JP2557103Y2 - 陶芸用電動ろくろ - Google Patents

陶芸用電動ろくろ

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Publication number
JP2557103Y2
JP2557103Y2 JP6200292U JP6200292U JP2557103Y2 JP 2557103 Y2 JP2557103 Y2 JP 2557103Y2 JP 6200292 U JP6200292 U JP 6200292U JP 6200292 U JP6200292 U JP 6200292U JP 2557103 Y2 JP2557103 Y2 JP 2557103Y2
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JP
Japan
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wheel
prime mover
electric
work table
driving wheel
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JP6200292U
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JPH0617902U (ja
Inventor
憲治 松尾
Original Assignee
シンポ工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は陶芸用電動ろくろに関す
る。
【0002】
【従来の技術】陶芸用電動ろくろとして、円錐形の原動
車を作業テーブルの回転軸上に設けられた従動車と摩擦
係合させつつ移動させると共に従動車に対する原動車の
有効半径を変化させて作業テーブルの回転速度を調節し
得るようにしたものが特公昭55−3122号公報及び
特公昭59−3244号公報に開示される。
【0003】前記電動ろくろにおける円錐形の原動車と
従動車との摩擦係合態様では、トルクの伝達に際してそ
の伝達力を低下させる法線軸回りの回転滑り成分(スピ
ン)が不可避的に生じることから、特に低速域において
トルクが不足すると共に作業テーブルの回転が不安定に
なり、特に静かで振れがなく安定した回転を必要とする
低速域での陶芸作業が阻害されると共に陶芸作品の仕上
り品質が低下する等の問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案の課題は、低速
域において円錐形の原動車と従動車との摩擦係合面にス
ピンが発生せず、低速域での陶芸作業性及び陶芸作品の
仕上り品質の向上に寄与する陶芸用電動ろくろを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係る陶芸用電動
ろくろは、円錐形の原動車を作業テーブルの回転軸上に
設けられた従動車と摩擦係合させつつ移動させると共に
従動車に対する原動車の有効半径を変化させて作業テー
ブルの回転速度を調節し得るようにした陶芸用電動ろく
ろにおいて、前記原動車及び従動車をそれらの回転軸線
が略平行となるように配置すると共に原動車の頂部をそ
の回転軸線を中心とする円柱面に形成したことを特徴と
している。
【0006】前記原動車はその円錐母線が直線のものの
みならず凹曲線のものをも包含する。電動ろくろ自体の
基本構造は、例えば前記公報に開示された公知のものを
そのまま或は適宜変形して採用できる。
【0007】
【作用】前記構成の陶芸用電動ろくろにおいて、作業テ
ーブルは原動車と従動車との摩擦係合により変速可能に
回転させられ、特に低速域では、原動車がその頂部円柱
面においてその回転軸線と略平行な回転軸線上にある従
動車と摩擦係合させられるので、該摩擦係合面における
スピンの発生が抑制される。
【0008】
【実施例】図1は本考案の実施例に係る陶芸用電動ろく
ろの縦断面図、図2(A)及び(B)は本考案に使用さ
れる原動車の正面図、図3(A)及び(B)は本考案及
び従来技術に係る各原動車と従動車との低速域における
摩擦係合状態をスピンによる滑り成分の分布と共に示す
説明図である。
【0009】図1において、ケース1上部に軸受ハウジ
ング2を介して作業テーブル3の回転軸4が垂直に支承
され、回転軸4にはその端部方向に開口した、フライホ
イールを兼ねる容器状従動車5が同心状に固定され、従
動車5はその開口端内周にゴムリング6を備える。ケー
ス1下部に操作軸7が水平に支承され、操作軸7にはケ
ース1外部において操作ペダル8が固定されると共にケ
ース1内部においてアーム9が固定され、アーム9先端
にピン軸10を介してブラケット11が枢着されると共
にブラケット11に電動機12が一体化され、電動機1
2の出力軸に円錐形の原動車13が直結され、原動車1
3は従動車5上のゴムリング6に従動車5内側から摩擦
係合させられると共に原動車13及び従動車5はそれら
の回転軸線が略平行となるように配置される。ケース1
下部とブラケット11とに圧縮コイルばね14の各端が
杆体15及び受座16を介して各々揺動可能に枢着さ
れ、原動車13は圧縮コイルばね14により外側方向に
常時付勢されると共に従動車5のゴムリング6に圧接さ
れる。また、ブラケット11にローラ17が支承される
と共にケース1下部にローラ17と摺動可能な受面を備
えたガイド18が固定される。
【0010】前記原動車13は、図2(A)に拡大して
示すように、直線状の円錐母線を有し、頂部がその回転
軸線を中心とする円柱面13aに形成されると共に頂部
先端が略球面13bに形成されるが、必要に応じて、図
2(B)に示すように、頂部以外の部分において凹曲線
状の円錐母線を有していてもよい。
【0011】前記構成において、操作ペダル8の右側又
は左側を踏み下げると、操作軸7がアーム9と共に時計
回り又は反時計回りに回動し、それによって電動機12
がアーム9のクランク運動により上下方向に揺動すると
共に原動車13が従動車5上のゴムリング6と摩擦係合
しながら頂部又は底部方向に移動し、このときに従動車
5に対する原動車13の有効半径が増大又は減少すると
共に作業テーブル3の増速又は減速が行われる。図1は
原動車13がその底部円錐面13cにおいてゴムリング
6と摩擦係合する高速域の変速状態を示し、図3(A)
は原動車13がその頂部円柱面13aにおいてゴムリン
グ6と摩擦係合する低速域の変速状態を示している。
【0012】前記低速域の変速状態において操作ペダル
8の左側をさらに踏み下げると、ブラケット11上のロ
ーラ17がガイド18受面に摺接されると同時に原動車
13が従動車5上のゴムリング6から離脱し、作業テー
ブル3は電動状態から慣性状態に切り換わる。また、前
記慣性状態において、操作ペダル8の右側を踏み下げる
と、前記とは逆に、原動車13がゴムリング6と摩擦係
合すると同時にブラケット11上のローラ17がガイド
18から離脱し、作業テーブル3は慣性状態から電動状
態に切り換わる。なお、原動車13の頂部先端が略球面
13bに形成されているので、慣性状態から電動状態へ
の前記切り換えに際して原動車13とゴムリング6との
前記摩擦係合の開始が円滑に進行し、原動車13の頂部
先端によるゴムリング6の損傷等が未然に防止される。
【0013】低速域の変速状態においては、前記のよう
に原動車13がその頂部円柱面13aにおいてゴムリン
グ6と摩擦係合するので、図3(A)に示すように摩擦
係合面の各位置においてスピンによる滑り成分(周速
差)Vs は0となるが、従来技術の場合は、図3(B)
に示すように、原動車19がその頂部円錐面19aにお
いてゴムリング6と摩擦係合するので、摩擦係合面の各
位置においてスピンによる滑り成分Vs が図示されるよ
うな分布で発生する。
【0014】
【考案の効果】本考案は以上のように構成されるので、
低速域において円錐形の原動車と従動車との摩擦係合面
にスピンが発生せず、低速域での陶芸作業性及び陶芸作
品の仕上り品質の向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る陶芸用電動ろくろの縦断
面図である。
【図2】本考案に使用される原動車の正面図である。
【図3】本考案及び従来技術に係る各原動車と従動車と
の低速域における摩擦係合状態をスピンによる滑り成分
の分布と共に示す説明図である。
【符号の説明】
3 作業テーブル 4 回転軸 5 従動車 13 原動車 13a 円柱面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円錐形の原動車を作業テーブルの回転軸
    上に設けられた従動車と摩擦係合させつつ移動させると
    共に従動車に対する原動車の有効半径を変化させて作業
    テーブルの回転速度を調節し得るようにした陶芸用電動
    ろくろにおいて、前記原動車及び従動車をそれらの回転
    軸線が略平行となるように配置すると共に原動車の頂部
    をその回転軸線を中心とする円柱面に形成したことを特
    徴とする陶芸用電動ろくろ。
JP6200292U 1992-08-10 1992-08-10 陶芸用電動ろくろ Expired - Lifetime JP2557103Y2 (ja)

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JP6200292U JP2557103Y2 (ja) 1992-08-10 1992-08-10 陶芸用電動ろくろ

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JP6200292U JP2557103Y2 (ja) 1992-08-10 1992-08-10 陶芸用電動ろくろ

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Publication Number Publication Date
JPH0617902U JPH0617902U (ja) 1994-03-08
JP2557103Y2 true JP2557103Y2 (ja) 1997-12-08

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JP6200292U Expired - Lifetime JP2557103Y2 (ja) 1992-08-10 1992-08-10 陶芸用電動ろくろ

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