JP4033366B2 - ポール用取付金具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋外の配電盤、制御盤等を電柱や電気機器取付用ポール等に取り付けるためのポール用取付金具の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のポール用取付金具は、図3及び図4に示すようにポール受板部51の両側後方に連設した脚板部52、52の基端に取付板部53、53を折曲形成したボックス取付金具50を該脚板部52、52の先端に形成した取付バンド挿通孔54、54に取付バンド55を挿通したうえポール受板部51をポール70に当接し、続けて取付バンド55をポール70に巻きつけ該取付バンド55の一端に折曲形成した締付片部56に設けたボルト挿通孔57にボルト58を挿通したうえナット59を螺合し、該ボルト58の基端に設けた鉤部60を取付バンド55に配設した係止孔61に係止させ、ナット59を締めつけて取付バンド55に張力を与えポール70に取り付けるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来のものは取付バンド55がポール70を巻くように締まるため、取付バンド55及びボックス取付金具50をポール70に取り付けておく力は強いが、ポール70に対してボックス取付金具50が回転を抑止する力は弱いものであった。そのため、ボックス取付金具50の回転を防止するためには取付バンド55の締めつけ力を強固にする必要があり作業が厄介であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記のような課題を解決するためになされた本発明は、凹状円弧板部の両側に凸状ポール受部を設けるとともに両凸状ポール受部の外側後部に外向き傾斜の傾斜脚板部を連設したうえ該傾斜脚板部の先端に取付片部を設けた被取付物固定金具の前記一方の傾斜脚板部にボルト挿通孔を設けるとともに他方の傾斜脚板部に係止孔を多数配設した取付バンドの該係止孔を係合するフック部付きの取付バンド挿通孔を設け、前記一方の傾斜脚板部の後面からボルト挿通孔に挿通したボルトの軸部を取付バンドの先端に形成した締付片部に設けたボルト挿通孔に挿通させたうえナットを螺合し、さらに、前記凹状円弧板部の外側後部に外向き傾斜の傾斜脚板部のうち、この傾斜の中で緩い傾斜の副脚板部にボルト挿通孔を設けたことを特徴とするものである。また、ボルト挿通孔を設けた傾斜脚板部を、凹状円弧板部に続く強い傾斜の主脚板部とこれに続く緩い傾斜の副脚板部とこれに続く垂直脚板部よりなるものとして、緩い傾斜の副脚板部ボルト挿通孔を設けてもよい。さらには、凹状円弧板部及び両傾斜脚板部の上下端後部に補強板部を一連に折曲形成することが好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図1及び図2により詳細に説明する。
1は凹状円弧板部2の両側に凸状ポール受部2a、2aを設けるとともに両凸状ポール受部2a、2aの外側後部に外向き傾斜の傾斜脚板部3、3を連設したうえ該傾斜脚板部3、3の先端に取付片部4、4を設けた被取付物固定金具である。この被取付物固定金具1の両傾斜脚板部3、3のうち一方の傾斜脚板部3にはボルト挿通孔5が設けられている。また、他方の傾斜脚板部3には係止孔12を多数配設した取付バンド11の該係止孔12を係合するフック部6を孔縁に設けた取付バンド挿通孔7が1個又は複数個透設されている。なお、ボルト挿通孔5を設けた傾斜脚板部3は凹状円弧板部2に続く強い傾斜の主脚板部3aとこれに続く緩い傾斜の副脚板部3bとこれに続く垂直脚板部3cよりなるものとして、緩い傾斜の副脚板部3bにボルト挿通孔5を設けている。このボルト挿通孔5は角根ボルトの角根部が回動は阻止されるが傾斜方向に摺動可能な長孔状としている。
【0006】
8は前記ボルト挿通孔5に裏面側から挿通保持するボルトであり、該ボルト8は回り止め用の角根部8aを設けたものとし該角根部8aをボルト挿通孔5に嵌合し、ナット15で該ボルト8を軽く固定しておきボルト8の軸部8bを取付バンド11の先端に形成した締付片部13に設けたボルト挿通孔13aに挿通させたうえナット14を螺合し取付バンド11を締めつけるものである。9、9は凹状円弧板部2及び傾斜脚板部3、3の上下端後部に一連に折曲形成した補強板部であり、取付バンド11を締めつける際にポール受板部1及び傾斜脚板部3、3が歪むのを防止するものである。
【0007】
このように構成されたものは、予め、被取付物固定金具1のボルト挿通孔5にボルト8を入れて角根部8aを嵌合させてナット15で軽く固定しておく。そして、ポール70に取り付けるには先ず被取付物固定金具1の凹状円弧板部2の両側に設けた凸状ポール受部2a、2aをポール70に当接させ、取付バンド11の先端に形成した締付片部13に設けたボルト挿通孔13aにボルト挿通孔7に挿通させたボルト8の軸部8bを挿通してナット14を仮締めし、該取付バンド11をポール70に巻きつけ取付バンド11の基端を他方の傾斜脚板部3に透設した取付バンド挿通孔5に挿通したうえ取付バンド11の所望の係止孔12を該取付バンド挿通孔7の孔縁に設けたフック部6に係合する。続いてボルト8の軸部8bに仮締めしたナット14を本締めしていけば取付バンド11がポール70を締めつけて凸状ポール受部2a、2aを該ポール70に食い込ませる形で被取付物固定金具1が固定されることとなる。
【0008】
この場合に被取付物固定金具1がポール70と当接する箇所は凹状円弧板部2の両側に設けた凸状ポール受部2a、2aのみであり、また、ボルト8は外向き傾斜の傾斜脚板部3に設けたボルト挿通孔5の裏面側から挿通したものであるので、該ボルト8の軸部8bはポール70に対して開いた位置をとるので太さの異なる種々のポールに対応できる。さらに、フック部6を孔縁に設けた取付バンド挿通孔7を階段状に複数個設けておけば対応できるポールの太さが多くなる。また、ナット14を締めつけて取付バンド11の先端に形成した締付片部13を該ナット14でボルト8の頭部側に移動させて取付バンド11を緊張させた際に、ボルト8は頭部側を起点にポール70側に引きつけられるので被取付物固定金具1がポール70に強固に固定されることとなる。また、ボルト挿通孔5を設けた傾斜脚板部3を凹状円弧板部2に続く強い傾斜の主脚板部3aとこれに続く緩い傾斜の副脚板部3bとこれに続く垂直脚板部3cよりなるものとして、緩い傾斜の副脚板部3bにボルト挿通孔5を設けることにより、ボルト8が被取付物固定金具1に対して垂直方向を向くので該被取付物固定金具1がポール70に対して押しつけられ取付効力を得ることができ、より強固に固定されることとなる。
【0009】
しかも、前記したようにボルト挿通孔5を設けた傾斜脚板部3は強い傾斜の主脚板部3aとこれに続く緩い傾斜の副脚板部3bとこれに続く垂直脚板部3cよりなるものとしているので、傾斜脚板部3を折曲せず同一面状として該傾斜脚板部4の傾斜を緩くしてボルト8が被取付物固定金具1に対して垂直方向を向かせるのに比べ幅方向のサイズを小さくできる。さらには、ボルト挿通孔5を角根ボルトの角根部が回動は阻止されるが傾斜方向に摺動可能な長孔状としたものとすることによりボルト8として角根ボルトを使用してナット15で軽く固定しておけばナット14を締めつけ時に共回りせず容易に締めつけ作業が行うことができる。また、長孔状としたボルト挿通孔5の任意の箇所を選択できるのでポールに応じた最適な箇所にボルト8を位置させることができる。
【0010】
このようにポール70に固定した被取付物固定金具1の傾斜脚板部3、3の先端に設けたボックス取付片部4、4に電気機器収納箱等の被取付物21を該ボックス取付片部4、4に設けたボルト挿通孔4aにボルトを挿通して取り付けるものである。被取付物21と傾斜脚板部3、3とポール70は略台形を形成するので縦、横からの力に対しても対応でき、また、凹状円弧板部2及び傾斜脚板部3、3の上下端後部に補強板部9、9が一連に折曲形成されいるので取付バンド11を締めつける際に凹状円弧板部2及び傾斜脚板部3、3が歪むのを防止するのは勿論のこと被取付物21が重量物であっても破損したり歪む虞のないものである。
【0011】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明はポール受板部の両側後部に連設した外向の傾斜脚板部の、一方の傾斜脚板部に設けたボルト挿通孔に挿通保持したボルトのボルト軸部に取付バンドの先端に形成した締付片部をナットで仮保持して、ポール受板部のポール受部をポールに当接し、他方の傾斜脚板部に設けた取付バンド挿通孔のフック部に前記取付バンドの係止孔を係合させたうえ仮保持したナットで取付バンドをボルト頭部側に移動させて締めつけるものであるから、ポール受板部はポールに押しつけられ取付効力を得ることができポールに対して回転することなく強固に取付することができる。また、取付作業も容易なうえ種々の太さのポールにも対応できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す一部切欠斜視図である。
【図2】 本発明の実施の形態を示す一部切欠平面図である。
【図3】 従来例を示す斜視図である。
【図4】 従来例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 被取付物固定金具
2 凹状円弧板部
2a 凸状ポール受部
3 傾斜脚板部
3a 主脚板部
3b 副脚板部
3c 垂直脚板部
4 取付片部
5 ボルト挿通孔
6 フック部
7 取付バンド挿通孔
8 ボルト
8a 軸部
9 補強板部
11 取付バンド
12 係止孔
13 締付片部
13a ボルト挿通孔
14 ナット
Claims (3)
- 凹状円弧板部(2) の外側後部に外向き傾斜の傾斜脚板部(3)、(3) を連設したうえ該傾斜脚板部(3) 、(3) の先端に取付片部(4) 、(4) を設けた被取付物固定金具(1)の前記一方の傾斜脚板部(3) にボルト挿通孔(5) を設けるとともに他方の傾斜脚板部(3) に係止孔(12)を多数配設した取付バンド(11)の該係止孔(12)を係合するフック部(6) 付きの取付バンド挿通孔(7) を設け、前記一方の傾斜脚板部(3) の後面からボルト挿通孔(5) に挿通したボルト(8) の軸部(8b)を取付バンド(11)の先端に形成した締付片部(13)に設けたボルト挿通孔(13a)に挿通させたうえナット(14)を螺合し、さらに、前記凹状円弧板部 (2) の外側後部に外向き傾斜の傾斜脚板部( 3 )、 (3) のうち、この傾斜の中で緩い傾斜の副脚板部 (3b) にボルト挿通孔 (5) を設けたことを特徴とするポール用取付金具。
- ボルト挿通孔 (5) を設けた傾斜脚板部 (3) を、凹状円弧板部 (2) に続く強い傾斜の主脚板部 (3a) とこれに続く緩い傾斜の副脚板部 (3b) とこれに続く垂直脚板部 (3c) よりなるものとして、緩い傾斜の副脚板部 (3b) にボルト挿通孔 (5) を設けた請求項1に記載のポール用取付金具。
- 凹状円弧板部 (2) 及び両傾斜脚板部 (3) 、 (3) の上下端後部に補強板部 (9) 、 (9) を一連に折曲形成した請求項1または2に記載のポール用取付金具。
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1998
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