JP5695531B2 - 端面接触形メカニカルシール - Google Patents

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Description

本発明は、半導体製造装置,攪拌機,医療用機器,食品用機器等の各種回転機器に軸封手段として装備されるものであり、2つの密封環の相対回転摺接作用により、その相対回転摺接部分の内周側領域である第1流体領域と外周側領域である第2流体領域とを一次シールするように構成された端面接触形メカニカルシールであって、特に、両流体領域の圧力関係が逆転する条件下において使用される端面接触形メカニカルシールに関するものである。
端面接触形メカニカルシールは、シールケース(又は回転軸)にOリングを介して軸線方向移動可能に保持された可動密封環と回転軸(又はシールケース)に固定された固定密封環と、可動密封環を固定密封環へと押圧附勢するスプリング部材とを具備して、両密封環の対向端面である密封端面の相対回転摺接作用により、その相対回転摺接部分の内周側領域である第1流体領域とその外周側領域である第2流体領域とを一次シールするように構成されたものであり、例えば、特許文献1に開示されたもの(以下「第1従来シール」という)及び特許文献2に開示されたもの(以下「第2従来シール」という)が周知である。これらは、何れも、可動密封環をシールケースに保持すると共に固定密封環を回転軸に固定し且つ第2流体領域を機内領域とするインサイド形のものであるが、第1従来シールでは、前記Oリングをシールケースの内周部に形成した環状のOリング溝に係合させることにより機内領域及び機外領域への飛び出しを阻止するように構成しており、第2従来シールでは、前記Oリングの機内領域への飛び出しを可動密封環に形成した係止面で阻止すると共に当該Oリングの機外領域への飛び出しをシールケースに形成した係止面で阻止するように構成している。
特開2006−250306公報 特開2005−048818公報
而して、第1従来シールは、機内領域(第2流体領域)が機外領域(第1流体領域)より高圧である正常運転時(正圧状態で運転することを正常運転とする)には、両領域の差圧により可動密封環にこれを固定密封環へと押圧する軸線方向推力が作用して、これとスプリング部材による附勢力とによって可動密封環に作用する閉力(可動密封環を固定密封環へと押圧する軸線方向推力)と密封端面間に作用する開力(機内領域の圧力によって可動密封環を固定密封環から離間させる方向へと作用する軸線方向推力)とがバランスして両密封端面の接触圧(シール面圧)が適正となり(両密封端面が適正圧で相対回転摺接し)、これにより所定のシール機能が発揮されるものである。
しかし、第1従来シールは、機内領域と機外領域との圧力関係が逆転する逆圧運転時(例えば、機外領域が大気領域である場合において機内領域が負圧となるような場合)には、上記差圧による軸線方向推力が不足するため、適正なシール面圧が得られず、シール機能が良好に発揮されない虞れがある。
一方、第2従来シールは、正常運転時においては勿論、逆圧運転時においても、上記差圧による軸線方向推力が可動密封環に作用する逆圧対策構造をとっている。すなわち、正常運転時においては、両流体領域の差圧により前記Oリングがシールケースに形成された係止面に係止されて、第1従来シールと同様に、可動密封環にはこれを固定密封環へと押圧する軸線方向推力が作用する。また、逆圧運転時においては、両領域の差圧により前記Oリングが可動密封環に形成された係止面に係止されて、可動密封環に正常運転時と同様の軸線方向推力が作用することになる。
したがって、両領域の圧力関係が逆転するような条件下において使用される端面接触形メカニカルシールとしては、一般に、第1従来シールを採用せず、第2従来シールが実用されている。
ところで、端面接触形メカニカルシールにあっては、高圧条件下(両領域の差圧が大きい条件下)においても良好なシール機能が発揮されるためにはバランス比が0.6〜0.9となるように設計されるが、上記したような逆圧対策構造をとる第2従来シールにおいては、一般に、正常運転時のバランス比が0.75程度となるように設計されている。なお、この点は、逆圧対策構造をとらない第1従来シールにあっても同様である。
しかし、第2従来シールでは、逆圧運転時のバランス比については特に配慮されておらず、逆圧運転時のバランス比が0.6〜0.9の範囲から逸脱しているため、逆圧運転時には適正なシール面圧が得られず、良好なシール機能を発揮できない虞れがあった。かかる虞れは、特に、逆圧運転時における両領域の差圧が大きい場合において顕著である。
このように、第1従来シールにあっては勿論、第2従来シールにあっても、逆圧運転時においては良好なシール機能を発揮することができず、特に、正常運転と逆圧運転とが交互に行われるような条件下では好適に使用することができない。
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、機内領域と機外領域との圧力関係が逆転する条件下で使用される場合において、正常運転時及び逆圧運転時の何れにおいても良好なシール機能を発揮しうる端面接触形メカニカルシールを提供することを目的とするものである。
本発明は、シールケースに固定された固定密封環と、シールケースを洞貫する回転軸に固定されたスプリング保持環と、スプリング保持環にOリングを介して軸線方向移動可能に保持された可動密封環と、スプリング保持環と可動密封環との間に介装されて可動密封環を固定密封環へと押圧附勢するスプリング部材とを具備して、両密封環の対向端面である密封端面の相対回転摺接作用により、その相対回転摺接部分の内周側領域である第1流体領域とその外周側領域である第2流体領域とを一次シールするように構成されており、両流体領域の圧力関係が逆転する条件下で使用される端面接触形メカニカルシールにおいて、上記の目的を達成すべく、特に、
固定密封環が、先端面を軸線に直交する平滑環状面である固定密封端面に構成した断面方形の固定密封環本体と、シールケースの内周部に嵌合固定されると共に固定密封環本体をその先端部を突出させた状態で先端内周部に嵌合した固定密封環保持体とからなる回転体形状をなすものであり、
スプリング保持環が、第1保持環部分と外周面を第1保持環部分の外周面より小径の円柱面として第1保持環部分の先端部から突出する第2保持環部分と外周面を第2保持環部分の外周面より小径の円柱面として第2保持環部分の先端部から突出する第3保持環部分とからなる回転体形状に一体構成されたものであり、
可動密封環(6)が、先端面を軸線に直交する平滑環状面である可動密封端面に構成した断面方形の可動密封環本体とこれを固着する可動密封環保持体とで構成された回転体形状をなすものであり、可動密封環保持体は、可動密封環本体をその先端部を突出させた状態で先端内周部に嵌合した第1保持体部分とその基端部に連なっており内周面を第1保持体部分の内周面より大径の円柱面として前記第3保持環部分に軸線方向移動可能に嵌合保持させた第2保持体部分とその基端部に連なっており内周面を第2保持体部分の内周面より大径の円柱面として第2保持環部分に軸線方向移動可能に嵌合保持させた第3保持体部分とからなる回転体形状に一体構成されたものであり、
前記Oリングが、第3保持環部分の外周面である第1シール面と第3保持体部分の内周面である第2シール面との間に、当該両シール面間を二次シールすべく、第1流体領域が第2流体領域より高圧となる場合において第2及び第3保持環部分の外周面間を連結する環状面である第1係止面に衝合係止されると共に第2流体領域が第1流体領域より高圧となる場合において第2及び第3保持体部分の内周面間を連結する環状面である第2係止面に衝合係止される状態で軸線方向相対移動可能に装填されており、
両密封端面(21a,61a)の相対回転摺接部分の内径D1及び外径D2と第1シール面の径d1及び第2シール面の径d2との間に、
(1)d1<D2
(2)d2>D1
(3)0.15≦(d2−d1)/(D2−D1)≦0.85
(4)0.95≦(d1+d2)/(D1+D2)≦1.05
の関係を有して、第1流体領域が第2流体領域より高圧である場合及び第2流体領域が第1流体領域より高圧である場合の何れにおいてもバランス比が0.6〜0.9となるように構成しておくことを提案するものである。
ところで、Oリングが装填される環状空間(両シール面と両係止面とで囲繞される環状空間であって、以下「装填空間」という)の径方向幅(以下「装填空間幅」という)Sは両シール面の径方向間隔であり、S=(d2−d1)/2で与えられる。また、両密封端面の相対回転摺接部分(以下「シール端面」という)の径方向幅(以下「シール端面幅」という)Wはシール端面の内外径D1,D2により与えられ、W=(D2−D1)/2となる。したがって、(3)式は0.15≦S/W≦0.85と置き換えることができ、装填空間幅Sをシール端面幅Wの15〜85%としておくことを意味するものである。なお、可動密封端面と固定密封端面との径方向寸法関係は適宜に変更することができ、例えば可動密封端面の内径を固定密封端面の内径より小径とし且つ可動密封端面の外径を固定密封端面の外径より大径とすることも、逆に可動密封端面の内径を固定密封端面の内径より大径とし且つ可動密封端面の外径を固定密封端面の外径より小径とすることも可能であり、シール端面の内外径D1,D2は、前者の場合には固定密封端面の内外径となり、後者の場合には可動密封端面の内外径となる。
また、装填空間の平均径dmは両シール面径の平均値であり、dm=(d1+d2)/2で与えられる。さらに、シール端面の平均径DmはDm=(D1+D2)/2で与えられる。したがって、(4)式は0.95≦dm/Dm≦1.05と置き換えることができ、装填空間平均径dmをシール端面平均径Dmの95〜105%としておくことを意味する。
また、本発明の端面接触形メカニカルシールにあっては、第1流体領域が第2流体領域より高圧である場合におけるバランス比κ1はκ1=((d2)2−(D1)2)/((D2)2−(D1)2)で与えられ、第2流体領域が第1流体領域より高圧である場合におけるバランス比κ2はκ2=((D2)2−(d1)2)/((D2)2−(D1)2)で与えられ、0.6≦κ1≦0.9及び0.6≦κ2≦0.9となるように構成されるが、(3)式(0.15≦S/W≦0.85)及び(4)式(0.95≦S/W≦1.05)の両方又は何れか一方が満足されないときは、両バランス比κ1,κ2が0.6〜0.9となるように構成することは困難である。
本発明の端面接触形メカニカルシールは、正常運転時及び逆圧運転時の何れの場合にもバランス比が0.6〜0.9となるように構成されたものであるから、正常運転時においては勿論、逆圧作用時においても適正なシール面圧を得ることができ、良好なシール機能を発揮することができるものである。また、本発明の端面接触形メカニカルシールは、大幅な設計変更を必要とすることなく、第1流体領域を機内領域とするアウトサイド形及び第2流体領域を機内領域とするインサイド形の何れの形式をとる場合にも好適に適用することができる。したがって、本発明によれば、メカニカルシール形式(アウトサイド形又はインサイド形)に係わらず、正常運転と逆圧運転とが交互に行われるような特殊な条件下で使用する場合も含めて、第1流体領域と第2流体領域との圧力関係が逆転する条件下で使用する場合にも常に良好なシール機能を発揮することができ、広範な用途に好適に使用することができる極めて実用的な端面接触形メカニカルシールを提供することができる。
図1は本発明に係る端面接触形メカニカルシールの一例を示す縦断側面図である。 図2は図1の要部を拡大して示す詳細図であって、正常運転時の状態を示す。 図3は逆圧運転時の状態を示す図2相当の縦断側面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1は本発明に係る端面接触形メカニカルシールの一例を示す縦断側面図であり、図2及び図3は図1の要部を拡大して示す詳細図であって、図2は正常運転時の状態を示し、図3は逆圧運転時の状態を示している。
図1に示す端面接触形メカニカルシールは、円筒状のシールケース1に固定された固定密封環2と、シールケース1を同心状に洞貫する回転軸3に固定されたスプリング保持環4と、スプリング保持環4にOリング5を介して軸線方向移動可能に保持された可動密封環6と、可動密封環6を固定密封環2へと押圧附勢するスプリング部材7とを具備して、両密封環2,6の対向端面である密封端面21a,61aの相対回転摺接作用により、その相対回転摺接部分(シール端面)の内周側領域である第1流体領域Aとその外周側領域である第2流体領域Bとを一次シールするように構成されたものである。この例では、当該メカニカルシールを、第1流体領域Aを機内領域とし且つ第2流体領域Bを機外領域(大気領域)とするアウトサイド形メカニカルシールとして使用している。
固定密封環2は、図1に示す如く、固定密封環本体21とこれを先端内周部に嵌合する固定密封環保持体22とからなる回転体形状をなすものである。
固定密封環本体21は、先端面を軸線に直交する平滑環状面である固定密封端面21aに構成した断面方形の円環状体である。
固定密封環保持体22は、先端内周部に環状凹部22aを形成した円環状体であり、シールケース1の内周部にOリング23,23を介して嵌合固定されている。
而して、固定密封環本体21は、その先端部(密封端面形成部分)を突出させた状態で、固定密封環保持体22の環状凹部22aに嵌合されている。なお、固定密封環保持体22の内周面は、固定密封環本体21の内周面と同一径をなす先端部から基端部方向へと漸次拡径するテーパ面22bに形成されている。
スプリング保持環4は、図1に示す如く、第1保持環部分41とその先端部から固定密封環2方向に突出する第2保持環部分42とその先端部から固定密封環2方向に突出する第3保持環部分43とからなる回転体形状に一体構成されたものである。
各保持環部分41,42,43は断面方形の円筒形状をなすものであり、これらの内周面は同一径であって回転軸3に嵌合固定されている。一方、第2保持環部分42の外周面42aは第1保持環部分41の外周面より小径とされており、第3保持環部分43の外周面43aは第2保持環部分42の外周面42aより小径とされている。第2保持環部分42の外周面42aと第3保持環部分43の外周面43aとは軸線に直交する環状平面である第1係止面44で連結されており、第1保持環部分41の外周面と第2保持環部分42の外周面42aとは軸線に直交する環状平面で連結されている。
可動密封環6は、図1に示す如く、可動密封環本体61とこれを先端内周部に固着する可動密封環保持体62とで構成された回転体形状をなすものであり、可動密封環本体61を固定密封環本体21に直対向させた状態で固定密封環本体21とスプリング保持環4の第1保持環部分41との間に配置されている。
可動密封環本体61は、先端面を軸線に直交する平滑環状面である可動密封端面61aに構成した断面方形の円環状体である。この例では、可動密封端面61aの内径は固定密封端面21aの内径より小径とされており、可動密封端面61aの外径は固定密封端面21aの外径より大径とされている。したがって、密封端面21a,61aの相対回転摺接部分であるシール端面の内外径D1,D2は固定密封端面21aの内外径に一致し、シール端面の径方向幅であるシール面幅WはW=(D1+D2)/2で与えられる。
可動密封環保持体62は、図1に示す如く、第1保持体部分63とその基端部に連なる第2保持体部分64とその基端部に連なる第3保持体部分65とからなる回転体形状に一体構成されている。
第1保持体部分63の先端内周部には環状の凹部63aが形成されていて、この環状凹部63aに可動密封環本体61がその先端部(密封端面形成部分)を突出させた状態で嵌合されている。なお、第1保持体部分63の内径は可動密封環本体61の内径と一致しており、回転軸3の外径より大きく設定されている。
第2保持体部分64は、図1に示す如く、その内周面64aを第1保持体部分63の内周面より大径であり且つスプリング保持環4の第3保持環部分43の外周面43aより僅かに大径となる円柱面に形成したもので、当該第3保持環部分43に軸線方向移動可能に嵌合保持されている。
第3保持体部分65は、図1に示す如く、その内周面65aを第2保持体部分64の内周面64aより大径であり且つスプリング保持環4の第2保持環部分42の外周面42aより僅かに大径となる円柱面に形成したもので、当該第2保持環部分42に軸線方向移動可能に嵌合保持されている。そして、第3保持体部分65の内周面65aと第2保持体部分64の内周面64aとは、軸線に直交する円環状平面である第2係止面66で連結されている。
而して、可動密封環6は、図1に示す如く、上記した如く第2保持体部分64及び第3保持体部分65を夫々スプリング保持環4の第3保持環部分43及び第2保持環部分42に軸線方向移動可能に嵌合保持させた状態で且つ第3保持環部分43と第3保持体部分65との対向周面43a,65a間をOリング5により二次シールさせた状態で、スプリング保持環4に軸線方向移動可能に保持されている。すなわち、Oリング5は、第3保持環部分43の外周面である第1シール面43aと第3保持体部分65の内周面である第2シール面65aと第1及び第2係止面44,66とで囲繞される環状空間である装填空間5aに、両シール面43a,65a間を二次シールすべく、機内領域(第1流体領域)Aが機外領域(第2流体領域)Bより高圧となる場合(機内領域Aが正圧である場合)において第1係止面44に衝合係止される状態で(図2参照)且つ機外領域Bが機内領域Aより高圧となる場合(機内領域Aが負圧となる場合)において第2係止面66に衝合係止される状態で(図3参照)、軸線方向相対移動可能に装填されている。なお、可動密封環6は、スプリング保持環4の第1保持環部分41に突設した軸線方向に延びる適当本数(1本のみ図示)のドライブピン8を第3保持体部分65に形成した係合孔65bに係合させることにより、所定範囲の軸線方向移動が許容された状態でスプリング保持環4に対する相対回転を阻止されている。
スプリング部材7は、図1に示す如く、可動密封環6の第3保持体部分65とスプリング保持環4の第1保持環部分41との間に装填されていて、可動密封環本体61を固定密封環本体21に押圧接触させるべく、可動密封環6を固定密封環2に向かう方向に押圧附勢する。
なお、シールケース1、スプリング保持環4、固定密封環保持体22及び可動密封環保持体62はステンレス鋼等の金属材で構成されている。また各密封環本体21,61の構成材はシール条件に応じて適宜に選定されるが、一般には、固定密封環本体21はセラミックス,超硬合金等の硬質材で構成され、可動密封環本体61は固定密封環本体21より軟質で自己潤滑性を有するカーボン等で構成される。
以上のように構成された端面接触形メカニカルシールにあっては、固定密封端面21a(シール端面)の内外径D1,D2、第1シール面43aの径d1及び第2シール面65aの径d2は、これらの間に(1)〜(4)の関係が成立することを前提として、機内領域Aが機外領域(大気領域)Bより高圧である正常運転時及び両領域A,Bの圧力関係が逆転する(機内領域Aが機外領域Bより低圧(負圧)となる)逆圧運転時の何れにおいてもバランス比が0.6〜0.9となるように設定されている。
(1)d1<D2
(2)d2>D1
(3)0.15≦S/W≦0.85(0.15≦(d2−d1)/(D2−D1)≦0.85)
(4)0.95≦dm/Dm≦1.05(0.95≦(d1+d2)/(D1+D2)≦1.05)
なお、(3)式において、SはOリング5が装填される装填空間5aの径方向幅(装填空間幅)であってS=(d2−d1)/2であり、Wは両密封端面21a,61aの相対回転摺接部分であるシール端面の径方向幅(シール端面幅)であってW=(D2−D1)/2である。また、(4)式において、dmは装填空間5aの平均径つまり両シール面43a,65aの径の平均値であってdm=(d1+d2)/2であり、Dmはシール端面の平均径(シール端面の内外径(この例では固定密封端面の内外径)D1,D2の平均値)であってDm=(D1+D2)/2である。
而して、Oリング5が、上記した如く、機内領域Aが機内領域Bより高圧(正圧)となる正常運転時において回転軸3に固定せるスプリング保持環4に形成された第1係止面44に衝合係止される状態で且つ機内領域Aが機外領域Bより低圧(負圧)となる逆圧運転時においてスプリング保持環4に軸線方向相対移動可能に保持された可動密封環6に形成された第2係止面66に衝合係止される状態で装填空間5aに装填されていること、可動密封端面61aの内径が固定密封端面21aの内径D1より小径であり且つ可動密封端面61aの外径が固定密封端面21aの外径D2より大径であること、及びシール端面の内外径(固定密封端面21aの内外径)D1,D2とシール面43a,65aの径d1,d2との間に上記(1)(2)の関係があることから、正常運転時においては、図2に示す如く、両流体領域A,Bの差圧P1により可動密封環6にはこれを固定密封環2へと押圧させる軸線方向推力F1が作用し、また両領域A,Bの圧力関係が逆転する逆圧運転時においても、両流体領域A,Bの差圧P2により可動密封環6にはこれを固定密封環2へと押圧させる軸線方向推力F2が作用することになる。すなわち、正常運転時及び逆圧運転時の何れにおいても、可動密封環6にはこれに作用する上記差圧P1,P2による背圧により軸線方向推力F1=P1(π/4)((d2)2−(D1)2)),F2=P2(π/4)((D2)2−(d1)2))が作用することになる。
そして、正常運転時のバランス比κ1はκ1=((d2)2−(D1)2)/((D2)2−(D1)2)で与えられ、逆圧運転時のバランス比κ2はκ2=((D2)2−(d1)2)/((D2)2−(D1)2)で与えられるが、上記した構成をなすアウトサイド形の端面接触形メカニカルシールにあっては、上記(1)〜(4)の関係が成立することを前提として、各バランス比κ1,κ2が0.6≦κ1≦0.9,0.6≦κ2≦0.9となるように構成されている。
したがって、正常運転時及び逆圧運転時の何れにおいても、両密封端面21a,61aの相対回転摺接部分における接触面圧(シール面圧)が適正に保持され、良好なシール機能が発揮される。
ところで、(1)(2)の関係は0.6≦κ1≦0.9,0.6≦κ2≦0.9となるために当然に必要な条件であるが、(3)の関係及び/又は(4)の関係が成立しない場合には0.6≦κ1≦0.9,0.6≦κ2≦0.9を確保することが困難である。このことは、表1に示す具体例から容易に理解される。すなわち、表1は、(1)(2)の関係を満足し且つシール端面幅Wを5mmとする図1に示すアウトサイド形の端面メカニカルシールにおける、シール端面幅W(mm)に対する装填空間幅S(mm)の割合(S/W)及びシール端面の平均径Dm(mm)に対する装填空間5aの平均径dm(mm)の割合(dm/Dm)とバランス比κ1,κ2との関係を具体的に数値化したものであり、本発明に係るメカニカルシールNo.1〜No.5では、表1に示す如く、(3)の関係(S/W=0.15〜0.85)及び(4)の関係(dm/Dm=0.95−1.05)の何れをも満足することから、何れのバランス比κ1,κ2も0.6〜0.9の範囲となっている。しかし、(3)の関係及び/又は(4)の関係を満足しない比較例のメカニカルシールNo.6〜No.10では、バランス比κ1,κ2の一方又は両方が0.6〜0.9の範囲から逸脱している。
Figure 0005695531
したがって、上記した構成の端面メカニカルシールにあっては、バランス比κ1,κ2が0.6〜0.9となっていることから、正常運転時及び逆圧運転時の何れにおいても良好なメカニカルシールを発揮することができる。特に、正常運転と逆圧運転とを交互に行う回転機器(例えば、洗浄液や砥粒液等の供給と真空吸引による排出とを交互に行うような相対回転ルート間を接続するロータリジョイント等)に装備される端面メカニカルシールとして使用される場合には、両運転時において同等且つ良好なメカニカルシール機能を発揮することができ、その実用的価値は極めて高い。
また、本発明に係る端面接触形メカニカルシールは、上記したように、第1流体領域Aが第2流体領域Bより高圧となる場合及び第2流体領域Bが第1流体領域Aより高圧となる場合の何れにおいても同等のシール機能を発揮するものであることから、メカニカルシール自体の構造を変えることなく、上記したように第1流体領域Aを機内領域とするアウトサイド形のものとしても、逆に第2流体領域Bをシールすべき機内領域とするインサイド形のものとしても、何れにも適用することができ、アウトサイド形及びインサイド形の何れの用途にも大幅な設計変更を必要とすることなく容易に対応することできる。
ところで、可動密封環6は、両シール面43a,65a間にOリング5を適度に圧縮した状態で装填させておくことにより、その保持部材(スプリング保持環4)との間のシール機能(二次シール機能)を適正に確保しつつ軸線方向に円滑に移動できる追従性が担保されるものであり、この追従性が適正に担保されることにより相手密封環(固定密封環)2との相対回転摺接作用による良好なシール機能が発揮されることになる。
しかし、逆圧対策構造をとる一般的な端面接触形メカニカルシール、例えば冒頭で述べた第2従来シールでは、特許文献2に開示される如く、可動密封環(静止密封環9)が保持部材(シールケース8のケース本体14)に軸線方向の二箇所で保持されており、その一箇所においては保持部材により直接的に保持されている(ケース本体14の内周部に形成した環状壁部14aによってケース本体14に直接的に保持されている)ものの、他の一箇所においては弾性変形可能なOリング5により保持部材に間接的に保持されているにすぎないことから、機器振動等により、可動密封環たる静止密封環9の軸線方向における移動姿勢(追従姿勢)が安定せず、相手密封環に適正に接触しない(片当たり現象を生じる)虞れがある。例えは、Oリング5が弾性変形すると、静止密封環9はケース本体14の環状壁部14aによる保持箇所を基点として傾動(軸線に対して傾動)して、相手密封環に均等に接触せず、内径部分のみ或いは外径部分のみが接触する片当たり現象が生じる虞れがある。このような状態となると、両密封環の相対回転摺接作用によるメカニカルシール機能が損なわれることになる。
一方、逆圧対策構造をとらない第1従来シールでは、特許文献1に開示される如く、可動密封環(静止密封環6)が保持部材(シールケース2の本体部12)にOリング5両側の二箇所(本体部12の内周部に形成したOリング溝12aの両側壁部)で直接的に保持されているから、Oリング5が弾性変形した場合にも静止密封環6が安定した姿勢で軸線方向移動を行うことができて、安定した追従性が確保でき、上記した問題は生じない。
而して、本発明に係る端面接触形メカニカルシールでは、第2従来シールと同様に逆圧対策構造をとっているにも拘らず、逆圧対策構造をとっていない第1従来シールと同様に、可動密封環6をOリング5の両側二箇所において保持部材たるスプリング保持環4に直接的に保持させている。すなわち、Oリング5の両側において、図1に示す如く、可動密封環6の第2保持体部分64及び第3保持体部分65を夫々スプリング保持環4の第3保持環部分43及び第2保持環部分42に軸線方向移動可能に嵌合保持させてある。このため、Oリング5が弾性変形するような場合にも、第1従来シールと同様に、可動密封環6の軸線方向移動が安定して行われ、良好な追従性が確保でき、上記した片当たり現象は生じない。したがって、正常運転時及び逆圧運転時の何れにおいてもバランス比κ1,κ2が0.6〜0.9となっていることも相俟って、両密封端面21a,61aが適正に相対回転摺接して、良好なメカニカルシール機能が発揮される。すなわち、上記した如く可動密封環6がOリング5の両側二箇所でスプリング保持環4に直接的に保持されていることによって、バランス比κ1,κ2を0.6〜0.9とすることが意義あるものとなるのである。
なお、本発明は上記した構成に限定されるものではなく、本発明の基本原理を逸脱しない範囲において適宜に改良,変更することができる。
例えば、本発明に係る端面メカニカルシールは、上記したアウトサイド形のものの他、インサイド形のものにも適用することができる。また、本発明は、正常運転時及び逆圧運転時における両流体領域A,Bが上記した圧力関係となる場合の他、両流体領域A,Bが正常運転時及び逆圧運転時の何れにおいても正圧である場合や逆に負圧である場合等、両流体領域A,Bの圧力関係が正常運転時と逆圧運転時とで逆になるような条件下で使用される各種の端面接触形メカニカルシールに適用できるものである。また、前記実施の形態においては、シール端面(両密封端面21a,61aの相対回転摺接部分)の内外径D1,D2が固定密封端面21aの内外径となるように、可動密封端面61aの内径を固定密封環21aの内径より小径とし且つ可動密封端面61aの外径を固定密封端面21aの外径より大径にしたが、逆に、可動密封環の内径を固定密封環の内径より大径とし且つ可動密封環の外径を固定密封環の外径より小径としてもよい。この場合、シール端面の内外径D1,D2は可動密封端面61aの内外径となる。
1 シールケース
2 固定密封環
3 回転軸
4 スプリング保持環
5 Oリング
5a 装填空間
6 可動密封環
7 スプリング部材
21 固定密封環本体
21a 固定密封端面
22 固定密封環保持体
41 第1保持環部分
42 第2保持環部分
42a 第2保持環部分の外周面
43 第3保持環部分
43a 第3保持環部分の外周面(第1シール面)
44 第1係止面
61 可動密封環本体
61a 可動密封端面
62 可動密封環保持体
63 第1保持体部分
64 第2保持体部分
64a 第2保持体部分の内周面
65 第3保持体部分
65a 第3保持体部分の内周面(第2シール面)
66 第2係止面
A 第1流体領域
B 第2流体領域
D1 シール端面の内径(固定密封端面の内径)
D2 シール端面の外径(固定密封端面の外径)
Dm シール端面の平均径
d1 第1シール面の径
d2 第2シール面の径
dm 装填空間の平均径
S 装填空間幅
W シール端面幅
F1 正常運転時の軸線方向推力
F2 逆圧運転時の軸線方向推力

Claims (2)

  1. シールケース(1)に固定された固定密封環(2)と、シールケース(1)を洞貫する回転軸(3)に固定されたスプリング保持環(4)と、スプリング保持環(4)にOリング(5)を介して軸線方向移動可能に保持された可動密封環(6)と、スプリング保持環(4)と可動密封環(6)との間に介装されて可動密封環(6)を固定密封環(2)へと押圧附勢するスプリング部材(7)とを具備して、両密封環(2,6)の対向端面である密封端面(21a,61a)の相対回転摺接作用により、その相対回転摺接部分の内周側領域である第1流体領域(A)とその外周側領域である第2流体領域(B)とを一次シールするように構成されており、両流体領域(A,B)の圧力関係が逆転する条件下で使用される端面接触形メカニカルシールにおいて、
    固定密封環(2)が、先端面を軸線に直交する平滑環状面である固定密封端面(21a)に構成した断面方形の固定密封環本体(21)と、シールケース(1)の内周部に嵌合固定されると共に固定密封環本体(21)をその先端部を突出させた状態で先端内周部に嵌合した固定密封環保持体(22)とからなる回転体形状をなすものであり、
    スプリング保持環(4)が、第1保持環部分(41)と外周面(42a)を第1保持環部分(41)の外周面より小径の円柱面として第1保持環部分(41)の先端部から突出する第2保持環部分(42)と外周面(43a)を第2保持環部分(42)の外周面(42a)より小径の円柱面として第2保持環部分(42)の先端部から突出する第3保持環部分(43)とからなる回転体形状に一体構成されたものであり、
    可動密封環(6)が、先端面を軸線に直交する平滑環状面である可動密封端面(61a)に構成した断面方形の可動密封環本体(61)とこれを固着する可動密封環保持体(62)とで構成された回転体形状をなすものであり、可動密封環保持体(62)は、可動密封環本体(61)をその先端部を突出させた状態で先端内周部に嵌合した第1保持体部分(63)とその基端部に連なっており内周面(64a)を第1保持体部分(63)の内周面より大径の円柱面として前記第3保持環部分(43)に軸線方向移動可能に嵌合保持させた第2保持体部分(64)とその基端部に連なっており内周面(65a)を第2保持体部分(64)の内周面より大径の円柱面として第2保持環部分(64)に軸線方向移動可能に嵌合保持させた第3保持体部分(65)とからなる回転体形状に一体構成されたものであり、
    前記Oリング(5)が、第3保持環部分(43)の外周面である第1シール面(43a)と第3保持体部分(65)の内周面である第2シール面(65a)との間に、当該両シール面(43a,65a)間を二次シールすべく、第1流体領域(A)が第2流体領域(B)より高圧となる場合において第2及び第3保持環部分(42,43)の外周面(42a,43a)間を連結する環状面である第1係止面(44)に衝合係止されると共に第2流体領域(B)が第1流体領域(A)より高圧となる場合において第2及び第3保持体部分(64,65)の内周面(64a,65a)間を連結する環状面である第2係止面(66)に衝合係止される状態で軸線方向相対移動可能に装填されており、
    両密封端面(21a,61a)の相対回転摺接部分の内径D1及び外径D2と第1シール面(43a)の径d1及び第2シール面(65a)の径d2との間に、d1<D2、d2>D1、0.15≦(d2−d1)/(D2−D1)≦0.85及び0.95≦(d1+d2)/(D1+D2)≦1.05の関係を有して、第1流体領域(A)が第2流体領域(B)より高圧である場合及び第2流体領域(B)が第1流体領域(A)より高圧である場合の何れにおいてもバランス比が0.6〜0.9となるように構成したことを特徴とする端面接触形メカニカルシール。
  2. 可動密封端面(61a)の内径が固定密封端面(21a)の内径より小径であり且つ可動密封端面(61a)の外径が固定密封端面(21a)の外径より大径であり、固定密封端面(21a)の内外径が両密封端面(21a,61a)の相対回転摺接部分の内外径D1,D2となることを特徴とする、請求項1に記載する端面接触形メカニカルシール。
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