JPH03730Y2 - - Google Patents

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JPH03730Y2
JPH03730Y2 JP3956486U JP3956486U JPH03730Y2 JP H03730 Y2 JPH03730 Y2 JP H03730Y2 JP 3956486 U JP3956486 U JP 3956486U JP 3956486 U JP3956486 U JP 3956486U JP H03730 Y2 JPH03730 Y2 JP H03730Y2
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diameter rod
small diameter
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spring piece
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、径の異なる複数本のアンテナ素子
を互いに摺動自在に接続した伸縮アンテナ装置に
関する。
〔従来の技術〕
従来の伸縮アンテナ装置として、たとえば、実
公昭58−19844号公報に記載されているものが知
られている。この公報に示された伸縮アンテナ装
置は第2図(伸張時)、第3図(収縮時)の断面
図に示すように構成されている。
すなわち、第2図、第3図において、小径アン
テナ素子11(以下、アンテナ素子をロツドとい
う)の基端部近傍に切込部13を設けて、係止用
の段部14を形成し、大径ロツド17の先端部内
周面に弾接片18aを有した接触子18bを装着
し、弾接片18aの係合により、小径ロツド11
と大径ロツド17の抜脱を阻止されるようにして
いる。これにより、小径ロツド11の基端部側か
ら大径ロツド17の先端側に挿入できる組立を容
易にしている。
また、従来の別の伸縮アンテナ装置として、実
開昭57−74505号公報(本願と同一出願人による)
に示されたものとして、第4図(収縮時)、第5
図(伸張時)に示すように構成されている。
この第4図、第5図の場合は、上記第2図、第
3図の伸縮アンテナ装置を改良したものであり、
上記接触子18bに対応するものとして、摺動、
導通用の支持ばね12と係合用の摺動ばね21の
2部材を設けて第2図、第3図の接触子18bの
機能を分割し、長期に亘つて小径ロツド11の抜
脱素子を可能にしている。なお、この第4図、第
5図において、第2図、第3図と同一部分には同
一符号が付されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
これらの従来例のうち、第2図、第3図の場合
は、接触子18bで小径ロツド11の表面を損傷
するおそれがあるとともに、弾接片18aの曲げ
角θの設定に高精度が必要である。
すなわち、曲げ角θが大のとき、小径ロツド1
1の損傷が大きくなり、また、この曲げ角θが小
のとき、小径ロツド11の係合が不安定になる。
さらに、第2図に示すように、弾接片18aの
段部14の係合時において、弾接片18aに衝撃
力が直接付加されるために、弾接片18aの先端
部が小径ロツド11の伸張側に「そり」を生じ、
切込部13における係合が不完全なものとなり、
小径ロツド11が大径ロツド17から抜けるおそ
れがある。
加えて、弾接片18aを有する接触子18bに
は、内方に湾曲し、小径ロツド11に弾接して、
小径ロツド11に摺動力を付与する湾曲部18が
第3図に示すように形成される。したがつて、弾
接片18aの大きさも自ら制限され、強度的にも
問題がある。
また、上記のように弾接片18aの「そり」に
よる係合の不完全が生じると、同時に弾接片18
aと湾曲部18による小径ロツド11に対する弾
接状態の均衡がくずれ、湾曲部18による弾接も
不完全なものとなり、導通不良を生じるなどの問
題点があつた。
一方、第4図、第5図の場合には、導通、摺動
力付加は、支持用ばね12に、また係合は基端部
に固定した摺動ばね21にそれぞれ機能を分割さ
せているので、耐久性の向上になる点においては
すぐれ、それぞれ負担は軽減される。
しかし、その反面、摺動ばね21のばね片18
cが直接ストツパ16に衝突し、衝撃力が直接付
加される点においては、上記従来例と何ら変わり
がなく、ばね片18cが座屈し易く、小径ロツド
11の摺動不能を招くおそれがあり、ばね片18
cの曲げ角θは上記従来例と同様に高精度が要求
されるなどの問題点があつた。
この考案は、上記従来の欠点を除去するために
なされたもので、大径ロツドの先端から次段の小
径ロツドの挿入が可能で、組立が容易にできると
ともに、各部材の負担が軽減され、耐久性の向上
につながり、かつ、小径ロツドの抜脱を長期に亘
つて阻止できるばかりか、ばね片の曲げ角に高精
度が要求されず、軸心に曲げるほど、小径ロツド
の基端部に、強固定できる伸縮アンテナ装置を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕 この考案の伸縮アンテナ装置は、内面に係止手
段を有する大径ロツドに軸心側に漸次偏曲したば
ね片を有する摺動子と、基端部に切込部を設けた
小径ロツドとを設けたものである。
〔作用〕
この考案は、小径ロツドを大径ロツドの先端部
側から挿入し、摺動子のばね片を小径ロツドの切
込部の段部に係合させ、摺動子を小径ロツドの基
端部に固着させ、伸張時に摺動子とともに小径ロ
ツドを伸張させて係止手段に係止させる。
〔実施例〕
以下、この考案の伸縮アンテナ装置の実施例に
ついて図面に基づき説明する。
第1図aはその一実施例の構成を示す断面図で
ある。この第1図aにおいて、中空の大径ロツド
31内に挿脱可能に小径ロツド32が挿入されて
いる。
大径ロツド31の上端近傍の内周面と小径ロツ
ド32間には、緩衝材33が介在されている。ま
た、大径ロツド31の内周面の所定個所に係止手
段としてストツパ34が設けられている。このス
トツパ34と緩衝材33との間に支持用ばね35
が設けられている。
ストツパ34に小径ロツド32の基端部に固着
される摺動子36の上端部36aが衝突して、小
径ロツド32の抜脱が阻止されるようになつてい
る。また、ストツパ34を使用しなくても、第1
図bに示すように、係止手段として支持用ばね3
7の一端を図示のごとくに折り曲げて、折曲部3
7aを形成し、この折曲部37aに摺動子36の
上端部36aを係合するようにしてもよい。
ここで、説明を再び第1図aに戻す。大径ロツ
ド31の基端部には、半球状に突出した嵌合部材
38が嵌合されている。この嵌合部材38は、次
段にアンテナ素子がある場合には、第1図cに示
すように、つぶし加工39aを施した中空材の次
段アンテナ素子39に摺動子36を挿入して多段
アンテナを組み立てるようになつている。
この第1図cに示すように、小径ロツド32が
2段ポールなどのような中空材であつてもよい。
第1図aに示す係合部材38とストツパ34間
には、円筒状のスペーサ40が設けられている。
このスペーサ40は第1図dに断面して示すよう
に、その内周面に所定間隔をもつてスリツト40
aが複数列形成されている。このスリツト40a
は摺動子36に適度の弾接力を付加するために設
けられている。
このスペーサ40の内周面に摺接する上記摺動
子36は、スペーサ40の内周面を損傷しないよ
うに、第1図aより明らかなように、両端面は内
方に曲げるか、あるいは面取りが施されている。
このスペーサ40と摺動子36は導通経路を構
成するものでないから、両者とも樹脂製でよい。
金属製の場合は多少の弾接力を付加するために、
軸方向に延在する切割りが必要である。
この摺動子36の内周面には、ばね片41が設
けられている。このばね片41は曲げ角θを有
し、筒型の摺動子36の筒内に突出し、摺動子3
6と一体形をなすもので、摺動子36の一部を切
り起したり、或いはスポツト溶接などで固定され
ており、弾性力を有し、小径ロツド32の切込部
32aに係合合するようになつている。
この切込部32aは小径ロツド32の基端部に
形成され、これによつて、基端部は小径ロツド3
2の径を細くなつており、その細くしたことによ
り、段部32bが形成されている。
次に、以上のように構成されたこの考案の作用
について説明する。
まず、小径ロツド32と摺動子36との組立に
ついて述べる。第1図aに示すように、小径ロツ
ド32の基端部を大径ロツド31の上端部から挿
入し、支持用ばね35の弾接力に抗して大径ロツ
ド31の摺動子36方向(矢印A1方向)に挿入
し、さらに摺動子36内に小径ロツド32の基端
部を挿入する。
これにより、小径ロツド32の基端部により、
ばね片41を外径方向に押圧しながら摺動子36
の底面に小径ロツド32の基端部が当接する。
このとき、ばね片41の下端が小径ロツド32
の段部32bに係止され、第1図eに示すごとく
になる。かくして、小径ロツド32と摺動子36
との組立が完了したことになる。
次に、アンテナ素子の伸張時について述べる。
小径ロツド32に組み立てられた摺動子36が
小径ロツド32を伸張すると、この小径ロツド3
2とともに摺動子36がスペーサ40の内周面に
摺動しながら上方向に移動する。
すなわち、第1図aの矢印A1とは逆方向に移
動する。次いで、摺動子36の上端部36aがス
トツパ34に衝突(係合)する。これにより、小
径ロツド32は大径ロツド31から抜脱されなく
なる。
この場合、摺動子36は筒状になつており、そ
の上端部36aの全周面でストツパ40と衝突す
るので(金属の場合は切割り)、衝突面積が大き
く、衝撃力の拡散が起こり易く、切込部32aに
係合するばね片41には極小な応力だけしか発生
しない。したがつて、従来のように、伸張方向に
ばね片41が「「そる」ということがなくなる。
ばね片41は上記からも明らかなように、アン
テナ伸張時には、ストツパ34に直接衝突しない
ため、曲げ角θは高精度が要求されず、大きく設
定すればよく、組立時においては、小径ロツド3
2の基端部に強固定される。
〔本考案の効果〕
以上のように、この考案の伸縮アンテナ装置に
よれば、大径ロツドの先端から次段の小径ロツド
の挿入が可能であるから、摺動子と小径ロツドと
の組立が容易になる。
また、導通、摺動力付与を支持用ばねで行い、
小径ロツドの抜脱阻止を摺動子で行うから、各部
材の負担が軽減され、耐久性が向上する。
さらに、摺動子のばね片に直接衝撃力が付加さ
れず、小径ロツドの抜脱を長期に亘つて阻止でき
る。
加えて、ばね片の曲げ角θに高精度が要求され
ず、軸心に曲げるほど、小径ロツドの基端部に強
固定できる。
【図面の簡単な説明】
第1図aはこの考案の伸縮アンテナ装置の一実
施例の断面図、第1図bは同上伸縮アンテナ装置
における支持用ばねの他の実施例の断面図、第1
図cは同上伸縮アンテナ装置における大径ロツド
の係合部材の部分の他の実施例の断面図、第1図
dは同上伸縮アンテナ装置におけるスペーサの断
面図、第1図eは同上伸縮アンテナ装置における
摺動子と小径ロツドとの組立完了状態を示す断面
図、第2図は従来の伸縮アンテナ装置の小径ロツ
ドと弾接片の係合状態を示す断面図、第3図は第
2図の伸縮アンテナ装置の接触子と小径ロツドが
接触している状態を示す断面図、第4図は従来の
他の伸縮アンテナ装置の小径ロツドと摺動ばねが
係合している状態を示す断面図、第5図は第4図
の伸縮アンテナ装置のばね片がストツパに係合し
ている状態を示す断面図である。 31……大径ロツド、32……小径ロツド、3
2a……切込部、32b……段部、34……スト
ツパ、35,37……支持用ばね、36……摺動
子、36a……上端部、38……係合部材、40
……スペーサ、41……ばね片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内面の所定個所に係止手段を有し、かつ次段の
    アンテナ素子に係合する係合部材を下端に有する
    大径アンテナ素子と、この大径アンテナ素子の下
    端部に遊嵌され軸心側に漸時偏曲したばね片を有
    する筒状の摺動子と、上記大径アンテナ素子の上
    端部より挿入され基端部に切込部を形成して段部
    を設け、この段部を上記ばね片に係合させた状態
    で伸張時に上記摺動子の上端部を上記係止手段に
    係合させるまで伸張させる小径アンテナ素子とよ
    りなる伸縮アンテナ装置。
JP3956486U 1986-03-18 1986-03-18 Expired JPH03730Y2 (ja)

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JP3956486U JPH03730Y2 (ja) 1986-03-18 1986-03-18

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JPS62151208U JPS62151208U (ja) 1987-09-25
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