JP2557099Y2 - プラグ製造用成形体と電子部品内蔵型プラグ - Google Patents

プラグ製造用成形体と電子部品内蔵型プラグ

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JP2557099Y2 JP1991091463U JP9146391U JP2557099Y2 JP 2557099 Y2 JP2557099 Y2 JP 2557099Y2 JP 1991091463 U JP1991091463 U JP 1991091463U JP 9146391 U JP9146391 U JP 9146391U JP 2557099 Y2 JP2557099 Y2 JP 2557099Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ノイズフィルタ素子等
の電子部品を内蔵する電子部品内蔵型プラグを製造する
場合に使用するプラグ製造用成形体と電子部品内蔵型プ
ラグに係り、特に、内蔵される電子部品の固定構造を改
良することにより、製造を容易にするとともに、組立に
要する部品点数を減少させて、軽量・小型化及びコスト
の低減を図ったものに関する。
【0002】
【従来の技術】電子部品内蔵型プラグとしては、例え
ば、特開平2−10674号公報に示すようなものがあ
る。これを図7に示す。ここに示す電子部品内蔵型プラ
グの場合には、ノイズフィルタ素子101を保持するノ
イズフィルタ組付部材103があり、このノイズフィル
タ組付部材103には、コード105が付属されてい
る。一方、ベース部材107があり、このベース部材1
07には一対のプラグ端子109、109’が保持され
ている。
【0003】そして、プラグを製造する場合には、ノイ
ズフィルタ素子101を保持したノイズフィルタ組付部
材103を、プラグ端子109、109’を保持したベ
ース部材107に取付けて、必要な電気的接続を施す。
その状態で全体を図示しない型内に配置して、絶縁性樹
脂を射出成形して外套体111を構成する。それによっ
て、最終的な電子部品内蔵型プラグを得るものである。
【0004】又、別の電子部品内蔵型プラグとして、例
えば、特開昭62−20270号公報に示すようなもの
がある。これを図8に示す。ここに示す電子部品内蔵型
プラグの場合には、まず、プラグアングル201があ
り、このプラグアングル201の一端側にはコード20
3が取付けられており、又、他端側にはプラグ端子20
5、205’が取付けられている。又、プラグアングル
201には、ノイズフィルタ素子207が保持されてい
る。
【0005】そして、プラグを製造する場合には、一端
側にコード203を備えるとともに、他端側にプラグ端
子205、205’を備えたプラグアングル201内
に、ノイズフィルタ素子207を内装する。その状態で
図示しない型内に配置して、絶縁性樹脂を射出成形して
外套体211を構成する。それによって、最終的な電子
部品内蔵型プラグを得るものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。まず、電子部品内蔵型プラ
グを製造する場合には、絶縁性樹脂の射出成形時におい
て、内蔵する電子部品が射出時の圧力によって不用意に
移動したり、破損するようなことを避ける必要があり、
そのためには電子部品をその移動を規制した状態で保持
する必要がある。そこで、既に述べた従来のものにあっ
ては、ノイズフィルタ組付部材103を使用したり、或
いは、プラグアングル201を使用する等の方法によ
り、電子部品としてのノイズフィルタ素子101、20
7を強固に保持するようにしている。しかしながら、従
来のノイズフィルタ素子101、207の保持構造は極
めて複雑である。すなわち、図から明らかなように、ノ
イズフィルタ組付部材103或いはプラグアングル20
1の形状は決して単純なものではなく、複数箇所に凸部
或いは凹部を設けた複雑な形状になっている。このよう
な複雑な形状のものを製造することはそれだけで大変な
ことであり、電子部品内蔵型プラグの製造を困難なもの
としていた。
【0007】又、上記ノイズフィルタ組付部材103或
いはプラグアングル201を使用することにより、プラ
グ自体の大型化を誘発していた。特に、電子部品内蔵型
プラグの場合には、電子部品を内蔵しているだけでプラ
グとしては大型化を余儀無くされており、比較的大型で
複雑な形状をした上記ノイズフィルタ組付部材103或
いはプラグアングル201の使用により、そのようなプ
ラグの大型化を加速する結果になっていた。
【0008】本考案はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、従来のような比較的大
型であって複雑な形状をなした樹脂製ケースを要するこ
となく、電子部品の所定位置への保持を可能とし、それ
によって、プラグの製造を容易なものとするとともに、
軽量・小型化及びコストの低減を図ることを可能にする
プラグ製造用成形体と電子部品内蔵型プラグを提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願考案によるプラグ製造用成形体は、一対のプラグ端
子が貫通される一対の貫通穴を備えるとともに該一対の
貫通穴の間に電子部品を嵌合させその全周を側壁によっ
て囲まれたボックス状凹部を備えたことを特徴とするも
のである。
【0010】又、本願考案による電子部品内蔵型プラグ
は、請求項1記載のプラグ製造用成形体を配置し、上記
プラグ製造用成形体の一対の貫通穴に一対のプラグ端子
を貫通させるとともに、ボックス状凹部に電子部品を嵌
合し、その状態で所定の型内に配置して絶縁性樹脂によ
る射出成形によって外套体を構成してなることを特徴と
するものである。
【0011】
【作用】まず、プラグ製造用成形体は、一対のプラグ端
子が貫通される一対の貫通穴の間にボックス状凹部を形
成し、このボックス状凹部内に電子部品を嵌合させるよ
うにしたものである。このようなプラグ製造用成形体を
使用すれば、従来のように、電子部品を所定の場所に固
定するための複雑な形状をした樹脂ケースが不要とな
り、プラグの製造が容易になるとともに、部品点数の減
少により軽量・小型化及びコストの低減を図ることがで
きる。
【0012】又、本願考案による電子部品内蔵型プラグ
は、本願考案によるプラグ製造用成形体を使用して製造
されたものであり、部品点数が少ない構成であるので、
軽量・小型であって低コストのものである。
【0013】
【実施例】以下、図1乃至図6を参照して本考案の第1
実施例を説明する。まず、プラグ製造用成形体1があ
り、このプラグ製造用成形体1は、図5、図6にも示す
ように、略直方体をなしていて、図中左右両側に、プラ
グ端子5、5’が通る貫通穴3、3’を備えている。
又、プラグ製造用成形体1の図中左右方向中央部には、
ボックス状凹部7が形成されている。このボックス状凹
部7には、電子部品9が嵌合・固定される。尚、電子部
品9としては、図1乃至図3に示すようなノイズフィル
タ素子や、図6に示すようなコンデンサ等が予想される
が、それに限定されるものではない。
【0014】上記ボックス状凹部7は、図5、図6に示
すように、四方を側壁31によって囲まれている。電子
部品9と凹部7の内壁との間にある程度の隙間があり、
嵌合させることにより強固に固定するような構成にはな
っていない。
【0015】上記プラグ端子5、5’は、それぞれコー
ド13、13’に接続されており、又、電子部品9は、
これらプラグ端子5、5’間に配置されていて、それぞ
れリード線15、15’を介して、導体17、17’に
接続されている。
【0016】次に、既に説明した構成部品を使用して電
子部品内蔵型プラグとして完成させる工程を説明する。
まず、図1に示すように、プラグ端子5、5’を、プラ
グ製造用成形体1の貫通穴3、3’に通すとともに、電
子部品9をプラグ製造用成形体1のボックス状凹部7内
に嵌合・固定する。これによって、電子部品9は所定位
置に保持されたことになる。後は、その状態で、図示し
ない型内に配置して、絶縁性樹脂を射出して外套体25
を成形する。つまり、外套体25によって、図2に示す
状態のものを包囲するように固めるものである。これ
で、電子部品内蔵型プラグを完成させることができる。
その状態を図2、図3に示す。
【0017】又、プラグ製造用成形体1に段部21を挟
んで端面23を突設させている。この端面23を、外套
体25を射出成形により構成した場合に、プラグの端面
としてそのまま機能させるようにしたものである。その
際、上記段部21があることにより、外套体25と成形
体1との結合構造がより強固なものとなる。つまり、プ
ラグを外套体25を掴んで抜こうとした場合、その引張
力が段部21を介して成形体1側にも確実に作用するこ
とになる。つまり、プラグの引張強度を向上させること
ができるものである。
【0018】又、図2に示す場合においては、電子部品
9とは別の電子部品(フェライトコア)27を内蔵させ
ている。この電子部品27は、コード13、13’を挿
通するように配置されている。このように、コード1
3、13’を使用して固定するようにしてもよい。
【0019】以上本実施例によると次のような効果を奏
することができる。まず、従来必要とされていた、樹脂
製ケース、すなわち、電子部品9を所定の位置に保持す
るための樹脂製ケースを不要にすることができる。これ
は、プラグ端子5、5’を保持するプラグ製造用成形体
1に電子部品9を保持するボックス状凹部7を設け、電
子部品9をボックス状凹部7に嵌合させるだけで、その
位置を保持するように構成したからである。よって、プ
ラグの製造が容易になるとともに、樹脂製ケースをなく
したことにより、プラグが軽量・小型化されたものであ
り、又、コストも低減されたものである。又、凹部7が
ボックス状になっているので、電子部品9がボックス状
凹部7に対して僅かに小さな寸法関係にあっても、その
取付位置がずれるようなことはない。又、射出成形時に
は樹脂は後方から挿入されるので、それによって、電子
部品9が不用意に移動するようなこともない。さらに、
ボックス状凹部7の側壁31の存在によつて、外面と電
子部品9との間に絶縁距離を確実に確保できるという利
点もある。
【0020】尚、本考案は前記各実施例に限定されるも
のではない。まず、内蔵する電子部品としては、ノイズ
フィルタ素子、コンデンサ以外にも様々なものがあり、
それを特に限定するものではない。又、その数も任意で
あり、例えば、前記各実施例で示した電子部品9を二個
以上並列配置して内蔵する場合には、電子部品9を二個
以上隣接して嵌合・固定できる大きさのボックス状凹部
7を構成したり、或いは、二個以上のボックス状凹部7
を別々に形成して、それぞれのボックス状凹部7に一個
の電子部品9を嵌合・固定させるようにしてもよい。
【0021】
【考案の効果】以上詳述したように本考案によるプラグ
製造用成形体と電子部品内蔵型プラグによると、従来の
ように、複雑な形状をなした樹脂製ケースを必要とする
ことなく、電子部品を所定の場所に固定することができ
るので、製造が容易になるとともに、部品点数の減少に
よって軽量・小型化及びコストの低減を図ることができ
る。又、凹部がボックス状になっているので、電子部品
がボックス状凹部に対して僅かに小さな寸法関係にあっ
ても、その取付位置がずれるようなことはない。又、射
出成形時には樹脂は後方から挿入されるので、それによ
って、電子部品が不用意に移動するようなこともない。
さらに、ボックス状凹部の側壁の存在によって、外面と
電子部品との間に絶縁距離を確実に確保できるという利
点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図で電子部品内蔵型プ
ラグの組立時の平面図である。
【図2】本考案の一実施例を示す図で電子部品内蔵型プ
ラグの平断面図である。
【図3】本考案の一実施例を示す図で電子部品内蔵型プ
ラグの側断面図である。
【図4】本考案の一実施例を示す図で電子部品内蔵型プ
ラグの正面図である。
【図5】本考案の一実施例を示す図でプラグ製造用成形
体の斜視図である。
【図6】本考案の一実施例を示す図でプラグ製造用成形
体のボックス状凹部内に電子部品を嵌合させた状態を示
す斜視図である。
【図7】従来例を示す図で電子部品内蔵型プラグの平断
面図である。
【図8】従来例を示す図で電子部品内蔵型プラグの平断
面図である。
【符号の説明】
1 成形体(プラグ製造用成形体) 3 貫通穴 3’貫通穴 5 プラグ端子 5’プラグ端子 7 ボックス状凹部 9 (電子部品 31 側壁

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のプラグ端子が貫通される一対の貫
    通穴を備えるとともに該一対の貫通穴の間に電子部品を
    嵌合させその全周を側壁によって囲まれたボックス状
    部を備えたことを特徴とするプラグ製造用成形体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプラグ製造用成形体を配
    置し、上記プラグ製造用成形体の一対の貫通穴に一対の
    プラグ端子を貫通させるとともに、ボックス状凹部に
    子部品を嵌合し、その状態で所定の型内に配置して絶縁
    性樹脂による射出成形によって外套体を構成してなるこ
    とを特徴とする電子部品内蔵型プラグ。
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