JP2557685Y2 - 転がり軸受用軸受箱 - Google Patents

転がり軸受用軸受箱

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JP2557685Y2
JP2557685Y2 JP1990081688U JP8168890U JP2557685Y2 JP 2557685 Y2 JP2557685 Y2 JP 2557685Y2 JP 1990081688 U JP1990081688 U JP 1990081688U JP 8168890 U JP8168890 U JP 8168890U JP 2557685 Y2 JP2557685 Y2 JP 2557685Y2
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grease
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秀一 吉田
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は電動機等回転電機に用いられる転がり軸受用
軸受箱に関する。
B.考案の概要 本考案は転がり軸受用軸受箱において、外小蓋にグリ
ース排出促進用溝をまた軸受枠にグリース排出促進用切
欠きをそれぞれ設け、グリースを可能な限り速やかに軸
受箱外に排出し、使用済みグリースが軸受箱内に充満す
ることによる軸受異常温度上昇を回避するものである。
C.従来の技術 回転軸を支持する機械要素として転がり軸受がある。
水力発電機の羽根車シャフトなど大型機械の回転軸にお
いては転がり軸受が一般に機械本体と独立した転がり軸
受用軸受箱(以下、単に軸受箱と称す)に保持されるこ
とが多い。
第4図(A),(B)に示したものは従来の軸受箱の
一例で以下に述べるような構成となっている。
図中、1はラジアルコンタクト玉軸受(以下、ベアリ
ング)2を介して回転軸3を支持する軸受枠であり、軸
受箱の本体を成している。軸受枠1の前、後両端面には
外小蓋4と内小蓋5とがボルト止めされている。
回転軸3にはベアリング2の内輪2aの前後にそれぞれ
外フリンガー6と内フリンガー7とが嵌合・一体化され
ている。これらのフリンガー6,7は回転軸3と共に回転
することにより軸受箱の内部に塵埃などが侵入すること
などを防止する。
外小蓋4の上面にはグリースニップル9が取り付けら
れ、図示しないグリースガンによりグリースの注入が行
われるようになっている。そして、グリースニップル9
からグリースが注入されると、第4図(A)に矢印で示
すように、グリースは外小蓋4→軸受枠1→内小蓋5→
ベアリング2と流れ潤滑剤として作用した後、新しいグ
リースの注入又は機械の回転によりベアリング外に排出
され、外小蓋4に形成したグリース排出口10より軸受箱
外に排出されて排油装置11に回収される。
D.考案が解決しようとする課題 ところで、従来の軸受箱にあっては、標準化的見地か
ら、電動機等回転電機の枠番により決定され、回転方向
や回転数は一般的には考慮されていなかった。
そのため、低回転数のものでは、潤滑後のグリースが
円滑に軸受箱外に排出されない場合があり、これにより
軸受異常温度上昇を招くとともに、グリースが他の隙間
から洩れるという問題点があった。
E.課題を解決するための手段 前記課題を解決するための本考案の構成は、回転軸を
転がり軸受を介して回転自在に支持する軸受枠と、該軸
受枠に固着されて前記転がり軸受の内,外両端面部を覆
う円筒状の内小蓋及び外小蓋とを備えた軸受箱におい
て、前記外小蓋の内周面にグリース排出促進用溝を周設
して同グリース排出促進用溝を前記外小蓋の周壁下部に
内周面側開口部が外周面側開口部よりテーパ状に円周方
向に拡げられて形成されたグリース排出口に連通させる
と共に、前記軸受枠の前記グリース排出口の通路壁の一
部を形成する内周縁下部に同軸受枠内周縁と前記転がり
軸受端面との段差と同等以上の切込みでかつ円周方向に
は前記グリース排出口の内周面側開口部幅と同等以上の
幅でグリース排出促進用切欠きを形成したことを特徴と
する。
F.作用 前記構成によれば、グリースが可能な限り速やかに軸
受箱外に排出される。
G.実施例 以下添付図面に基づいて、本考案の一実施例を説明す
るが、第4図(A),(B)に示した従来例と同一部材
には同一符号を付して重複する説明は省略する。
第1図〜第3図に示すように、入口側がテーパ状に拡
がる即ち、内周面側開口部が外周面側開口部よりテーパ
状に円周方向に拡げられて形成されたグリース排出口10
を備えた外小蓋4の周壁12内面に、前記グリース排出口
10に通じる断面半円状のグリース排出促進用溝13が一条
周設される。
一方、前記グリース排出口10の通路壁の一部を形成す
る軸受枠1の内周縁部にベアリング2との段差aと同等
以上の切込みbで、かつ円周方向には前記グリース排出
口10の入口端lと同等以上の幅(図中の角度θ1≦θ2
照)でグリース排出促進用切欠き14が断面三角形状に形
成される。
このように構成されるため、グリース排出促進用溝13
により、外フリンガー6等で振り飛ばしたグリースがグ
リース排出口10へ確実に案内される。
また、グリース排出促進用切欠き14により、外フリン
ガー6等で飛ばされたグリース及びベアリング2よりは
じからたグリース等が、従来のように段差aの部分に溜
って固着化(即ち、ダムを形成)してグリース排出口10
を塞ぐということがなく、グリース排出口10に積極的に
排出される。
なお、本考案は前記実施例に限定されず、本考案の要
旨を逸脱しない範囲で溝及び切欠きの形状等各種変更が
可能であることは言う迄もない。
H.考案の効果 以上説明したように本考案によれば、使用済みグリー
スが可能な限り速やかに軸受箱外に排出され、依って軸
受異常温度上昇を招くことも他の部分からグリースが洩
れることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図は第1
図のII−II線矢視図、第3図は軸受枠の正面図である。 第4図(A),(B)は従来例の断面及び正面図であ
る。 また、図面中1は軸受枠,2はベアリング,3は回転軸、4
は外小蓋,10はグリース排出口,13はグリース排出促進用
溝,14はグリース排出促進用切欠きである。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸を転がり軸受を介して回転自在に支
    持する軸受枠と、該軸受枠に固着されて前記転がり軸受
    の内,外両端面部を覆う円筒状の内小蓋及び外小蓋とを
    備えた軸受箱において、前記外小蓋の内周面にグリース
    排出促進用溝を周設して同グリース排出促進用溝を、前
    記外小蓋の周壁下部に内周面側開口部が外周面側開口部
    よりテーパ状に円周方向に拡げられて形成されたグリー
    ス排出口に連通させると共に、前記軸受枠の前記グリー
    ス排出口の通路壁の一部を形成する内周縁下部に、同軸
    受枠内周縁と前記転がり軸受端面との段差と同等以上の
    切込みでかつ円周方向には前記グリース排出口の内周面
    側開口部幅と同等以上の幅でグリース排出促進用切欠き
    を形成したことを特徴とする転がり軸受用軸受箱。
JP1990081688U 1990-08-02 1990-08-02 転がり軸受用軸受箱 Expired - Fee Related JP2557685Y2 (ja)

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