JP2556991Y2 - 位置決め基準ピン装置 - Google Patents

位置決め基準ピン装置

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JP2556991Y2
JP2556991Y2 JP9069491U JP9069491U JP2556991Y2 JP 2556991 Y2 JP2556991 Y2 JP 2556991Y2 JP 9069491 U JP9069491 U JP 9069491U JP 9069491 U JP9069491 U JP 9069491U JP 2556991 Y2 JP2556991 Y2 JP 2556991Y2
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JP
Japan
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reference pin
tapered
pin
shaft
diameter
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JP9069491U
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実 斉藤
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Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Auto Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ワークを加工位置に位
置決めするための基準ピン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のボデー製造工程において、単数
又は複数の部品を加工するため位置決めとして基準ピン
が用いられる。この基準ピンの径は、ワークの穴に装入
を容易とするため、ワークの穴径より小さく設定されて
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そのため、部品の組み
付け時にバラツキが発生し、組み付け部品の組み付け精
度がバラツキを生じる問題がある。
【0004】本考案の目的は、上記従来の問題点を解消
し、高精度の位置決めと組み付けを可能にした位置決め
基準ピン装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案の要旨とするところは、少なくとも軸線方向
に2分割した基準ピンの軸内に後端に向かって拡開形成
したテーパ穴と、前記基準ピンの後端外面に末広状に拡
開したテーパ外面とを有し、前記基準ピンのテーパ外面
が嵌挿され基準ピンを保持するリング状のホルダと、前
記基準ピンのテーパ穴内に嵌入し基準ピンを径方向に拡
開するテーパ軸端を有しアクチュエータによって進退軸
移動する作動軸と、この作動軸に一体的に形成され前記
基準ピンのテーパ外面が当接して基準ピンの径を縮小規
制するリング状の規制部材とから構成されたものであ
る。
【0006】
【作用】上記の構成により、作動軸が後退端に移動して
いるときには基準ピンはホルダ内で径方向がラフに保持
されて規制部材でテーパ外面が規制されるまで径を縮小
している。作動軸を前進端に移動することにより、作動
軸のテーパ軸端により基準ピンの径をホルダにて規制さ
れるまで拡開し、ワークの穴に精密に嵌合してワークを
位置決めする。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1において、1は基準ピンである。この基準ピン
1は少なくとも軸線方向に2分割されている。そして、
基準ピン1の軸内には後端に向かって拡開形成したテー
パ穴2と、基準ピン1の後端外面には末広状に拡開した
テーパ外面3とを有している。
【0008】前記基準ピン1は、固定部7に連結部材8
で固設されたリング状のホルダ4により前記テーパ外面
3を嵌挿して保持されている。
【0009】さらに、図略のアクチュエータによって進
退軸移動する作動軸5の先端部に前記基準ピン1を径方
向に拡開するテーパ軸端5aが形成されており、このテ
ーパ軸端5aは前記基準ピン1のテーパ穴2内に臨んで
いる。また、この作動軸5には前記基準ピン1のテーパ
外面3が当接して基準ピン1の径を縮小規制するリング
状の規制部材6が一体的に形成されている。尚、前記ア
クチュエータは、ワーククランパを作動するシリンダと
連動するよう連繋される。
【0010】上記本考案の動作について説明する。図2
(A)で示すように、作動軸5が後退端に位置している
ときは、位置決めピン1のテーパ外面3が規制部材6に
当接し、テーパ軸端5aとテーパ穴2及びテーパ外面3
とホルダ4とは隙間を有して位置決めピン1は径方向に
ラフな状態で径を縮小している。従って,この状態で、
前記縮小している位置決めピン1は、その径より大径の
ワークの位置決め穴に容易に嵌装する。
【0011】ワークの位置決め穴に位置決めピン1が嵌
装された後に、作動軸5は前進移動される。これによ
り、テーパ軸端5aはテーパ穴2にテーパ嵌合してテー
パ外面3をホルダ4に当接し、位置決めピン1の外径は
軸心からのギャップG量だけ拡開し、ワークの位置決め
穴に精密に嵌合した状態となり、ワークを高精度に位置
決めする。このとき、規制部材6は作動軸5の前進作動
と一体に前進移動され、テーパ外面3と規制部材6との
間に隙間が形成される。また、位置決めピン1をワーク
の位置決め穴から抜脱するときは、作動軸5を後退移動
することにより作動軸5と一体で後退移動する規制部材
6がテーパ外面3に当接し、径方向に拡開していた基準
ピン1の径をワークの位置決め穴径より縮小規制する。
【0012】
【考案の効果】以上のように本考案によると、ワークの
位置決め穴に嵌装するときは、作動軸に一体的に形成し
た規制部材によって基準ピンの径が最小に縮小され、ワ
ークの位置決めセット作業が容易となり、ワークの位置
決めセット後では作動軸の先端のテーパ軸端が基準ピン
の軸内に形成されているテーパ穴に嵌入して基準ピンの
径を拡開することにより位置決めピンとワークの位置決
め穴とが精密な嵌合状態となり、ワークは高精度に位置
決めされるため、これに組み付けられる部品の組み付け
精度が向上される。さらに、作動軸の後退移動により規
制部材が基準ピンのテーパ外面に当接し、径方向に拡開
していた基準ピンの径をワークの位置決め穴径より確実
に縮小規制するため、基準ピンをワークの位置決め穴か
ら容易に抜脱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の要部側面図
【図2】本考案の動作状態を示す半断面図
【符号の説明】
1 位置決めピン 2 テーパ穴 3 テーパ外面 4 ホルダ 5 作動軸 5a テーパ軸端 6 規制部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも軸線方向に2分割した基準ピ
    ンの軸内に後端に向かって拡開形成したテーパ穴と、前
    記基準ピンの後端外面に末広状に拡開したテーパ外面と
    有し、前記基準ピンのテーパ外面が嵌挿され基準ピン
    を保持するリング状のホルダと、前記基準ピンのテーパ
    穴内に嵌入し基準ピンを径方向に拡開するテーパ軸端を
    有しアクチュエータによって進退軸移動する作動軸と、
    この作動軸に一体的に形成され前記基準ピンのテーパ外
    が当接して基準ピンの径を縮小規制するリング状の規
    制部材とから構成されたことを特徴とする位置決め基準
    ピン装置。
JP9069491U 1991-10-09 1991-10-09 位置決め基準ピン装置 Expired - Lifetime JP2556991Y2 (ja)

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JPH0531841U JPH0531841U (ja) 1993-04-27
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