JP2558308Y2 - トンネル内機材運搬装置 - Google Patents

トンネル内機材運搬装置

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JP2558308Y2
JP2558308Y2 JP603793U JP603793U JP2558308Y2 JP 2558308 Y2 JP2558308 Y2 JP 2558308Y2 JP 603793 U JP603793 U JP 603793U JP 603793 U JP603793 U JP 603793U JP 2558308 Y2 JP2558308 Y2 JP 2558308Y2
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tunnel
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照彦 有村
誠一 黒田
清澄 三田村
聖 山内
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、通信等トンネルのう
ち、両側に排水溝としての既存の側溝を利用し、トンネ
ル内の歩床が所定の寸法範囲を満足する区間のトンネル
内において、機材の運搬を安全かつ効率的に行なうこと
ができるトンネル内機材運搬装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、通信等トンネル内では、地上にお
ける敷設工事のように工事車両等の機動力が使えず、機
材の運搬には、両側から機材の受金物などが突出したり
して作業幅が1m程の狭い空間で、ほとんど人力で行な
われている。しかも、従来より軌道施設およびトンネル
建設時に用いる電動運搬車の走行ガイドはレールによっ
ているのが一般的である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように通信等トンネル内で機材を運搬するのに人力に
依存し、しかも狭隘な場所では、能率よく安全な作業を
するのに困難を伴なうことが多いという問題点があっ
た。また、既存トンネル内での運搬装置で、一般的には
レール方式や誘導電磁方式が考えられるが、長距離で連
続性なトンネルでは建設費が非常に高価になり、投資の
割にはその効果の面で普及性に乏しいという問題点があ
った。本考案は、前記問題点を解決するため、通信等ト
ンネル内の狭隘な作業幅や曲線部、勾配と湿潤等の悪条
件を克服し、横ぶれや路面乗り上げ等がない安定した走
行性が得られるより安価で安全なトンネル内機材運搬装
置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1において、本装置の車体のガイドタイヤ
と、これを補助するガイドローラを具備して構成した二
重ガイド機構と、前記装置の車体の四方側壁を構成する
ネット枠と、さらに、サイドステップ板、乗車ステップ
板、安全装置を備えたダンパと、電動モータおよび操作
ボックスとから構成した。また、請求項2において、ト
ンネル内の両側に位置する側溝内へ車体に装備されたガ
イドタイヤ(4輪)を置いて垂直荷重を支持すると同時
に、1次ガイドとして本装置の走行方向をガイドし、前
記側溝の垂直内壁面にガイドローラを常時圧接させ、車
体の両側より歩床の中心へ均衡をもたせるようにした2
次ガイドの機能を併用して、安定した走行性を確保する
ための二重ガイド機構を設けるように構成した。
【0005】
【作用】本考案を前記の通り構成したので、請求項1に
よるトンネル内機材運搬装置により狭隘な作業幅や曲線
部、勾配と、湿潤等の悪条件を克服して本装置の横ぶれ
や路面乗りあげ等がない安定した走行性と安全性が得ら
れる。また、請求項2による二重ガイド機構は、トンネ
ル内の側溝底面に置かれた4輪のガイドタイヤによって
垂直荷重を支えるとともに、1次ガイドとして本装置の
走行方向をガイドし、かつ側溝の垂直内壁面へガイドロ
ーラが常時圧接して、本装置の車体の両側より歩床中心
に均衡がとられる2次ガイドの機能を併用しているの
で、歩床の施工誤差にも柔軟に追従対応できるので安定
した走行性と安全性が確保できる。
【0006】
【実施例】本考案の一実施例を図面と共に説明する。図
1は、本考案のトンネル内機材運搬装置の概要斜視図で
ある。1は歩床、2は側溝、3はフロント側ネット枠、
4はリヤ側ネット枠、5はサイドネット枠である。これ
らのネット枠3,4,5を以て組立てられて、床面11
の四方を囲んで四方側壁を形成している。6はサイドス
テップ板であってトンネル内での装置部分の通り抜けを
目的に設けられ、走行中に該サイドステップ板に重量を
感じると本装置は瞬時に停止し、また、停止中に重量を
感じると走行しないいわゆる重量センサーによる制御が
組まれている。乗車ステップ7はオペレータ用で、フロ
ント側ネット板3上に設置された操作ボックス9によっ
て、本装置の走行方向に従い、切換えレバーで簡単に転
換できる。8はダンパで走行方向の本装置前面に装備さ
れ、衝撃を吸収するとともに衝撃センサーが組込まれて
おり、オペレータや物に接触した場合に本装置は瞬時に
停止する安全装置が付加されている。さらにまた、トン
ネル内のオペレータに対する注意喚起の手段としてパト
ライト10や警報ブザーも具備している。上記説明した
ように、作業空間に厳しい制約をうけるトンネル内の作
業の安全性に特段の配慮がなされている。図2は本考案
の実施例の二重ガイド機構の概要正面図、図3は二重ガ
イド機構の概要斜視説明図である。アーム23は本装置
の車体フレームに取付けられ、折り曲げられた下面23
bには回転軸24を挿通する穴を有し、リンクレバ25
の端部に穿設された穴と回転軸24と同軸で回動可能な
ように軸支されている。一方リンクレバ25の他端部は
ガイドローラ22を回転軸26をもって回動自在に軸支
されている。そして該リンクレバ25の更に該他端部か
ら折り曲げられて、上方に突出した25aと前記フレー
ム23の下方への折り曲げ部23aとにリターンスプリ
ング27が付勢して係止されている。前記リターンスプ
リング27は反時計方向に応力がかかり、ガイドローラ
22がリンクレバ25を介し側溝の垂直内壁面に圧接す
る。このようにして、本装置に車体の左右前後4箇所に
設けられた二重ガイド機構のガイドローラは、左右一対
のガイドローラによってそれぞれ歩床を挟み、歩床の中
心に向いバランスよく均衡を確保することになる。従っ
て、1次ガイドとしてのガイドタイヤは、側溝面を垂直
荷重を支持しながら走行車輪として、2次ガイドとして
のガイドローラの補助をうけつつ本装置全体の横ぶれや
路面乗りあげなどのない高精度の安定性をもって安定走
行する。これは、ガイドローラの作用として歩床の施工
誤差にも柔軟に追従できる二重ガイド機構の機能の発揮
によるものである。なお、歩床の寸法範囲は一般に歩床
幅790〜830mm、歩床高50〜80mmを満足す
る区間に適用される。
【0007】
【考案の効果】本考案は、上述の通り構成されているの
で、長距離化する通信等トンネル内の機材の運搬作業時
における運搬労働の軽減および運搬時間の短縮が可能と
なり、安全性の向上や運搬経費の削減等がはかれるとい
う効果を奏する。これに関連して、苛酷で危険を伴なう
作業改善などすぐれた効果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のトンネル内機材運搬装置の概要斜視図
【図2】本考案の実施例の二重ガイド機構の概要正面図
【図3】本考案の実施例の二重ガイド機構の概要斜視説
明図
【符号の説明】
1 歩床 2 側溝 3 フロント側ネット枠 4 リヤ側ネット枠 5 サイド側ネット枠 6 サイドステップ板 7 乗車ステップ 8 ダンパ 9 操作ボックス 10 パトライト 11 床面 21 ガイドタイヤ 22 ガイドローラ 23 アーム 24 回転軸 25 リンクレバ 26 ガイドローラ軸 27 リターンスプリング 28 ガイドタイヤ車軸

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信用ケーブル、電力用ケーブルおよび
    ガス管等を格納するトンネルのうち、その空間に建設お
    よび保守、点検に供するための通路を有するトンネル
    (以下通信等トンネルという)内に施工された既存の排
    水溝を利用して、その側溝をガイドとして走行するトン
    ネル内機材運搬装置において、 前記装置の車体のガイドタイヤと、これを補助するガイ
    ドローラを具備して構成した二重ガイド機構と、 前記装置の車体の四方側壁を構成する前後左右のネット
    枠と、 前記装置の車体床面と同じ高さに設けられたサイドステ
    ップ板と、 前記装置の前面部には、前記サイドステップ板と、ほぼ
    同じ高さに設けられた乗車ステップ板と、安全装置を備
    えたダンパと、 前記装置を走行させるための電動モータおよび操作ボッ
    クスとから成ることを特徴とするトンネル内機材運搬装
    置。
  2. 【請求項2】 トンネル内の両側に位置する側溝内へ車
    体に装備されたガイドタイヤ(4輪)を置き、垂直荷重
    を支持すると同時に、1次ガイドとして本装置の走行方
    向をガイドし、前記側溝の垂直内壁面にガイドローラを
    常時圧接させ、車体の両側より両側溝間の通路(以下歩
    床という)の中心へ均衡をもたせるようにした2次ガイ
    ドの機能を併用して、安定した走行性を確保するための
    二重ガイド機構を設けたことを特徴とする請求項1のト
    ンネル内機材運搬装置。
JP603793U 1993-01-29 1993-01-29 トンネル内機材運搬装置 Expired - Fee Related JP2558308Y2 (ja)

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JPH0660700U JPH0660700U (ja) 1994-08-23
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