JP2688254B2 - 光ファイバの製造過程における架橋装置 - Google Patents

光ファイバの製造過程における架橋装置

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、光ファイバの製造過程における架橋装置に
係り、特に、線引き工程の高速化を図った光ファイバの
製造過程における架橋装置に関する。
「従来の技術」 光ファイバの製造装置の該略構成を第3図に示すと、
この装置は、大径長尺状の光ファイバの母材(以下プリ
フォームという)2を周囲から加熱して細線化するため
の加熱炉1と、 該加熱炉1の下流に配置され、細線化された光ファイ
バ裸線4に液状の熱硬化型の被膜材3を塗布するダイス
5と、 被膜材3が塗布された光ファイバ裸線4に赤外線等の
熱線を投射して被膜材3を架橋させる架橋筒6と、 架橋された光ファイバ素線9を巻き取る巻き取り装置
10とから構成されている。
そして、上記架橋筒6としては、例えば、第4図に示
すように架橋筒本体6a内に、ヒータ6bを配置してその中
を通る光ファイバ裸線4を周囲から加熱して、架橋させ
るものがあった。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、製造工程の高速化を図る際に、線引き速度
が速くなるにつれて、光ファイバ裸線4が架橋筒6内に
滞在する時間が短くなるので、架橋筒6を長くするか、
あるいはヒータ6bの温度を高くして熱量を確保しなけれ
ばならない。
しかしながら、架橋筒6の長尺化は装置の大形化につ
ながるので好ましくない。また、架橋筒6の温度を上げ
て熱量を確保しようとすると、線通し時には線速が遅い
ために、光ファイバ裸線4に塗布された被覆材3に熱が
掛かり過ぎて燃え出してしまう危険性があった。
そこで、線引き速度の昇降に十分対応する昇温降温可
能な架橋筒6の開発が望まれている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、線引き速度の昇降速度に対応して急冷急加熱可能な
光ファイバの製造過程における架橋装置を提供すること
にある。
「課題を解決するための手段」 本発明に係る光ファイバの製造過程における架橋装置
は、被膜材が塗布された光ファイバ裸線を囲んだ状態に
線引き通路に配置され、流量調整自在に冷却ガスが挿通
される円環状の冷却ガス流路と、 該冷却ガス流路の周囲に配置され、該冷却ガス管を通
して光ファイバ裸線に塗布された被膜材に赤外線を照射
する赤外線照射手段とを具備することを特徴とする。
「作用」 本発明に係る光ファイバの製造過程における架橋装置
によれば、線通し時には、冷却ガスの流量を多くして、
光ファイバ裸線に塗布された被膜材への赤外線の到達量
を少なくするとともに、光ファイバ裸線の周囲を素早く
冷却することができる。
また、架橋時には、冷却ガスの流量を少なくすること
により、光ファイバ裸線に塗布された被膜材に到達する
赤外線の線量を多くして、架橋を効率よく行うことがで
きる。
「実施例」 本発明に係る光ファイバの製造過程における架橋装置
の一実施例を第1図を参照して説明する。
この実施例における架橋装置は、加熱炉1にて紡糸さ
れ、ダイス5によって熱硬化型樹脂が塗布された光ファ
イバ裸線4を第1図の横断面図および第2図の縦断面図
に示すように、その中心軸線上に通過させる小径円筒状
のガラス管11と、 該ガラス管11を取り巻く2重円環状の冷却ガス挿通管
12とが配設されている。
冷却ガス挿通管12には、N2,Ar,He等の冷却ガスがその
流量を可変自在に挿通されるようになっている。つま
り、ガス挿通管12の上部から下部に向って冷却ガスが供
給され、その流量2を弁操作等によって可変できるよう
になっている。
そして、冷却ガス挿通管12の周囲四方に、4個の赤外
線ヒータ13、13……が冷却ガス挿通管12を通して光ファ
イバ裸線4に向って赤外線を投射するように配置されて
いる。
これら赤外線ヒータ13、13……は断熱材14の内周側に
配設されて、該断熱材14によって外部との熱の遮断を行
うように構成されている。
上記のような構成の光ファイバの架橋装置によれば、
線通し時には、冷却ガス挿通管12に流れる冷却ガスの流
量を多くして、光ファイバ裸線4に塗布された被膜材へ
の赤外線の到達量を少なくするとともに、線引きされて
ガラス管11内を通過する光ファイバ裸線4の周囲を素早
く冷却することができる。
また、架橋時には、冷却ガス挿通管12を流れる冷却ガ
スの流量を少なくすることにより、被膜材3が塗布され
た光ファイバ裸線4の周囲に到達する赤外線の線量を多
くし、光ファイバ裸線4の周囲の温度を素早く高くして
架橋を効率よく行うことができる。なお、架橋時には、
冷却ガスを供給しないようにしてもよい。
「発明の効果」 以上説明したように本発明に係る光ファイバの製造過
程における架橋装置によれば、線引きされて通過する光
ファイバの周囲を取り囲むように、冷却ガス流路があ
り、該冷却ガス流路に流れる冷却ガスの流量を光ファイ
バ裸線の線引き速度に応じて調整して、該冷却ガス挿通
管を通して赤外線を光ファイバ裸線の通過位置に投射す
るので、光ファイバ周囲の温度を急冷急加熱することが
できる。
したがって、光ファイバの線引きの高速化を図った場
合における架橋時と線通し時との速度差が大である際に
も、架橋に必要な熱量を即座に得るとともに、線通し時
の冷却も即座に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る光ファイバの製造過程における
架橋装置の一実施例を示す横断面図、第2図は同縦断面
図、第3図は光ファイバの製造装置を示す該略構成図、
第4図は架橋筒の従来例を示す縦断面図である。 11……ガラス管、12……冷却ガス挿通管、13……赤外線
ヒータ、14……断熱材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバ裸線を母材から線引きして、そ
    の下流にて熱硬化型の被膜材を塗布した後に、 該被膜材を架橋する光ファイバの製造過程における架橋
    装置において、 前記被膜材が塗布された光ファイバ裸線を囲んだ状態に
    線引き通路に配置され、流量調整自在に冷却ガスが挿通
    される円環状の冷却ガス流路と、 該冷却ガス流路の周囲に配置され、該冷却ガス管を通し
    て光ファイバ裸線に塗布された被膜材に赤外線を照射す
    る赤外線照射手段とを具備することを特徴とする光ファ
    イバの製造過程における架橋装置。
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