JPH0431136Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0431136Y2 JPH0431136Y2 JP1985114500U JP11450085U JPH0431136Y2 JP H0431136 Y2 JPH0431136 Y2 JP H0431136Y2 JP 1985114500 U JP1985114500 U JP 1985114500U JP 11450085 U JP11450085 U JP 11450085U JP H0431136 Y2 JPH0431136 Y2 JP H0431136Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing housing
- cooling fan
- fan
- cooling
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 42
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 11
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 4
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 8
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 8
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案はフアン冷却装置の軸受部油漏れ防止装
置に係り、とくに駆動源部を冷却するために外部
に延出される回転軸に取り付けられた冷却フアン
からの風を分離させて回転軸とこれを軸支する軸
受ハウジングとの間に正圧風として導入すること
のできるフアン冷却装置の軸受部油漏れ防止装置
に関する。
置に係り、とくに駆動源部を冷却するために外部
に延出される回転軸に取り付けられた冷却フアン
からの風を分離させて回転軸とこれを軸支する軸
受ハウジングとの間に正圧風として導入すること
のできるフアン冷却装置の軸受部油漏れ防止装置
に関する。
[従来の技術]
一般に、高速歯車等の回転機械にはこれを冷却
するために回転軸に冷却フアンを備えた装置が知
られている。
するために回転軸に冷却フアンを備えた装置が知
られている。
たとえば、第2図に示すように高速歯車等の駆
動源部1が設けられ、その駆動源部1にはこれを
外部から送風して冷却するための冷却フアン2が
設けられている。
動源部1が設けられ、その駆動源部1にはこれを
外部から送風して冷却するための冷却フアン2が
設けられている。
この冷却フアン2は第2図および第3図に示す
ように、駆動源部1の軸受ハウジング3から外部
に延出される回転軸4に取り付けられている。こ
の回転軸4は上記軸受ハウジング3との間隙をラ
ビリンスシールされるようになつている。
ように、駆動源部1の軸受ハウジング3から外部
に延出される回転軸4に取り付けられている。こ
の回転軸4は上記軸受ハウジング3との間隙をラ
ビリンスシールされるようになつている。
[考案が解決しようとする問題点]
ところで、従来のような所謂非接触式のラビリ
ンスシール構造にあつては第3図に示すように、
冷却フアン2の回転で発生する風Aにより冷却フ
アン2の基端部2aと軸受ハウジング3との間に
負圧域が形成され、この負圧によつて軸受ハウジ
ング3から潤滑油Bが吸出され、外部に流出して
しまう問題があつた。
ンスシール構造にあつては第3図に示すように、
冷却フアン2の回転で発生する風Aにより冷却フ
アン2の基端部2aと軸受ハウジング3との間に
負圧域が形成され、この負圧によつて軸受ハウジ
ング3から潤滑油Bが吸出され、外部に流出して
しまう問題があつた。
なお、この従来例のようにラビリンス方式の他
に接触式によるオイルシールも可能であるが、接
触式の場合は回転軸4と軸受ハウジング3との損
失動力が増大し、装置の効率を下げる。また定期
的なメンテナンスを要するうえに、予備オイルシ
ールが必要となり、高速歯車等の駆動源部には採
用し難い。
に接触式によるオイルシールも可能であるが、接
触式の場合は回転軸4と軸受ハウジング3との損
失動力が増大し、装置の効率を下げる。また定期
的なメンテナンスを要するうえに、予備オイルシ
ールが必要となり、高速歯車等の駆動源部には採
用し難い。
[考案の目的]
本考案は上述した問題点を有効に解決すべく創
案されたものである。
案されたものである。
本考案の目的は冷却フアンからの風を利用して
回転軸を軸支する軸受ハウジングからこれより外
部に潤滑油が流出することを防止し、機械効率が
高く、メンテナンスを容易になし得るフアン冷却
装置の軸受部油漏れ防止装置を提供することにあ
る。
回転軸を軸支する軸受ハウジングからこれより外
部に潤滑油が流出することを防止し、機械効率が
高く、メンテナンスを容易になし得るフアン冷却
装置の軸受部油漏れ防止装置を提供することにあ
る。
[考案の概要]
上記目的を達成するために、本考案は駆動源部
を冷却するために軸受ハウジングに設けられたラ
ビリンスを通して回転軸を外部に延出させて冷却
フアンを取り付けた装置において、上記冷却フア
ンの羽根部をその基端部から順次上記軸受ハウジ
ング側に反り返して傾倒させると共に、上記軸受
ハウジングに、これより上記冷却フアンの軸受ハ
ウジング側を覆うように延出されて冷却フアンか
ら発生する風の一部を分離導入してフアンと軸受
ハウジングとの間に正圧空間部を形成する分離板
を設けたものである。
を冷却するために軸受ハウジングに設けられたラ
ビリンスを通して回転軸を外部に延出させて冷却
フアンを取り付けた装置において、上記冷却フア
ンの羽根部をその基端部から順次上記軸受ハウジ
ング側に反り返して傾倒させると共に、上記軸受
ハウジングに、これより上記冷却フアンの軸受ハ
ウジング側を覆うように延出されて冷却フアンか
ら発生する風の一部を分離導入してフアンと軸受
ハウジングとの間に正圧空間部を形成する分離板
を設けたものである。
[実施例]
以下本考案の一実施例を添付図面に従つて詳述
する。
する。
第1図に示すように、高速歯車等の駆動源部1
を冷却するための冷却フアン2が、駆動源部1の
軸受ハウジング3を通過してこれより外部に延出
される回転軸4に取り付けられている。
を冷却するための冷却フアン2が、駆動源部1の
軸受ハウジング3を通過してこれより外部に延出
される回転軸4に取り付けられている。
回転軸4及びこれを軸支する軸受ハウジング3
との間はこれらに供給される潤滑油を保持するラ
ビリンス5によりシールされるようになつてい
る。
との間はこれらに供給される潤滑油を保持するラ
ビリンス5によりシールされるようになつてい
る。
とくに、本考案にあつては、この軸受ハウジン
グ3にはこれに沿つて回転軸4を囲繞する分離板
6が設けられる。この分離板6はその基端部が径
方向外方に折り返されたフランジ部6aにより形
成されて軸受ハウジング3に固定され、先端部が
冷却フアン2の軸受ハウジング3側の一部をこれ
に沿つて覆うように延出されて形成されている。
グ3にはこれに沿つて回転軸4を囲繞する分離板
6が設けられる。この分離板6はその基端部が径
方向外方に折り返されたフランジ部6aにより形
成されて軸受ハウジング3に固定され、先端部が
冷却フアン2の軸受ハウジング3側の一部をこれ
に沿つて覆うように延出されて形成されている。
このように形成された分離板6は冷却フアン2
からの風Aの一部を分離させて軸受ハウジング3
の中央部側に方向付け、回転軸4とこれを軸支す
る軸受ハウジング3との間に正圧風Cとして導入
するようになつている。図示例にあつては冷却フ
アン2の基端部2aかその径方向外方に送られる
風Aを正圧風Cとして上記分離板6に案内しやす
いように、羽根部2cをその基端部2aから順次
軸受ハウジング3側に反り返され傾倒されるよう
に形成されている。すなわち、冷却フアン2およ
び軸受ハウジング3との間には冷却フアン2から
発生する風の一部を正圧風Cとして導入する圧空
間部Dが形成される。
からの風Aの一部を分離させて軸受ハウジング3
の中央部側に方向付け、回転軸4とこれを軸支す
る軸受ハウジング3との間に正圧風Cとして導入
するようになつている。図示例にあつては冷却フ
アン2の基端部2aかその径方向外方に送られる
風Aを正圧風Cとして上記分離板6に案内しやす
いように、羽根部2cをその基端部2aから順次
軸受ハウジング3側に反り返され傾倒されるよう
に形成されている。すなわち、冷却フアン2およ
び軸受ハウジング3との間には冷却フアン2から
発生する風の一部を正圧風Cとして導入する圧空
間部Dが形成される。
このように、冷却フアン2で発生した風の一部
が軸受ハウジング3側に寄せられて分離板6で分
離されるため、風を分離する際の乱流の発生が少
なく、冷却フアン2で発生する風の分離導入をス
ムースになし得、駆動源部1に供給される冷却風
に乱れを生じさせることなく、冷却フアン2と軸
受ハウジング3との間に十分な風量および風圧を
導入できる。また、冷却フアン2と軸受ハウジン
グ3との間に分離板6により分離された風を正圧
風として導入して正圧空間部Dが形成されるた
め、正圧分布を安定かつ均一に保持することがで
きる。
が軸受ハウジング3側に寄せられて分離板6で分
離されるため、風を分離する際の乱流の発生が少
なく、冷却フアン2で発生する風の分離導入をス
ムースになし得、駆動源部1に供給される冷却風
に乱れを生じさせることなく、冷却フアン2と軸
受ハウジング3との間に十分な風量および風圧を
導入できる。また、冷却フアン2と軸受ハウジン
グ3との間に分離板6により分離された風を正圧
風として導入して正圧空間部Dが形成されるた
め、正圧分布を安定かつ均一に保持することがで
きる。
このように本考案は冷却フアン2からの風Aを
利用し、分離板6により正圧風Cとして回転軸4
とこれを軸支する軸受ハウジング3との間に導入
することにより、ラビリンス5から軸受ハウジン
グ3外部に潤滑油が流出することを防止できる。
潤滑油の流出が防止されることで、機械効率を高
めることができ、しかもメンテナンスを容易にな
し得ることができる。
利用し、分離板6により正圧風Cとして回転軸4
とこれを軸支する軸受ハウジング3との間に導入
することにより、ラビリンス5から軸受ハウジン
グ3外部に潤滑油が流出することを防止できる。
潤滑油の流出が防止されることで、機械効率を高
めることができ、しかもメンテナンスを容易にな
し得ることができる。
[考案の効果]
以上要するに本考案によれば次の如き優れた効
果を発揮する。
果を発揮する。
(1) 軸受ハウジングに、冷却フアンから発生する
風の一部を正圧風として分離導入する分離板を
設けたので、潤滑油の流出を防止でき、機械効
率が高められると共に、定期的なメンテナンス
が不要となる。
風の一部を正圧風として分離導入する分離板を
設けたので、潤滑油の流出を防止でき、機械効
率が高められると共に、定期的なメンテナンス
が不要となる。
(2) 冷却フアンの羽根部がその基端部から軸受ハ
ウジング側に反り返されて傾倒されると共に、
その冷却フアンの軸受ハウジング側を覆うよう
に延出された分離板が軸受ハウジングに設けら
れるので、冷却フアンで発生する風の分離導入
をスムースになし得、駆動源部に供給される風
量および風圧を減少させることなく、冷却フア
ンと軸受ハウジングとの間に十分な風量および
風圧を導入できる。
ウジング側に反り返されて傾倒されると共に、
その冷却フアンの軸受ハウジング側を覆うよう
に延出された分離板が軸受ハウジングに設けら
れるので、冷却フアンで発生する風の分離導入
をスムースになし得、駆動源部に供給される風
量および風圧を減少させることなく、冷却フア
ンと軸受ハウジングとの間に十分な風量および
風圧を導入できる。
(3) 分離板により分離された風を冷却フアンと軸
受ハウジングとの間に導入して正圧空間部を形
成するので、正圧分布を安定かつ均一に保持す
ることができる。
受ハウジングとの間に導入して正圧空間部を形
成するので、正圧分布を安定かつ均一に保持す
ることができる。
第1図は本考案の一実施例の要部を示す側断面
図、第2図は従来の高速歯車装置等の駆動源部お
よび冷却フアンを示す側面図、第3図は第2図の
要部を示す側断面図である。 図中、1は駆動源部、2は冷却フアン、3は軸
受ハウジング、4は回転軸、6は分離板である。
図、第2図は従来の高速歯車装置等の駆動源部お
よび冷却フアンを示す側面図、第3図は第2図の
要部を示す側断面図である。 図中、1は駆動源部、2は冷却フアン、3は軸
受ハウジング、4は回転軸、6は分離板である。
Claims (1)
- 駆動源部を冷却するために軸受ハウジングに設
けられたラビリンスを通して回転軸を外部に延出
させて冷却フアンを取り付けた装置において、上
記冷却フアンの羽根部をその基端部から順次上記
軸受ハウジング側に反り返して傾倒させると共
に、上記軸受ハウジングに、これより上記冷却フ
アンの軸受ハウジング側を覆うように延出されて
冷却フアンから発生する風の一部を分離導入して
フアンと軸受ハウジングとの間に正圧空間部を形
成する分離板を設けたことを特徴とするフアン冷
却装置の軸受部油漏れ防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985114500U JPH0431136Y2 (ja) | 1985-07-27 | 1985-07-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985114500U JPH0431136Y2 (ja) | 1985-07-27 | 1985-07-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6223128U JPS6223128U (ja) | 1987-02-12 |
JPH0431136Y2 true JPH0431136Y2 (ja) | 1992-07-27 |
Family
ID=30997292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985114500U Expired JPH0431136Y2 (ja) | 1985-07-27 | 1985-07-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0431136Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4724731B2 (ja) * | 2008-04-11 | 2011-07-13 | 日本ピラー工業株式会社 | メカニカルシール及びメカニカルシール装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5649348B2 (ja) * | 1973-11-12 | 1981-11-20 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5649348U (ja) * | 1979-09-25 | 1981-05-01 |
-
1985
- 1985-07-27 JP JP1985114500U patent/JPH0431136Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5649348B2 (ja) * | 1973-11-12 | 1981-11-20 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6223128U (ja) | 1987-02-12 |
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