JPS6212141Y2 - - Google Patents

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JPS6212141Y2
JPS6212141Y2 JP1981157702U JP15770281U JPS6212141Y2 JP S6212141 Y2 JPS6212141 Y2 JP S6212141Y2 JP 1981157702 U JP1981157702 U JP 1981157702U JP 15770281 U JP15770281 U JP 15770281U JP S6212141 Y2 JPS6212141 Y2 JP S6212141Y2
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JP
Japan
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ring
fixed ring
gap
sealing liquid
cylindrical
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JP1981157702U
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JPS5863461U (ja
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  • Mechanical Sealing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は気体シールに用いられる密封端面に
封液を適量注入するメカニカルシールに関し、固
定環の冷却を均等にかつ効率的に行なおうとする
ものである。
メカニカルシールにおいて、一般に回転環は、
その外表面における気体や液体の相対運動による
冷却をうけやすいが、固定環にはこのような相対
運動がないから冷却されにくいという欠点があ
る。特に気体をシールするメカニカルシールの場
合、密封端面に封液を適量注入し液フイルムの形
成と冷却を行つているが、該注入液が下側に溜り
固定環の冷却効果が悪いばかりでなく、加えて冷
却が不均等になるという欠点があつた。
第1図はこのような気体シール用のメカニカル
シールの一般的な実施例を示すもので、1は固定
環、2は回転環、3は軸、4はケーシング、7は
バネ、8はスリーブ、40は排出孔である。固定
環1の密封端面には溝5が形成され、ここに連通
孔6を介して封液が供給されている。この封液は
該密封端面に適当な液フイルムを形成し、かつ適
当量漏出し、固定環1及び回転環2から熱を奪つ
て冷却を行うが、回転環2の場合は回転している
ため全体が均一に冷却され、また前記したように
封液との相対運動により冷却効率も大きい。これ
に対し、固定環1は主として下側に溜つた封液に
より軸3との間の下側から冷却されるだけで、極
めて不均衡な冷却をうける上、封液との相対運動
もないため冷却効率も悪い。そのため、固定環1
に歪を生じて、回転環2との密封端面に隙間を生
じ、密封ガス漏れや密封面の焼付きを生じる等の
欠点があつた。
この考案は上記したような固定環における冷却
の不均衡や冷却効率の低さを解消すべくなされた
ものであつて、固定環1を所定の隙間を設けて嵌
挿する筒状環を設け、この筒状環を回転環2と共
に回転させ、固定環1の外周面側にも封液の回転
運動を形成させようとするものである。
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第2図中第1図と同一のものには同一の番号を
付してある。この実施例においては筒状環10は
その基部が回転環2の外表面に形成されたねじ部
20にねじ込まれており、端部が固定環1方向に
延出し、固定環1との間に所定の隙間11を設け
てこれを覆つている。また筒状環10の端部には
絞り部101が形成されている。すなわち、筒状
環10の端部は半径方向中心に向かつて肉厚とな
つており、これに対応して固定環1に凹部1aが
形成されている。この構成により隙間11が中心
方向に屈曲するようになつている。隙間11は固
定環1の最大外径よりも半径方向中心側に屈曲す
る必要がある。固定環1の最大外径よりも外側で
あると遠心力にたいして絞り効果がないからであ
る。この絞り部101により隙間11にある封液
が遠心力によりここに留まり、隙間11から漏出
することがない。この実施例においては、更に筒
状環10の外周側にねじ部102が形成されてお
り、ケーシング4との隙間にある封液に矢印F方
向の力が働くように構成されている。この構成に
より封液が機内に注入するのが有効に防止され、
封液は固定環部で長く滞留した後排出孔40から
容易に排出される。
なお、筒状環10はねじ込み式とせずに固定環
2にボルト等により固定するようにしても良い。
また筒状環10の絞り部101は第3図に示すよ
うにかぎ形103を形成するようにしても良く、
隙間11に封液を留めるような構造であればどの
ようなものでも良い。
以上のような構成において、連通孔6及び溝5
を経て、封液は密封端面から隙間11及び固定環
1の下側に漏出する。この際筒状環10及び絞り
部101によつて封液は隙間11に充満し、かつ
筒状環10は回転環2と共に回転しているから、
この封液は固定環1の周囲を回つて、固定環1全
体を冷却する。したがつて冷却の不均衡は発生せ
ず、また固定環外周の流体相対速度が大きく冷却
効果も極めて大きくなる。
また図に示す実施例では筒状環10の外周側面
にねじ部102を設け矢印F方向の力が働くよう
にしておけば、封液が機内側に流出することがな
く冷却効果が更に大きくなる。
以上説明したように本考案によるメカニカルシ
ールでは回転環と共に回転する絞り部を有する筒
状環により、固定環が均等にかつ効率的に冷却さ
れる。そのため固定環に歪み等が発生せず密封端
面に隙間が生じたり、焼付きが生じたりする等の
不具合を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のメカニカルシールの半断面図、
第2図は本考案によるメカニカルシールの一実施
例を示す半断面図、第3図は他の実施例を示す半
断面図である。 1……固定環、1a……凹部、2……回転環、
3……軸、4……ケーシング、5……溝、6……
連通孔、7……バネ、8……スリーブ、10……
筒状環、11……隙間、20……ねじ部、40…
…封液排出孔、101……絞り部、102……ね
じ部、103……かぎ形。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 密封端面に封液を適量注入する構造の気体シー
    ル用静止形メカニカルシールにおいて、回転環と
    共に回転し回転環から延出して固定環の外表面を
    所定の間隔を設けて覆い、固定環外表面との間に
    隙間を形成する筒状環を備え、該隙間を端部にお
    いて固定環の最大外径より中心方向に屈曲させる
    絞り部を形成し、該隙間に密封端面から漏洩する
    封液を滞留させるようにしたことを特徴とする気
    体シール用静止形メカニカルシール。
JP15770281U 1981-10-24 1981-10-24 気体シ−ル用静止形メカニカルシ−ル Granted JPS5863461U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15770281U JPS5863461U (ja) 1981-10-24 1981-10-24 気体シ−ル用静止形メカニカルシ−ル

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15770281U JPS5863461U (ja) 1981-10-24 1981-10-24 気体シ−ル用静止形メカニカルシ−ル

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Publication Number Publication Date
JPS5863461U JPS5863461U (ja) 1983-04-28
JPS6212141Y2 true JPS6212141Y2 (ja) 1987-03-26

Family

ID=29950221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15770281U Granted JPS5863461U (ja) 1981-10-24 1981-10-24 気体シ−ル用静止形メカニカルシ−ル

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009250378A (ja) * 2008-04-08 2009-10-29 Eagle Ind Co Ltd 液体用のメカニカルシール装置
JP5289850B2 (ja) * 2008-07-31 2013-09-11 株式会社タンケンシールセーコウ メカニカルシール

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4828987U (ja) * 1971-08-19 1973-04-09

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49147464U (ja) * 1973-04-21 1974-12-19

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4828987U (ja) * 1971-08-19 1973-04-09

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Publication number Publication date
JPS5863461U (ja) 1983-04-28

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