JPH0948643A - 光ファイバの線引き被覆方法 - Google Patents
光ファイバの線引き被覆方法Info
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- JPH0948643A JPH0948643A JP7222504A JP22250495A JPH0948643A JP H0948643 A JPH0948643 A JP H0948643A JP 7222504 A JP7222504 A JP 7222504A JP 22250495 A JP22250495 A JP 22250495A JP H0948643 A JPH0948643 A JP H0948643A
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- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C25/00—Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags
- C03C25/10—Coating
- C03C25/12—General methods of coating; Devices therefor
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B37/00—Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
- C03B37/01—Manufacture of glass fibres or filaments
- C03B37/02—Manufacture of glass fibres or filaments by drawing or extruding, e.g. direct drawing of molten glass from nozzles; Cooling fins therefor
- C03B37/025—Manufacture of glass fibres or filaments by drawing or extruding, e.g. direct drawing of molten glass from nozzles; Cooling fins therefor from reheated softened tubes, rods, fibres or filaments, e.g. drawing fibres from preforms
- C03B37/027—Fibres composed of different sorts of glass, e.g. glass optical fibres
- C03B37/02718—Thermal treatment of the fibre during the drawing process, e.g. cooling
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
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- C03B2205/55—Cooling or annealing the drawn fibre prior to coating using a series of coolers or heaters
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- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
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- C03B2205/56—Annealing or re-heating the drawn fibre prior to coating
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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- Y02P40/50—Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
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- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 光ファイバを高速で線引きすると光ファイバ
に所望厚でしかも均一厚の樹脂被覆を施すことが難しく
なる。 【解決手段】 請求項1は、加熱溶融して引き伸ばした
光ファイバ1を冷却器2内に通して冷却し、その後に樹
脂の入ったダイス3内に通して線引きしながら樹脂被覆
する光ファイバの線引き被覆方法において、温度調節器
4を出てダイス3に入る前の光ファイバ1を温度調節器
4内に通して外部雰囲気から遮断すると共に温度調節器
4内の温度を調節する方法。請求項2は、冷却器2から
出た光ファイバ1が室温よりも高いときに温度調節器4
内を加熱して、温度調節器4内の温度を光ファイバ1の
温度と同等にする方法。
に所望厚でしかも均一厚の樹脂被覆を施すことが難しく
なる。 【解決手段】 請求項1は、加熱溶融して引き伸ばした
光ファイバ1を冷却器2内に通して冷却し、その後に樹
脂の入ったダイス3内に通して線引きしながら樹脂被覆
する光ファイバの線引き被覆方法において、温度調節器
4を出てダイス3に入る前の光ファイバ1を温度調節器
4内に通して外部雰囲気から遮断すると共に温度調節器
4内の温度を調節する方法。請求項2は、冷却器2から
出た光ファイバ1が室温よりも高いときに温度調節器4
内を加熱して、温度調節器4内の温度を光ファイバ1の
温度と同等にする方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ファイバを線引き
しながらその外周に樹脂を被覆する方法に関するもので
ある。
しながらその外周に樹脂を被覆する方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】光ファイバの線引きにおいては図6に示
すように加熱溶融した後の光ファイバAを樹脂(例えば
紫外線硬化樹脂)Bの入ったダイスCに通して樹脂を塗
布し、この塗布された樹脂Bを紫外線ランプDで硬化さ
せた後、被覆光ファイバFを巻き取っている。このと
き、ダイスCに通される光ファイバAの温度が室温(2
0〜25℃)より高いとダイスC内の光ファイバA近傍
の樹脂Bが加温されて温度むらができる。その結果、ダ
イスC内の樹脂Bの粘度が不均一になるため、光ファイ
バAの外周に均一厚の被覆をすることができなくなる。
また樹脂Bの温度が上昇するため、その樹脂粘度は低下
し、光ファイバAの外周に十分な厚さの被覆ができなく
なる。
すように加熱溶融した後の光ファイバAを樹脂(例えば
紫外線硬化樹脂)Bの入ったダイスCに通して樹脂を塗
布し、この塗布された樹脂Bを紫外線ランプDで硬化さ
せた後、被覆光ファイバFを巻き取っている。このと
き、ダイスCに通される光ファイバAの温度が室温(2
0〜25℃)より高いとダイスC内の光ファイバA近傍
の樹脂Bが加温されて温度むらができる。その結果、ダ
イスC内の樹脂Bの粘度が不均一になるため、光ファイ
バAの外周に均一厚の被覆をすることができなくなる。
また樹脂Bの温度が上昇するため、その樹脂粘度は低下
し、光ファイバAの外周に十分な厚さの被覆ができなく
なる。
【0003】そこで従来は、ダイスCに通す前の光ファ
イバAを強制的に冷却することが行なわれていた。例え
ば図6に示すように光ファイバAの周囲を冷却筒Eで囲
み、その冷却筒E中に熱伝導率の良いガス(例えばヘリ
ウムガス)を流して光ファイバAを室温まで冷却するこ
とが行なわれていた。
イバAを強制的に冷却することが行なわれていた。例え
ば図6に示すように光ファイバAの周囲を冷却筒Eで囲
み、その冷却筒E中に熱伝導率の良いガス(例えばヘリ
ウムガス)を流して光ファイバAを室温まで冷却するこ
とが行なわれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記のよ
うに強制的冷却しても、生産性向上のために光ファイバ
Aの線引き速度を上げると(例えば1000m/分以上
の線引き速度)、冷却筒E内の冷却能力が追い付かなく
なる。その結果、ダイスCに引込まれる光ファイバAの
温度は50℃程度となり、室温よりも高い温度の光ファ
イバAに樹脂が被覆されることになる。ダイスCに通さ
れる光ファイバAの温度とそれに被覆される樹脂Bの被
覆径との関係は図7に示す通りであるため、高い温度の
光ファイバAに樹脂が被覆されると次のような問題が生
じる。
うに強制的冷却しても、生産性向上のために光ファイバ
Aの線引き速度を上げると(例えば1000m/分以上
の線引き速度)、冷却筒E内の冷却能力が追い付かなく
なる。その結果、ダイスCに引込まれる光ファイバAの
温度は50℃程度となり、室温よりも高い温度の光ファ
イバAに樹脂が被覆されることになる。ダイスCに通さ
れる光ファイバAの温度とそれに被覆される樹脂Bの被
覆径との関係は図7に示す通りであるため、高い温度の
光ファイバAに樹脂が被覆されると次のような問題が生
じる。
【0005】.高温のためにダイスC内の樹脂の粘度
が低くなり、光ファイバAの外周に被覆される樹脂Bの
厚さが薄くなり、被覆光ファイバFの外径が規定値より
も小さくなる。 .冷却筒E通過後の50℃の光ファイバAにより周囲
の空気が加熱されて空気の対流が生じ、不安定な熱交換
がある。そのためダイスC内での光ファイバAの温度が
±2℃程度変動する。その結果、被覆光ファイバFの被
覆径は図8に示すように被覆光ファイバFの長手方向に
±2μm程度変動し不均一になる。 .被覆光ファイバFの外径が小さくなる問題はダイス
Cの孔径Gを大きくすれば解決されるが、それでは前記
の問題は解消されない。
が低くなり、光ファイバAの外周に被覆される樹脂Bの
厚さが薄くなり、被覆光ファイバFの外径が規定値より
も小さくなる。 .冷却筒E通過後の50℃の光ファイバAにより周囲
の空気が加熱されて空気の対流が生じ、不安定な熱交換
がある。そのためダイスC内での光ファイバAの温度が
±2℃程度変動する。その結果、被覆光ファイバFの被
覆径は図8に示すように被覆光ファイバFの長手方向に
±2μm程度変動し不均一になる。 .被覆光ファイバFの外径が小さくなる問題はダイス
Cの孔径Gを大きくすれば解決されるが、それでは前記
の問題は解消されない。
【0006】本発明の目的は、光ファイバを高速で線引
きしても光ファイバに所望厚でしかも均一厚の樹脂被覆
を施すことができる光ファイバの線引き被覆方法を提供
することにある。
きしても光ファイバに所望厚でしかも均一厚の樹脂被覆
を施すことができる光ファイバの線引き被覆方法を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1の
光ファイバの線引き被覆方法は図1〜3に示すように加
熱溶融して引き伸ばした光ファイバ1を冷却器2内に通
して冷却し、その後に樹脂の入ったダイス3内に通して
線引きしながら樹脂被覆する光ファイバの線引き被覆方
法において、冷却器2を出てダイス3に入る前の光ファ
イバ1を温度調節器4内に通して外部雰囲気から遮断す
ると共に温度調節器4内の温度を調節する方法である。
光ファイバの線引き被覆方法は図1〜3に示すように加
熱溶融して引き伸ばした光ファイバ1を冷却器2内に通
して冷却し、その後に樹脂の入ったダイス3内に通して
線引きしながら樹脂被覆する光ファイバの線引き被覆方
法において、冷却器2を出てダイス3に入る前の光ファ
イバ1を温度調節器4内に通して外部雰囲気から遮断す
ると共に温度調節器4内の温度を調節する方法である。
【0008】本発明のうち請求項2の光ファイバの線引
き被覆方法は図1〜3に示すように冷却器2から出た光
ファイバ1の温度が室温よりも高いときに温度調節器4
内を加熱して、温度調節器4内の温度を光ファイバ1の
温度と同等にする方法である。
き被覆方法は図1〜3に示すように冷却器2から出た光
ファイバ1の温度が室温よりも高いときに温度調節器4
内を加熱して、温度調節器4内の温度を光ファイバ1の
温度と同等にする方法である。
【0009】
【作用】本発明のうち請求項1の光ファイバの線引き被
覆方法では、冷却器2を出た光ファイバ1の温度が室温
と異なっていても温度調節器4内の空気の温度が調節さ
れているので、空気の対流が生じにくくなり、光ファイ
バ1に温度むらが生じることがなく、よって光ファイバ
1に一様な厚さの樹脂を被覆することができる。
覆方法では、冷却器2を出た光ファイバ1の温度が室温
と異なっていても温度調節器4内の空気の温度が調節さ
れているので、空気の対流が生じにくくなり、光ファイ
バ1に温度むらが生じることがなく、よって光ファイバ
1に一様な厚さの樹脂を被覆することができる。
【0010】本発明のうち請求項2の光ファイバの線引
き被覆方法では、冷却器2から出た光ファイバ1の温度
が室温よりも高いときに、光ファイバ1を導入した温度
調節器4内を加熱するので、光ファイバ1の温度が室温
より高くても光ファイバ1に温度むらが生じにくくな
り、光ファイバ1の長手方向に樹脂を一様な厚さに被覆
することができる。
き被覆方法では、冷却器2から出た光ファイバ1の温度
が室温よりも高いときに、光ファイバ1を導入した温度
調節器4内を加熱するので、光ファイバ1の温度が室温
より高くても光ファイバ1に温度むらが生じにくくな
り、光ファイバ1の長手方向に樹脂を一様な厚さに被覆
することができる。
【0011】
【発明の実施の形態1】図1は本発明の光ファイバの線
引き被覆方法の第1例を示したものである。図中の光フ
ァイバ1の上方部分には図示されていない加熱炉で加熱
溶融されている図示されていない光ファイバ母材があ
る。また、この加熱溶融された光ファイバ1は図示され
ていない下方の引き取り機により引き取られて1000
m/分程度で線引きされ、続いて図示されていない巻き
取り器に巻き取られる。
引き被覆方法の第1例を示したものである。図中の光フ
ァイバ1の上方部分には図示されていない加熱炉で加熱
溶融されている図示されていない光ファイバ母材があ
る。また、この加熱溶融された光ファイバ1は図示され
ていない下方の引き取り機により引き取られて1000
m/分程度で線引きされ、続いて図示されていない巻き
取り器に巻き取られる。
【0012】光ファイバ1の線引き途中には加熱された
光ファイバ1を冷却する冷却器2が設けられて光ファイ
バ1を冷却する。この冷却器2は光ファイバ1が冷却筒
10の上部に設けられた導入孔11から導入され、冷却
筒10の下部に設けられた引出し孔12から引出される
ようになっている。また、光ファイバ1を冷却筒10内
に供給される冷却ガスにより冷却して、線引きされた光
ファイバ1の温度を約40℃程度まで冷却する。なお、
前記冷却ガスとしては熱伝導率の高いヘリウム等が使用
される。
光ファイバ1を冷却する冷却器2が設けられて光ファイ
バ1を冷却する。この冷却器2は光ファイバ1が冷却筒
10の上部に設けられた導入孔11から導入され、冷却
筒10の下部に設けられた引出し孔12から引出される
ようになっている。また、光ファイバ1を冷却筒10内
に供給される冷却ガスにより冷却して、線引きされた光
ファイバ1の温度を約40℃程度まで冷却する。なお、
前記冷却ガスとしては熱伝導率の高いヘリウム等が使用
される。
【0013】前記冷却器2の下方0.5mの位置には冷
却された光ファイバ1の外周に紫外線硬化樹脂を塗布す
るためのダイス3を設けてある。光ファイバ1にはこの
ダイス3の上部から下部に通り抜ける際にダイス3内に
満たされた紫外線硬化樹脂が塗布される。このダイス3
の下方には紫外線ランプ(図示されていない)が設けら
れており、光ファイバ1に塗布された樹脂が同ランプか
ら紫外線を照射されて硬化する。
却された光ファイバ1の外周に紫外線硬化樹脂を塗布す
るためのダイス3を設けてある。光ファイバ1にはこの
ダイス3の上部から下部に通り抜ける際にダイス3内に
満たされた紫外線硬化樹脂が塗布される。このダイス3
の下方には紫外線ランプ(図示されていない)が設けら
れており、光ファイバ1に塗布された樹脂が同ランプか
ら紫外線を照射されて硬化する。
【0014】前記冷却器2とダイス3との間には冷却器
2から出てダイス3に入る光ファイバ1が周囲の空気に
影響されないようにするための温度調節器4を設けてあ
る。この温度調節器4は筒15の上部に設けられた導入
孔16から筒15内に入り、筒15の下部に設けられた
引出し孔17から引出されるようになっている。この筒
15の外周には本例の線引き被覆条件では光ファイバの
温度が室温より高いことが予想されたためヒータージャ
ケット18を設けてある。この温度調節器4は筒15内
に設けられた温度センサ19と温調器20による制御を
受けて温度調節器4内の温度を所定温度に保つことがで
きるようになっている。この温度設定の方法としては、
例えば筒15内の温度を冷却器2から出た時点での光フ
ァイバ1の温度と同じ温度に設定する方法がある。
2から出てダイス3に入る光ファイバ1が周囲の空気に
影響されないようにするための温度調節器4を設けてあ
る。この温度調節器4は筒15の上部に設けられた導入
孔16から筒15内に入り、筒15の下部に設けられた
引出し孔17から引出されるようになっている。この筒
15の外周には本例の線引き被覆条件では光ファイバの
温度が室温より高いことが予想されたためヒータージャ
ケット18を設けてある。この温度調節器4は筒15内
に設けられた温度センサ19と温調器20による制御を
受けて温度調節器4内の温度を所定温度に保つことがで
きるようになっている。この温度設定の方法としては、
例えば筒15内の温度を冷却器2から出た時点での光フ
ァイバ1の温度と同じ温度に設定する方法がある。
【0015】
【発明の実施の形態2】図2は本発明の光ファイバの線
引き被覆方法の第2例を示したものである。この例は温
度調節器4内に供給する予熱したガスで温度調節器4内
の温度を調節するようにしたものである。この場合、ガ
スは温度調節器4に通じるガス供給パイプ21の周囲に
ヒーター(ヒータージャケット)22を設けて予熱され
る。なお、前記ガスにはCO2 等の泡が被覆樹脂に混入
するのを防止できるものを用いる。また比重が空気より
重いガスを使用してガスを温度調節器4の上部の導入孔
16から漏れにくくすることが望ましい。
引き被覆方法の第2例を示したものである。この例は温
度調節器4内に供給する予熱したガスで温度調節器4内
の温度を調節するようにしたものである。この場合、ガ
スは温度調節器4に通じるガス供給パイプ21の周囲に
ヒーター(ヒータージャケット)22を設けて予熱され
る。なお、前記ガスにはCO2 等の泡が被覆樹脂に混入
するのを防止できるものを用いる。また比重が空気より
重いガスを使用してガスを温度調節器4の上部の導入孔
16から漏れにくくすることが望ましい。
【0016】
【発明の実施の形態3】図3は本発明の光ファイバの線
引き被覆方法の第3の実施例を示したものである。この
実施例は冷却器2から出てくる光ファイバ1の温度を非
接触型のファイバ温度計25により計測し、また温度調
節器4内の温度を温度センサ19により計測して、両者
の温度差を温調器20が自動的に検出することによりヒ
ータージャケット18を作動させ、温度調節器4内の温
度を自動制御で光ファイバ1の温度に近付けられるよう
にしたものである。
引き被覆方法の第3の実施例を示したものである。この
実施例は冷却器2から出てくる光ファイバ1の温度を非
接触型のファイバ温度計25により計測し、また温度調
節器4内の温度を温度センサ19により計測して、両者
の温度差を温調器20が自動的に検出することによりヒ
ータージャケット18を作動させ、温度調節器4内の温
度を自動制御で光ファイバ1の温度に近付けられるよう
にしたものである。
【0017】以上説明した本発明の光ファイバの線引き
被覆方法において、温度調節器4は図4に示すような構
造にするとよい。即ち、温度調節器4の筒15の内径を
10φ程度に細くし、また上部の導入孔16をラビリン
ス状に形成して、筒15内で気体(空気)の対流が起き
にくくなるようにする。この筒15は例えば円筒を縦方
向に二つ割りしたものを突き合わせて接着することなど
によって筒状に形成する。
被覆方法において、温度調節器4は図4に示すような構
造にするとよい。即ち、温度調節器4の筒15の内径を
10φ程度に細くし、また上部の導入孔16をラビリン
ス状に形成して、筒15内で気体(空気)の対流が起き
にくくなるようにする。この筒15は例えば円筒を縦方
向に二つ割りしたものを突き合わせて接着することなど
によって筒状に形成する。
【0018】
【発明の効果】本発明の請求項1、2の光ファイバの線
引き被覆方法では、ダイスの前に光ファイバを通す温度
調節器4を設け、その中の温度を調節するので次のよう
な効果がある。 .ダイスに入る光ファイバに温度むらが生じないた
め、被覆光ファイバの外径を一定に保つことができる。 .例えば毎分1000mの高速で線引きしても被覆光
ファイバの長手方向における外径の変動を小さくするこ
とができる。
引き被覆方法では、ダイスの前に光ファイバを通す温度
調節器4を設け、その中の温度を調節するので次のよう
な効果がある。 .ダイスに入る光ファイバに温度むらが生じないた
め、被覆光ファイバの外径を一定に保つことができる。 .例えば毎分1000mの高速で線引きしても被覆光
ファイバの長手方向における外径の変動を小さくするこ
とができる。
【図1】本発明の光ファイバの線引き被覆方法の第1例
を示した斜視図。
を示した斜視図。
【図2】本発明の光ファイバの線引き被覆方法の第2例
を示した側面図。
を示した側面図。
【図3】本発明の光ファイバの線引き被覆方法の第3例
を示した側面図。
を示した側面図。
【図4】本発明の光ファイバの線引き被覆方法に使用す
る温度調節器の断面図。
る温度調節器の断面図。
【図5】本発明の光ファイバの線引き被覆方法における
被覆径の変動の説明図。
被覆径の変動の説明図。
【図6】従来の光ファイバの線引き被覆方法の一例を示
した説明図。
した説明図。
【図7】被覆光ファイバの温度による外径変動の説明
図。
図。
【図8】従来の光ファイバの線引き被覆方法における被
覆光ファイバの外径変動の説明図。
覆光ファイバの外径変動の説明図。
1 光ファイバ 2 冷却器 3 ダイス 4 温度調節器
Claims (2)
- 【請求項1】加熱溶融して引き伸ばした光ファイバ
(1)を冷却器(2)内に通して冷却し、その後に樹脂
の入ったダイス(3)内に通して樹脂被覆する光ファイ
バの線引き被覆方法において、冷却器(2)を出てダイ
ス(3)に入る前の光ファイバ(1)を温度調節器
(4)内に通して外部雰囲気から遮断すると共に温度調
節器(4)内の温度を調節することを特徴とする光ファ
イバの線引き被覆方法。 - 【請求項2】冷却器(2)から出た光ファイバ(1)が
室温よりも高いときに温度調節器(4)内を加熱して、
温度調節器(4)内の温度を光ファイバ(1)の温度と
同等にすることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ
の線引き被覆方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22250495A JP3378704B2 (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 光ファイバの線引き被覆方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22250495A JP3378704B2 (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 光ファイバの線引き被覆方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0948643A true JPH0948643A (ja) | 1997-02-18 |
JP3378704B2 JP3378704B2 (ja) | 2003-02-17 |
Family
ID=16783471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22250495A Expired - Fee Related JP3378704B2 (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 光ファイバの線引き被覆方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3378704B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008139570A1 (ja) * | 2007-05-08 | 2008-11-20 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | 光ファイバの製造方法および光ファイバの製造装置 |
JP2010111525A (ja) * | 2008-11-05 | 2010-05-20 | Fujikura Ltd | 光ファイバ素線の製造方法と製造装置 |
US8588573B2 (en) | 2009-04-16 | 2013-11-19 | Fujikura Ltd. | Method for manufacturing optical fiber and optical fiber |
-
1995
- 1995-08-07 JP JP22250495A patent/JP3378704B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008139570A1 (ja) * | 2007-05-08 | 2008-11-20 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | 光ファイバの製造方法および光ファイバの製造装置 |
JP5202951B2 (ja) * | 2007-05-08 | 2013-06-05 | 古河電気工業株式会社 | 光ファイバの製造方法および光ファイバの製造装置 |
JP2010111525A (ja) * | 2008-11-05 | 2010-05-20 | Fujikura Ltd | 光ファイバ素線の製造方法と製造装置 |
US8588573B2 (en) | 2009-04-16 | 2013-11-19 | Fujikura Ltd. | Method for manufacturing optical fiber and optical fiber |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3378704B2 (ja) | 2003-02-17 |
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