JPS6018693Y2 - 軸部のシ−ル装置 - Google Patents

軸部のシ−ル装置

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Publication number
JPS6018693Y2
JPS6018693Y2 JP1977048067U JP4806777U JPS6018693Y2 JP S6018693 Y2 JPS6018693 Y2 JP S6018693Y2 JP 1977048067 U JP1977048067 U JP 1977048067U JP 4806777 U JP4806777 U JP 4806777U JP S6018693 Y2 JPS6018693 Y2 JP S6018693Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
case
flange
cylindrical
hole
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977048067U
Other languages
English (en)
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JPS53142653U (ja
Inventor
重博 三宮
▲まさ▼之 久保
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Publication date
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は舶用減速逆転機の入力軸部等に採用することの
できるシール装置に関する。
従来は第1図のようにオイルシール1が採用されている
図中2は減速逆転機のケース本体、3は軸受、4は入力
歯車、4′は軸部、5はマウンティングフランジ、6,
7はカラー、8は撓み軸継手、9は入力軸、10はケー
ス内空間である。
歯車4等の回転によりケース内で発生したオイルミスト
が軸受3を通過しても、オイルシール1により外部への
漏出が阻止されるようになっている。
そころが第1図の如くオイルシール1を採用すると、(
1)損失馬力が大きい。
(2)入力馬力が大きい場合は軸径が大きくなり、4必
然的にオイルシービレ1の直径も大きくなる。
しかも機関の高速化と相俟って、軸部の外周速度が高く
なるため、オイルシールの使用が技術的に難しくなり、
高価なものとなる。
(3)組付時オイルシールに損傷を与えないよう特別な
注意が必要となる。
(4)オイルシールが摩耗した際、交換に時間と経費が
かかる。
本考案は従来のオイルシール1、カラー6.7に代えて
簡単に装着することのできる、安価で確実な非接触型の
シール装置を提供しようとするもので、第2図、第3図
に1例を示す。
図中マウンティングフランジ12は、ケース本体2に設
けた軸受装着孔13と同一内径の孔14と、孔14の端
部の内向きフランジ15を備えている。
軸受3のアウターレースは孔13に固定され、インナレ
ースは入力歯車4の軸部4′の表面に固定され、歯車4
の段部16に圧接している。
17.18は第1、第2油切りで、その筒状本体は孔1
3,14に嵌合し、軸受3のアウターレースとマンティ
ングフランジ12の内向きフランジ15に挟まれて両者
の接合面で圧接している。
19は第3油切りでその筒状本体は軸部4′の表面に嵌
合し、軸受3のインナーレースど撓み軸継手8に挟まれ
て軸部4′上に固定されている。
これら第1〜第3油切り17〜19は第2図の組付状態
に於て概ね四角形の断面を備え、第3図の詳細構造を有
する。
第3図に於て、第3油切り19は筒状本体の中央に外向
きフランジ20とくその外周縁より反ケース側(ケース
内空間と反対側・・・図の左方)へ向う筒状フランジ2
1を一体に有する。
第1油切り17は筒状本体のケース側端部(図の右端部
)に内向きフランジ22を一体に備え、その内周縁は第
3油切り19の筒状本体表面に僅かな隙間23を隔てて
対向し、ラビリンスパツキンを形成している。
第2油切り18は反ケース側端部に内向きフランジ24
と、その内周縁からケース側(図の右方)へ向う筒状フ
ランジ25と、その先端の外向きフランジ26とを一体
に備え、外向き7ランジ26は筒状フランジ21の内側
の位置を占めている。
フランジ25.26は第3油切り19の筒状本体やフラ
ンジ20.21と僅かな隙間を隔てて対向している。
27は第1、第2油切り17゜18により区画された環
状空間で、その下端部に連通ずるように、図示の例に於
ては第2油切り18の底部に排油口28が設けてあり、
排油口28はケース本体2の肉厚内に設けた排油孔29
.を経てケース内部のオイルパンに連通している。
31.31はOリングである。
軸受3からの漏油は第1油切り17と第3油切り19の
間の隙間23部分のラビリンス効果により一次のシール
をし、更に漏れた油は第3油切り19の遠心力により油
切りを行うが、第2、第3油切り18.19を図示の形
状に構威し、外向きフランジ26を筒状フランジ21の
内側に配置することにより、フランジ20部分から振り
切られた油は隙間32へ進入できず、環状空間27の下
端部に集められ、排油口28から排油孔29を経てオイ
ルパンへ戻されるので、確実にシールできる。
以上説明したように本考案によると、 (1)安価で確実なシールができる。
(2) 非接触型であるため損失馬力がない。
(3)従来のオイルシール1(第1図)、カラー6.7
に代えて、軸受3と同様に装着できるため、組付が容易
になる。
第1、第2油切り17.18を別体構造にしたため、内
部に複雑な迷路形状を簡単に作ることができ、第1、第
2油切り17.18の筒状本体の合計幅と第3油切り1
9の筒状本体の幅を揃え、全体として概ね四角形断面に
したので、これら三者から成るシールの装着座の形状が
簡単になり、組付完了時、内部の迷路形状を正確に保持
し易い利点がある。
(4)寿命が半永久的となるためメンテナンスの必要が
ない。
本考案の重要な利点をより詳しく説明すると次の通りで
ある。
(イ) 第1、第2油切り17,18の筒状本体の合計
幅と第3油切り19の筒状本体の幅を揃え、第1、第2
、第3油切り17.18.19の全体としての断面形状
を略四角形状としているので、これら三者からなるシー
ルを装着するための装着座、即ちケース本体2の孔13
、マウンティングフランジ12の孔14及び内向きフラ
ンジ15、軸部4′の表面等の形状が簡単になると共に
加工も容易になる。
(ロ)第1、第2油切り17.18を別体構造としてい
るので、内部に複雑な迷路形状を簡単に作ることができ
るのは勿論のこと、上記のように第1、第2、第3油切
り17.18.19の全体としての断面形状を略四角形
状としているので、簡単な組付作業によって、隙間23
.32等の複雑な迷路を正確に形成することができる。
(ハ)回転する軸部4′と、回転しないケース本体2の
間をシールするシール装置であって、軸部4′に固定し
た第3油切り19の遠心力を利用して第2の油側りを行
うようにすると共に、第2油切り18の外向きフランジ
26を第3油切り19の筒状フランジ21の内側に配置
しているので、油は隙間32からケース外部に漏れるこ
となく速やかに排油口28及び排油孔29からオイルパ
ンへ戻される。
従ってシール性能が極めて優れている。
なお本考案を具体化する特番油側り17〜19は金属製
の他、硬質樹脂、ゴム状弾性体等で成形することができ
る。
又本考案のシール装置は舶用、陸用のクラッチ、減速機
、逆転機その他一般機械の入力軸及び出力軸部にも同様
に採用することができる。
また本考案にはさらに次のような利点もある。
(イ)3個の部材、即ち第11第2、第3油切り17.
18.19を使用することにより複雑な迷路を簡単に形
成できるようにしながらも、そのうち2個、即ち第1、
第2油切り17.18を、非回転体であるマウンティン
グフランジ12の内向きフランジ15と軸受3の非回転
アウターレースとの間に固定しているので、たとえ軸部
4′が回転しても、非回転側の第1、第2油切り17.
18の相互間の位置関係がずれたすすることはなく、迷
路の形状を正確に保持しておくことができる。
(ロ)第1、第2、第3油切り17,18,19の3つ
の部材からなるシール全体の断面形状は略四角形状に形
成されているので、各油側り17.18,19を製造す
るときにおいて、各油側り17,18.19に備えられ
るフランジ22.24,25,26,20.21等を、
それらの位置関係が正確に出るように形成するのに手間
がかかることはなく、シかも装着時においても正確な位
置関係に簡単に装着することができる。
(ハ)第1、第2、第3油切り17,18.19全体の
断面形状を略四角形状にしているので、複雑な迷路を有
しながらもコンパクトに配置することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のシール装置に示す縦断面図、第2図は本
考案によるシール装置の縦断面図、第3図は第2図の部
分拡大図である。 2・・・・・・ケース本体、3・・・・・・軸受、4′
・・・・・・軸部、10・・・・・・ケース内空間、1
3,14・・・・・・孔、17・・・・・・第1油切り
、18・・・・・・第2油切り、19・・・・・・第3
油切り、20・・・・・・外向きフランジ、21・・・
・・・筒状フランジ、22・・曲内向きフランジ、23
・・・・・・隙間、24・・・・・・内向きフランジ、
25・・・・・・筒状フランジ、26・・・・・・外向
きフランジ、27・・・・・・環状空間、28・・・・
・・排油口、29・・・・・・排油孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 非回転体であるケース本体2に設けた軸受装着孔13ケ
    一ス内空間側(以下ケース側)端部に軸受3を固定して
    回転軸部4′を支承し、ケース本体2に固着されたマウ
    ンティングフランジ12に、上記装着孔13と同心かつ
    同径の孔14を形威すると共に反ケース側端部にシール
    係止用内向きフランジ15を形威し、軸受より反ケース
    側の孔13.14内に於て、孔13.14内面にケース
    側から順次第1、第2油切り17,18の筒状本体を配
    置し、両筒状体を上記内向きフランジ15と軸受3の非
    回転アウターレースの間で固定して両筒状本体の端面を
    圧接せしめ、軸部4′の表面には概ね第1、第2油切り
    17.18の合計幅に等しい幅の第3油切り19の筒状
    本体を固定し、上記第1、第2、第3油切り17,18
    .。 19の3部材により、全体の断面形状が略四角形状のシ
    ールを構威し、第3油切り19の筒状本体中央に外向き
    フランジ29と、その外周縁より反ケース側へ向う筒状
    フランジ21を一体に設け、第1油切り17の筒状本体
    のケース側端部に内向きフランジ22を7体に設けてそ
    の内周縁を第3油切り19の筒状本体表面に僅かな隙間
    を隔てて対向せしめ、第2油切り18の筒状本体の反ケ
    ース側端部に内向きフランジ24と、その内周縁からケ
    ース側へ向う筒状フランジ25と、その先端の外向きフ
    ランジ26とを一体に設け、第2油切りの外向きフラン
    ジを第3油切り19の筒状フランジ21の内側に配置し
    、第1、第2油切り17.18で区画された環状空間2
    7の下端部に連通ずる排油口28を設け、上記排油口2
    8をケース肉厚内の排油孔29を介してケース内へ連通
    したことを特徴とする軸部のシール装置。
JP1977048067U 1977-04-15 1977-04-15 軸部のシ−ル装置 Expired JPS6018693Y2 (ja)

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JP1977048067U JPS6018693Y2 (ja) 1977-04-15 1977-04-15 軸部のシ−ル装置

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JPS53142653U JPS53142653U (ja) 1978-11-10
JPS6018693Y2 true JPS6018693Y2 (ja) 1985-06-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7340937B2 (ja) * 2019-02-25 2023-09-08 住友重機械工業株式会社 減速装置
JP7418988B2 (ja) * 2019-07-29 2024-01-22 イーグル工業株式会社 軸受装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4324180Y1 (ja) * 1964-05-18 1968-10-12

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