JPH0139970Y2 - - Google Patents

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JPH0139970Y2
JPH0139970Y2 JP1984150261U JP15026184U JPH0139970Y2 JP H0139970 Y2 JPH0139970 Y2 JP H0139970Y2 JP 1984150261 U JP1984150261 U JP 1984150261U JP 15026184 U JP15026184 U JP 15026184U JP H0139970 Y2 JPH0139970 Y2 JP H0139970Y2
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JP
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seal ring
ring
rotating
seal
rotating seal
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JP1984150261U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は分割形のメカニカルシールに関し、
シール性を保持しつつシールリングの交換を容易
に行なえるようにしたものである。
〔従来の技術〕
メカニカルシールの装着分解を容易化したもの
として分割形のものが知られている。このタイプ
のメカニカルシールは、シール面を構成するシー
ルリングを2つ割りに構成しておき、Oリング等
を用いて一体のリングに締結して使用する構成と
なつており、シールリング摩耗時の取替えの際に
リングを軸端まで移動させる必要がないという利
点がある。
2つ割りとするシールリングは、非回転リング
か回転リングの一方或は両方の場合とがある。
〔従来技術の問題点〕
しかし、このように2つ割りとした場合には、
その継目からの漏れ等によりシール性が劣化する
という問題がある。特に回転リングの場合には遠
心力や微振動があるため、漏れが大きくなる欠点
があり、これを解決するためには極めて複雑な構
造を必要とする。
〔考案の概略〕
本考案は上記した従来技術の欠点を改善するた
めになされたもので、シールリングの交換が容易
で、しかもシール性を阻害することがなく、複雑
な構造も要しない分割形メカニカルシールを提供
しようとするものである。
本考案の分割形メカニカルシールでは、3つの
シールリングを備えている。第1のシールリング
は非回転のもので、ケーシング内においてケーシ
ング側に装着されている。この非回転シールリン
グは分割形とする。
第2のシールリングは、軸上に装着され該非回
転シールリングに摺動接触し密封端面を形成する
回転シールリングとなつている。この回転シール
リングは非分割形で破壊可能なものとする。
第3のシールリングは前記回転シールリングの
予備の回転シールリングであり、ケーシング内に
おいてケーシング側に係止されている。したがつ
て常態では非回転である。係止位置は前記第1、
2のシールリングより大気側とする。
以上の構成において、2つ割り等分割形の欠点
が著しい回転リングを非分割形としているため、
シール性が良好である。使用によりシールリング
が摩耗したら、非回転リングは分割して新規なも
のと交換する。回転リングは叩き壊して予備用の
回転リングを機内側に移動し、軸上に装着して非
回転リングと密封面を形成する。
以上により、シールリングを軸端まで移動した
り、またベアリング、カツプリング等を取外すこ
となく容易に分解装着が行なえる。
〔実施例〕
以下図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
第1図は高粘度スラリー液の密封に本考案のメ
カニカルシールを適用した例を示すもので、図中
Xは回転軸、50はケーシング、51はこのケー
シング50のカバーである。
ケーシング50内には、非回転シールリング1
がケーシング50側に非従動に嵌装固定されてい
る。このリング1は2つ割りシールリングとなつ
ており、Oリング10により一体的にまとめられ
ている。非回転シールリング1の機内側には回転
シールリング2が装着され、非回転シールリング
1と摺動接触して、密封端面Sを形成している。
この回転シールリング2は、シールバツクメタル
20に嵌装されており、シールバツクメタル20
はスプリング21により大気側に押圧されてい
る。スプリング21は軸X上に装着されたカラー
22に係止されている。
回転シールリング2の材質としては、タングス
テンカーバイトや炭化硅素(SiC)等の超硬質
で、かつ破壊しやすいものが望ましい。また、予
めリング2の適宜個所に切欠や亀裂を形成してお
き、容易に叩き壊すことができるようにしておい
ても良い。
上記シールリング1,2より大気側に予備の回
転シールリング3が装着されている。この実施例
では、ケーシング50のカバー51端部にOリン
グ30を介して係止されており、常態では非回
転、非従動となつている。この予備シールリング
3は前記回転シールリング2と同径とし、シール
バツクメタル20に嵌装し得るようにしてある。
なお、この実施例ではケーシング50のカバー
51にクエンチング孔52を設けクエンチングを
行なつている。53はクエンチ水シールのための
オイルシールである。また、このオイルシール5
3はメカニカルシール破損時に密封液の漏洩を防
止する機能も有している。
次に使用方法を説明する。
通常の使用状態では、回転シールリング2は非
分割形であるから、継目からの漏洩等が生じず良
好なシール性を保持できる。シールリング1,2
が摩耗して交換の必要が生じたら、カバー51を
取外し、非回転シールリング1のOリング10を
外して、これを2つに分解して脱着する。そして
回転シールリング2をシールバツクメタル20か
ら取外して叩き割り、代わりに予備の回転シール
リング3をカバー51から外してシールバツクメ
タル20に装着する。次いで新規の非回転シール
リング1を装着し、Oリング10を取付けてカバ
ー51に嵌装した上、このカバー51をケーシン
グ50に再び取り付け、交換作業を完了する。
以上のように、このメカニカルシールではシー
ルリング1,2を軸端まで移動して、機器自体を
分解して取外す必要がないから、交換作業が極め
て簡単に完遂できる。
次に他の実施例を示す。
第2図に示す実施例では予備回転シールリング
3′を肉厚に構成し、回転軸Xとの間のクリアラ
ンスを小さくし、スロフトルブツシユの機能を付
与している。これにより第1図に示す例のように
オイルシールを用いることなく、メカニカルシー
ルの破損時の洩れ防止やクエンチ水の洩れ防止を
図ることができる。
第3図に示す実施例は、カバー51の端部に断
面角形状のブツシユ4を装着したものである。こ
のブツシユ4はフツ素樹脂等の軟質で潤滑性の高
い材料を用いたもので、その肉厚を予備回転シー
ルリング3の肉厚より大きくしてあり、軸Xとの
隙間を出来る限り小さくしてある。
このようなブツシユ4により前記と同様にクエ
ンチ水等の漏洩を防止できる。またカバー51の
取付け、取外しの際に予備回転シールリングの保
護にもなる利点がある。
なお、上記各実施例においてカラー22の外周
にはスクリユー220を形成してあり、矢印方向
へ固形物を排出することにより密封端面Sへの固
形物のかみ込み等を防止している。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案のメカニカルシー
ルでは、シールリングの交換が極めて容易に行な
える。また、回転シールリングは非分割形である
ため、シール性を阻害することもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるメカニカルシールの一実
施例を示す断面図、第2図は他の実施例を示す半
断面図、第3図は更に他の実施例を示す半断面図
である。 1……非回転シールリング、2……回転シール
リング、2……予備回転シールリング、4……ブ
ツシユ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ケーシング内に装着された分割形の非回転シー
    ルリングと、 回転軸上に装着され該分割形の非回転シールリ
    ングと摺動接触して密封面を形成する破壊可能な
    非分割形の回転シールリングと、 前記非回転シールリング及び回転シールリング
    より大気側のケーシング内に係止され前記回転シ
    ールリングを破壊した後はこれにかわつて非回転
    シールリングと密封面を形成する非分割形の予備
    回転シールリングと、 を有することを特徴とする分割形メカニカルシー
    ル。
JP1984150261U 1984-10-05 1984-10-05 Expired JPH0139970Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984150261U JPH0139970Y2 (ja) 1984-10-05 1984-10-05

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JP1984150261U JPH0139970Y2 (ja) 1984-10-05 1984-10-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6166266U JPS6166266U (ja) 1986-05-07
JPH0139970Y2 true JPH0139970Y2 (ja) 1989-11-30

Family

ID=30708413

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984150261U Expired JPH0139970Y2 (ja) 1984-10-05 1984-10-05

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100970466B1 (ko) 2010-01-13 2010-07-16 지용규 메카니컬 씰용 보호커버
JP5695531B2 (ja) * 2011-09-08 2015-04-08 日本ピラー工業株式会社 端面接触形メカニカルシール
EP4321778A1 (en) * 2021-04-08 2024-02-14 EagleBurgmann Japan Co., Ltd. Shaft sealing device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6166266U (ja) 1986-05-07

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