクカートリッジ3の
記録再生の一連の動作を終了する。
【0005】ここで、上記光ディスクカートリッジ3の
記録再生の一連の動作は、光ディスクカートリッジ3を
把持する動作を除いてモータ(図示せず)によって行わ
れている。モータはモータドライバ(図示せず)より電
流を供給され、かつ、制御されている。モータドライバ
はモータを駆動する電流を筺体1内の直流電源ユニット
(図示せず)より供給される。しかし、記録媒体ライブ
ラリユニットにおいては、これらの直流電源やモータ、
モータドライバなどは発熱量がかなり大きく、筺体1内
の温度上昇の原因となる。ライブラリユニットの制御ユ
ニットや光ディスク装置4は、ある温度以上となると誤
動作を起こすので、筺体1内の冷却が必要となる。
記録再生の一連の動作は、光ディスクカートリッジ3を
把持する動作を除いてモータ(図示せず)によって行わ
れている。モータはモータドライバ(図示せず)より電
流を供給され、かつ、制御されている。モータドライバ
はモータを駆動する電流を筺体1内の直流電源ユニット
(図示せず)より供給される。しかし、記録媒体ライブ
ラリユニットにおいては、これらの直流電源やモータ、
モータドライバなどは発熱量がかなり大きく、筺体1内
の温度上昇の原因となる。ライブラリユニットの制御ユ
ニットや光ディスク装置4は、ある温度以上となると誤
動作を起こすので、筺体1内の冷却が必要となる。
【0006】そこで、吸気用ファン7を使用して外気を
筺体1内に取り入れ、制御ユニットや光ディスク装置4
等を冷却している。この時、エアフィルタ8により取り
入れる外気に含まれる塵埃が取り除かれ、塵埃が光ディ
スク装置4のデータを読み書きする光ヘッド5のレンズ
に付着したり、光ディスクカートリッジ3のディスク表
面に付着したりすることを防止している。
筺体1内に取り入れ、制御ユニットや光ディスク装置4
等を冷却している。この時、エアフィルタ8により取り
入れる外気に含まれる塵埃が取り除かれ、塵埃が光ディ
スク装置4のデータを読み書きする光ヘッド5のレンズ
に付着したり、光ディスクカートリッジ3のディスク表
面に付着したりすることを防止している。
【0007】しかしながら、さらに細かい塵埃は、エア
フィルタ8を通過して筺体1内部に侵入してしまう。空
気の流れが非常に微少な空間では、細かい塵埃は、速度
は小さいながらも下降し、最後には物体の上部で停止す
ることになる。筺体1内部では、空気の流路は特定され
ておらず、このような空気の流れの微少な淀みが多く存
在して、塵埃が堆積すると考えられる。また、大きな空
間の底部には大量の塵埃が堆積し易く、例えば搬送機6
の下部の筺体1の底部等には堆積した塵埃9が存在して
しまうことになる。しかし、定常な流れの中に含まれる
塵埃の密度は、問題になる程大きくなっていない。
フィルタ8を通過して筺体1内部に侵入してしまう。空
気の流れが非常に微少な空間では、細かい塵埃は、速度
は小さいながらも下降し、最後には物体の上部で停止す
ることになる。筺体1内部では、空気の流路は特定され
ておらず、このような空気の流れの微少な淀みが多く存
在して、塵埃が堆積すると考えられる。また、大きな空
間の底部には大量の塵埃が堆積し易く、例えば搬送機6
の下部の筺体1の底部等には堆積した塵埃9が存在して
しまうことになる。しかし、定常な流れの中に含まれる
塵埃の密度は、問題になる程大きくなっていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の記録媒体ライブ
ラリユニットは以上のように構成されているので、振動
や内部の空気の非定常な動きがあると、堆積した塵埃9
が舞い上がり、一度に光ディスク装置4の内部に侵入
し、光ヘッド5のレンズに付着してデータを読み書きす
るためのレーザ光を弱めたり、光ディスクカートリッジ
3内部のディスク表面に付着して光ヘッド5からのレー
ザ光のディスク表面での反射を妨げ、データの読み書き
が正常に行えなくなることが発生してしまい、定期的に
光ヘッド5や光ディスクを清掃しなければならないとい
う課題があった。
ラリユニットは以上のように構成されているので、振動
や内部の空気の非定常な動きがあると、堆積した塵埃9
が舞い上がり、一度に光ディスク装置4の内部に侵入
し、光ヘッド5のレンズに付着してデータを読み書きす
るためのレーザ光を弱めたり、光ディスクカートリッジ
3内部のディスク表面に付着して光ヘッド5からのレー
ザ光のディスク表面での反射を妨げ、データの読み書き
が正常に行えなくなることが発生してしまい、定期的に
光ヘッド5や光ディスクを清掃しなければならないとい
う課題があった。
【0009】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、定期的な清掃作業の間隔をのば
し、メンテナンスフリーに近づけた記録媒体ライブラリ
ユニットを得ることを目的とする。
ためになされたもので、定期的な清掃作業の間隔をのば
し、メンテナンスフリーに近づけた記録媒体ライブラリ
ユニットを得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る記録媒体
ライブラリユニットは、筺体内の上部から下部に冷却用
空気を一様に流す冷却手段と、冷却用空気の流路の下流
側に配設され、冷却用空気の流れを整流する整流板とを
備えているものである。
ライブラリユニットは、筺体内の上部から下部に冷却用
空気を一様に流す冷却手段と、冷却用空気の流路の下流
側に配設され、冷却用空気の流れを整流する整流板とを
備えているものである。
【0011】
【作用】この発明においては、冷却手段により、筺体内
の冷却用空気は上部から下部に一様に流れて、冷却用空
気の流路中の記録媒体、記録再生装置等への冷却用空気
に含まれる微細な塵埃の堆積が抑えられ、さらに整流板
により、冷却用空気の流れは水平面方向の流れ成分が非
常に少なく、流れ方向がほぼ垂直方向に限定されて、筺
体底面に堆積している塵埃の舞い上がりが抑えられ、あ
るいは堆積している塵埃が舞い上がっても、舞い上がっ
た塵埃の整流板の下部から上部への通過が抑えられ、舞
い上がった塵埃の整流板上部への侵入が防止される。
の冷却用空気は上部から下部に一様に流れて、冷却用空
気の流路中の記録媒体、記録再生装置等への冷却用空気
に含まれる微細な塵埃の堆積が抑えられ、さらに整流板
により、冷却用空気の流れは水平面方向の流れ成分が非
常に少なく、流れ方向がほぼ垂直方向に限定されて、筺
体底面に堆積している塵埃の舞い上がりが抑えられ、あ
るいは堆積している塵埃が舞い上がっても、舞い上がっ
た塵埃の整流板の下部から上部への通過が抑えられ、舞
い上がった塵埃の整流板上部への侵入が防止される。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1.図1はこの発明の実施例1の記録媒体ライブ
ラリユニットの全体構造を示す概略構成図、図2はこの
発明の実施例1の記録媒体ライブラリユニットの筺体内
部の空気の流れを示す概略図、図3はこの発明の実施例
1における整流板の構造を示す要部破断斜視図であり、
図において図5に示した従来の記録媒体ライブラリユニ
ットと同一または相当部分には同一符号を付し、その説
明を省略する。
る。 実施例1.図1はこの発明の実施例1の記録媒体ライブ
ラリユニットの全体構造を示す概略構成図、図2はこの
発明の実施例1の記録媒体ライブラリユニットの筺体内
部の空気の流れを示す概略図、図3はこの発明の実施例
1における整流板の構造を示す要部破断斜視図であり、
図において図5に示した従来の記録媒体ライブラリユニ
ットと同一または相当部分には同一符号を付し、その説
明を省略する。
【0013】図において、10は筺体1の上部に設けら
れた吸気用ファン7から取り入れられ、筺体1の内部を
冷却した空気を排気するために筺体1の底部に設けられ
た排気用ファンであり、吸気用ファン7と排気用ファン
10とから冷却手段を構成している。11は搬送機6の
移動空間と筺体1の底部との間に、冷却用空気の流路を
横断するように取り付けられた整流板であり、この整流
板11は通過する空気を整流するために、例えば金属の
薄板によるハニカム構造をとっている。
れた吸気用ファン7から取り入れられ、筺体1の内部を
冷却した空気を排気するために筺体1の底部に設けられ
た排気用ファンであり、吸気用ファン7と排気用ファン
10とから冷却手段を構成している。11は搬送機6の
移動空間と筺体1の底部との間に、冷却用空気の流路を
横断するように取り付けられた整流板であり、この整流
板11は通過する空気を整流するために、例えば金属の
薄板によるハニカム構造をとっている。
【0014】つぎに、上記実施例1動作について説明す
る。光ディスクカートリッジ3の記録再生の一連の動作
は、図5に示した従来の記録媒体ライブラリユニットと
同様に動作する。
る。光ディスクカートリッジ3の記録再生の一連の動作
は、図5に示した従来の記録媒体ライブラリユニットと
同様に動作する。
【0015】筺体1内の温度上昇を防ぐために、吸気用
ファン7を駆動して外部の空気を取り入れる。この時、
大きな塵埃は、エアフィルタ8によって取り除かれる。
エアフィルタ8で取り切れなかった微細な塵埃を含んだ
空気は、筺体1の上部から下部に向かって筺体1内を流
れる。整流板11に達した空気は、整流板11を通過す
る際に、水平面方向の流れ成分が非常に少ない流れとな
り、流れ方向がほぼ垂直方向に整えられて、整流板11
の下部に達する。整流板11の下部に達した空気は、筺
体1の前方あるいは後方に流れ、排気用ファン10によ
って外部に排出される。この時生じる空気の流れの乱れ
は整流板11によって上部には伝わらない。
ファン7を駆動して外部の空気を取り入れる。この時、
大きな塵埃は、エアフィルタ8によって取り除かれる。
エアフィルタ8で取り切れなかった微細な塵埃を含んだ
空気は、筺体1の上部から下部に向かって筺体1内を流
れる。整流板11に達した空気は、整流板11を通過す
る際に、水平面方向の流れ成分が非常に少ない流れとな
り、流れ方向がほぼ垂直方向に整えられて、整流板11
の下部に達する。整流板11の下部に達した空気は、筺
体1の前方あるいは後方に流れ、排気用ファン10によ
って外部に排出される。この時生じる空気の流れの乱れ
は整流板11によって上部には伝わらない。
【0016】ここで、冷却用空気は、筺体1の上部に設
置された吸気用ファン7と下部に設置された排気用ファ
ン10とにより、下方から上方に向かう流れが非常に少
ない乱れの少ない、上方から下方に向かう一様な流れの
状態になっている。
置された吸気用ファン7と下部に設置された排気用ファ
ン10とにより、下方から上方に向かう流れが非常に少
ない乱れの少ない、上方から下方に向かう一様な流れの
状態になっている。
【0017】したがって、光ディスク装置4のある領域
における空気の流れは全て上から下への一様流となって
おり、空気の流れの微小な淀みにともなう塵埃の堆積が
抑えられ、整流板11の下部で生じる空気の乱れにより
筺体1の底部の堆積した塵埃9が巻き上げられても、整
流板11を通過して光ディスク装置4の内部に侵入する
可能性は非常に小さい。
における空気の流れは全て上から下への一様流となって
おり、空気の流れの微小な淀みにともなう塵埃の堆積が
抑えられ、整流板11の下部で生じる空気の乱れにより
筺体1の底部の堆積した塵埃9が巻き上げられても、整
流板11を通過して光ディスク装置4の内部に侵入する
可能性は非常に小さい。
【0018】このように、上記実施例1によれば、筺体
1の上部と下部とにそれぞれ吸気用および排気用ファン
7、10を配設し、吸気用ファン7から排気用ファン1
0に流れる冷却用の空気の流路の排気用ファン10近傍
に整流板11を配設しているので、冷却用の空気の流れ
が上部から下部へと一様に流れ、かつ整流板11の下部
における塵埃の舞い上がりの影響が整流板11の上部に
及ばず、光ディスク装置4内部への塵埃の侵入を防ぎ、
清掃作業の頻度を低減し、装置をメンテナンスフリーに
近付けることができ、信頼性を向上させ、ランニングコ
ストを軽減できるという効果がある。
1の上部と下部とにそれぞれ吸気用および排気用ファン
7、10を配設し、吸気用ファン7から排気用ファン1
0に流れる冷却用の空気の流路の排気用ファン10近傍
に整流板11を配設しているので、冷却用の空気の流れ
が上部から下部へと一様に流れ、かつ整流板11の下部
における塵埃の舞い上がりの影響が整流板11の上部に
及ばず、光ディスク装置4内部への塵埃の侵入を防ぎ、
清掃作業の頻度を低減し、装置をメンテナンスフリーに
近付けることができ、信頼性を向上させ、ランニングコ
ストを軽減できるという効果がある。
【0019】ここで、図3に基づいて、整流板11の構
造について説明する。上記実施例1では、上下方向に流
路断面の最大長さW、流路の厚みt、流路長さLの金属
製のハニカム構造の整流板11を用いている。流路長さ
Lは、流路断面の最大長さWの2倍未満であると、流路
内の空気の流れを、水平面方向の流れ成分を非常に少な
くし、ほぼ垂直方向の流れ成分に整える整流効果が十分
得られないことから、L≧2Wが適当である。
造について説明する。上記実施例1では、上下方向に流
路断面の最大長さW、流路の厚みt、流路長さLの金属
製のハニカム構造の整流板11を用いている。流路長さ
Lは、流路断面の最大長さWの2倍未満であると、流路
内の空気の流れを、水平面方向の流れ成分を非常に少な
くし、ほぼ垂直方向の流れ成分に整える整流効果が十分
得られないことから、L≧2Wが適当である。
【0020】また、流路の厚みtは、流路断面の最大長
さWの25%を越えると、整流板11の開口割合が低減
し、速やかに空気を流すことができず、さらに流路内の
流速が増して乱流となり易くなることから、t≦0.2
5Wが適当である。
さWの25%を越えると、整流板11の開口割合が低減
し、速やかに空気を流すことができず、さらに流路内の
流速が増して乱流となり易くなることから、t≦0.2
5Wが適当である。
【0021】さらに流路断面の最大長さWは、10mm
を越えると、整流板11内の空気の流速が1m/sを越
えた場合に整流板11内の流れが乱流となり、整流効果
が低減して筺体1底面に堆積している塵埃が舞い上がる
恐れがあるとともに、流路長さLが20mm以上必要と
なり整流板11を大型化してしまう。また、1mm未満
では、冷却用空気に含まれる塵埃が整流板11の流路を
塞いで流路抵抗が増大し、結果的に冷却する空気の総量
が減少して十分に冷却できず、1mm≦W≦10mmが
適当である。
を越えると、整流板11内の空気の流速が1m/sを越
えた場合に整流板11内の流れが乱流となり、整流効果
が低減して筺体1底面に堆積している塵埃が舞い上がる
恐れがあるとともに、流路長さLが20mm以上必要と
なり整流板11を大型化してしまう。また、1mm未満
では、冷却用空気に含まれる塵埃が整流板11の流路を
塞いで流路抵抗が増大し、結果的に冷却する空気の総量
が減少して十分に冷却できず、1mm≦W≦10mmが
適当である。
【0022】実施例2.図4はこの発明の実施例2の記
録媒体ライブラリユニットの全体構造を示す概略構成図
である。図において、12は筺体1の下部と上部とを連
通するダクト、13はダクト12に取り付けられ、筺体
1下部の空気をダクト12の一端から吸引して、ダクト
12の他端から筺体1の上部に排出する空気循環用ファ
ン、14はダクト12に取り付けられ、空気に含まれる
塵埃を除去するエアフィルタであり、ダクト12と空気
循環用ファン13とにより冷却手段を構成している。
録媒体ライブラリユニットの全体構造を示す概略構成図
である。図において、12は筺体1の下部と上部とを連
通するダクト、13はダクト12に取り付けられ、筺体
1下部の空気をダクト12の一端から吸引して、ダクト
12の他端から筺体1の上部に排出する空気循環用ファ
ン、14はダクト12に取り付けられ、空気に含まれる
塵埃を除去するエアフィルタであり、ダクト12と空気
循環用ファン13とにより冷却手段を構成している。
【0023】つぎに、上記実施例2の動作について説明
する。空気循環用ファン13を駆動して、筺体1内の下
部の空気をダクト12内に吸引する。ダクト12内に吸
引された空気は、含まれる塵埃がエアフィルタ14で除
去された後、筺体1の上部に排出される。その後、筺体
1の上部に排出された空気は、上部から一様な流れとな
って筺体1内部を冷却しながら下方に流れ、整流板11
で整流された後、筺体1の下部から再びダクト12に吸
引されて、筺体1内を循環する。その他の動作は、上記
実施例1と同様に動作する。
する。空気循環用ファン13を駆動して、筺体1内の下
部の空気をダクト12内に吸引する。ダクト12内に吸
引された空気は、含まれる塵埃がエアフィルタ14で除
去された後、筺体1の上部に排出される。その後、筺体
1の上部に排出された空気は、上部から一様な流れとな
って筺体1内部を冷却しながら下方に流れ、整流板11
で整流された後、筺体1の下部から再びダクト12に吸
引されて、筺体1内を循環する。その他の動作は、上記
実施例1と同様に動作する。
【0024】このように、上記実施例2によれば、ダク
ト12と空気循環用ファン13とからなる冷却手段を筺
体1内に設け、かつ冷却空気の流路の下流側に整流板1
1を設けているので、上記実施例1と同様に、清掃作業
の頻度を低減し、装置をメンテナンスフリーに近付ける
ことができ、信頼性を向上させ、ランニングコストを軽
減できるという効果がある。
ト12と空気循環用ファン13とからなる冷却手段を筺
体1内に設け、かつ冷却空気の流路の下流側に整流板1
1を設けているので、上記実施例1と同様に、清掃作業
の頻度を低減し、装置をメンテナンスフリーに近付ける
ことができ、信頼性を向上させ、ランニングコストを軽
減できるという効果がある。
【0025】なお、上記各実施例では、光ディスクカー
トリッジ3を記録媒体とする光ディスクライブラリユニ
ットを用いて説明しているが、この発明はこれに限定さ
れるものではなく、光ディスクカートリッジ3に代わっ
て、VTRやカッセット磁気テープ、磁気ディスクカー
トリッジ、フロッピディスクなどの記録媒体を自動交換
する記録媒体ライブラリユニットでも、同様の効果を奏
する。
トリッジ3を記録媒体とする光ディスクライブラリユニ
ットを用いて説明しているが、この発明はこれに限定さ
れるものではなく、光ディスクカートリッジ3に代わっ
て、VTRやカッセット磁気テープ、磁気ディスクカー
トリッジ、フロッピディスクなどの記録媒体を自動交換
する記録媒体ライブラリユニットでも、同様の効果を奏
する。
【0026】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、筺体内
の上部から下部に冷却用空気を一様に流す冷却手段と、
冷却用空気の流路の下流側に配設された整流板とを備え
ているので、定期的な清掃作業の間隔をのばし、メンテ
ナンスフリーに近づけた記録媒体ライブラリユニットが
得られる効果がある。
の上部から下部に冷却用空気を一様に流す冷却手段と、
冷却用空気の流路の下流側に配設された整流板とを備え
ているので、定期的な清掃作業の間隔をのばし、メンテ
ナンスフリーに近づけた記録媒体ライブラリユニットが
得られる効果がある。
【図1】この発明の実施例1の記録媒体ライブラリユニ
ットの全体構造を示す概略構成図である。
ットの全体構造を示す概略構成図である。
【図2】この発明の実施例1の記録媒体ライブラリユニ
ットの筺体内部の空気の流れを示す概略図である。
ットの筺体内部の空気の流れを示す概略図である。
【図3】この発明の実施例1の記録媒体ライブラリユニ
ットの整流板の構造を示す要部破断斜視図である。
ットの整流板の構造を示す要部破断斜視図である。
【図4】この発明の実施例2の記録媒体ライブラリユニ
ットの全体構造を示す概略構成図である。
ットの全体構造を示す概略構成図である。
【図5】従来の記録媒体ライブラリユニットの一例を示
す概略構成図である。
す概略構成図である。
【図6】従来の記録媒体ライブラリユニットの筺体内部
の空気の流れを示す概略図である。
の空気の流れを示す概略図である。
1 筺体 2 収納棚 3 光ディスクカートリッジ(記録媒体) 4 光ディスク装置(記録再生装置) 6 搬送機 7 吸気用ファン(冷却手段) 10 排気用ファン(冷却手段) 11 整流板 12 ダクト(冷却手段) 13 空気循環用ファン(冷却手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 情報を記録する記録媒体と、前記記録媒
体を収納する収納棚と、前記記録媒体に情報を記録再生
する記録再生装置と、前記収納棚と前記記録再生装置と
の間で前記記録媒体を搬送する搬送機とを筺体内に備え
た記録媒体ライブラリユニットにおいて、前記筺体内の
上部から下部に冷却用空気を一様に流す冷却手段と、前
記冷却用空気の流路の下流側に配設され、前記冷却用空
気の流れを整流する整流板とを備えていることを特徴と
する記録媒体ライブラリユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30499391A JPH05144247A (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 記録媒体ライブラリユニツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30499391A JPH05144247A (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 記録媒体ライブラリユニツト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05144247A true JPH05144247A (ja) | 1993-06-11 |
Family
ID=17939788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30499391A Pending JPH05144247A (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 記録媒体ライブラリユニツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05144247A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6854275B2 (en) * | 2002-08-08 | 2005-02-15 | International Business Machines Corporation | Method for cooling automated storage library media using thermoelectric cooler |
WO2010067443A1 (ja) * | 2008-12-11 | 2010-06-17 | 富士通株式会社 | 情報記憶装置および清掃機 |
JP2013065367A (ja) * | 2011-09-15 | 2013-04-11 | Nec Embedded Products Ltd | ライブラリ装置 |
-
1991
- 1991-11-20 JP JP30499391A patent/JPH05144247A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6854275B2 (en) * | 2002-08-08 | 2005-02-15 | International Business Machines Corporation | Method for cooling automated storage library media using thermoelectric cooler |
WO2010067443A1 (ja) * | 2008-12-11 | 2010-06-17 | 富士通株式会社 | 情報記憶装置および清掃機 |
JP2013065367A (ja) * | 2011-09-15 | 2013-04-11 | Nec Embedded Products Ltd | ライブラリ装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6208484B1 (en) | Recirculation filter for use in a disk drive | |
JPH052815A (ja) | 外部記憶装置 | |
JP2690579B2 (ja) | 光ディスク装置 | |
JP2007044914A (ja) | 画像記録装置 | |
JPH05144247A (ja) | 記録媒体ライブラリユニツト | |
JP2585431B2 (ja) | 磁気ヘッドスライダ支持機構 | |
US5349713A (en) | Magnetic tape cleaning system | |
US7295398B2 (en) | High speed cleanup of removable storage device | |
US5629815A (en) | Apparatus and method for reducing head wear in helical scan tape transport | |
US5255137A (en) | Cooling system for recording/reproducing apparatus, with airflow restricted from read/write media section | |
JPH02276056A (ja) | 大容量光ディスク記憶装置 | |
JPS61224190A (ja) | 情報記録再生装置 | |
JP2535902Y2 (ja) | 記録媒体カートリッジライブラリ装置 | |
JPH09147543A (ja) | フィルター装置とそのフィルター装置を用いた情報処 理装置及びジュークボックス | |
JP2006240185A (ja) | 画像記録装置 | |
JPH05198156A (ja) | 記録再生装置を含む構造体 | |
JPH0487094A (ja) | 光デイスク装置 | |
JP3008540B2 (ja) | 磁気ディスクドライブ装置 | |
EP0093714A1 (en) | Contaminant purging in a magnetic disc drive | |
JPS6138157Y2 (ja) | ||
JP2001006244A (ja) | 磁気テープライブラリ装置 | |
JP2016225006A (ja) | ライブラリ装置及びライブラリ装置の冷却方法 | |
JP2000113543A (ja) | ライブラリ装置 | |
JPH04305883A (ja) | 磁気記録再生装置 | |
JPH09259502A (ja) | 光ディスクライブラリ装置 |