JP2557102B2 - 大容量ram及びその周辺回路のチェック方法 - Google Patents
大容量ram及びその周辺回路のチェック方法Info
- Publication number
- JP2557102B2 JP2557102B2 JP1088042A JP8804289A JP2557102B2 JP 2557102 B2 JP2557102 B2 JP 2557102B2 JP 1088042 A JP1088042 A JP 1088042A JP 8804289 A JP8804289 A JP 8804289A JP 2557102 B2 JP2557102 B2 JP 2557102B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ram
- data
- rom
- address
- block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
Description
装されたRAM(ランダム・アクセス・メモリ)及びこのR
AMをアクセスするための周辺回路のチェック方法の改良
に関するものであって、特にRAMの容量がROM(リード・
オンリー・メモリ)に対して格段と大きい場合のチェッ
ク方法に関する。
野において、近年RAMに大量のデータを蓄積する方式が
多く採用されている。そして、このような機器において
は、大容量のRAM及びその周辺回路を充分にチェックす
ることが機器の信頼性向上の上での大きな役割を果たし
ている。
源のオン時にプログラムによりチェックされる。このチ
ェック方法としては従来より数多くのものが提案されて
いる。
なるRAMに特定のデータ、例えば16進数であるFFデータ
を書き込み、その直後にRAMデータを読み出してFFデー
タであることをチェックし、次に同じアドレスにやはり
16進数の00データを書き込み、その直後にRAMデータを
読み出して00データであることをチェックするというこ
とを、チェックの対象となるRAMの全容量に対し実行
し、異常を発見するという方法がある。
含むROMデータをアドレス順で順番にRAMに転送して書き
込み、転送終了後、RAMよりアドレス順で読み出し、こ
の読み出されたRAMデータと転送元のROMデータを比較照
合してチェックを行う方法も知られている。
ドレス空間の一例を示す。
レスの信号線であるA1信号が常に、論理=“0"であった
とすると、例えば、2番地をチェックしたとき、実際に
は0番地がアクセスされて読出しと書き込みが行われ
る。以下同様に3番地が1番地、6番地が4番地、7番
地が5番地となる。
しても別な0番地をアクセスし、しかもチェックしたデ
ータが一致していればRAMとその周辺回路は正常である
と判断してしまい、実際には存在する周辺回路の異常が
発見されない。
は全くアクセスされず、チェックが行われないことにな
ってしまう。
送終了後全データを読み出してROMデータと照合チェッ
クする方法について、第6図を参照して説明する。
時、論理“0"であるとすると、2番地へ転送するはずの
データ3Eが0番地へ転送されてしまい、0番地のデータ
が既に書き込まれているD3から3Eへと書き替えられてし
まう。同様の現象は3番地が1番地、6番地が4番地、
7番地が5番地というようにして生じる。
照合チェックした際に、例えば0番地については、RAM
データが3EでROMデータがD3であるから両者が一致せ
ず、簡単にチェックにひっかかりRAMエラーと判断され
る。
定付きで有効であって、(ROM容量)<(RAM)の容量)
の場合には不具合が発生する。
は、第7図のようにRAM容量の何分の1かに過ぎない
(n+1)個のROMデータを順番に書き込むことを繰り
返すので、RAMには、(n+1)個のROMデータが各ブロ
ックについて全く対称な形で書き込まれる複数のブロッ
クがROMの容量に対応して形成されることになる。そし
て、その結果、例えば、RAMの各番地が最後の2桁をブ
ロック番地として指定されるとし、第1ブロックが(00
……00)で第2ブロックが(01……00)であるとした場
合に、Alが何らかの異常により常に0であるとすると、
第2ブロックにアクセスするつもりでも、第1ブロック
にアクセスしてしまう。つまり、第2ブロックについて
はチェックが行われず、しかも、第2ブロックにアクセ
スするつもりで結果として第1ブロックにアクセスする
ことは、ブロック内での番地指定に異常を生じていない
限り、照合されるデータが常に一致するのでエラーとし
てとらえられることはない。
異常の状態によってはそれが見過ごされることがあると
いうことである。
場合でも異常が見過ごされることのないようなチェック
方法を提供しようとするものである。
に転送して書き込み、転送終了後はROMデータとRAMデー
タをアドレス順に順次読み出し、転送元のROMデータと
読み出したRAMデータの一致、不一致を照合することに
よりRAM及びその周辺回路の正常・異常を判断するにつ
いて、ROMより格段に大きい容量のRAMをROMの容量に対
応する容量のブロックに分割し、このブロックに基づい
て前記処理を行う大容量RAM及びその周辺回路のチェッ
ク方法に於いて、ROMのアドレスをループ化し、RAMにお
けるブロックが替わる毎に前のブロックにおけるアドレ
スに1を加算したアドレスでROMデータを該当のブロッ
クに転送するようにすることにより、ブロック内での先
頭アドレスに転送されるROMデータのアドレスがブロッ
ク毎に順次1アドレス分ずれるようにし、各ブロック間
で対応する各ブロック内アドレスに同じデータが重畳す
ることはないようにして全ブロックにROMデータを書き
込み、この書き込みが終了したら、各ブロックごとにRA
Mデータを読み出すと共に、RAM及びROMそれぞれのアド
レスを再設定し、転送時と同様にアドレスを更新しなが
らRAMデータとROMデータの照合を各ブロックについて行
なうことを特徴とする大容量RAM及びその周辺回路のチ
ェック方法を提供する。
データがブロック内の対応するアドレスに重畳すること
はないので、もし何らかの異常によりブロックを間違え
てアクセスするようなことがあると、照合時にROM、RAM
の両データが当然に一致しないので、必ずこの異常を検
出し得る。したがって、前述した従来技術におけるよう
な異常の見過ごしということがない。
ると、nバイトの容量のブロックがn個設定される範囲
の容量、つまりn2バイトの容量のRAMのチェックが可能
であり、例えば、ROMの容量を16キロバイト(KB)とす
ると(16KB)2=256メガバイトと言った大容量のRAMの
チェックが可能となる。
る。
明が実施されるシステムの一例を示す概略構成図であ
る。このシステムのRAM3はROM2の容量に対して格段と大
きい容量を持つものである。
ログラムによりRAM3にROM2の全プログラムを含むROMデ
ータを共通バス4を介して転送して書き込み、以後読み
出して比較照合することにより、RAM3及びその周辺回路
のチェックであるRAMチェックを行い、異常があれば表
示器DSP5に表示して知らせる。
タを表した図である。実際のシステムではROM2はキロバ
イト単位の容量を持つのが普通であるが説明の便宜にた
めに、ここでは簡略化してROMの容量は8バイトで示し
てある。
中にデータ1からデータ8までが、アドレスを2進数の
000から111として順番に格納されているものとする。
れた状態を示す図であって、RAMの容量はROM容量の4倍
の32バイトである。この図において、32バイトであるの
でRAMの容量はROMの容量に対応して4分割され、第1ブ
ロックから第4ブロックまでとなる。RAMのアドレスは
2進数の00000から11111までとなり、最初の3桁がブロ
ック内のアドレスで、各ブロックで共通となり、最後の
2桁はブロックのアドレスで4ブロックあるから00から
11までとなる。
ROMデータが第1ブロック内のアドレスに応じて順にデ
ータ1からデータ8まで順次書き込まれる。しかし、第
2ブロックに転送する際には、第1ブロックについて用
いたアドレスに1を加算したアドレスでROM2のデータを
読み出し、同様に第2ブロック内に第2ブロック内のア
ドレスに応じて順次書き込む。つまり、この場合には、
先頭で転送されるROMデータはデータ2となり最後のROM
データはデータ1となる。以下、同様にして、ブロック
3では、データ3が先頭となりデータ2が最後となり、
ブロック4では、データ4が先頭となりデータ3が最後
となる。すなわち、ROMデータの転送については、一つ
のブロックが終了するごとに前のブロックで用いたアド
レスに1を加算するようにし、8個のアドレスをループ
化しているということである。
的に示せば、第1ブロックについては〔(000)(001)
(010)(011)(100)(101)(110)(111)〕で、第
2ブロックについては〔(001)(010)(011)(100)
(101)(110)(111)(000)〕となり、以下同様に、
第3ブロックについては〔(010)(011)(100)(10
1)(110)(111)(000)(001)〕で、第4ブロック
については〔(011)(100)(101)(110)(111)(0
00)(001)(010)〕となる。
ブロックまで同じデータが各ブロックについて対応する
ブロック内アドレスにおいて重畳することはない。
変わる毎にブロック内の各アドレスに他のブロックとは
異なるROMデータを書き込むようにする方法では、ROMの
容量をnバイトとすると、RAMにはnバイトの容量のブ
ロックをn個設定可能となるので、最大n2バイトの容量
を持つRAM、例えばROMの容量を16キロバイト(KB)とす
ると(16KB)2=256メガバイトの大容量のRAMのチェッ
クが、上述した従来方法におけるようなチェック漏れな
く、可能となる。
後読出して比較照合するRAMチェックのフローチャート
である。このフローチャート(以下フローという)にお
いて流れは大きく4つの部分からなる。
を行い、(B)ではROMよりデータを読出してRAMに転送
することを各々のアドレスを更新(加算)しつつ、つま
りROMよりデータを各アドレス毎に読出してRAMのブロッ
ク内の各アドレスに転送することを1ブロック分行う。
また、(C)では次のブロックのためにROMアドレスを
前述したループ状に更新している。そして、(D)では
転送しRAMに書き込まれたデータを逆の手順により読出
してチェックするものである。
ロー中の各数字はステップを表している。
第3図の00000番地である。続いて転送元のROMの先頭ア
ドレスを設定する(102)。これは第2図の000番地であ
る。その後、ROMから1バイト読出し、RAMに転送し書き
込むと共に(103)、ROMとRAMの各々のアドレスに1を
加算しながら(104、105、ROM内の全データをRAMの1つ
のブロックに転送し1ブロックを終了する(106)。
が、終了していなければROMのアドレスに1を加算して
アドレスを更新する(108)。このステップ108ではRAM
への1ブロック転送毎にROMのアドレスを前述のように
ループ状に更新する。この結果、第3図で説明したよう
にRAMの次のブロックの先頭アドレスにはROMデータが1
バイト分ずれて転送される。
には、第3図の例では3回繰り返し、ステップ107に至
り全ブロック終了かを判断し、終了ならばステップ109
に進む。
しを始め、RAM、ROMのアドレスを再設定し、ROMデータ
の(B)における転送時と同様にアドレスを更新しなが
らROMデータとRAMデータの比較照合チェックをRAMの容
量の全領域にわたって行い、異常があれば第1図の表示
器DSP5に表示して知らせる。正常であればシステムの運
用開始となる。
をループ化し、ブロックが替わる毎に前のブロックにお
けるアドレスに1を加算したアドレスでROMデータを転
送するようにすることにより、ブロック内での先頭アド
レスに転送されるROMデータのアドレスがブロック毎に
順次1アドレス分ずれるようにし、各ブロック間で対応
する各ブロック内アドレスに同じデータが重畳すること
はないようにしているので、たとえ(ROM容量)<(RAM
の容量)の場合でも異常を見過ごすということなく、し
かも、ROM容量をnバイトとすると、nバイトの容量の
ブロックがn個設定される範囲の容量、つまりn2バイト
という大容量のRAMのチェックが可能である。
Mに大量のデータを蓄積する方式を採用する機器におけ
る信頼性をより一層向上させることができる。
例を示す概略構成図、 第2図はROMアドレスとROMデータの一例を表した図、 第3図はROMデータがRAMに転送されて書き込まれた状態
を示す図、 第4図はROMデータをRAMに転送し、書き込み、その後読
出して照合するRAMチェックのフローチャート図、 第5図は従来のチェック方法におけるRAMアドレス空間
図、 第6図は従来の他のチェック方法におけるRAMアドレス
空間図、そして 第7図は第6図のチェック方法においてROMデータがRAM
に転送されて書き込まれた状態を示す図である。 1……CPU、2……ROM、3……RAM、4……共通バス、
5……表示器(DSP)
Claims (1)
- 【請求項1】ROMデータをROMのアドレス順に順次RAMに
転送して書き込み、転送終了後はROMデータとRAMデータ
をアドレス順に順次読み出し、転送元のROMデータと読
み出したRAMデータの一致、不一致を照合することによ
りRAM及びその周辺回路の正常・異常を判断するについ
て、ROMより格段に大きい容量のRAMをROMの容量に対応
する容量のブロックに分割し、このブロックに基づいて
前記処理を行う大容量RAM及びその周辺回路のチェック
方法に於いて、ROMのアドレスをループ化し、RAMにおけ
るブロックが替わる毎に前のブロックにおけるアドレス
に1を加算したアドレスでROMデータを該当のブロック
に転送するようにすることにより、ブロック内での先頭
アドレスに転送されるROMデータのアドレスがブロック
毎に順次1アドレス分ずれるようにし、各ブロック間で
対応する各ブロック内アドレスに同じデータが重畳する
ことはないようにして全ブロックにROMデータを書き込
み、この書き込みが終了したら、各ブロックごとにRAM
データを読み出すと共に、RAM及びROMそれぞれのアドレ
スを再設定し、転送時と同様にアドレスを更新しながら
RAMデータとROMデータの照合を各ブロックについて行な
うことを特徴とする大容量RAM及びその周辺回路のチェ
ック方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1088042A JP2557102B2 (ja) | 1989-04-10 | 1989-04-10 | 大容量ram及びその周辺回路のチェック方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1088042A JP2557102B2 (ja) | 1989-04-10 | 1989-04-10 | 大容量ram及びその周辺回路のチェック方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02267800A JPH02267800A (ja) | 1990-11-01 |
JP2557102B2 true JP2557102B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=13931771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1088042A Expired - Fee Related JP2557102B2 (ja) | 1989-04-10 | 1989-04-10 | 大容量ram及びその周辺回路のチェック方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2557102B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011125374A (ja) * | 2009-12-15 | 2011-06-30 | Daito Giken:Kk | 遊技台 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0821006B2 (ja) * | 1988-10-06 | 1996-03-04 | 株式会社東芝 | Ramチェック方法 |
-
1989
- 1989-04-10 JP JP1088042A patent/JP2557102B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02267800A (ja) | 1990-11-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4393500A (en) | Method of modifying data stored in non-volatile memory and testing for power failure occurring during modification | |
US6546517B1 (en) | Semiconductor memory | |
US20080016415A1 (en) | Evaluation system and method | |
US6381686B1 (en) | Parallel processor comprising multiple sub-banks to which access requests are bypassed from a request queue when corresponding page faults are generated | |
CN109952565A (zh) | 内存访问技术 | |
US4368532A (en) | Memory checking method | |
JPS61114353A (ja) | 要求時ペ−ジングメモリを有するデジタルデ−タ処理システムのアクセス照合構成体 | |
CN114051611A (zh) | 用于非连续存储器的dma分散和聚集操作 | |
JPH02234242A (ja) | 部分書込み制御装置 | |
JP2557102B2 (ja) | 大容量ram及びその周辺回路のチェック方法 | |
JP2021515308A (ja) | デバイスをデバッグするときにメタデータにアクセスするための装置及び方法 | |
JPS6129024B2 (ja) | ||
US20020157047A1 (en) | Logical verification apparatus and method for memory control circuit | |
JPS6218063B2 (ja) | ||
JP2954666B2 (ja) | メモリチェック方式 | |
JPH0210446A (ja) | バッファ記憶装置 | |
JPS59158450A (ja) | プログラムテスト装置 | |
JPH01194046A (ja) | メモリアクセス方式 | |
JPS61214039A (ja) | キヤツシユメモリ | |
JPS63278162A (ja) | 情報処理装置におけるエラ−訂正装置 | |
JPH02207355A (ja) | メモリ読出し方式 | |
JPS6120160A (ja) | アドレツシング例外検出方式 | |
JPS6195464A (ja) | デ−タ保護方式 | |
JPH0512071A (ja) | トレース回路 | |
JPH01119843A (ja) | アドレス変換装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905 Year of fee payment: 12 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905 Year of fee payment: 12 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |