JP2522550Y2 - 光ファイバ製造装置 - Google Patents

光ファイバ製造装置

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JP2522550Y2
JP2522550Y2 JP1990059277U JP5927790U JP2522550Y2 JP 2522550 Y2 JP2522550 Y2 JP 2522550Y2 JP 1990059277 U JP1990059277 U JP 1990059277U JP 5927790 U JP5927790 U JP 5927790U JP 2522550 Y2 JP2522550 Y2 JP 2522550Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、光ファイバの製造を行う光ファイバ製造装
置に関するものである。
[従来の技術] 線引炉で線引きした光ファイバは、温度が高く、その
まま樹脂被覆器に通して樹脂を被覆しようとしても樹脂
の付きが悪い。このため、光ファイバを冷却した後、樹
脂被覆器に通す必要がある。
従来、光ファイバ製造時の線引き速度が120〜180m/分
程度では、自然室内空冷で冷却は十分であった。
しかし、線引き速度の増加と共に冷却された不活性ガ
スの如き冷却ガスによる光ファイバの強制冷却が行われ
てきている。これは、設備的限界から線引きタワーの高
さを高くして空冷距離を長くすることができないからで
ある。この場合、冷却効果は主に冷却ガスの熱伝導率に
依存しており、表−1に示すようにHeガスが安全性,熱
伝導率共に最も優れている。
このような強制冷却を伴う従来の光ファイバの製造
は、第2図及び第3図に示すような光ファイバ製造装置
により行っていた。即ち、この装置では、光ファイバ母
材1を線引炉2で加熱して光ファイバ3Aの線引きを行
い、得られた光ファイバ3Aの外径を外径測定器4を冷却
筒5内にその上部のアイリスシャッター6の光ファイバ
貫通口6Aを経て導き、該冷却筒5で冷却した光ファイバ
3Aを樹脂被覆器7に通してその表面に例えば紫外線硬化
樹脂の如き樹脂を被覆して光ファイバ心線3Bとなし、該
光ファイバ心線3Bを紫外線照射器の如き樹脂硬化器8に
通して表面の樹脂被覆層の硬化を行っていた。この場
合、冷却筒5は内筒体5Aと外筒体5Bとが同軸状に配置さ
れた構造となっていて、内筒体5A内には下部から上部に
Heガスの如き不活性ガスを冷却した冷却ガスを流し、外
筒体5Bと内筒体5Aとの間には冷却水の如き冷却液を流し
て光ファイバ3Aの冷却を行っていた。
このような冷却筒5を用いる冷却方法とは別に、第4
図に示すような光ファイバ貫通口9を有する板状体10を
用いて、線引炉2から繰り出される光ファイバ3Aの表面
の熱空気層を引き剥がすことにより光ファイバ3Aの冷却
を行い、しかる後に樹脂被覆器7を通して樹脂の被覆を
行う光ファイバ製造装置も提案されている(特開昭63-2
30534号)。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、第2図及び第3図に示すような従来の
光ファイバ製造装置で光ファイバの強制冷却を行って
も、線速が例えば300m/分を越えると、冷却効果が十分
でなくなり、樹脂被覆層の被覆肉厚が不安定になる問題
点があった。
また、第4図に示すような板状体10を用いて冷却を行
う従来の光ファイバ製造装置では、冷却を充分に行えな
い上に、例えば光ファイバ3Aが振動したりすると、該光
ファイバ3Aが板状体10の光ファイバ貫通口9の内周面に
接触し、光ファイバ3Aに損傷を与え、強度低下を招く問
題点があった。
本考案の目的は、線引き速度の高速化に伴う冷却効率
の低下を防ぐことができる光ファイバ製造装置を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するための本考案の構成を説明する
と、本考案は光ファイバ母材を加熱して光ファイバの線
引きを行う線引炉と、前記線引炉で線引きされた前記光
ファイバの冷却を行う冷却筒と、前記冷却筒で冷却され
た前記光ファイバの表面に樹脂を被覆する樹脂被覆器と
を有し、前記冷却筒ではその内部に下部から供給された
冷却ガスを上昇させその過程で前記光ファイバの冷却を
行う光ファイバ製造装置において、 前記冷却筒の上端における光ファイバ貫通口の直径が
4〜10mmの範囲の大きさに定められ、 前記冷却筒の上端と下端を除いた中間部分の内径は前
記光ファイバ貫通口の内径より大きく形成されているこ
とを特徴とする。
[作用] このように冷却筒の上端の光ファイバ貫通口の直径を
4〜10mmにすると、光ファイバの線引き速度が上昇して
も光ファイバの冷却を十分に行うことができる。
また、この光ファイバ製造装置では、冷却筒で内径が
小さくなっている部分は該冷却筒の上端と下端の光ファ
イバ貫通口だけであるので、光ファイバと接触する可能
性のある部分を最小限度に止めることができ、接触によ
る光ファイバの強度低下を可及的に回避することができ
る。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
本実施例の光ファイバ製造装置の概略構成は、第2図
及び第3図と同様である。
このような光ファイバ製造装置で、冷却筒5の上端の
アイリスシャッター6の光ファイバ貫通口6Aの直径即ち
アイリス径(mm)と、該光ファイバ貫通口6Aから抜ける
Heガス(冷却ガス)の流量(l/分)とを表−2のように
変え、線速200m/分の条件で冷却を行ったときのプライ
マリ樹脂被覆層の直径即ちプライマリ径(μm)の変化
についての実験を行ったところ、第1図に示すような結
果が得られた。
なお,第1図において,実線aはHeガスを流して冷却
効果ありの場合のプライマリ径の変化、1点鋭線bはHe
ガスを流さず冷却効果なしの場合のプライマリ径の状態
を示す。
該第1図から明らかなように、Heガスを流したときの
アイリス径が10mmまでは冷却が良好である。一方、アイ
リル径が4mm以下では、光ファイバ3Aの強度が低下し易
く、実用的でない。
そこで、本実施例の光ファイバ製造装置では、冷却筒
5の上端における光ファイバ貫通口6Aの直径が4〜10mm
の範囲の大きさに定められ、冷却筒5の上端と下端を除
いた中間部分の内径は第2図に示すように光ファイバ貫
通口6Aの内径より大きく形成されている。
また、本考案で冷却ガスは、Heに限定されるものでは
なく、例えばAr,N2,CO2,CCl2F2,CCHF2,Xe等の不活性ガ
ス等でも同様の効果を得ることができる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係る光ファイバ製造装置
では、冷却筒の上端の光ファイバ貫通口の直径を4〜10
mmの範囲にしたので、光ファイバの線引き速度が上昇し
ても光ファイバの冷却効率が上昇し、光ファイバを十分
に冷却することができる。このため、光ファイバの線速
が上昇しても樹脂の被覆を良好に行うことができる。
また、この光ファイバ製造装置では、冷却筒で内径が
小さくなっている部分は該冷却筒の上端と下端の光ファ
イバ貫通口だけであるので、光ファイバと接触する可能
性のある部分を最小限度に止めることができ、光ファイ
バが冷却筒に接触することにより該光ファイバに強度低
下を招く確率が小さくなり、実用化が容易となる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は冷却ありと冷却なしの各場合におけるアイリス
径の変化に対するプライマリ径の変化の例を示す線図、
第2図は光ファイバ製造装置の一例の概略構成を示す縦
断面図、第3図は第2図の冷却筒の横断面図、第4図は
従来の板状体の平面図である。 1……光ファイバ母材、2……線引炉、3A……光ファイ
バ、3B……光ファイバ心線、6……アイリスシャッタ
ー、6A……光ファイバ貫通口、7……樹脂被覆器、8…
…樹脂硬化器。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバ母材を加熱して光ファイバの線
    引きを行う線引炉と、前記線引炉で線引された前記光フ
    ァイバの冷却を行う冷却筒と、前記冷却筒で冷却された
    前記光ファイバの表面に樹脂を被覆する樹脂被覆器とを
    有し、前記冷却筒ではその内部に下部から供給された冷
    却ガスを上昇させその過程で前記光ファイバの冷却を行
    う光ファイバ製造装置において、 前記冷却筒の上端における光ファイバ貫通口の直径が4
    〜10mmの範囲の大きさに定められ、 前記冷却筒の上端と下端を除いた中間部分の内径は前記
    光ファイバ貫通口の内径より大きく形成されていること
    を特徴とする光ファイバ製造装置。
JP1990059277U 1990-06-05 1990-06-05 光ファイバ製造装置 Expired - Fee Related JP2522550Y2 (ja)

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JPH0418627U JPH0418627U (ja) 1992-02-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2547806B2 (ja) * 1988-01-27 1996-10-23 住友電気工業株式会社 光ファイバの冷却方法及びその装置

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