JPH0617902U - 陶芸用電動ろくろ - Google Patents

陶芸用電動ろくろ

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JPH0617902U
JPH0617902U JP6200292U JP6200292U JPH0617902U JP H0617902 U JPH0617902 U JP H0617902U JP 6200292 U JP6200292 U JP 6200292U JP 6200292 U JP6200292 U JP 6200292U JP H0617902 U JPH0617902 U JP H0617902U
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JP
Japan
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wheel
pottery
driven
work table
driven wheel
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JP6200292U
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JP2557103Y2 (ja
Inventor
憲治 松尾
Original Assignee
シンポ工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低速域において円錐形の原動車と従動車との
摩擦係合面にスピンが発生せず、低速域での陶芸作業性
及び陶芸作品の仕上り品質の向上に寄与する陶芸用電動
ろくろを提供する。 【構成】 円錐形の原動車13を作業テーブル3の回転
軸4上に設けられた従動車5と摩擦係合させつつ移動さ
せると共に従動車5に対する原動車13の有効半径を変
化させて作業テーブル3の回転速度を調節し得るように
した陶芸用電動ろくろにおいて、前記原動車13及び従
動車5をそれらの回転軸線が略平行となるように配置す
ると共に原動車13の頂部をその回転軸線を中心とする
円柱面13aに形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は陶芸用電動ろくろに関する。
【0002】
【従来の技術】
陶芸用電動ろくろとして、円錐形の原動車を作業テーブルの回転軸上に設けら れた従動車と摩擦係合させつつ移動させると共に従動車に対する原動車の有効半 径を変化させて作業テーブルの回転速度を調節し得るようにしたものが特公昭5 5−3122号公報及び特公昭59−3244号公報に開示される。
【0003】 前記電動ろくろにおける円錐形の原動車と従動車との摩擦係合態様では、トル クの伝達に際してその伝達力を低下させる法線軸回りの回転滑り成分(スピン) が不可避的に生じることから、特に低速域においてトルクが不足すると共に作業 テーブルの回転が不安定になり、特に静かで振れがなく安定した回転を必要とす る低速域での陶芸作業が阻害されると共に陶芸作品の仕上り品質が低下する等の 問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の課題は、低速域において円錐形の原動車と従動車との摩擦係合面にス ピンが発生せず、低速域での陶芸作業性及び陶芸作品の仕上り品質の向上に寄与 する陶芸用電動ろくろを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る陶芸用電動ろくろは、円錐形の原動車を作業テーブルの回転軸上 に設けられた従動車と摩擦係合させつつ移動させると共に従動車に対する原動車 の有効半径を変化させて作業テーブルの回転速度を調節し得るようにした陶芸用 電動ろくろにおいて、前記原動車及び従動車をそれらの回転軸線が略平行となる ように配置すると共に原動車の頂部をその回転軸線を中心とする円柱面に形成し たことを特徴としている。
【0006】 前記原動車はその円錐母線が直線のもののみならず凹曲線のものをも包含する 。電動ろくろ自体の基本構造は、例えば前記公報に開示された公知のものをその まま或は適宜変形して採用できる。
【0007】
【作用】
前記構成の陶芸用電動ろくろにおいて、作業テーブルは原動車と従動車との摩 擦係合により変速可能に回転させられ、特に低速域では、原動車がその頂部円柱 面においてその回転軸線と略平行な回転軸線上にある従動車と摩擦係合させられ るので、該摩擦係合面におけるスピンの発生が抑制される。
【0008】
【実施例】
図1は本考案の実施例に係る陶芸用電動ろくろの縦断面図、図2(A)及び( B)は本考案に使用される原動車の正面図、図3(A)及び(B)は本考案及び 従来技術に係る各原動車と従動車との低速域における摩擦係合状態をスピンによ る滑り成分の分布と共に示す説明図である。
【0009】 図1において、ケース1上部に軸受ハウジング2を介して作業テーブル3の回 転軸4が垂直に支承され、回転軸4にはその端部方向に開口した、フライホイー ルを兼ねる容器状従動車5が同心状に固定され、従動車5はその開口端内周にゴ ムリング6を備える。ケース1下部に操作軸7が水平に支承され、操作軸7には ケース1外部において操作ペダル8が固定されると共にケース1内部においてア ーム9が固定され、アーム9先端にピン軸10を介してブラケット11が枢着さ れると共にブラケット11に電動機12が一体化され、電動機12の出力軸に円 錐形の原動車13が直結され、原動車13は従動車5上のゴムリング6に従動車 5内側から摩擦係合させられると共に原動車13及び従動車5はそれらの回転軸 線が略平行となるように配置される。ケース1下部とブラケット11とに圧縮コ イルばね14の各端が杆体15及び受座16を介して各々揺動可能に枢着され、 原動車13は圧縮コイルばね14により外側方向に常時付勢されると共に従動車 5のゴムリング6に圧接される。また、ブラケット11にローラ17が支承され ると共にケース1下部にローラ17と摺動可能な受面を備えたガイド18が固定 される。
【0010】 前記原動車13は、図2(A)に拡大して示すように、直線状の円錐母線を有 し、頂部がその回転軸線を中心とする円柱面13aに形成されると共に頂部先端 が略球面13bに形成されるが、必要に応じて、図2(B)に示すように、頂部 以外の部分において凹曲線状の円錐母線を有していてもよい。
【0011】 前記構成において、操作ペダル8の右側又は左側を踏み下げると、操作軸7が アーム9と共に時計回り又は反時計回りに回動し、それによって電動機12がア ーム9のクランク運動により上下方向に揺動すると共に原動車13が従動車5上 のゴムリング6と摩擦係合しながら頂部又は底部方向に移動し、このときに従動 車5に対する原動車13の有効半径が増大又は減少すると共に作業テーブル3の 増速又は減速が行われる。図1は原動車13がその底部円錐面13cにおいてゴ ムリング6と摩擦係合する高速域の変速状態を示し、図3(A)は原動車13が その頂部円柱面13aにおいてゴムリング6と摩擦係合する低速域の変速状態を 示している。
【0012】 前記低速域の変速状態において操作ペダル8の左側をさらに踏み下げると、ブ ラケット11上のローラ17がガイド18受面に摺接されると同時に原動車13 が従動車5上のゴムリング6から離脱し、作業テーブル3は電動状態から慣性状 態に切り換わる。また、前記慣性状態において、操作ペダル8の右側を踏み下げ ると、前記とは逆に、原動車13がゴムリング6と摩擦係合すると同時にブラケ ット11上のローラ17がガイド18から離脱し、作業テーブル3は慣性状態か ら電動状態に切り換わる。なお、原動車13の頂部先端が略球面13bに形成さ れているので、慣性状態から電動状態への前記切り換えに際して原動車13とゴ ムリング6との前記摩擦係合の開始が円滑に進行し、原動車13の頂部先端によ るゴムリング6の損傷等が未然に防止される。
【0013】 低速域の変速状態においては、前記のように原動車13がその頂部円柱面13 aにおいてゴムリング6と摩擦係合するので、図3(A)に示すように摩擦係合 面の各位置においてスピンによる滑り成分(周速差)Vs は0となるが、従来技 術の場合は、図3(B)に示すように、原動車19がその頂部円錐面19aにお いてゴムリング6と摩擦係合するので、摩擦係合面の各位置においてスピンによ る滑り成分Vs が図示されるような分布で発生する。
【0014】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成されるので、低速域において円錐形の原動車と従動 車との摩擦係合面にスピンが発生せず、低速域での陶芸作業性及び陶芸作品の仕 上り品質の向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る陶芸用電動ろくろの縦断
面図である。
【図2】本考案に使用される原動車の正面図である。
【図3】本考案及び従来技術に係る各原動車と従動車と
の低速域における摩擦係合状態をスピンによる滑り成分
の分布と共に示す説明図である。
【符号の説明】
3 作業テーブル 4 回転軸 5 従動車 13 原動車 13a 円柱面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円錐形の原動車を作業テーブルの回転軸
    上に設けられた従動車と摩擦係合させつつ移動させると
    共に従動車に対する原動車の有効半径を変化させて作業
    テーブルの回転速度を調節し得るようにした陶芸用電動
    ろくろにおいて、前記原動車及び従動車をそれらの回転
    軸線が略平行となるように配置すると共に原動車の頂部
    をその回転軸線を中心とする円柱面に形成したことを特
    徴とする陶芸用電動ろくろ。
JP6200292U 1992-08-10 1992-08-10 陶芸用電動ろくろ Expired - Lifetime JP2557103Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6200292U JP2557103Y2 (ja) 1992-08-10 1992-08-10 陶芸用電動ろくろ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6200292U JP2557103Y2 (ja) 1992-08-10 1992-08-10 陶芸用電動ろくろ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0617902U true JPH0617902U (ja) 1994-03-08
JP2557103Y2 JP2557103Y2 (ja) 1997-12-08

Family

ID=13187518

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JP6200292U Expired - Lifetime JP2557103Y2 (ja) 1992-08-10 1992-08-10 陶芸用電動ろくろ

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JP (1) JP2557103Y2 (ja)

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Publication number Publication date
JP2557103Y2 (ja) 1997-12-08

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