JP2559759Y2 - ケーブルの防水構造 - Google Patents

ケーブルの防水構造

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JP2559759Y2
JP2559759Y2 JP1993013518U JP1351893U JP2559759Y2 JP 2559759 Y2 JP2559759 Y2 JP 2559759Y2 JP 1993013518 U JP1993013518 U JP 1993013518U JP 1351893 U JP1351893 U JP 1351893U JP 2559759 Y2 JP2559759 Y2 JP 2559759Y2
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JP
Japan
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cable
screw
waterproof
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packing
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JP1993013518U
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聡 佐々木
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Rhythm Watch Co Ltd
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Rhythm Watch Co Ltd
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  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Cable Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、防水カメラに
施される防水構造に関し、特にケースの内部から外部に
取り出されるケーブルとケースとの間の防水構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般の防水カメラでは、ケースの内部か
ら外部に取り出されるケーブルとケースとの間には防水
構造が設けられており、例えば、図2に示すような防水
構造となっていた。図2中、33は防水カメラ31のケ
ース、35はケースの内部に設けられた内壁、37は画
像信号をカメラ本体から画像表示装置へ送るための接続
コードや電源用のケーブルを示す。
【0003】すなわち、防水カメラ31のケーブル37
は、ケース33のネジ穴33aを通じて内部に引出さ
れ、ケース33の内部では内壁35を貫通し、結束バン
ド39およびケーブル押え41により内壁35に取付け
られている。
【0004】上記ケース33のネジ穴33aには、軸方
向に挿通穴43aを有し先端外周部に雄ネジ部を有する
第1ネジ体43が螺着されている。この場合、ケース3
3と第1ネジ体43のフランジ部43bとの間には第1
パッキン45が介装され、第1ネジ体43を上記ネジ穴
33aに螺着する際に第1パッキン45によりケース3
3と第1ネジ体43との間の防水が行なわれる。
【0005】また、第1ネジ体43の挿通穴43aの先
端部には内方に突き出す鍔部43cを有し、挿通穴43
aの基端部には雌ネジ部が設けられており、この雌ネジ
部には軸方向に挿通穴47aを有する第2ネジ体47が
螺着されている。この場合、第2ネジ体47の先端部と
上記第1ネジ体43の鍔部43cとの間には第2パッキ
ン49とワッシャ51が介装されている。第2パッキン
49は上記ケーブル37が圧着して挿通できる孔を備
え、この孔内にケーブル37を挿通して第2ネジ体47
を第1ネジ体43の雌ネジ部に螺着することにより、ケ
ーブル37と第1ネジ体43および第2ネジ体47との
間の防水が行なわれる構造となっている。
【0006】さらに、上記内壁35の内側では、ケーブ
ル37が結束バンド39およびケーブル押え41により
内壁35に取付けられており、特にケーブル押え41に
より、ケーブル37を引張ってもケーブル37がケース
33から抜けることのないように固定された構造となっ
ている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の防水構造においては、ケースのケーブル挿通穴
とケーブルとの間の防水が第1ネジ体と第2ネジ体の2
つのネジ体を用いて行なわれる構造となっていたので、
防水構造が大型化し大きなスペースが必要となるととも
に、組立て工数が増大する不具合があった。また、ケー
ブル押えによりケーブルの抜け防止を行なう構造となっ
ていたので、ケース内に内壁を設け、この内壁にケーブ
ルを取付けなければならないため、ケース内部のスペー
スを小型化できなかった。
【0008】そこで、本考案は、ケースとケーブルとの
防水構造を小さくすることができ小スペース化が可能と
なり、且つ、ケーブル金具を潰すだけで抜け防止が可能
となり、組立て工数を削減可能な防水構造を提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案の防水構造は、ケ
ースの内部から外部へ引出されるケーブルと前記ケース
との間に設けられる防水構造であって、前記ケースに一
体に設けられ内部に前記ケーブルが挿通され且つ雌ネジ
部が形成された円筒部と、内部に前記ケーブルが挿通さ
れる円筒状に形成され前記円筒部の雌ネジ部に螺着され
る雄ネジを有し基端に径方向の外方向に突設された外フ
ランジおよび径方向の内方向に突設された内フランジと
を有する防水ネジと、前記ケーブルの外周に固着された
ケーブル金具と、前記円筒部の先端部と前記ケーブル金
具の一端側および防水ネジの先端部との間に介装された
第1ワッシャと、前記ケーブル金具の他端側と防水ネジ
の内フランジとの間に介装された第2ワッシャ、および
ケーブルパッキンと、前記円筒部の基端部と防水ネジの
外フランジとの間に介装された防水ネジパッキンとによ
り、防水構造が構成されている。
【0010】
【作用】このような防水構造においては、防水ネジの雄
ネジ部を円筒部の雌ネジ部に螺着してねじ込むことによ
り、防水ネジパッキンおよびケーブルパッキンが僅かに
軸方向につぶれ、防水ネジパッキンによりケースと防水
ネジとの隙間からの水の侵入が防止され、これと同時
に、ケーブルパッキンによりケーブルを伝わってくる水
の侵入が防止される。
【0011】また同時に、ケーブルに取付けられたケー
ブル金具両端が第1ワッシャと第2ワッシャとによって
係止されるので、ケーブル金具が円筒部および防水ネジ
の内部に固定されることになり、ケースからケーブルが
抜けることが確実に防止できる。
【0012】したがって、ネジ体が1つで済むので、従
来のような2つのネジ体が必要となる場合に比べて、防
水構造が小形化し狭いスペースでも設けることが可能と
なる。
【0013】また、防水ネジをケースにねじ込んで取付
けるだけで、ケースと防水ネジとの隙間の防水やケーブ
ルを伝わってくる水の侵入を防止できると同時に、ケー
スにケーブルが固定できるので、防水とケーブルの固定
を同時に行なうことが可能となり、従来のような2つの
ネジ体やケーブル押えの取付け作業が不要となり、組立
て工数が削減できる。
【0014】
【実施例】以下に、本考案の一実施例を図面に基づき説
明する。図1は本実施例の防水カメラの防水構造を示す
要部の縦断面図であり、図1中、1は防水カメラ、3は
カメラケース、5はケーブル、7はケーブル5の外周に
固着されたケーブル金具を示している。
【0015】上記ケース3には、円筒状で先端部が外方
に膨出し、基端部がケース3内に突出したケーブル取出
し部(円筒部)9が一体に設けられている。このケーブ
ル取出し部9の先端部にはケーブル5の挿通穴9aが設
けられ、この挿通穴9aを通じてケース3内から外部に
ケーブル5が取出されている。また、上記ケース3のケ
ーブル取出し部9の内周面には所要長の雌ネジ部9Aが
設けられ、この雌ネジ部9Aには防水ネジ11が螺着さ
れている。
【0016】上記防水ネジ11は、上記ケーブル取出し
部9の内部に挿入できる外径で、且つ、所要間隔を保っ
て上記ケーブル5を挿通できる内径で円筒状に形成さ
れ、この円筒部11aの外周には上記ケーブル取出し部
9の雌ネジ部9Aに螺合する雄ネジ部11Aが設けられ
ている。また、防水ネジ11の円筒部11aの基端部に
は、径方向外方に向けて突設された外フランジ13と、
径方向内方に向けて突設された内フランジ15とが一体
に設けられている。
【0017】上記ケーブル金具7は、上記ケーブル取出
し部9および防水ネジ11の円筒部11aよりも短い軸
長寸法に形成され、カシメによりケーブル5に食い込む
ようにケーブル5外周に固着され、ケーブル5の外周面
から僅かに突出している。
【0018】上記ケーブル取出し部9内であって、ケー
ブル取出し部9と、防水ネジ11の先端およびケーブル
金具7の一端側との間には第1ワッシャ17が設けられ
ている。また、防水ネジ11の円筒部11a内であっ
て、ケーブル金具7の他端側と、防水ネジ11の内フラ
ンジ15との間には、第2ワッシャ19とケーブルパッ
キン21とが順次軸方向に介装されている。さらに、ケ
ーブル取出し部9の基端部と防水ネジ11の外フランジ
13との間には防水ネジパッキン23が介装された構造
となっている。この場合、ケーブル金具7がケーブル5
外表面から僅かに突出しているので、第1ワッシャ17
がケーブル金具7の一端側と、第2ワッシャ19がケー
ブル金具7の他端側と係止している。
【0019】このような防水カメラ1の防水構造におい
ては、防水ネジ11の雄ネジをケーブル取出し部9の雌
ネジ部に螺着してねじ込むと、防水ネジパッキン23お
よびケーブルパッキン21が僅かに軸方向につぶれ、防
水ネジパッキン23によりケース3と防水ネジ11との
隙間からの水の侵入が防止され、これと同時に、ケーブ
ルパッキン21によりケーブル5を伝わってくる水の侵
入が防止される。
【0020】また同時に、ケーブル5に取付けられたケ
ーブル金具7の両端が第1ワッシャ17と第2ワッシャ
19とによって係止されるので、ケーブル金具7がケー
ブル取出し部9および防水ネジ11の内部に固定される
ことになり、ケース3からケーブル5が抜けることを防
止できる。
【0021】したがって、本実施例では、1つのネジ体
で済むので、従来のような2つのネジ体が必要となる場
合に比べて、防水構造が小形化し狭いスペースでも設け
ることが可能となる。また、防水ネジをケースにねじ込
んで取付けるだけで、ケースと防水ネジとの隙間の防水
やケーブルを伝わってくる水の侵入を防止できると同時
に、ケースにケーブルが固定されるので、防水とケーブ
ルの固定を同時に行なうことが可能となり、従来のよう
な内壁にケーブル押えによりケーブルを螺着したり、2
個のパッキンを2個のネジ体により別個に固定すること
が不要となり、組立て工数が削減できる。
【0022】以上のように、本考案を防水カメラに実施
した例について説明したが、本考案は防水カメラに限ら
れずに、ケースとケーブルの防水構造を必要とするもの
一般に適用することができるものである。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、ネ
ジ体としては防水ネジだけで済むので、ネジ体が1つと
なり、従来のような2つのネジ体が必要となる場合に比
べて、防水構造が小形化し狭いスペースでも設けること
が可能となる。また、防水ネジをケースにねじ込んで取
付けることにより、ケースと防水ネジとの隙間の防水や
ケーブルを伝わってくる水の侵入を防止できると同時
に、2枚のワッシャ間にケーブル金具をカシメにより固
定し、各ワッシャを防水ネジの螺合によって軸方向に移
動しないように固定できるので、防水とケーブルの固定
を同時に行なうことが可能となり、従来のような2つの
ネジ体や結束バンドの取付け作業が不要となり、組立て
工数が削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係り、防水構造を示す縦断
面図である。
【図2】従来の防水構造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 防水カメラ 3 ケース 5 ケーブル 7 ケーブル金具 9 円筒部 11 防水ネジ 13 外フランジ 15 内フランジ 17 第1ワッシャ 19 第2ワッシャ 21 ケーブルパッキン 23 防水ネジパッキン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースの内部から外部へ引出されるケー
    ブルと前記ケースとの間に設けられる防水構造あっ
    て、 前記ケースに一体に設けられ内部に前記ケーブルが挿通
    され且つ雌ネジ部が形成された円筒部と、 内部に前記ケーブルが挿通される円筒状に形成され前記
    円筒部の雌ネジ部に螺着される雄ネジを有し基端に径方
    向の外方向に突設された外フランジおよび径方向の内方
    向に突設された内フランジとを有する防水ネジと、 前記ケーブルの外周に固着されたケーブル金具と、 前記円筒部の先端部と前記ケーブル金具の一端側および
    防水ネジの先端部との間に介装された第1ワッシャと、 前記ケーブル金具の他端側と防水ネジの内フランジとの
    間に介装された第2ワッシャ、およびケーブルパッキン
    と、 前記円筒部の基端部と防水ネジの外フランジとの間に介
    装された防水ネジパッキンとにより、防水構造を構成し
    たことを特徴とするケーブルの防水構造。
JP1993013518U 1993-03-23 1993-03-23 ケーブルの防水構造 Expired - Lifetime JP2559759Y2 (ja)

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JPH0672286U JPH0672286U (ja) 1994-10-07
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JP6028228B2 (ja) * 2013-02-22 2016-11-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 表示装置と、それを搭載した移動装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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