JPS60119534A - 電子複写機のスキャン装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プラテンまたは光源の往復運動によって原画
をスキャンニングして感光ドラムに転写する電子複写機
のスキャン装置に関するものである。

Ｌ従来技術〕 一般に、電子複写機においては原画を装着したプラテン
または光源を原画面に沿って往復運動させることにより
原画をスキャンニングし、そのスキャン画像を感光ドラ
則こ転写するように構成されている。

しかし、従来においてプラテンまたは光源を往復運動さ
せるスキャン装置は、直流モータおよびクラッチ等から
なる正逆転機構、往復運動の始端および折返し点におけ
るシミツクアブソー７く付ストノパ、直流モータの正転
、停止、逆転の切換えを行う切換制御装置とから構成さ
れているため、全体の構成が複雑化し、高価になるとい
う欠点があった。また、直流モータの正逆転運動および
プラテン（または光源）の往復運動の切換えが急速に行
われるため、振動や衝撃が大きく、構造的な強度を必要
とし、この点でも構成が大形化して高価になるという欠
点があった。また、大きな振動や衝撃により往復運動の
切換位置で機械的なすべりやスキップが生じ、原画のス
キャンニング範囲に誤差が生じるという欠点があった。

この場合、振動や衝撃を吸収するために減速装置等を付
加した。！：きはさらに構成が複雑になるという欠点が
生じていた。

〔発明の目的〕

本発明は上述した従来のスキャン装置の欠点に鑑みなさ
れたもので、その目的は簡単・安価な構成で原画をスキ
ャンニングすることができ、さらにスキャンユング時の
振動や衝撃が小さいスムーズな往復運動が得られ、スキ
ャンニング範囲の誤差を小さく抑えることができる電子
複写機のスキャン装置を提供することにある。

〔発明の構成〕

本発明は、回転源の回転運動速度を正弦波状の回転運動
特性に変換する回転スライダクランク機構を設け、該機
構におけるすべりペアの固定軸の回転運動によりプラテ
ンまたは光源を往復運動させて原画をスキャンニングす
るように構成したものである。

すなわち、第１図（ａ）の正面図および第１図（ｂ）の
側断面図に示すように、クランクＡの端部ｌこ設けたす
べり子ＢをリンクＣＪこ設けた滑り溝りとの滑りベアに
よって滑り溝りに沿って往復運動させ、リンクＣをその
固定軸Ｅを中心として回転させ、この固定軸Ｅの回転運
動によりプラテンまたは光源を所定範囲で往復運動させ
るように構成したものである。

このような回転スライダクランク機構を用いた場合、固
定軸Ｅの回転変位量Ｓと速度Ｖとの関係は、クランクＡ
の固定軸りとリンクＣの固定軸Ｅきの距＠Ｌとすべり子
Ｂの回転半径ｒ（ｒ）Ｌ）の正弦関数となり、固定軸Ｅ
の回転角３６０°、当りの変位りと速度Ｖとの関係をグ
ラフで表わすと第２図に示すように立上り速度および立
下り速度がスムーズに変化するものとなる。

従って、このような回転速度特性の固定軸Ｅの回転運動
によりプラテンオたは光源を往復運動させれば、その往
復運動は極めてスムーズなものとなる。

〔実施例〕

第３図は本発明の一実施例を示す構成図であって、モー
タＭの回転運動はベルト１６を介して回転軸１１に伝達
される。回転軸１１にはクランク１２が取付けられてお
り、その端部にはすべり子１３が固定されている。すべ
り子１３はリンク１４の滑り溝１５に摺動自在に係合さ
れており、回転軸１１の回転運動によって滑り溝１５を
往復運動し、リンク１４の固定軸１６から第２図ζこ示
したような速度特性の回転運動が取出せるように構成さ
れている。

このような速度特性を有するリンク１４における固定軸
１６の回転運動は、ベルト１７によって感光ドラム１８
の回転軸１９に伝達されると共に、さらにベルト２０に
よってプラテンギア２１Ａに伝達される。

プラテンギア２１Ａは一方のプラテンギア２１Ｂと対に
なっており、両者はチェーン２２で連結されている。そ
して、このチェーン２２の一部にはプラテン２３に固着
されたブラケット２４を引掛ける引掛部２５が設けられ
、プラテンギア２１Ａ。

２１Ｂの回転運動に伴って零点ＰｌからＰ２へ進み、さ
らにこの零点Ｐ２から零点Ｐ、へ向ってチェーン２２の
回転通路に沿って周回運動するように構成されている。

一方、プラテン２３の直下にはスキャンニング用の光源
２６が配置され、プラテン２３の往復運動によってスキ
ャンニングした原画像はミラー２７゜２８を介して感光
ドラム１８に転写される構成になっている。

このような構成において、モータＭが回転すると、この
回転運動はクランク１２．すべり子１３゜滑り溝１５を
有するリンク１４とから成る回転スライダ機構に伝達さ
れる。これにより、モータＭの等速回転運動はリンク１
４の固定軸１６において正弦波状の回転速度特性に変換
される。これにより、固定軸１６に連結された感光ドラ
ム１８の回転軸１９およびプラテンギア２１Ａ、２１Ｂ
は正弦波状の回転速度特性で回転運動するようになる。

すると、リンク１４の固定軸１６が１回転するまでの間
においてチェーン２２に設けられた引掛部２５は零点Ｐ
１から零点Ｐ２まで移動する。これに伴って、ブラケッ
ト２４が引掛部２５によって引掛けられ、プラテン２３
は図の右方向へ移動し、往復運動の折返し位置まで到達
する。この後、固定軸１６がさらに１回転し始めるき、
引掛部２５がチェーン２２の回転通路に沿った周回運動
により零点Ｐ２から零点ｐｌに向けて移動するようにな
る。このため、この引掛部２５の零点Ｐ２から零点Ｐｌ
へ向けての移動に伴ってブラケット２５が引掛けられ、
プラテン２３は零点Ｐ２から零点ＰＫに向けて移動する
ようになる。そして、固定軸１６の１回転が完了すると
、プラテン２２は元の位置ｉζ戻る。

このような動作により、プラテン２２はスキャンニング
範囲ｌこ対応して往復運動する。

この場合、リンク１４の回転軸１４の回転速度特性は第
２図１こ示したようなものとなるため、プラテン２３の
直線往復運動の速度変化も正弦波特性を示すものとなり
、直線往復運動の立上りゃ立下りがスムーズなものとな
る。これによって、スキャンユング時の振動や衝撃は極
めて小さなものさなる。さらｌこ振動や衝撃が小さくな
ることにより、往復運動の切換位置で機械的なすべりゃ
スキップも生じることはなくなり、原画のスキャンニン
グ範囲の誤差も小さく抑えることができる。また、クラ
ッチや減速装置が不要となり、構成を簡単にすることが
でき、安価なものとすることができる。

この場合、光源２６の光量および感光ドラム１８への感
光濃度（電荷量）を回転スライダクランク機構における
固定軸１６の運動速度の変化特性に対応して制御するこ
とにより、複写画像の画質をさらに高めることができる
。

なお、この実施例ではプラテンを往復運動させたが、光
源を往復運動させても全く同様な効果が得られるもので
ある。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、プラテンまたは光
源を往復運動させる機構として回転スライダクランク機
構を用いているため、簡単にして安価な構成で原画をス
キャンニングすることができ、さらにスキャンユング時
の振動や衝撃が小さいスムーズな往復運動が得られ、ス
キャンニング範囲の誤差を小さく抑えることができるな
どの優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明番ご用いる回転スライダクランク機構の
一例を示す図、第２図は回転スライダ機構におけるリン
クの固定軸の回転変位と速度との関係を示す特性図、第
３図は本発明の一実施例を示す構成図である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）プラテンまたは光源の往復運動によって原画をス
   キャンニングして感光ドラムに転写する電子複写機のス
   キャン装置において、回転源の回転運動速度を正弦波状
   の回転運動特性に変換する回転スライダクランク機構を
   設け、該機構におけるすべりベアの固定軸回転運動によ
   りプラテンまた社光源を往復運動させて原画をスキャン
   ニングすることを特徴とする電子複写機のスキャン装置
   。
2. （２）　プラテンまたは光源の往復運動によって原画を
   スキャンニングして感光ドラムに転写する電子複写機の
   スキャン装置において、回転源の回転運動速度を正弦波
   状の回転運動特性に変換する回転スライダクランク機構
   を設け、該機構におけるすべりベアの固定軸の回転運動
   −こよりプラテンまたは光源を往復運動させて原画をス
   キャンニングすると共に光源の光量および感光ドラムへ
   の感光濃度を往復運動速度に対応して制御することを特
   徴とする電子複写機のスキャン装置。