JP2556600Y2 - 標識体等の取付金具 - Google Patents

標識体等の取付金具

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JP2556600Y2
JP2556600Y2 JP1993066875U JP6687593U JP2556600Y2 JP 2556600 Y2 JP2556600 Y2 JP 2556600Y2 JP 1993066875 U JP1993066875 U JP 1993066875U JP 6687593 U JP6687593 U JP 6687593U JP 2556600 Y2 JP2556600 Y2 JP 2556600Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、標識体等の取付金具に
関するものであり、特に、鉄塔等の構造物を構成するア
ングル材に標識体等の付属物を取り付けて固定し、締結
部の緩みを防止する取付金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄塔等の構造物を構成するアングル材に
標識体等の付属物を取り付けることが行われている。即
ち、送電線の鉄塔等には、感電事故を防止するなどのた
めに、注意を喚起する等の目的で、鉄柱や複合電柱に看
板による標識体等を設置するが、この標識体等を設置す
るために、種々の取付金具が用いられている。
【0003】標識体等を設置するために用いる従来の取
付金具の1例としては、図4に示すものがある。この取
付金具13は、ボルト長孔13aを設けその一端を折曲
げた形状13bとし、これを鉄塔等の構造物を構成する
アングル材3の一面に当接し、前記の折曲げ部13bに
よりアングル材3の一面の辺部3cを挟むようにして取
り付け、頭部を折曲げたボルト14により、アングル材
の他の一面の辺部3dに掛止して、このボルト14を取
付金具のボルト長孔13a、標識板2のボルト孔に通し
て、ナット15で締め付けて取り付けるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】標識体等を取り付ける
鉄塔等の構造物を構成するアングル材は、その寸法が多
種多様なものである。即ち、その部材の幅、部材の厚さ
が種々の寸法からなるものであり、かつ部材の配置が二
次元的で、刃の向きも一定しないものである。従って、
そのアングル材の寸法等の多様性に応じて、標識体を取
り付ける金具の種類も多様なものとなる。そして送電線
の鉄塔等においては、風圧により緊線部から塔体に伝わ
る微振動により、標識体とアングル材との取り付け締結
部に緩みが生じやすいことが、関係者から指摘されてい
る。このような問題があるにもかかわらず、従来から使
用されている標識体等の取付金具は、これらの問題に対
応できるものとはなっていない。
【0005】本考案は、アングル材に標識体等の付属物
を取り付ける金具に関する、従来技術の問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的は、標識体等を取り付け
るアングル材が多種多様であっても、最小部品の組み合
せからなる取付金具により、そのアングル材の寸法変化
等に対応することができて、取り付け作業の煩雑さを軽
減することができ、かつ簡便な手段で取り付け締結部の
緩みを防止することができる取付金具を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】本考案者は、
上記の課題の解決について種々検討した結果、鉄塔等の
構造物を構成するアングル材に標識体等の付属物を取り
付ける金具として、アングル材の寸法の変化に対応する
ことができる自在締結孔、即ち、ボルト長孔を設けた2
種類の金具を組み合わせ、この2種類の金具とボルト、
ナットにより、アングル材の角端に添った形状をなすバ
ンド状の取付金具を考案した。
【0007】本考案は上記の着想に基づくものであり、
その要旨は、二種類の金具の組み合せからなり、被取付
体であるアングル材に添った形状をなすバンド状の取付
金具であって、構造物を構成するアングル材の一面に当
接するボルト孔を設けたコ字状部と、このコ字状部の一
端を延長したボルト長孔を設けた斜面部からなる金具
と、前記のアングル材の他の一面に当接するボルト長孔
を設けたテーパー状座面部と、前記の斜面部に当接する
ボルト長孔を設けた斜面部からなるレ字状金具と、両金
具を締結するボルト・ナットからなることを特徴とする
標識体等の取付金具である。
【0008】本考案による標識体等の取付金具は、2種
類の金具とボルト・ナットを組み合せることにより、ア
ングル材の角端に添った形状をなすバンド状の取付金具
として標識体等を取り付けるものである。即ち、金具の
一つ(以下B金具という)は、構造物を構成するアング
ル材の一面に当接するボルト孔を設けたコ字状部と、そ
のコ字状部の一端を延長したボルト長孔を設けた斜面部
からなるものであり、他の一つの金具(以下A金具とい
う)は、アングル材の他の一面に当接するボルト長孔を
設けたテーパー状座面部と、上記のB金具の斜面部に当
接するボルト長孔を設けた斜面部からなるレ字状金具で
ある。そして、ボルト・ナットには座金を挟んで用いる
が、この座金はテーパー状座金とし、これを上記のテー
パー状座面部に当接して使用することにより、クサビ効
果を発揮することができる。
【0009】そして、被取付体であるアングル材を巻く
ように、上記のB金具のコ字状部に設けたボルト孔、A
金具のテーパー状座面部に設けたボルト長孔、テーパー
状座金のボルト孔、取り付ける標識体等に設けたボルト
孔にそれぞれ連通するボルトを通し、そのボルトの他端
をナットで締め付けると共に、A金具の斜面部とB金具
の斜面部とを当接して、それぞれの斜面部に設けたボル
ト長孔にボルトを通し、そのボルトをナットで締め付け
ることにより、アングル材の角端に添った形状をなす、
バンド状の取付金具として標識体等を取り付ける構造か
らなるものである。
【0010】本考案によれば、上記のA金具とB金具か
らなる2種類の金具とボルト・ナットという最小の部品
の組み合せからなる取付金具により、標識体等を取り付
けるアングル部材が多種多様であっても、各金具に設け
たボルト長孔のボルト挿通位置を調節することにより、
アングル材の寸法変化等に対応して、容易に標識体等を
取り付けることができ、取り付け作業の煩雑さを軽減す
ることができる。そして、前記のA金具の一面を、ボル
ト長孔を設けたテーパー状座面部とし、さらにこのテー
パー状座面部に当接してテーパー状座金を用いてクサビ
効果を発揮せしめる形状とし、金具全体をアングル材の
角端に添った形状をなすバンド状のものとすることによ
り、簡便な手段で取り付け締結部の緩みを防止すること
ができる。
【0011】
【実施例】以下実施例に基づいて、本考案の詳細を説明
する。図1は、本考案に係る標識体等の取付金具1を使
用し、標識板2をアングル材3に取り付ける状態を示す
斜視図である。即ち、2種類の金具の一つであるB金具
4は、構造物を構成するアングル材3の一面3bに当接
するボルト孔4aを設けたコ字状部4bと、そのコ字状
部の一端を延長したボルト長孔を設けた斜面部4cから
なるものである。そして、他の一つの金具であるA金具
5は、アングル材3の他の一面3aに当接するボルト長
孔5aを設けたテーパー状座面部5bと、上記のB金具
の斜面部4cに当接するボルト長孔5cを設けた斜面部
5dからなるレ字状金具である。さらに、図1において
6はボルト、7はナット、8はA金具のテーパー状座面
部5bに当接して用いるテーパー状座金であり、9は他
の座金である。そして、図において10は、B金具4と
A金具5のそれぞれの斜面部4cと5dを締結するボル
トとナットである。
【0012】上記のような取付金具1を、アングル材3
を巻くように、B金具のコ字状部に設けたボルト孔、A
金具のテーパー状座面部に設けたボルト長孔、テーパー
状座金のボルト孔、標識板に設けたボルト孔にボルト6
を通し、そのボルトの他端をナット7で締め付けると共
に、A金具の斜面部とB金具の斜面部を当接して、それ
ぞれの斜面部に設けたボルト長孔にボルトを通し、その
ボルトをナットで締め付けることにより、アングル材の
角端に添った形状をなす、バンド状の取付金具として標
識板を取り付ける構造からなるものである。この際、テ
ーパー状座金8を使用し、これをテーパー状座面部5b
に当接してナット7で締め付けることにより、クサビ効
果を発揮することができる。
【0013】図2は、2種類の金具であるB金具とA金
具を示す斜視図である。即ち、図2(1)はA金具5であ
り、アングル材の一面に当接するボルト長孔5aを設け
たテーパー状座面部5bと、B金具の斜面部に当接する
ボルト長孔5cを設けた斜面部5dからなるレ字状金具
である。なお、このA金具のテーパー状座面部5bの詳
細は、ボルト長孔5aを設けた中央テーパー状凸面部5
eとアングル材に当接する両側平面部5f、5fからな
るものである。そして、図2(2)はB金具4であり、ア
ングル材の一面に当接するボルト孔4aを設けたコ字状
部4bと、そのコ字状部の一端を延長したボルト長孔4
dを設けた斜面部4cからなるものである。
【0014】次に図3(1)は、本考案に係る標識体等の
取付金具1を使用して、鉄塔11を構成するアングル材
3に、アルミレール12を介して標識板2を取り付けた
状態を示すものである。そして、図3(2)と図3(3)は、
上記の標識体等の取付金具1の取り付け状態の詳細を示
す平面図である。即ち、アングル材3を巻くようにし
て、B金具4とA金具5をボルト6とナット7並びにボ
ルトとナット10により締め付けることにより、アング
ル材3の角端に添った形状をなすバンド状の取付金具と
し、かつボルト6を介してアルミレール12に取り付け
た標識板2を取り付けた状態を示すものである。
【0015】
【考案の効果】本考案に係る標識体等の取付金具は、ア
ングル材の一面に当接するボルト孔を設けたコ字状部
と、このコ字状部の一端を延長したボルト長孔を設けた
斜面部からなる金具と、このアングル材の他の一面に当
接するボルト長孔を設けたテーパー状座面部と、前記の
斜面部に当接するボルト長孔を設けた斜面部からなるレ
字状金具と、ボルト、座金、ナットの組み合せからなる
ものであるが、本考案によれば、2種類の金具とボルト
・ナットという最小の部品の組み合せからなる取付金具
により、標識体等を取り付けるアングル材が多種多様で
あっても、各金具に設けたボルト長孔のボルト挿通位置
を調節することにより、アングル材の寸法変化等に対応
して、容易に標識体等を取り付けることができ、取り付
け作業の煩雑さを軽減することができる。そして本考案
によれば、一方の金具の一面を、ボルト長孔を設けたテ
ーパー状座面部とし、さらにこのテーパー状座面部に当
接してテーパー状座金を用いてクサビ効果を発揮せしめ
る形状とし、金具全体をアングル材の角端に添った形状
をなすバンド状のものとすることにより、簡便な手段で
取り付け締結部の緩みを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の標識体等の取付金具の取付け
状態を示す斜視図である。
【図2】図2は、2種類の金具であるB金具(図2
(2))とA金具(図2(1))を示す斜視図である。
【図3】図3(1)は、本考案の取付金具により、鉄塔を
構成するアングル材に標識板を取り付けた状態を示す正
面図であり、図3(2)と図3(3)は、その取り付け状態の
詳細を示す平面図である。
【図4】図4は、標識体等を取り付ける従来の取付金具
の1例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 標識体等の取付金具 2 標識板 3 アングル材 3a、3b アングル材の一面 3c、3d アングル材の一面の辺部 4 B金具 4a B金具のボルト孔 4b B金具のコ字状部 4c B金具の斜面部 4d B金具のボルト長孔 5 A金具 5a、5c A金具のボルト長孔 5b A金具のテーパー状座面部 5d A金具の斜面部 5e A金具の中央テーパー状凸面部 5f A金具の両側平面部 6、14 ボルト 7、15 ナット 8 テーパー状座金 9 座金 10 ボルトとナット 11 鉄塔 12 アルミレール 13 従来の取付金具 13a ボルト長孔 13b 折り曲げ形状

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二種類の金具の組み合せからなり、被取
    付体であるアングル材に添った形状をなすバンド状の取
    付金具であって、構造物を構成するアングル材の一面に
    当接するボルト孔を設けたコ字状部と、このコ字状部の
    一端を延長したボルト長孔を設けた斜面部からなる金具
    と、前記のアングル材の他の一面に当接するボルト長孔
    を設けたテーパー状座面部と、前記の斜面部に当接する
    ボルト長孔を設けた斜面部からなるレ字状金具と、両金
    具を締結するボルト・ナットからなることを特徴とする
    標識体等の取付金具。
  2. 【請求項2】 レ字状金物のテーパー状座面部が、ボル
    ト長孔を設けた中央テーパー状凸面部とアングル材に当
    接する両側平面部からなるものである請求項1に記載の
    標識体等の取付金具。
  3. 【請求項3】 テーパー状座面部とコ字状部を締結する
    ボルト・ナットが、テーパー状座金を含むものである請
    求項1に記載の標識体等の取付金具。
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