JPS6137765Y2 - - Google Patents

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JPS6137765Y2
JPS6137765Y2 JP7669980U JP7669980U JPS6137765Y2 JP S6137765 Y2 JPS6137765 Y2 JP S6137765Y2 JP 7669980 U JP7669980 U JP 7669980U JP 7669980 U JP7669980 U JP 7669980U JP S6137765 Y2 JPS6137765 Y2 JP S6137765Y2
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JP
Japan
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shaft
expansion turbine
sealing material
gap
amount
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JP7669980U
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English (en)
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JPS572201U (ja
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ラジアル膨脹タービンなどの低温で
使用する回転機械の処理ガス流体の漏洩防止装
置、特にHeタービンやH2タービンなどのように
分子量の小さいガスの漏洩防止に有効な膨脹ター
ビンの漏洩防止装置に関するものである。
従来の膨脹タービンの漏洩防止方法は、第1図
に示すようにラビリンスシールを採用しているケ
ースがほとんである。この場合のラビリンス3と
シヤフト2のスキマは、定格回転の軸振動振幅で
はなく、定格回転数までの途中に発生する軸や軸
受の共振点での軸振動振幅の最大値を基準にし
て、これよりも大きくなるように隙間をセツトす
る。通常このラビリンス3の隙間は0.1〜0.3mm程
度のものが使用される。処理流体が空気や窒素の
場合には、分子量が大きいためこの程度のラビリ
ンス3の隙間でも、漏れガス量は処理ガス量にく
らべて無視できる程度におさえることが可能であ
る。しかしながら、処理流体がHeガスやH2ガス
のように分子量が小さいと、ラビリンス3の隙間
から漏洩するガス量が多くなり、膨脹タービンの
効率低下や寒冷量の不足をひきおこす傾向があつ
た。
軸振動振幅と回転数の関係は一般に第4図のよ
うになる。つまり従来のラビリンス3の隙間は第
4図に示す軸受共振点での振幅を完全に許容する
ように最初から大きな隙間にセツトしていた。
本考案は、上記のような欠点を除去して定格回
転数の定格温度における膨脹タービンの寒冷発生
量を増大させることを目的としたものである。
以下、本考案の一実施例を第2図、第3図によ
り説明する。起動初期における膨脹タービンの数
パーセントの効率低下は、プラントの起動に何ら
の影響を与えるものではないので、ローター1の
前面および背面のケーシング6に保持された円筒
状のシール材4とシヤフト2との隙間を十分広く
しておく。こうすることで、定格回転数まで回転
を上昇する途中で現われる、軸や軸受の共振点付
近での最大振幅でのシール材4とシヤフト2との
接触を防止することができる。しかして、定格回
転数になれば軸振動振幅も小さくなるので、シー
ル材4とシヤフトの隙間を小さくして漏洩ガス量
を少なくすることが可能である。このシール材4
とシヤフト2の隙間を小さくする方法としては、
膨脹タービンで発生する寒冷を利用する。つま
り、定格回転数になれば膨脹タービンは温度が下
がり、このシール材4も低温となる。このとき、
このシール材4の材質にケーシング6より熱収縮
量の大きい材料(例えばポリテトラフルオルエチ
レン)を使つておけば、シール材4が収縮してそ
の内径は当然小さくなり、シヤフト2との隙間も
小さくなる。この場合、シヤフト2との同軸度が
変らないよう、バネ5の一定荷重を4方向からか
けるようにしている。
こうすることで、膨脹タービンの前面および背
面から漏洩するガス量を減少させることができ、
タービン効率(寒冷発生量)を定格の状態の時に
最も高くすることができる。
さらに、定格状態から膨脹タービンをストツプ
するときにも、途中の共振回転数付近で軸振動振
幅のピーク点ができる。このとき、シール材4と
シヤフト2が接触して大きな焼損を生じないよう
にし、シール材4は第3図に示すように2分割さ
れており、少しでも両者が接触すればシール材4
は半径方向に広がるようになつており問題は生じ
ない。
このシール材4としては、例えばポリテトラフ
ルオルエチレンのようなものを使用すれば、熱収
縮率が大きく、また若干の接触があつてもポリテ
トラフルオルエチレンが摩耗する程度であり、実
用上十分である。
本考案は以上述べたようにしたものであるか
ら、膨脹タービンにおけるシール材とシヤフトと
の隙間を、定格運転時の低温状態において、約30
〜50μ程度に小さくすることができ、膨脹タービ
ンにおける漏洩を防止して寒冷発生量を増大させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の膨脹タービンの漏洩防止方法を
示したローター付近の断面図、第2図は本考案に
よる漏洩防止装置の一実施例を示す断面図、第3
図は第2図のA−A断面図、第4図は膨脹タービ
ンの回転数と軸振動振幅との関係を示す線図であ
る。 1……ローター、2……シヤフト、3……ラビ
リンス、4……シール材、5……バネ、6……ケ
ーシング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 膨張タービンのローター付近のシヤフトの周囲
    に、ケーシングより熱収縮量の大きい材料よりな
    り、かつ、円周方向に2分割された円筒状のシー
    ル材を設け、該シール材の外周をバネを介してケ
    ーシングに保持させたことを特徴とする膨脹ター
    ビンの漏洩防止装置。
JP7669980U 1980-06-04 1980-06-04 Expired JPS6137765Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7669980U JPS6137765Y2 (ja) 1980-06-04 1980-06-04

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JP7669980U JPS6137765Y2 (ja) 1980-06-04 1980-06-04

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JPS572201U JPS572201U (ja) 1982-01-07
JPS6137765Y2 true JPS6137765Y2 (ja) 1986-11-01

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ID=29439317

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JP7669980U Expired JPS6137765Y2 (ja) 1980-06-04 1980-06-04

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JP (1) JPS6137765Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6451545U (ja) * 1987-09-28 1989-03-30
JPH0513645Y2 (ja) * 1987-09-28 1993-04-12
JPH0630559Y2 (ja) * 1989-09-29 1994-08-17 株式会社ユーシン 車輌用方向指示操作レバーの戻し装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS572201U (ja) 1982-01-07

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