JPS6145300Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6145300Y2 JPS6145300Y2 JP5233982U JP5233982U JPS6145300Y2 JP S6145300 Y2 JPS6145300 Y2 JP S6145300Y2 JP 5233982 U JP5233982 U JP 5233982U JP 5233982 U JP5233982 U JP 5233982U JP S6145300 Y2 JPS6145300 Y2 JP S6145300Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- stator blade
- hole
- inner casing
- seal groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 11
- 229910001873 dinitrogen Inorganic materials 0.000 claims description 11
- 239000007789 gas Substances 0.000 claims description 10
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 7
- 238000011084 recovery Methods 0.000 claims description 3
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 4
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 3
- 239000002912 waste gas Substances 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 229910001018 Cast iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は炉頂圧回収タービンの静翼軸シール
装置に関するものである。
装置に関するものである。
炉頂圧回収タービンにおいては、高炉廃ガス,
すなわちダストが多くて腐蝕性の高いガスを使用
するために、タービンの本体部を構成するケーシ
ングを内側と外側との二重壁構造とし、ローター
の動翼に対向されてガス通路に臨ませる静翼軸を
内側ケーシングに支持させると共に、この内側ケ
ーシングと外側ケーシングとの間に、高炉廃ガス
よりも高圧の窒素ガスを供給する配管を行ない、
この管路からのガス供給により静翼軸のシールを
行なつている。
すなわちダストが多くて腐蝕性の高いガスを使用
するために、タービンの本体部を構成するケーシ
ングを内側と外側との二重壁構造とし、ローター
の動翼に対向されてガス通路に臨ませる静翼軸を
内側ケーシングに支持させると共に、この内側ケ
ーシングと外側ケーシングとの間に、高炉廃ガス
よりも高圧の窒素ガスを供給する配管を行ない、
この管路からのガス供給により静翼軸のシールを
行なつている。
従来この種の静翼軸シール装置の概要構造を第
1図および第2図に示す。すなわち、これらの図
において、符号1は通常は鋳鉄により形状構成さ
れて、内面側にガス通路2を形成している内側ケ
ーシング、3は溶接構造体からなつていて、前記
内側ケーシング1の外側を囲繞することにより室
4を形成するように対向配置された外側ケーシン
グである。5は軸穴6の両端部に軸承ブツシユ
7,7を嵌着させると共に、中間部に通孔8を穿
孔した軸スリーブで、前記内側ケーシングの軸穴
9に外面側から鍔部5aが突当るまで装着されて
おり、この装着状態で通孔8に対応する軸穴9の
部分に、周溝10とこの周溝10を空室4側に鋳
抜きおよび機械加工によつて形成した通孔11を
形成してある。12は静翼、13はこの静翼12
に一体化されて中間部にシール溝部14,先端部
に段部15とねじ部16とを形成した静翼軸で、
前記軸スリーブ5の各軸承ブツシユ7,7に軸穴
6を通して、ガス通路2側に静翼12が臨ませら
れるように軸支されている。また段部15にレバ
ー17を嵌着し、これをねじ部16にねじ込んだ
止ナツト18で固定させ、レバー17の回動によ
り静翼角度を可変し得るようにしたものである。
なお、19はロータ、20は軸スリーブ5と軸穴
9との間に介装したシールリングである。そし
て、通孔11には外側ケーシング3外からフレキ
シブル管21および管体22を介して窒素ガスが
供給されるように構成されている。
1図および第2図に示す。すなわち、これらの図
において、符号1は通常は鋳鉄により形状構成さ
れて、内面側にガス通路2を形成している内側ケ
ーシング、3は溶接構造体からなつていて、前記
内側ケーシング1の外側を囲繞することにより室
4を形成するように対向配置された外側ケーシン
グである。5は軸穴6の両端部に軸承ブツシユ
7,7を嵌着させると共に、中間部に通孔8を穿
孔した軸スリーブで、前記内側ケーシングの軸穴
9に外面側から鍔部5aが突当るまで装着されて
おり、この装着状態で通孔8に対応する軸穴9の
部分に、周溝10とこの周溝10を空室4側に鋳
抜きおよび機械加工によつて形成した通孔11を
形成してある。12は静翼、13はこの静翼12
に一体化されて中間部にシール溝部14,先端部
に段部15とねじ部16とを形成した静翼軸で、
前記軸スリーブ5の各軸承ブツシユ7,7に軸穴
6を通して、ガス通路2側に静翼12が臨ませら
れるように軸支されている。また段部15にレバ
ー17を嵌着し、これをねじ部16にねじ込んだ
止ナツト18で固定させ、レバー17の回動によ
り静翼角度を可変し得るようにしたものである。
なお、19はロータ、20は軸スリーブ5と軸穴
9との間に介装したシールリングである。そし
て、通孔11には外側ケーシング3外からフレキ
シブル管21および管体22を介して窒素ガスが
供給されるように構成されている。
したがつて、軸スリーブ5内には前記したよう
に、ガス通路2を流れる高炉廃ガスよりも高圧の
窒素ガスが供給されており、この窒素ガスは内側
ケーシング1の通孔11,周溝10から、軸スリ
ーブ5の通孔8を通してシール溝部14の周囲に
導かれ、静翼軸13の軸シールを行なうと共に、
一方では軸穴6から漏れたガスが室4内に2次的
に充満され、室4内の静翼可変機構(図示省略)
などを保護する。
に、ガス通路2を流れる高炉廃ガスよりも高圧の
窒素ガスが供給されており、この窒素ガスは内側
ケーシング1の通孔11,周溝10から、軸スリ
ーブ5の通孔8を通してシール溝部14の周囲に
導かれ、静翼軸13の軸シールを行なうと共に、
一方では軸穴6から漏れたガスが室4内に2次的
に充満され、室4内の静翼可変機構(図示省略)
などを保護する。
しかし乍らこのような従来構成では、静翼軸1
3の軸シールのために、鋳造される大型の内側ケ
ーシング1に鋳抜きおよび機械加工によつて、周
溝10,通孔11などを形成する必要があり、こ
の内側ケーシング1が大型であつてたやすくは移
動しにくいことからも、これらの周溝10,通孔
11の加工が極めて面倒,かつ困難なものであつ
た。また、配管作業を必要とするため、製造コス
トが嵩むという不具合もあつた。
3の軸シールのために、鋳造される大型の内側ケ
ーシング1に鋳抜きおよび機械加工によつて、周
溝10,通孔11などを形成する必要があり、こ
の内側ケーシング1が大型であつてたやすくは移
動しにくいことからも、これらの周溝10,通孔
11の加工が極めて面倒,かつ困難なものであつ
た。また、配管作業を必要とするため、製造コス
トが嵩むという不具合もあつた。
この考案は従来のこのような欠点を改善するた
めに、静翼軸の軸端部側からシール溝部に開口す
る導通孔を形成することにより、室内に直接窒素
ガスを供給し、ガスを導通孔からシール溝部に導
くようにして、従来と同様の軸シールを可能にす
ると共に、室内に装備された静翼可変機構を積極
的に保護できる軸シール装置を提供するものであ
る。
めに、静翼軸の軸端部側からシール溝部に開口す
る導通孔を形成することにより、室内に直接窒素
ガスを供給し、ガスを導通孔からシール溝部に導
くようにして、従来と同様の軸シールを可能にす
ると共に、室内に装備された静翼可変機構を積極
的に保護できる軸シール装置を提供するものであ
る。
以下、この考案に係る軸シール装置の一実施例
につき、第3図を参照して詳細に説明する。
につき、第3図を参照して詳細に説明する。
第3図において、同一符号は前記第1,2図と
同一または相当部分を示している。この実施例装
置では、前記内側ケーシング1には軸穴9のみを
形成するだけとして、前述した第2図に示す周溝
10ならびに通孔11を省略し、これに代えて静
翼軸13の空室4側に突き出すねじ部16側の軸
端部から、そのシール溝部14に達して開口する
導通孔30を形成させたものである。そして、窒
素ガスを内・外側ケーシング1,3間に形成され
た空室4へ直接供給する構成とした。
同一または相当部分を示している。この実施例装
置では、前記内側ケーシング1には軸穴9のみを
形成するだけとして、前述した第2図に示す周溝
10ならびに通孔11を省略し、これに代えて静
翼軸13の空室4側に突き出すねじ部16側の軸
端部から、そのシール溝部14に達して開口する
導通孔30を形成させたものである。そして、窒
素ガスを内・外側ケーシング1,3間に形成され
た空室4へ直接供給する構成とした。
したがつてこの実施例構成の場合には、従来例
と同様にして静翼軸13を軸スリーブ5に軸支さ
せた状態で、導通孔30を開口している軸端部が
室4側に突き出されるために、室4内に直接供給
される窒素ガスがこの導通孔30を通してシール
溝部14の周囲に導かれることになり、こゝでこ
の静翼軸13の軸シールが行なわれるのである。
と同様にして静翼軸13を軸スリーブ5に軸支さ
せた状態で、導通孔30を開口している軸端部が
室4側に突き出されるために、室4内に直接供給
される窒素ガスがこの導通孔30を通してシール
溝部14の周囲に導かれることになり、こゝでこ
の静翼軸13の軸シールが行なわれるのである。
以上詳述したようにこの考案によるときは、内
側ケーシングへの軸スリーブを用いた静翼軸の軸
支構造にあつて、窒素ガスが供給されている空室
側に突き出す静翼軸の軸端部より、軸内を通つて
シール溝部に開口する導通孔を形成し、この導通
孔によりシール溝部に窒素ガスを導入させるよう
にしたから、従来のように大型で取扱いにくい内
側ケーシング自体に窒素ガス導入のための通孔,
周溝などを鋳抜きおよび機械加工によつて形成さ
せる構造と異なり、極めて簡単な加工ならびに構
造で所期の目的を達成できる。また従来のように
室内配管を必要とせず、かつ室内に一次的に窒素
ガスを導入するものであるから、静翼可変機構の
保護が確実に行なえるという利点がある。
側ケーシングへの軸スリーブを用いた静翼軸の軸
支構造にあつて、窒素ガスが供給されている空室
側に突き出す静翼軸の軸端部より、軸内を通つて
シール溝部に開口する導通孔を形成し、この導通
孔によりシール溝部に窒素ガスを導入させるよう
にしたから、従来のように大型で取扱いにくい内
側ケーシング自体に窒素ガス導入のための通孔,
周溝などを鋳抜きおよび機械加工によつて形成さ
せる構造と異なり、極めて簡単な加工ならびに構
造で所期の目的を達成できる。また従来のように
室内配管を必要とせず、かつ室内に一次的に窒素
ガスを導入するものであるから、静翼可変機構の
保護が確実に行なえるという利点がある。
第1図および第2図は従来の静翼軸シール装置
の構成を示す断面図、第3図はこの考案に係る静
翼軸シール装置の要部構成を示す断面図である。 1……内側ケーシング、2……ガス通路、3…
…外側ケーシング、4……空室、5……軸スリー
ブ、7……軸承ブツシユ、12……静翼、13…
…静翼軸、14……シール溝部、16……ねじ
部、18……止ナツト、30……導通孔。
の構成を示す断面図、第3図はこの考案に係る静
翼軸シール装置の要部構成を示す断面図である。 1……内側ケーシング、2……ガス通路、3…
…外側ケーシング、4……空室、5……軸スリー
ブ、7……軸承ブツシユ、12……静翼、13…
…静翼軸、14……シール溝部、16……ねじ
部、18……止ナツト、30……導通孔。
Claims (1)
- 内面側にガス通路2を形成している内側ケーシ
ング1と、この内側ケーシング1の外側に空室4
を形成するように対向配置された外側ケーシング
3とを有し、前記内側ケーシング1に装着した軸
スリーブ5に、前記ガス通路2に臨ませた静翼1
2の静翼軸13を回動可能に軸支させたものにお
いて、前記静翼軸13の中間部に環状溝からなる
シール溝部14を形成し、このシール溝部14と
前記空室4側に突出する静翼軸13の軸端16と
を導通孔30で連通すると共に、前記空室4に窒
素ガスを直接供給する構造としたことを特徴とす
る炉頂圧回収タービンの静翼軸シール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5233982U JPS58154833U (ja) | 1982-04-10 | 1982-04-10 | 炉頂圧回収タ−ビンの静翼軸シ−ル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5233982U JPS58154833U (ja) | 1982-04-10 | 1982-04-10 | 炉頂圧回収タ−ビンの静翼軸シ−ル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58154833U JPS58154833U (ja) | 1983-10-17 |
JPS6145300Y2 true JPS6145300Y2 (ja) | 1986-12-19 |
Family
ID=30063047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5233982U Granted JPS58154833U (ja) | 1982-04-10 | 1982-04-10 | 炉頂圧回収タ−ビンの静翼軸シ−ル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58154833U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6911235B2 (ja) * | 2017-04-01 | 2021-07-28 | 株式会社三井E&Sマシナリー | 炉頂圧回収タービンの回転軸の腐食防止装置 |
-
1982
- 1982-04-10 JP JP5233982U patent/JPS58154833U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58154833U (ja) | 1983-10-17 |
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