JP2557021Y2 - ワイパーブレードの連結具 - Google Patents
ワイパーブレードの連結具Info
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- JP2557021Y2 JP2557021Y2 JP1993022490U JP2249093U JP2557021Y2 JP 2557021 Y2 JP2557021 Y2 JP 2557021Y2 JP 1993022490 U JP1993022490 U JP 1993022490U JP 2249093 U JP2249093 U JP 2249093U JP 2557021 Y2 JP2557021 Y2 JP 2557021Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、先端を略U字状に折曲
げて折曲げ部分をワイパーブレード連結部とした型式の
ワイパーアームにワイパーブレードを回動自在に連結す
るための連結具の構造に関する。
げて折曲げ部分をワイパーブレード連結部とした型式の
ワイパーアームにワイパーブレードを回動自在に連結す
るための連結具の構造に関する。
【0002】
【従来技術】図1は、ワイパーアーム1の先端にワイパ
ーブレード2を連結した状態の全体図を示す。このワイ
パーブレードー2は、周知のように、車両のフロントウ
ィンドガラス面に接して摺動するゴム製のラバーリボン
3をリボンホルダー4が保持し、このリボンホルダー4
が副ステー5の先端によって保持され、さらにこの副ス
テー5を主ステー6の先端で連結する構造となってい
る。このワイパーブレード2の中央部分には、連結具1
0を介してワイパーアーム1の先端が連結されている。
ーブレード2を連結した状態の全体図を示す。このワイ
パーブレードー2は、周知のように、車両のフロントウ
ィンドガラス面に接して摺動するゴム製のラバーリボン
3をリボンホルダー4が保持し、このリボンホルダー4
が副ステー5の先端によって保持され、さらにこの副ス
テー5を主ステー6の先端で連結する構造となってい
る。このワイパーブレード2の中央部分には、連結具1
0を介してワイパーアーム1の先端が連結されている。
【0003】このような連結具10は、ワイパーアーム
1の動きどうりにワイパーブレード2を動かす機能をも
つものでなければならない。さらに、この連結具10は
ワイパーブレード2を交換したり、手入れを行うときな
どはワイパーアーム1から容易に着脱でき、しかもワイ
パーブレード2を装着した時には確実にワイパーアーム
1とワイパーブレード2との離脱を防ぐ機能をもつもの
として構成されなければならない。先端を略U字状に折
曲げて折曲げ部分をワイパーブレード連結部1Aとした
型式のワイパーアーム1にワイパーブレード2を回動自
在に連結する連結具10であって、上記したような要求
を満たす連結具10を、本件出願人は既に実願昭62−
37907号として出願し実開昭63−145752号
公報に公開されている。この連結具10を図2に示す。
1の動きどうりにワイパーブレード2を動かす機能をも
つものでなければならない。さらに、この連結具10は
ワイパーブレード2を交換したり、手入れを行うときな
どはワイパーアーム1から容易に着脱でき、しかもワイ
パーブレード2を装着した時には確実にワイパーアーム
1とワイパーブレード2との離脱を防ぐ機能をもつもの
として構成されなければならない。先端を略U字状に折
曲げて折曲げ部分をワイパーブレード連結部1Aとした
型式のワイパーアーム1にワイパーブレード2を回動自
在に連結する連結具10であって、上記したような要求
を満たす連結具10を、本件出願人は既に実願昭62−
37907号として出願し実開昭63−145752号
公報に公開されている。この連結具10を図2に示す。
【0004】即ち、本件出願人がすでに出願した上記考
案の連結具10は、図2に示すとおりワイパーブレード
2の主ステー6の中央部に、長手方向に沿って両側壁1
1をを設け、該両側壁11間にコネクター12とホルダ
ー13を回動自在に対向して装着した構成のものであ
る。このコネクター12はワイパーアーム1の先端の略
U字状に折曲げた部分の内側に嵌着できるように先頭部
分の断面が略U字状に形成されている。ワイパーアーム
1は、その先端を略U字状に折曲げた部分の内側が前記
コネクター12を嵌合する連結部14として形成してい
る(以下単にワイパーアームの連結部1Aと言う)。ま
た、コネクター12に対向して回動自在に設けられたホ
ルダー13は、コネクター12を嵌着したワイパーアー
ム1の連結部1Aの外面を押圧する機能を発揮する押圧
面13Aを有するものとして設けられている。この押圧
状態は、ホルダー13の押圧面13Aを分岐して形成さ
れたバネ性を有するレバー13Bが、連結具10の一方
の側壁11に形成された係止溝11Aに係止することで
維持される。この係止溝11Aには係止突片11Bが設
けられ、前記レバー13Aが係止溝11Aの係止突片1
1Bを乗り越え係止溝11A底部に位置することで、ワ
イパーアーム1とワイパーブレード2との離脱を確実に
防止する。また、レバー13Bを撓ませることで係止溝
11Aの係止突 片11Bから外し、ホルダー13を上向
きに回動してコネクター12を嵌合したワイパーアーム
1の連結部1Aに対する押圧を解除し、ワイパーアーム
1の内側に嵌合されたコネクター12をワイパーアーム
からはなすことによって、ワイパーブレード2の取外し
ができるようになっている。
案の連結具10は、図2に示すとおりワイパーブレード
2の主ステー6の中央部に、長手方向に沿って両側壁1
1をを設け、該両側壁11間にコネクター12とホルダ
ー13を回動自在に対向して装着した構成のものであ
る。このコネクター12はワイパーアーム1の先端の略
U字状に折曲げた部分の内側に嵌着できるように先頭部
分の断面が略U字状に形成されている。ワイパーアーム
1は、その先端を略U字状に折曲げた部分の内側が前記
コネクター12を嵌合する連結部14として形成してい
る(以下単にワイパーアームの連結部1Aと言う)。ま
た、コネクター12に対向して回動自在に設けられたホ
ルダー13は、コネクター12を嵌着したワイパーアー
ム1の連結部1Aの外面を押圧する機能を発揮する押圧
面13Aを有するものとして設けられている。この押圧
状態は、ホルダー13の押圧面13Aを分岐して形成さ
れたバネ性を有するレバー13Bが、連結具10の一方
の側壁11に形成された係止溝11Aに係止することで
維持される。この係止溝11Aには係止突片11Bが設
けられ、前記レバー13Aが係止溝11Aの係止突片1
1Bを乗り越え係止溝11A底部に位置することで、ワ
イパーアーム1とワイパーブレード2との離脱を確実に
防止する。また、レバー13Bを撓ませることで係止溝
11Aの係止突 片11Bから外し、ホルダー13を上向
きに回動してコネクター12を嵌合したワイパーアーム
1の連結部1Aに対する押圧を解除し、ワイパーアーム
1の内側に嵌合されたコネクター12をワイパーアーム
からはなすことによって、ワイパーブレード2の取外し
ができるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、本件出
願人が先に出願した従来型の連結具10のホルダー13
は、図2から明らかなとおり、ホルダー13の押圧面1
3Aにレバー13Bを分岐状態で一体に設け、これが直
接コネクター12を嵌着したワイパーアーム1の連結部
1Aに当接する構成から成り、このレバー13Bは押圧
面13Aと一緒になってコネクター12を嵌着したワイ
パーアーム1の連結部1Aの外面を押圧すると言う以外
に特別の配慮がはらわれなかった。また、その押圧にゆ
とりがなく、ホルダー13の下向き回動を抑制する配慮
がなされていなかった。従って、自動車の走行中の振
動、風圧による押圧等による経年変化等により、コネク
ター12を嵌着したワイパーアーム1の連結部1Aを押
圧する押圧が不完全な状態になることがあり、その押圧
が不完全になるとワイパーアーム1の連結部1Aとホル
ダー13の押圧面13Aとの間にガタが生じる恐れがあ
る。ガタが生じると、ワイパーアーム1を回動させワイ
パーブレード2によりフロントウィンドガラスを拭く際
に音が生じたり、ワイパーブレード2によるフロントウ
ィンドガラスの拭機能が十分に発揮できないことにな
る。
願人が先に出願した従来型の連結具10のホルダー13
は、図2から明らかなとおり、ホルダー13の押圧面1
3Aにレバー13Bを分岐状態で一体に設け、これが直
接コネクター12を嵌着したワイパーアーム1の連結部
1Aに当接する構成から成り、このレバー13Bは押圧
面13Aと一緒になってコネクター12を嵌着したワイ
パーアーム1の連結部1Aの外面を押圧すると言う以外
に特別の配慮がはらわれなかった。また、その押圧にゆ
とりがなく、ホルダー13の下向き回動を抑制する配慮
がなされていなかった。従って、自動車の走行中の振
動、風圧による押圧等による経年変化等により、コネク
ター12を嵌着したワイパーアーム1の連結部1Aを押
圧する押圧が不完全な状態になることがあり、その押圧
が不完全になるとワイパーアーム1の連結部1Aとホル
ダー13の押圧面13Aとの間にガタが生じる恐れがあ
る。ガタが生じると、ワイパーアーム1を回動させワイ
パーブレード2によりフロントウィンドガラスを拭く際
に音が生じたり、ワイパーブレード2によるフロントウ
ィンドガラスの拭機能が十分に発揮できないことにな
る。
【0006】本考案は、以上の問題点を解決するために
成されたもので、ワイパーアームとワイパーブレードと
の間にガタを生じることのない連結具を提供することを
目的とする。
成されたもので、ワイパーアームとワイパーブレードと
の間にガタを生じることのない連結具を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、ワイパーブレード(2)の主ステー(6)に、コ
ネクター(12)とホルダー(13)を両側壁(11)
間に対向して回動自在に配した連結具(10)を固定
し、該連結具(10)のコネクター(12)をワイパー
アーム(1)の先端をU字状に折り曲げて成る連結部
(1A)の内側に嵌合し、前記ホルダー(13)を以
て、コネクター(12)を嵌合したワイパーアーム
(1)の連結部(1A)を狭着させるワイパーブレード
(2)の連結具において、前記ホルダー(13)を断面
下向コ字状に形成し、ホルダー(13)の基部両側に軸
(14)を突設し、天井板(15)の先端部両側にスト
ッパー(20)を張設し、天井板(15)の先端は押圧
板(16)を下向きに形成し、前記ホルダー(13)の
両側壁(17)の一方の側壁(17)先端には、側壁
(17)の内側に向けた切欠部(18)を設け、他方の
側壁(17)先端には、前記一方の側壁に設けた切欠部
(18)に向かって該切欠部(18)を横切って突出す
るレバー(19)を設け、且つ両側壁(11)の両頂辺
には、前記ホルダー(13)の天井板(15)の両側に
配したストッパー(20)を嵌合する凹部(11Z)を
設け、他方の側壁(17)には、前記ホルダー(13)
に設けたレバー(19)を嵌め込む係止突片(11Y)
を穿設した係止溝(11X)を形成してなるワイパーブ
レードの連結具として構成した。
めに、ワイパーブレード(2)の主ステー(6)に、コ
ネクター(12)とホルダー(13)を両側壁(11)
間に対向して回動自在に配した連結具(10)を固定
し、該連結具(10)のコネクター(12)をワイパー
アーム(1)の先端をU字状に折り曲げて成る連結部
(1A)の内側に嵌合し、前記ホルダー(13)を以
て、コネクター(12)を嵌合したワイパーアーム
(1)の連結部(1A)を狭着させるワイパーブレード
(2)の連結具において、前記ホルダー(13)を断面
下向コ字状に形成し、ホルダー(13)の基部両側に軸
(14)を突設し、天井板(15)の先端部両側にスト
ッパー(20)を張設し、天井板(15)の先端は押圧
板(16)を下向きに形成し、前記ホルダー(13)の
両側壁(17)の一方の側壁(17)先端には、側壁
(17)の内側に向けた切欠部(18)を設け、他方の
側壁(17)先端には、前記一方の側壁に設けた切欠部
(18)に向かって該切欠部(18)を横切って突出す
るレバー(19)を設け、且つ両側壁(11)の両頂辺
には、前記ホルダー(13)の天井板(15)の両側に
配したストッパー(20)を嵌合する凹部(11Z)を
設け、他方の側壁(17)には、前記ホルダー(13)
に設けたレバー(19)を嵌め込む係止突片(11Y)
を穿設した係止溝(11X)を形成してなるワイパーブ
レードの連結具として構成した。
【0008】
【作用】本考案にかかる連結具は、連結具を構成するコ
ネクターを嵌合したワイパーアームの連結部を押圧する
ホルダーの押圧板に、弾性押圧機能を十分に発揮させ、
且つ、自動車の走行中の振動、風圧によりホルダーが下
向回動、上向回動したりして、ホルダーの押圧板による
コネクターを嵌着したワイパーの連結部の押圧状態が変
動するのを阻止するなど、連結具が経年変化等により押
圧力の低下してワイパーアームとワイパーブレードとの
間にガタが生じるのを阻止する。
ネクターを嵌合したワイパーアームの連結部を押圧する
ホルダーの押圧板に、弾性押圧機能を十分に発揮させ、
且つ、自動車の走行中の振動、風圧によりホルダーが下
向回動、上向回動したりして、ホルダーの押圧板による
コネクターを嵌着したワイパーの連結部の押圧状態が変
動するのを阻止するなど、連結具が経年変化等により押
圧力の低下してワイパーアームとワイパーブレードとの
間にガタが生じるのを阻止する。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図3〜図5におい
て説明する。本考案を実施する対象となるワイパーアー
ム1は、図4に図示するように先端を略U字状に折曲し
て成るもので、略U字状折曲部分をワイパーブレード2
の主ステー6の中央部に長手方向に向けて固定した連結
具10に配されたコネクター12との連結部1Aとして
形成する型式のワイパーアームである。
て説明する。本考案を実施する対象となるワイパーアー
ム1は、図4に図示するように先端を略U字状に折曲し
て成るもので、略U字状折曲部分をワイパーブレード2
の主ステー6の中央部に長手方向に向けて固定した連結
具10に配されたコネクター12との連結部1Aとして
形成する型式のワイパーアームである。
【0010】この連結具10は図4に示すように両側壁
11を設けた断面コ字状に形成して成るもので、その両
側壁11間にピンを両側壁11に穿設した穴12Xに差
し込み、このピンによってコネクター12を回動可能に
設け、これに対向して軸14で両側壁11の間にホルダ
ー13を回動自在に設けてある。このコネクター12は
両側にガイド壁を形成し先頭はワイパーアーム1の前記
連結部1Aに嵌装される断面U字状に形成した嵌装部1
2Aとしてある。この先頭をU字状断面の嵌装部12A
としたコネクター12に対し、前記ワイパーアーム1の
先端の連結部1Aの内側を、コネクター12の両側のガ
イド壁の間に当接してコネクター12を引っ掛けるよう
に嵌合させ、ワイパーアーム1の連結部1Aの内面にコ
ネクター12を嵌装する。この状態で、ワイパーアーム
1はコネクター12と共にピンで回動可能となる。
11を設けた断面コ字状に形成して成るもので、その両
側壁11間にピンを両側壁11に穿設した穴12Xに差
し込み、このピンによってコネクター12を回動可能に
設け、これに対向して軸14で両側壁11の間にホルダ
ー13を回動自在に設けてある。このコネクター12は
両側にガイド壁を形成し先頭はワイパーアーム1の前記
連結部1Aに嵌装される断面U字状に形成した嵌装部1
2Aとしてある。この先頭をU字状断面の嵌装部12A
としたコネクター12に対し、前記ワイパーアーム1の
先端の連結部1Aの内側を、コネクター12の両側のガ
イド壁の間に当接してコネクター12を引っ掛けるよう
に嵌合させ、ワイパーアーム1の連結部1Aの内面にコ
ネクター12を嵌装する。この状態で、ワイパーアーム
1はコネクター12と共にピンで回動可能となる。
【0011】連結具10の両側壁11の間に、前記コネ
クター12と対向して、ピンによって回動可能に設けら
れるホルダー13は次の構成から成る。即ち、図4,図
5に示すように、このホルダー13は断面下向きのコ字
状に形成して成り、天井板15の先端に押圧板16が下
向きに突出する舌状の弾性板として形成されている。そ
して、この押圧板16は、コネクター12を装着したワ
イパーアーム1の連結部1Aを外側から、コネクター1
2の回転軸であるピンの方向に向かって押圧するのに適
した円弧状の曲面として形成されている。
クター12と対向して、ピンによって回動可能に設けら
れるホルダー13は次の構成から成る。即ち、図4,図
5に示すように、このホルダー13は断面下向きのコ字
状に形成して成り、天井板15の先端に押圧板16が下
向きに突出する舌状の弾性板として形成されている。そ
して、この押圧板16は、コネクター12を装着したワ
イパーアーム1の連結部1Aを外側から、コネクター1
2の回転軸であるピンの方向に向かって押圧するのに適
した円弧状の曲面として形成されている。
【0012】また、ホルダー13の両側面は、天井板1
5の基部から天井板15の先端に配した押圧板16の手
前までを、順次巾広く形成して成る側壁17に形成して
成り、一方の側の側壁17先端立上り辺には、側壁17
の内側に向ったコ字状切欠部18を設け、他方の側壁1
7の先端立上り辺からは、前記一方の側壁17に形成し
たコ字状切欠部18に向い、且つ、コ字状切欠部18を
横切って突出する長さに形成した弾性レバー19が突設
されている。また、ホルダー13の天井板15先端表面
両側には、ホルダー13が連結具10の両側壁11の所
定の回動位置で係止し、必要以上の下向回動をすること
を阻止するためのストッパー20が設けられている。
5の基部から天井板15の先端に配した押圧板16の手
前までを、順次巾広く形成して成る側壁17に形成して
成り、一方の側の側壁17先端立上り辺には、側壁17
の内側に向ったコ字状切欠部18を設け、他方の側壁1
7の先端立上り辺からは、前記一方の側壁17に形成し
たコ字状切欠部18に向い、且つ、コ字状切欠部18を
横切って突出する長さに形成した弾性レバー19が突設
されている。また、ホルダー13の天井板15先端表面
両側には、ホルダー13が連結具10の両側壁11の所
定の回動位置で係止し、必要以上の下向回動をすること
を阻止するためのストッパー20が設けられている。
【0013】連結具10を構成する両側壁11の一方の
側壁には、係止溝11Xを設け、該係止溝11Xの内周
には、ホルダー13のレバー19が乗り越えるための係
止突片11Yが形成されている。また、連結具10を構
成する両側壁の頂辺には、ホルダー13のストッパー2
0が嵌合する凹部11Zが、連結具10を構成する両側
壁11の上縁部に形成されている。以下、本考案の実施
の態様について説明する。
側壁には、係止溝11Xを設け、該係止溝11Xの内周
には、ホルダー13のレバー19が乗り越えるための係
止突片11Yが形成されている。また、連結具10を構
成する両側壁の頂辺には、ホルダー13のストッパー2
0が嵌合する凹部11Zが、連結具10を構成する両側
壁11の上縁部に形成されている。以下、本考案の実施
の態様について説明する。
【0014】以上の構成から成る連結具10を主ステー
6の中央部に長手方向に固定したワイパーブレード2に
対しワイパーアーム1を連結するためには、連結具10
に配したホルダー13を回動して引き起こし、対向する
コネクター12のアール状をなした嵌挿部の外面を露出
させ、その嵌挿部にワイパーアーム1の略U字状折曲げ
部分である連結部1Aの内側に係合嵌着させる。これに
よりワイパーアーム1の連結部1Aの内面にはコネクタ
ー12のガイド壁に嵌合し、且つ、コネクター12のア
ール状をなした嵌挿部12A外面を密着した状態で嵌着
する。その後、ホルダー13を元の位置に戻す方向に回
動する。するとホルダー13の天井板15両側に配した
側壁の一方に形成したレバー19が、連結具10の他方
の側壁に形成した係止溝11Xの係止突片11Yに接触
するので、さらにホルダー13を強く押して回動させる
とレバー19が自らのバネ性により撓み、連結具10の
側壁に設けられた係止突片11Yを乗り越える。これに
よりレバー19は係止溝11Xの底部に嵌合して完全に
係止する。この時、ホルダー13の天井板15の先端に
形成された押圧板16は、コネクター19を嵌挿したワ
イパーアーム1の略U字状折曲げ部分である連結部1A
を外側からコネクター12側に向って強く押圧する。し
かも、押圧板16は板バネとしての性質により、この押
圧は弾力的に行われる。
6の中央部に長手方向に固定したワイパーブレード2に
対しワイパーアーム1を連結するためには、連結具10
に配したホルダー13を回動して引き起こし、対向する
コネクター12のアール状をなした嵌挿部の外面を露出
させ、その嵌挿部にワイパーアーム1の略U字状折曲げ
部分である連結部1Aの内側に係合嵌着させる。これに
よりワイパーアーム1の連結部1Aの内面にはコネクタ
ー12のガイド壁に嵌合し、且つ、コネクター12のア
ール状をなした嵌挿部12A外面を密着した状態で嵌着
する。その後、ホルダー13を元の位置に戻す方向に回
動する。するとホルダー13の天井板15両側に配した
側壁の一方に形成したレバー19が、連結具10の他方
の側壁に形成した係止溝11Xの係止突片11Yに接触
するので、さらにホルダー13を強く押して回動させる
とレバー19が自らのバネ性により撓み、連結具10の
側壁に設けられた係止突片11Yを乗り越える。これに
よりレバー19は係止溝11Xの底部に嵌合して完全に
係止する。この時、ホルダー13の天井板15の先端に
形成された押圧板16は、コネクター19を嵌挿したワ
イパーアーム1の略U字状折曲げ部分である連結部1A
を外側からコネクター12側に向って強く押圧する。し
かも、押圧板16は板バネとしての性質により、この押
圧は弾力的に行われる。
【0015】したがって、図2から明らかなように先行
技術の連結具10が、ホルダー13の頭壁に配したレバ
ー19がコネクター12を嵌着したワイパーアーム1の
連結部1Aに直接当接して、ワイパーアーム1の連結部
1Aを押圧する構成になっていたこと、並びに図4から
明らかなように、図2の先行技術にはホルダー13の下
向回動を阻止する配慮が払われていなかったので、レバ
ー19が経年変化等により押圧力を減衰し、ホルダー1
3の押圧板16とワイパーアーム1の連結部1Aとの間
に隙間が生じてガタが生じるような場合であっても、本
考案の連結具1 0はホルダー13の板バネ状の押圧板1
6の働きにより、レバー16は直接ワイパーアーム1の
連結部1Aに当接せず保護され、このガタの生ずる原因
を排除される。また、ホルダー13の天井板15の先端
両側にはストッパー20が突出されており、このストッ
パー20が連結具10の両側壁11上に設けた凹部11
Zに嵌合することにより、自動車の走行中の振動、風圧
でホルダー13が下向回動することを阻止できる。した
がって、この状態でワイパーアーム1を回動させワイパ
ーブレード2によって車両のフロントウィンドガラス等
を拭いても、ガタを原因とする音を生じることもなく、
ガタを原因としてワイバーブレード2が本来の機能を発
揮しにくくなるという事態も避けられる。
技術の連結具10が、ホルダー13の頭壁に配したレバ
ー19がコネクター12を嵌着したワイパーアーム1の
連結部1Aに直接当接して、ワイパーアーム1の連結部
1Aを押圧する構成になっていたこと、並びに図4から
明らかなように、図2の先行技術にはホルダー13の下
向回動を阻止する配慮が払われていなかったので、レバ
ー19が経年変化等により押圧力を減衰し、ホルダー1
3の押圧板16とワイパーアーム1の連結部1Aとの間
に隙間が生じてガタが生じるような場合であっても、本
考案の連結具1 0はホルダー13の板バネ状の押圧板1
6の働きにより、レバー16は直接ワイパーアーム1の
連結部1Aに当接せず保護され、このガタの生ずる原因
を排除される。また、ホルダー13の天井板15の先端
両側にはストッパー20が突出されており、このストッ
パー20が連結具10の両側壁11上に設けた凹部11
Zに嵌合することにより、自動車の走行中の振動、風圧
でホルダー13が下向回動することを阻止できる。した
がって、この状態でワイパーアーム1を回動させワイパ
ーブレード2によって車両のフロントウィンドガラス等
を拭いても、ガタを原因とする音を生じることもなく、
ガタを原因としてワイバーブレード2が本来の機能を発
揮しにくくなるという事態も避けられる。
【0016】ワイパーブレード2をワイパーアーム1か
ら取り外す場合には、レバー19を指先で図3に示す係
止溝11X方向に押せば、レバー19が撓み係止突片1
1Yを逆方向に乗り越え係止溝11Xから外れる。よっ
てホルダー13をひき起こすことができひき起こした状
態でワイパーアーム1の略U字状折返部分である連結部
1Aを、コネクター12の略U字状外面1Aから容易に
外すことができる。
ら取り外す場合には、レバー19を指先で図3に示す係
止溝11X方向に押せば、レバー19が撓み係止突片1
1Yを逆方向に乗り越え係止溝11Xから外れる。よっ
てホルダー13をひき起こすことができひき起こした状
態でワイパーアーム1の略U字状折返部分である連結部
1Aを、コネクター12の略U字状外面1Aから容易に
外すことができる。
【0017】さらに、本実施例の連結装置によれば、バ
ネ性を有するレバー19の働きによりワイパーアーム1
からワイパーブレード2を容易に着脱できる。また、レ
バー19が係止突片11Yを乗り越え係止溝11Aへの
係止が確実に行えること、及び押圧板16の先端の段差
部により押圧が節度を持って行われ一度押圧状態になる
と元へ戻りにくいことにより、ワイパーアーム1からワ
イパーブレード2が離脱するのをより完全に防ぐことが
できる。
ネ性を有するレバー19の働きによりワイパーアーム1
からワイパーブレード2を容易に着脱できる。また、レ
バー19が係止突片11Yを乗り越え係止溝11Aへの
係止が確実に行えること、及び押圧板16の先端の段差
部により押圧が節度を持って行われ一度押圧状態になる
と元へ戻りにくいことにより、ワイパーアーム1からワ
イパーブレード2が離脱するのをより完全に防ぐことが
できる。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の車両用ワ
イパーブレード1の連結具によれば、ホルダー13の先
端に形成した板バネ状の押圧板39を以て適当な押圧力
を保持してワイパーアーム1の略U字状折曲部分である
連結部1Aを押圧することにより、また、ホルダー13
の天井板15の先端に設けたストッパー20がホルダー
13の下向き回動を阻止して、振動、風圧等にによる無
理な押圧変化の生じるの を阻止しホルダーとワイパーア
ームとの間に生じることがあるガタをこの押圧板16が
くい止め、実際にはガタを生じなくすることができる。
これにより、ワイパーアームを回動させ車両のフロント
ウィンドガラス等をワイパーブレードにより拭く際に、
音を生じたり、ワイパーブレードの機能を十分に発揮で
きなかったりすることを防止できる。
イパーブレード1の連結具によれば、ホルダー13の先
端に形成した板バネ状の押圧板39を以て適当な押圧力
を保持してワイパーアーム1の略U字状折曲部分である
連結部1Aを押圧することにより、また、ホルダー13
の天井板15の先端に設けたストッパー20がホルダー
13の下向き回動を阻止して、振動、風圧等にによる無
理な押圧変化の生じるの を阻止しホルダーとワイパーア
ームとの間に生じることがあるガタをこの押圧板16が
くい止め、実際にはガタを生じなくすることができる。
これにより、ワイパーアームを回動させ車両のフロント
ウィンドガラス等をワイパーブレードにより拭く際に、
音を生じたり、ワイパーブレードの機能を十分に発揮で
きなかったりすることを防止できる。
【図1】従来例を示すワイパーアームに連結されたワイ
パーブレードを示す全体図である。
パーブレードを示す全体図である。
【図2】従来型の連結装置を示す全体斜視図である。
【図3】本考案の一実施例を示す全体斜視図である。
【図4】連結具の斜視図である。
【図5】図4のホルダーの斜視図である。
1 ワイパーアーム 1A 連結部 2 ワイパーブレード 3 ラバーリボン 4 リボンホルダー 5 副ステー 6 主ステー 10 連結具 11 側壁 11A 係止溝 11B 係止突片 11X 係止溝 11Y 係止突片 11Z 凹部 12 コネクター12A ワイパーアームの連結部 13 ホルダー 13A 押圧面 13B レバー14 軸 15 天井板 16 押圧板 17 側壁 18 切欠部 19 レバー 20 ストッパー
Claims (1)
- 【請求項1】 ワイパーブレード(2)の主ステー
(6)に、コネクター(12)とホルダー(13)を両
側壁(11)間に対向して回動自在に配した連結具(1
0)を固定し、該連結具(10)のコネクター(12)
をワイパーアーム(1)の先端をU字状に折り曲げて成
る連結部(1A)の内側に嵌合し、前記ホルダー(1
3)を以て、コネクター(12)を嵌合したワイパーア
ーム(1)の連結部(1A)を狭着させるワイパーブレ
ード(2)の連結具において、前記ホルダー(13)を
断面下向コ字状に形成し、ホルダー(13)の基部両側
に軸(14)を突設し、天井板(15)の先端部両側に
ストッパー(20)を張設し、天井板(15)の先端は
押圧板(16)を下向きに形成し、前記ホルダー(1
3)の両側壁(17)の一方の側壁(17)先端には、
側壁(17)の内側に向けた切欠部(18)を設け、他
方の側壁(17)先端には、前記一方の側壁に設けた切
欠部(18)に向かって該切欠部(18)を横切って突
出するレバー(19)を設け、且つ両側壁(11)の両
頂辺には、前記ホルダー(13)の天井板(15)の両
側に配したストッパー(20)を嵌合する凹部(11
Z)を設け、他方の側壁(17)には、前記ホルダー
(13)に設けたレバー(19)を嵌め込む係止突片
(11Y)を穿設した係止溝(11X)を形成してなる
ことを特徴とするワイパーブレードの連結具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993022490U JP2557021Y2 (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | ワイパーブレードの連結具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993022490U JP2557021Y2 (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | ワイパーブレードの連結具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0675931U JPH0675931U (ja) | 1994-10-25 |
JP2557021Y2 true JP2557021Y2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=12084179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993022490U Expired - Lifetime JP2557021Y2 (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | ワイパーブレードの連結具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2557021Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004016483A1 (ja) * | 2002-08-19 | 2004-02-26 | Nippon Wiper Blade Co., Ltd. | ワイパーブレード用の結合部材及びワイパーブレード |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101238492B1 (ko) * | 2010-12-22 | 2013-03-11 | 주식회사 캐프 | 와이퍼 블레이드 조립체 구조 |
JP2017001590A (ja) * | 2015-06-15 | 2017-01-05 | 日本ワイパブレード株式会社 | ワイパーブレード及びワイパーブレード用連結装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0349081Y2 (ja) * | 1985-05-09 | 1991-10-21 | ||
JPS63145752U (ja) * | 1987-03-17 | 1988-09-26 |
-
1993
- 1993-04-05 JP JP1993022490U patent/JP2557021Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004016483A1 (ja) * | 2002-08-19 | 2004-02-26 | Nippon Wiper Blade Co., Ltd. | ワイパーブレード用の結合部材及びワイパーブレード |
CN100377934C (zh) * | 2002-08-19 | 2008-04-02 | 日本雨刷片股份有限公司 | 刮水片用的结合部件及刮水片 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0675931U (ja) | 1994-10-25 |
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Legal Events
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