JPH0751230Y2 - ワーク位置決め装置 - Google Patents
ワーク位置決め装置Info
- Publication number
- JPH0751230Y2 JPH0751230Y2 JP12569889U JP12569889U JPH0751230Y2 JP H0751230 Y2 JPH0751230 Y2 JP H0751230Y2 JP 12569889 U JP12569889 U JP 12569889U JP 12569889 U JP12569889 U JP 12569889U JP H0751230 Y2 JPH0751230 Y2 JP H0751230Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- positioning
- work
- slide shaft
- center line
- fixed base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Jigs For Machine Tools (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、ワークの組立等におけるワーク位置決め装置
に関するものである。
に関するものである。
<従来の技術> 例えば、自動車ボデーの組付の際のワーク位置決めには
第5図で示すように、固定台10にワーク6の位置決め穴
6aの径より若干細径の位置決めピン11を固設し、この位
置決めピン11に位置決め穴6aを嵌合している。
第5図で示すように、固定台10にワーク6の位置決め穴
6aの径より若干細径の位置決めピン11を固設し、この位
置決めピン11に位置決め穴6aを嵌合している。
<考案が解決しようとする課題> 一般に位置決めピン11のピン径は位置決め穴6aの径に対
し−0.3φ程度の細径であり、位置決め穴6aに対し−0.3
φのガタを有している。このため、第6図で示すよう
に、ワークセット時に位置決めピン11に位置決め穴6aが
引っ掛かったり位置決めのバラツキによりワーク6が受
け部材12に確実にセットされず、近接スイッチ等による
ワーク検出センサがONせず組付ラインが停止す不具合が
ある。
し−0.3φ程度の細径であり、位置決め穴6aに対し−0.3
φのガタを有している。このため、第6図で示すよう
に、ワークセット時に位置決めピン11に位置決め穴6aが
引っ掛かったり位置決めのバラツキによりワーク6が受
け部材12に確実にセットされず、近接スイッチ等による
ワーク検出センサがONせず組付ラインが停止す不具合が
ある。
<課題を解決するための手段> 本考案は上記のような従来の問題を改善した位置決め装
置を提供するもので、その特徴とする構成は、固定台に
複数本の位置決めピンをワークの位置決め穴の位置決め
中心線を中心とする円周に径方向に弾性変形可能に、か
つ各位置決めピンの先端を前記位置決め中心線上に集合
して円錐形を形成するよう弾性変形して固設し、前記固
定台に位置決め中心線と同心で進退移動するスライド軸
を案内し、このスライド軸の先端に前記複数本の位置決
めピンを径方向に拡開する軸頭を設け、前記スライド軸
の後端に連結され、スライド軸を進退軸移動するアクチ
ュエータを固定台に固設して成るものである。
置を提供するもので、その特徴とする構成は、固定台に
複数本の位置決めピンをワークの位置決め穴の位置決め
中心線を中心とする円周に径方向に弾性変形可能に、か
つ各位置決めピンの先端を前記位置決め中心線上に集合
して円錐形を形成するよう弾性変形して固設し、前記固
定台に位置決め中心線と同心で進退移動するスライド軸
を案内し、このスライド軸の先端に前記複数本の位置決
めピンを径方向に拡開する軸頭を設け、前記スライド軸
の後端に連結され、スライド軸を進退軸移動するアクチ
ュエータを固定台に固設して成るものである。
<作用> 上記の構成により、ワークのセット時には位置決め穴と
位置決めピンとの間にガタを持たせ、位置決め組付時に
はスライド軸を前進作動して軸頭により複数本の位置決
めピンを径方向に拡開し、位置決め穴にガタなく当接し
て位置決めを行うものである。
位置決めピンとの間にガタを持たせ、位置決め組付時に
はスライド軸を前進作動して軸頭により複数本の位置決
めピンを径方向に拡開し、位置決め穴にガタなく当接し
て位置決めを行うものである。
<実施例> 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1図
において、7は固定台であり、0はワーク6の位置決め
穴6aの位置決め中心線である。この固定台7に第3図で
示すようなカラス口形状の複数本の位置決めピン1を前
記位置決め中心線0を中心とする円周に径方向に弾性変
形可能に、かつ各位置決めピン1の先端を前記位置決め
中心線0上に集合して円錐形を形成するよう弾性変形し
てボルト2等によって固設する。
において、7は固定台であり、0はワーク6の位置決め
穴6aの位置決め中心線である。この固定台7に第3図で
示すようなカラス口形状の複数本の位置決めピン1を前
記位置決め中心線0を中心とする円周に径方向に弾性変
形可能に、かつ各位置決めピン1の先端を前記位置決め
中心線0上に集合して円錐形を形成するよう弾性変形し
てボルト2等によって固設する。
さらに、前記固定台7には前記位置決め中心線0と同心
のブッシュ3が嵌着され、これにスライド軸5が進退摺
動可能に案内する。このスライド軸5の後端は、固定台
7に固設したシリンダ又はソレノイド等のアクチュエー
タ4と連結され、先端にはスライド軸5の前進移動によ
って位置決めピン1の前端を位置決め穴6aの径と同径に
拡開する軸頭5aを有している。この軸頭5aは、その断面
を第4図(イ)で示すように四角形に、第4図(ロ)で
示すように円形に、また第4図(ハ)で示すように三角
形の形状とし、何れも位置決めピン6aの内側面に摺接さ
れる。8は位置決めピン1の折れ曲がり防止用の保護カ
ラーを示す。
のブッシュ3が嵌着され、これにスライド軸5が進退摺
動可能に案内する。このスライド軸5の後端は、固定台
7に固設したシリンダ又はソレノイド等のアクチュエー
タ4と連結され、先端にはスライド軸5の前進移動によ
って位置決めピン1の前端を位置決め穴6aの径と同径に
拡開する軸頭5aを有している。この軸頭5aは、その断面
を第4図(イ)で示すように四角形に、第4図(ロ)で
示すように円形に、また第4図(ハ)で示すように三角
形の形状とし、何れも位置決めピン6aの内側面に摺接さ
れる。8は位置決めピン1の折れ曲がり防止用の保護カ
ラーを示す。
本考案は上記の通りの構造であるから、ワーク6のセッ
ト時は第1図で示すように、スライド軸5は後退端に位
置し、軸頭5aは位置決めピン1の先端より離間してい
る。これにいより、位置決めピン1の先端は筆先状の円
錐形に弾性変形しており、位置決め穴6aの径より小径D1
となっている。したがって、位置決め穴6aは円滑に位置
決めピン1に嵌挿されワーク6は所定位置に確実にセッ
トされる。
ト時は第1図で示すように、スライド軸5は後退端に位
置し、軸頭5aは位置決めピン1の先端より離間してい
る。これにいより、位置決めピン1の先端は筆先状の円
錐形に弾性変形しており、位置決め穴6aの径より小径D1
となっている。したがって、位置決め穴6aは円滑に位置
決めピン1に嵌挿されワーク6は所定位置に確実にセッ
トされる。
このワーク6のセット後にアクチュエータ4によってス
ライド軸5を前進端に作動する。これにより、軸頭5aは
円錐形に弾性変形していた位置決めピン1を径方向に拡
開し、第2図で示すように、位置決めピン1を位置決め
穴6aと同径D2とし、位置決め穴6aをワーク6の位置決め
基準となる位置決め中心線0に位置決めするものであ
る。尚、保護カラー8は、前記ワーク6のセット時に位
置決めピン1と位置決め穴6aとの位置関係が大きくずれ
ていて、ワーク6のセットにより位置決めピン1がワー
ク6により押されて折れ曲がる不都合を防止する。
ライド軸5を前進端に作動する。これにより、軸頭5aは
円錐形に弾性変形していた位置決めピン1を径方向に拡
開し、第2図で示すように、位置決めピン1を位置決め
穴6aと同径D2とし、位置決め穴6aをワーク6の位置決め
基準となる位置決め中心線0に位置決めするものであ
る。尚、保護カラー8は、前記ワーク6のセット時に位
置決めピン1と位置決め穴6aとの位置関係が大きくずれ
ていて、ワーク6のセットにより位置決めピン1がワー
ク6により押されて折れ曲がる不都合を防止する。
<考案の効果> 以上のように本考案によると、径方向に拡縮可能な複数
本の位置決めピンを進退軸移動するスライド軸の軸頭に
より拡開し、ワークセット時には筆先状の円錐形に縮小
変形した構成であるから、ワークの位置決め穴は多少の
ズレがあっても位置決めピンに円滑に嵌挿してワークを
所定位置に確実にセットし、軸頭の前進による位置決め
ピンの拡開によってワークをガタなく位置決めすること
ができる効果を有している。
本の位置決めピンを進退軸移動するスライド軸の軸頭に
より拡開し、ワークセット時には筆先状の円錐形に縮小
変形した構成であるから、ワークの位置決め穴は多少の
ズレがあっても位置決めピンに円滑に嵌挿してワークを
所定位置に確実にセットし、軸頭の前進による位置決め
ピンの拡開によってワークをガタなく位置決めすること
ができる効果を有している。
第1図は本考案のワークセット時の断面図、第2図はワ
ーク位置決め時の断面図、第3図は1本の位置決めピン
の正面図、第4図(イ)、(ロ)、(ハ)は第2図A−
A部の各形状の断面図、第5図は従来装置の側面図、第
6図は従来装置による不具合の説明図である。 1…位置決めピン、4…アクチュエータ、5…スライド
軸、5a…軸頭、6…ワーク、6a…位置決め穴。
ーク位置決め時の断面図、第3図は1本の位置決めピン
の正面図、第4図(イ)、(ロ)、(ハ)は第2図A−
A部の各形状の断面図、第5図は従来装置の側面図、第
6図は従来装置による不具合の説明図である。 1…位置決めピン、4…アクチュエータ、5…スライド
軸、5a…軸頭、6…ワーク、6a…位置決め穴。
Claims (1)
- 【請求項1】固定台に複数本の位置決めピンをワークの
位置決め穴の位置決め中心線を中心とする円周に径方向
に弾性変形可能に、かつ各位置決めピンの先端を前記位
置決め中心線上に集合して円錐形を形成するよう弾性変
形して固設し、前記固定台に位置決め中心線と同心で進
退移動するスライド軸を案内し、このスライド軸の先端
に前記複数本の位置決めピンを径方向に拡開する軸頭を
設け、前記スライド軸の後端に連結され、スライド軸を
進退軸移動するアクチュエータを固定台に固設して成る
ワーク位置決め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12569889U JPH0751230Y2 (ja) | 1989-10-30 | 1989-10-30 | ワーク位置決め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12569889U JPH0751230Y2 (ja) | 1989-10-30 | 1989-10-30 | ワーク位置決め装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0365634U JPH0365634U (ja) | 1991-06-26 |
JPH0751230Y2 true JPH0751230Y2 (ja) | 1995-11-22 |
Family
ID=31673562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12569889U Expired - Lifetime JPH0751230Y2 (ja) | 1989-10-30 | 1989-10-30 | ワーク位置決め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0751230Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-10-30 JP JP12569889U patent/JPH0751230Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0365634U (ja) | 1991-06-26 |
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