JP2556614Y2 - 光ファイバ冷却装置 - Google Patents

光ファイバ冷却装置

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JP2556614Y2
JP2556614Y2 JP1461891U JP1461891U JP2556614Y2 JP 2556614 Y2 JP2556614 Y2 JP 2556614Y2 JP 1461891 U JP1461891 U JP 1461891U JP 1461891 U JP1461891 U JP 1461891U JP 2556614 Y2 JP2556614 Y2 JP 2556614Y2
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洋之 小林
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  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、光ファイバを線引きす
る装置に用いる光ファイバ冷却装置に関する。
【0002】
【従来技術】光通信に用いる光ファイバは、光ファイバ
母材を加熱し、所定の線径に線引きして得られる。この
ようにして得られた光ファイバには、線引き後、外表面
に樹脂を被覆して被覆層を形成し、補強を行う。従来の
光ファイバの線引き方法を図4に示した装置により説明
する。即ち、光ファイバ母材2は線引き炉3内で加熱、
溶融されて光ファイバ1となる。この光ファイバ1は、
樹脂塗布装置5及び硬化装置6(UVランプ、焼き付け
炉など)を通過し、その表面に被覆層を形成した状態で
巻き取り機4に巻き取られる。ところで、線引き炉3か
ら出てきた光ファイバ1は高温に加熱されているため、
線引き炉3と樹脂塗布装置5の間に冷却装置7を設けて
光ファイバ1を冷却する。また、硬化装置6と巻き取り
機4の間にも必要に応じて冷却装置8を設ける。冷却装
置7、8は、例えば、円筒状物からなる冷却筒を有し、
この冷却筒内部に下方から上方へHeなどの冷却ガス9
を流して光ファイバ1からの熱を奪い、光ファイバ1を
冷却する。また、冷却筒の外周には水などの冷却媒体1
0を流して放熱を良くする。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】光ファイバの生産性を
上げるために線引き速度を速くする場合や、光ファイバ
の被覆層の外径が大きい場合には、冷却装置の冷却筒を
長くしたり、あるいは冷却ガスの流量を増して冷却効率
をよくする必要がある。しかしながら、従来の光ファイ
バ冷却装置で冷却筒を長くするということは容易でない
し、また、冷却ガスの流量を増すことは、即コストアッ
プにつながるという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段と作用】本考案は上記問題
点を解決した光ファイバ冷却装置を提供するもので、光
ファイバ母材から線引してなる光ファイバ、または、該
光ファイバに樹脂被覆を例えば塗布焼き付け等して施し
てなる光ファイバを冷却筒内に通して冷却する光ファイ
バ冷却装置において、前記冷却筒の内面は、長軸方向の
高さが等しく、かつ周方向に独立した多数の突起を有し
ていることを特徴とするものである。上述のように、冷
却筒内面に長軸方向の高さが等しく、かつ周方向に独立
した多数の突起を設けることにより、冷却ガスと冷却筒
内壁との接触面積が大幅に増加する。よって、冷却ガス
から冷却筒への熱伝達がよくなる。さらに、冷却筒内の
冷却ガスの流れは、長軸方向の高さが等しく、かつ周方
向に独立した冷却筒内面の突起により、長軸方向に対し
て垂直となる面内では乱流となり、光ファイバと冷却ガ
ス間の熱伝達もよくなる。それ故、光ファイバの線速が
上がっても、冷却筒を長くしたり、あるいは、冷却ガス
量を大幅に増すことなしに、光ファイバの冷却を効率よ
く行うことができる。
【0005】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて本考案
を詳細に説明する。図1は本考案にかかる光ファイバ冷
却装置に用いる冷却筒の一実施例の断面図である。この
冷却筒20は、二重円筒であり、長さ1m、内径30m
mである。この冷却筒20には、内面に突起状物とし
て、周方向に30°間隔で12枚のフィン21が長手方
向に設けられている。フィン21の大きさは、長手方向
が1m、冷却筒20の径方向が5mmである。二重円筒
内には冷却媒体10として水が流れるようになってい
る。この冷却筒20に冷却ガス9としてHeガスを流し
て、Heガス流量と被覆された直径0.25mmの光フ
ァイバ22の表面温度との関係を調べた。光ファイバ2
2の線速は2m/secであり、温度測定位置は冷却筒
20を出て1mのところとした。なお、比較のためにフ
ィンのない同サイズの冷却筒についても測定をおこなっ
た。その結果を図2に示す。この結果より、Heガス流
量が30l/minの場合、フィンを付けることによ
り、フィンのない場合よりも20℃以上光ファイバの温
度を下げることができた。この冷却筒20は、線引き直
後の光ファイバの冷却と、光ファイバに樹脂を被覆した
直後の被覆層付光ファイバの冷却の両方に適用できる。
なお、光ファイバ冷却装置に用いる冷却筒内面の突起形
状は、上記実施例に限定されることはない。例えば、図
3(a)、(b)に示すように、ノコギリ状突起31あ
るいはステップ状突起41を設けてもよい。また、図示
していないが、冷却筒外面にも同様のフィンを設ける
と、更に冷却効率を高めることができる。
【0006】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、光
ファイバ母材から線引きしてなる光ファイバ、または、
該光ファイバに樹脂被覆を施してなる光ファイバを冷却
筒内に通して冷却する光ファイバ冷却装置において、前
記冷却筒の内面は、長軸方向の高さが等しく、かつ周方
向に独立した多数の突起を有しているため、光ファイバ
の冷却効率を上げることができるという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る光ファイバ冷却装置に用いた冷却
筒の一実施例の断面説明図である。
【図2】上記実施例の冷却筒における、Heガス流量と
光ファイバ表面温度の関係を示す図である。
【図3】(a)、(b)は本考案に係る光ファイバ冷却
装置に用いる冷却筒の他の実施例の断面図である。
【図4】光ファイバ線引き装置の説明図である。
【符号の説明】
1、22 光ファイバ 2 光ファイバ母材 3 線引き炉 4 巻き取り機 5 樹脂塗布装置 6 硬化装置 7、8 冷却装置 9 冷却ガス 10 冷却媒体 20 冷却筒 21 フィン 31 ノコギリ状突起 41 ステップ状突起

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ母材から線引してなる光ファ
    イバ、または、該光ファイバに樹脂被覆を施してなる光
    ファイバを冷却筒内に通して冷却する光ファイバ冷却装
    置において、前記冷却筒の内面は、長軸方向の高さが等
    しく、かつ周方向に独立した多数の突起を有しているこ
    とを特徴とする光ファイバの冷却装置。
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