JPS5825171Y2 - ダブルメカニカルシ−ル - Google Patents
ダブルメカニカルシ−ルInfo
- Publication number
- JPS5825171Y2 JPS5825171Y2 JP1978081027U JP8102778U JPS5825171Y2 JP S5825171 Y2 JPS5825171 Y2 JP S5825171Y2 JP 1978081027 U JP1978081027 U JP 1978081027U JP 8102778 U JP8102778 U JP 8102778U JP S5825171 Y2 JPS5825171 Y2 JP S5825171Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sealing
- sealing liquid
- shaft
- hole
- rings
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Mechanical Sealing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、ケーシングが回転し貫通軸が固定している
遠心分離器等の回転機械の軸封に用いられるメカニカル
シールに関する。
遠心分離器等の回転機械の軸封に用いられるメカニカル
シールに関する。
遠心分離器等においてはケーシングが回転し貫通軸が非
回転であるため、固体や液体はケーシング側に移動し貫
通軸の周囲には気体だけが残留することになる。
回転であるため、固体や液体はケーシング側に移動し貫
通軸の周囲には気体だけが残留することになる。
そのため通常のメカニカルシールでは密封摺動面がドラ
イ接触となり焼付きを生ずるため軸封にはダブルメカニ
カルシールを用いるのが普通である。
イ接触となり焼付きを生ずるため軸封にはダブルメカニ
カルシールを用いるのが普通である。
第１図はこのような軸封に用いられるダブルメカニカル
シールの一例を示す断面図であり、１は回転するケーシ
ング、２は固定貫通軸である。
シールの一例を示す断面図であり、１は回転するケーシ
ング、２は固定貫通軸である。
メカニカルシールのケーシング１′は前記回転機械のケ
ーシング１にボルト５０等で固定されており、ケーシン
グ１と共に回転する。
ーシング１にボルト５０等で固定されており、ケーシン
グ１と共に回転する。
３，３はケーシング１，１′と共に回転する回転環であ
りケーシング１′の両端に装着されている。
りケーシング１′の両端に装着されている。
また５、５は密封摺動環であり、回転環３，３との間で
密封摺動面４を形成している。
密封摺動面４を形成している。
該密封摺動環は固定貫通１ＩＩ１１３２に装着され従動
可能であるが、回転はしないように構成されている。
可能であるが、回転はしないように構成されている。
該密封摺動環５，５の間の軸２ Ｊ＝にはカラー１４が
装着されている。
装着されている。
このカラー１４の外側両端は摺動環５，５を覆うように
延出しており、摺動環５，５の外周及び後端との間に夫
々シール液流路１５を形成している。
延出しており、摺動環５，５の外周及び後端との間に夫
々シール液流路１５を形成している。
また貫通軸２にはシール液孔７，８が形成されている。
シール液孔７はカラー１４の中央部を軸線直角方向に貫
通してカラー１４の外周面に開口しており、ここからシ
ール液を供給する供給孔となっている。
通してカラー１４の外周面に開口しており、ここからシ
ール液を供給する供給孔となっている。
一方、シール液孔８は前記シール液流路１５に摺動環５
，５の後端部において開口しており、ここからシール液
を排出する排出口となっている。
，５の後端部において開口しており、ここからシール液
を排出する排出口となっている。
そしてシール液９はシール液孔７からカラー１４の外周
面に沿って摺動面４外側部を通り、摺動環５，５の外周
とカラー１４の延出部との間、即ちシール液流路１５を
通ってシール液孔８から排出される。
面に沿って摺動面４外側部を通り、摺動環５，５の外周
とカラー１４の延出部との間、即ちシール液流路１５を
通ってシール液孔８から排出される。
この流れを図中矢印で示す。しかして、このような構成
のケーシングが回転し貫通軸が固定している回転機械に
用いられるダブルメカニカルシールの場合、第２図に示
すように、シール液９が遠心力Ｆにより回転しているケ
ーシング１′の内周壁面へ押しやられ、密封摺動環５の
摺動面４の外側部６にシール液９が滞留し、シール液９
による冷却効果が悪くなる問題があった。
のケーシングが回転し貫通軸が固定している回転機械に
用いられるダブルメカニカルシールの場合、第２図に示
すように、シール液９が遠心力Ｆにより回転しているケ
ーシング１′の内周壁面へ押しやられ、密封摺動環５の
摺動面４の外側部６にシール液９が滞留し、シール液９
による冷却効果が悪くなる問題があった。
特にシール液９がへキサン等の比較的気化しやすい液の
場合、外側部６で該シール液９の気化が起こり、その結
果、摺動面４がドライ接触となり、摩擦係数が高くなっ
て焼付きを生じたり、また回転環３の外周に装着された
パツキン１０の内周面が炭化したり、ゲル化する等の問
題を生じていた。
場合、外側部６で該シール液９の気化が起こり、その結
果、摺動面４がドライ接触となり、摩擦係数が高くなっ
て焼付きを生じたり、また回転環３の外周に装着された
パツキン１０の内周面が炭化したり、ゲル化する等の問
題を生じていた。
この考案は、上記ケーシングが回転する機械に用いられ
るダブルメカニカルシールにおける特有の問題を解決す
るためになされたもので、摺動面４の外側部６に滞留す
るシール液又は気化したシール液をシール液排出用のシ
ール液孔８に連通する摺動環５，５後端部に流通せしめ
るシール液排出路を密封摺動環５に設けることにより、
シール液の循環を良好にし、焼付き等を未然に防止しよ
うとするものである。
るダブルメカニカルシールにおける特有の問題を解決す
るためになされたもので、摺動面４の外側部６に滞留す
るシール液又は気化したシール液をシール液排出用のシ
ール液孔８に連通する摺動環５，５後端部に流通せしめ
るシール液排出路を密封摺動環５に設けることにより、
シール液の循環を良好にし、焼付き等を未然に防止しよ
うとするものである。
第１図乃至第３図にこの考案の一実施例を示す。
この実施例では、シール液排出路として透通孔１２を密
封摺動環５に設けている。
封摺動環５に設けている。
該透通孔１２は摺動面４の外側に、密封摺動環５の厚さ
方向に穿孔されている。
方向に穿孔されている。
透通孔１２の位置は摺動面４の直ぐ外側がシール液９の
流通効率上望ましい。
流通効率上望ましい。
また透通孔１２の数量は任意であるが、この実施例では
４個所に設けている。
４個所に設けている。
第４図に示すものは、シール液排出路として透通孔にか
えて透通溝１３を設けた例を示すもので、この場合も摺
動面４の直ぐ外側に設けることが望ましく、又その数量
も任意である。
えて透通溝１３を設けた例を示すもので、この場合も摺
動面４の直ぐ外側に設けることが望ましく、又その数量
も任意である。
又このような透通孔１２と透通溝１３を併設しても良い
。
。
この考案は以上のような構成になっているため、シール
液９は透通孔１２又は透通溝１３等のシール液排出路を
流通して摺動環５，５後端部からシール液孔８へと排出
される。
液９は透通孔１２又は透通溝１３等のシール液排出路を
流通して摺動環５，５後端部からシール液孔８へと排出
される。
そのため従来のもののように外側部６にシール液９が滞
留することがなく、又シール液９が気化することもない
。
留することがなく、又シール液９が気化することもない
。
又、例え気化したとしても、該気化したシール液９も透
通孔１２又は透通槽１３により排出されるため冷却効果
が良好で、摺動面がドライ接触とならず、また焼付き等
も生じない等の効果がある。
通孔１２又は透通槽１３により排出されるため冷却効果
が良好で、摺動面がドライ接触とならず、また焼付き等
も生じない等の効果がある。
第１図はこの考案の一実施例を示す断面図、第２図はそ
の部分拡大図、第３図及び第４図は密封摺動環の正面図
である。 図中、１及び１′はケーシング、２は貫通軸、３は回転
環、４は密封摺動面、５は密封摺動環、６は外側部、７
及び８はシール液孔、９はシール液、１０はパツキン、
１２は透通孔、１３は透通溝、１４はカラー １５はシ
ール液流路である。
の部分拡大図、第３図及び第４図は密封摺動環の正面図
である。 図中、１及び１′はケーシング、２は貫通軸、３は回転
環、４は密封摺動面、５は密封摺動環、６は外側部、７
及び８はシール液孔、９はシール液、１０はパツキン、
１２は透通孔、１３は透通溝、１４はカラー １５はシ
ール液流路である。
Claims (1)
- ケーシングが回転し貫通軸が（４）定している回転機械
の軸封に用いられるダブルメカニカルシールであって、
両端部に装着されケーシングと共に回転する一対の回転
環と、該回転環の内側ａｈに装着され該回転環と密封摺
動面を形成する非回転の一対の密封摺動環と、該一対の
密封摺動環の間の軸用こ装着され該密封摺動環の後端面
及び外周面との間にシール液流路を形成するカラーと、
軸内から該カラー内部を通ってカラー外周面に開孔する
シール液供給用のシール液孔と、軸内から前記密封摺動
環の後端において前記シール液流路に連通ずるシール液
排出用のシール液孔と、前記シール液供給用のシール液
孔からカラー外周に沿って密封摺動面外側部及び前記シ
ール液流路を通り該シール液排出用のシール液孔から排
出されるシール液とを有するダブルメカニカルシールに
おいて、前記密封摺動環の密封摺動面外側軸線方向に形
成され密封摺動面外側部から密封摺動環後端部へとシー
ル液を流すシール液排出路を設けたことを特徴とするダ
ブルメカニカルシール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978081027U JPS5825171Y2 (ja) | 1978-06-15 | 1978-06-15 | ダブルメカニカルシ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978081027U JPS5825171Y2 (ja) | 1978-06-15 | 1978-06-15 | ダブルメカニカルシ−ル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54182768U JPS54182768U (ja) | 1979-12-25 |
| JPS5825171Y2 true JPS5825171Y2 (ja) | 1983-05-30 |
Family
ID=29000472
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1978081027U Expired JPS5825171Y2 (ja) | 1978-06-15 | 1978-06-15 | ダブルメカニカルシ−ル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5825171Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6002537B2 (ja) * | 2012-10-22 | 2016-10-05 | 日本ピラー工業株式会社 | 軸封装置 |
-
1978
- 1978-06-15 JP JP1978081027U patent/JPS5825171Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54182768U (ja) | 1979-12-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS623536Y2 (ja) | ||
| JPH0325613B2 (ja) | ||
| US4370109A (en) | Rotary piston-internal combustion engine having a central axis | |
| JPS5825171Y2 (ja) | ダブルメカニカルシ−ル | |
| JPS6364618B2 (ja) | ||
| JPS6176797A (ja) | ウオ−タポンプ用メカニカルシ−ル | |
| JPS59137396U (ja) | ベ−ン型ポンプ装置 | |
| WO2020253178A1 (zh) | 全地形车的曲轴箱以及全地形车 | |
| JPH0444123B2 (ja) | ||
| JPS6212141Y2 (ja) | ||
| JPH0515657Y2 (ja) | ||
| JPS5912452Y2 (ja) | 軸封装置 | |
| JPH0128373Y2 (ja) | ||
| JPH083756Y2 (ja) | 二軸回転体の漏出潤滑油排除構造 | |
| JPH07116921B2 (ja) | 回転ピストン式内燃機関 | |
| JPH0723551Y2 (ja) | 過給機用スラストメタル | |
| JP4088367B2 (ja) | 回転機械の軸端シール装置 | |
| JPS6327110Y2 (ja) | ||
| JPS5851291A (ja) | 流体機械 | |
| JPS5991819U (ja) | 密閉型混練機の密封装置 | |
| JPH045809Y2 (ja) | ||
| JPS6324301Y2 (ja) | ||
| JPS6145300Y2 (ja) | ||
| JP2577546Y2 (ja) | 変速機ハウジングの電磁パウダークラッチ用ブラシ部防油構造 | |
| JPS6021546Y2 (ja) | 軸給油装置 |