JP2555998B2 - 易接着性ポリエステルフイルム - Google Patents
易接着性ポリエステルフイルムInfo
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は易接着性ポリエステルフイルムに関する。詳
しくは磁気記録媒体の磁性層ならびに非磁性層側のバツ
クコート層に対し易接着性を有するポリエステルフイル
ムに関する。
しくは磁気記録媒体の磁性層ならびに非磁性層側のバツ
クコート層に対し易接着性を有するポリエステルフイル
ムに関する。
ビデオテープ，オーデイオテープ，メモリーテープ，
磁気シート，磁気デイスク等の磁気記録媒体は，支持体
と支持体表面上に設けられた磁性体層とからなる。ま
た，磁性体層と反対の表面はすべり性を増すために，易
滑性のバツクコート層を設ける場合が多い。磁気記録媒
体の支持体として，ポリエステルフイルムが主として用
いられるが，磁性層とポリエステルフイルムとの密着
性，易滑性のバツクコート層とポリエステルフイルムと
の密着性は重要特性である。密着性が不良であると，磁
気記録媒体の録音，録画再生過程において，磁性層，バ
ツクコート層がはがれて磁気特性が全く損なわれてしま
う。
磁気シート，磁気デイスク等の磁気記録媒体は，支持体
と支持体表面上に設けられた磁性体層とからなる。ま
た，磁性体層と反対の表面はすべり性を増すために，易
滑性のバツクコート層を設ける場合が多い。磁気記録媒
体の支持体として，ポリエステルフイルムが主として用
いられるが，磁性層とポリエステルフイルムとの密着
性，易滑性のバツクコート層とポリエステルフイルムと
の密着性は重要特性である。密着性が不良であると，磁
気記録媒体の録音，録画再生過程において，磁性層，バ
ツクコート層がはがれて磁気特性が全く損なわれてしま
う。
接着性の改良されたポリエステルフイルムは各種知ら
れている。コロナ放電処理を表面に施したもの，易接着
性樹脂を表面に塗布したもの等が存在する。特に顕著な
易接着性効果をもたらすためには易接着樹脂を塗布する
のが望ましいとされている。
れている。コロナ放電処理を表面に施したもの，易接着
性樹脂を表面に塗布したもの等が存在する。特に顕著な
易接着性効果をもたらすためには易接着樹脂を塗布する
のが望ましいとされている。
近年，磁気記録の高密度化に伴い，使用されるポリエ
ステルフイルムの表面粗度は低くなり，平滑化されてい
る。この場合，従来の易接着性樹脂塗布処理を施したも
のは，フイルムをロール状態に巻いた場合において，フ
イルム同志のブロツキングが起こり，ロールの磁気媒体
製造工程での巻出し段階で，フイルムが切れたり，破れ
たりしてしまうことが起こりやすい。
ステルフイルムの表面粗度は低くなり，平滑化されてい
る。この場合，従来の易接着性樹脂塗布処理を施したも
のは，フイルムをロール状態に巻いた場合において，フ
イルム同志のブロツキングが起こり，ロールの磁気媒体
製造工程での巻出し段階で，フイルムが切れたり，破れ
たりしてしまうことが起こりやすい。
特に磁性金属薄膜を真空蒸着でポリエステルフイルム
表面に設けてなる蒸着テープ，特に蒸着ビデオテープ
は，使用ベースフイルムの表面粗さが低く，磁性面と反
対側にバツクコート層を設けテープ走行面のすべりを向
上させる必要があり，そのバツクコート層のポリエステ
ルフイルムへの接着性を向上させるためにバツクコート
層に対する易接着化塗布処理を従来技術で行なつた場合
には，ベースフイルムの表面粗さが極めて低いので，特
にブロツキングも起こしやすい。
表面に設けてなる蒸着テープ，特に蒸着ビデオテープ
は，使用ベースフイルムの表面粗さが低く，磁性面と反
対側にバツクコート層を設けテープ走行面のすべりを向
上させる必要があり，そのバツクコート層のポリエステ
ルフイルムへの接着性を向上させるためにバツクコート
層に対する易接着化塗布処理を従来技術で行なつた場合
には，ベースフイルムの表面粗さが極めて低いので，特
にブロツキングも起こしやすい。
このブロツキングは空気中の水分がフイルム表面，表
面間に入り込み，フイルム間の圧力でフイルム表面間が
接着状態のようになるために生じると考えられる。フイ
ルム製造後または使用前のロール状製品の保存状態を低
湿度下にしておき、保管管理条件を厳しく管理すること
により，ブロツキングをある程度防止することはできる
が，本質的解決は図れず十分でない。特に蒸着磁気記録
媒体用のポリエステルフイルムの場合には，湿度管理で
は易接着化フイルムのブロツキング防止は不可能に近
い。
面間に入り込み，フイルム間の圧力でフイルム表面間が
接着状態のようになるために生じると考えられる。フイ
ルム製造後または使用前のロール状製品の保存状態を低
湿度下にしておき、保管管理条件を厳しく管理すること
により，ブロツキングをある程度防止することはできる
が，本質的解決は図れず十分でない。特に蒸着磁気記録
媒体用のポリエステルフイルムの場合には，湿度管理で
は易接着化フイルムのブロツキング防止は不可能に近
い。
本発明の目的は，とくに、磁性金属薄膜蒸着型磁気記
録媒体ベースフイルム用の磁性層ならびにバツクコート
層に対して接着性が良好で，しかもフイルム間のブロツ
キングがないポリエステルフイルムを提供することにあ
る。
録媒体ベースフイルム用の磁性層ならびにバツクコート
層に対して接着性が良好で，しかもフイルム間のブロツ
キングがないポリエステルフイルムを提供することにあ
る。
本発明は，上記目的を達成するために次の構成を有す
る。すなわち、Ra値が0.030μ以下0.002μ以上の平滑な
ポリエステルフイルムの両面に密着されたポリマー層が
あり、少なくとも一方の面の該ポリマー層成分が易接着
性樹脂〔Ａ〕、シリコーン〔Ｂ〕を主体とし、重量比で
〔Ｂ〕が〔Ａ〕の0.1〜30％であり、かつ、他方の面が
磁性層を配する面であることを特徴とする、磁性金属薄
膜蒸着型磁気記録媒体ベースフィルム用の易接着性ポリ
エステルフイルムである。
る。すなわち、Ra値が0.030μ以下0.002μ以上の平滑な
ポリエステルフイルムの両面に密着されたポリマー層が
あり、少なくとも一方の面の該ポリマー層成分が易接着
性樹脂〔Ａ〕、シリコーン〔Ｂ〕を主体とし、重量比で
〔Ｂ〕が〔Ａ〕の0.1〜30％であり、かつ、他方の面が
磁性層を配する面であることを特徴とする、磁性金属薄
膜蒸着型磁気記録媒体ベースフィルム用の易接着性ポリ
エステルフイルムである。
本発明のポリエステルフイルムとは，周知の方法で形
成したポリエステルフイルム，すなわち，ポリエステル
を溶融してシートまたは円筒状に押出し，これを少なく
とも一方向に延伸して形成したフイルムで，そのフイル
ムの機械特性としては通常のバランスタイプ，一軸方向
に強力化されたタイプ，二軸方向に強力化されたタイプ
のいずれかであることが望ましい。また，ポリエステル
フイルムの表面は平滑であり，具体的にはフイルム表面
の粗さは，触針式表面粗さ計のカツトオフ値0.08mmで,R
a値が0.030μ以下0.002μ以上である。
成したポリエステルフイルム，すなわち，ポリエステル
を溶融してシートまたは円筒状に押出し，これを少なく
とも一方向に延伸して形成したフイルムで，そのフイル
ムの機械特性としては通常のバランスタイプ，一軸方向
に強力化されたタイプ，二軸方向に強力化されたタイプ
のいずれかであることが望ましい。また，ポリエステル
フイルムの表面は平滑であり，具体的にはフイルム表面
の粗さは，触針式表面粗さ計のカツトオフ値0.08mmで,R
a値が0.030μ以下0.002μ以上である。
なおRa値とは，触針式表面粗さ計から得られる断面曲
線から適当なカツトオフ値を用いて，うねりを除いた粗
さ曲線において，中心線（中心線より上の部分と下の部
分の面積が等しくなるようにして求められる）からの粗
さ曲線の高さ（低さ）の絶対値の算術平均である（DIN4
768による）。
線から適当なカツトオフ値を用いて，うねりを除いた粗
さ曲線において，中心線（中心線より上の部分と下の部
分の面積が等しくなるようにして求められる）からの粗
さ曲線の高さ（低さ）の絶対値の算術平均である（DIN4
768による）。
上記フイルムを形成するポリエステルは，線状ポリエ
ステルを主体とするものであればどのようなものでもよ
い。例えば，ポリエチレンテレフタレート，ポリテトラ
メチレンテレフタレート，ポリー1,4−シクロヘキシレ
ンジメチレンテレフタレート，ポリエチレン−2,6−ナ
フタリンジカルボキシレート，ポリエチレン−ｐ−オキ
シベンゾエートなどがその代表例である。
ステルを主体とするものであればどのようなものでもよ
い。例えば，ポリエチレンテレフタレート，ポリテトラ
メチレンテレフタレート，ポリー1,4−シクロヘキシレ
ンジメチレンテレフタレート，ポリエチレン−2,6−ナ
フタリンジカルボキシレート，ポリエチレン−ｐ−オキ
シベンゾエートなどがその代表例である。
また上記のポリエステルは，ホモポリエステルであつ
ても，コポリエステルであつてもよい。コポリエステル
の場合，共重合する成分としては，例えば，ジエチレン
グリコール，プロピレングリコール，ネオペンチルグリ
コール，ポリエチレングリコール,p−キシリレングリコ
ール,1,4−シクロヘキサンジメタノールなどのジオール
成分，アジピン酸，セバシン酸，フタル酸，イソフタル
酸,2,6−ナフタリンジカルボン酸,5−ナトリウムスルホ
イソフタル酸などのジカルボン酸成分，トリメリツト
酸，ピロメリツト酸などの多官能ジカルボン酸成分,p−
オキシエトキシ安息香酸などが挙げられる。なお，共重
合の場合，共重合する成分は20モル％以下とする。
ても，コポリエステルであつてもよい。コポリエステル
の場合，共重合する成分としては，例えば，ジエチレン
グリコール，プロピレングリコール，ネオペンチルグリ
コール，ポリエチレングリコール,p−キシリレングリコ
ール,1,4−シクロヘキサンジメタノールなどのジオール
成分，アジピン酸，セバシン酸，フタル酸，イソフタル
酸,2,6−ナフタリンジカルボン酸,5−ナトリウムスルホ
イソフタル酸などのジカルボン酸成分，トリメリツト
酸，ピロメリツト酸などの多官能ジカルボン酸成分,p−
オキシエトキシ安息香酸などが挙げられる。なお，共重
合の場合，共重合する成分は20モル％以下とする。
さらに，上記のポリエステルは，他にポリエステルと
非反応性のスルホン酸のアルカリ金属塩誘導体，該ポリ
エステルに実質的に不溶なポリアルキレングリコールな
どの少なくとも一つを５重量％を超えない程度に混合し
てもよい。
非反応性のスルホン酸のアルカリ金属塩誘導体，該ポリ
エステルに実質的に不溶なポリアルキレングリコールな
どの少なくとも一つを５重量％を超えない程度に混合し
てもよい。
易接着性樹脂としては，分子内に極性の高いグループ
と，疎水性のグループとが組み合わされたものが好まし
い。極性グループとして，水酸基，酸基，エーテル，エ
ステル基，エポキシ，スルホン酸基，ウレタン結合，
等，疎水性部分として脂肪族鎖，芳香族鎖等を含むもの
が良く，ポリウレタン，ポリエステルエーテル共重合
体，水溶性ポリエステル共重合体，ポリエチレングリコ
ール・スルホン酸アルカリ金属塩を含むポリエステル共
重合体等が使用できる。ジカルボン酸およびグリコール
からなるポリエステル共重合体において,5−ナトリウム
スルホイソフタル酸塩およびエチレングリコールあるい
はジエチレングリコールまたはその両方を成分にもつも
のが，特に好ましい。
と，疎水性のグループとが組み合わされたものが好まし
い。極性グループとして，水酸基，酸基，エーテル，エ
ステル基，エポキシ，スルホン酸基，ウレタン結合，
等，疎水性部分として脂肪族鎖，芳香族鎖等を含むもの
が良く，ポリウレタン，ポリエステルエーテル共重合
体，水溶性ポリエステル共重合体，ポリエチレングリコ
ール・スルホン酸アルカリ金属塩を含むポリエステル共
重合体等が使用できる。ジカルボン酸およびグリコール
からなるポリエステル共重合体において,5−ナトリウム
スルホイソフタル酸塩およびエチレングリコールあるい
はジエチレングリコールまたはその両方を成分にもつも
のが，特に好ましい。
酸成分のうち,5−ナトリウムスルホイソフタル酸塩が
２〜50モル％含まれ，他の成分としてはテレフタル酸，
イソフタル酸またはこれらの混合物が用いられることが
好ましい。また，グリコール成分のうちエチレングリコ
ールは30〜100モル％を占めるものが最も好ましく，他
のグリコール成分としては，炭素数が２〜８のアルキレ
ングリコールが好ましい。
２〜50モル％含まれ，他の成分としてはテレフタル酸，
イソフタル酸またはこれらの混合物が用いられることが
好ましい。また，グリコール成分のうちエチレングリコ
ールは30〜100モル％を占めるものが最も好ましく，他
のグリコール成分としては，炭素数が２〜８のアルキレ
ングリコールが好ましい。
本発明のシリコーンは，本発明フイルムを重ね合わせ
た時に，易接着性樹脂によりフイルム層同志の粘着，ブ
ロツキングを防ぐ。
た時に，易接着性樹脂によりフイルム層同志の粘着，ブ
ロツキングを防ぐ。
使用可能なシリコーンとしては，鎖状成分として ただしR1：CH3,C6H5,H R2：CH3,C6H5,Hまたは官能性基（例えば，エポ
キシ基，アミノ基，水酸基） n :100〜7000 を有するシリコーン化合物であり，末端にエポキシ基，
アミノ基，水酸基，その他の官能性末端基を有するもの
が挙げられる。本発明においてシリコーン化合物は必ず
しもホモポリマーである必要はなく，コポリマーあるい
は，数種のホモポリマーの混合体であつても良い。
キシ基，アミノ基，水酸基） n :100〜7000 を有するシリコーン化合物であり，末端にエポキシ基，
アミノ基，水酸基，その他の官能性末端基を有するもの
が挙げられる。本発明においてシリコーン化合物は必ず
しもホモポリマーである必要はなく，コポリマーあるい
は，数種のホモポリマーの混合体であつても良い。
本発明の易接着性樹脂層のすべり性，耐久性を増し，
ベースフイルムのハンドリング性，信頼性を増すため
に，その樹脂層に無機物微細粒子，シランカツプリング
剤等を加えても良い。
ベースフイルムのハンドリング性，信頼性を増すため
に，その樹脂層に無機物微細粒子，シランカツプリング
剤等を加えても良い。
添加可能な無機物微細粒子とは，大きさが30〜1000
Å，好ましくは50〜500Åのものである。この粒子を加
えることにより，易接着性樹脂層に突起が形成され，す
べり性が一層良くなる。ここで大きさとは微粒子の最大
粒径をいう。
Å，好ましくは50〜500Åのものである。この粒子を加
えることにより，易接着性樹脂層に突起が形成され，す
べり性が一層良くなる。ここで大きさとは微粒子の最大
粒径をいう。
無機物微細粒子の形状としては，球形，楕円球形，長
方体形，立方体形等いずれであつてもよい。また，粒子
種としては無機化合物粒子，例えば,MgO,ZnO,MgCO3,CaC
O3,CaSO4,Al2O3,SiO2,TiO2やCa,Ba,Zn,Mnなどの酸塩，
とかが使用可能である。無機物微細粒子は複数種を使用
しても良い。
方体形，立方体形等いずれであつてもよい。また，粒子
種としては無機化合物粒子，例えば,MgO,ZnO,MgCO3,CaC
O3,CaSO4,Al2O3,SiO2,TiO2やCa,Ba,Zn,Mnなどの酸塩，
とかが使用可能である。無機物微細粒子は複数種を使用
しても良い。
本発明のポリエステルフイルムと易接着樹脂層，同樹
脂層と無機物微細粒子との接着性を増すために，易接着
樹脂層にシランカツプリング剤を加えることが好まし
い。
脂層と無機物微細粒子との接着性を増すために，易接着
樹脂層にシランカツプリング剤を加えることが好まし
い。
シランカツプリング剤としては，その分子中に２個以
上の異なつた反応基をもつ有機けい素単量体であり，反
応基の一つはメトキシ基，エトキシ基，シラノール基な
どであり，もう一つの反応基は，ビニル基，エポキシ
基，メタアクリル基，アミノ基，メルカプト基などであ
る。反応基はポリマーブレンド側鎖，末端基およびポリ
エステルと結合するものを選ぶが，シランカツプリング
剤としてビニルトリクロルシラン，ビニルトリエトキシ
シラン，ビニルトリス（β−メトキシエトキシ）シラ
ン，γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン，γ
−メタアクリロキシプロピルトリメトキシシラン,N−β
（アミノエチル）γ−アミノプロピルメチルジメトキシ
シラン，γ−クロロプロピルトリメトキシシラン，γ−
メルカプトプロピルトリメトキシシラン，γ−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン等が適用できる。
上の異なつた反応基をもつ有機けい素単量体であり，反
応基の一つはメトキシ基，エトキシ基，シラノール基な
どであり，もう一つの反応基は，ビニル基，エポキシ
基，メタアクリル基，アミノ基，メルカプト基などであ
る。反応基はポリマーブレンド側鎖，末端基およびポリ
エステルと結合するものを選ぶが，シランカツプリング
剤としてビニルトリクロルシラン，ビニルトリエトキシ
シラン，ビニルトリス（β−メトキシエトキシ）シラ
ン，γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン，γ
−メタアクリロキシプロピルトリメトキシシラン,N−β
（アミノエチル）γ−アミノプロピルメチルジメトキシ
シラン，γ−クロロプロピルトリメトキシシラン，γ−
メルカプトプロピルトリメトキシシラン，γ−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン等が適用できる。
易接着性樹脂〔Ａ〕，シリコーン〔Ｂ〕の使用割合
は，重量比で〔Ｂ〕が〔Ａ〕の0.1〜30％であることが
必要であり、好ましくは、0.5〜20％である。樹脂
〔Ａ〕は，磁性層，バツクコート層に対する接着性を上
げるためのものである。また，シリコーン〔Ｂ〕は，フ
イルム同志のブロツキングを防ぐためのものであり，下
限を下まわるとブロツキングを起こす。上限を上まわる
と接着性をおとす。シリコーン〔Ｂ〕を易接着性樹脂
〔Ａ〕に対して重量比で0.1〜30％とすることにより、
とくに、バックコート層に対して、良好な接着性を確保
しつつ、このフイルム面側のブロッキングを防止でき
る。
は，重量比で〔Ｂ〕が〔Ａ〕の0.1〜30％であることが
必要であり、好ましくは、0.5〜20％である。樹脂
〔Ａ〕は，磁性層，バツクコート層に対する接着性を上
げるためのものである。また，シリコーン〔Ｂ〕は，フ
イルム同志のブロツキングを防ぐためのものであり，下
限を下まわるとブロツキングを起こす。上限を上まわる
と接着性をおとす。シリコーン〔Ｂ〕を易接着性樹脂
〔Ａ〕に対して重量比で0.1〜30％とすることにより、
とくに、バックコート層に対して、良好な接着性を確保
しつつ、このフイルム面側のブロッキングを防止でき
る。
したがって、本発明では、平滑なポリエステルフイル
ムの両面に密着されたポリマー層が設けられるが、少な
くとも一方の面の該ポリマー層成分が上記易接着性樹
脂、シリコーンを主体としたポリマー層とされて、この
面がバックコート層用の面とされ、バックコート層に対
する接着性が向上されるとともに、この面のブロッキン
グが防止される。そして、他方の面が磁性層を配する面
とされるが、この他方の面側の上記ポリマー層は、バッ
クコート層側のポリマー層と同じポリマー層、つまり、
易接着性樹脂、シリコーンを主体としたポリマー層とし
てもよく、他のポリマー層、たとえば、磁性層との接着
性のみを重視したポリマー層としてもよい。
ムの両面に密着されたポリマー層が設けられるが、少な
くとも一方の面の該ポリマー層成分が上記易接着性樹
脂、シリコーンを主体としたポリマー層とされて、この
面がバックコート層用の面とされ、バックコート層に対
する接着性が向上されるとともに、この面のブロッキン
グが防止される。そして、他方の面が磁性層を配する面
とされるが、この他方の面側の上記ポリマー層は、バッ
クコート層側のポリマー層と同じポリマー層、つまり、
易接着性樹脂、シリコーンを主体としたポリマー層とし
てもよく、他のポリマー層、たとえば、磁性層との接着
性のみを重視したポリマー層としてもよい。
上記構成成分からなる易接着性樹脂の厚さは,0.01μ
〜１μが好ましく,0.03〜0.5μがより好ましい。厚さが
下限を下まわると，接着性が発現しない。上限をこえる
と，易接着性樹脂層の耐久性が不良となる。
〜１μが好ましく,0.03〜0.5μがより好ましい。厚さが
下限を下まわると，接着性が発現しない。上限をこえる
と，易接着性樹脂層の耐久性が不良となる。
易接着性樹脂層に前記微細粒子，シランカツプリング
剤を全易接着性樹脂層に対して重量％で，ともに30％ま
で加えても良い。効果を発現させるためには，各々１〜
20％の添加が好ましい。
剤を全易接着性樹脂層に対して重量％で，ともに30％ま
で加えても良い。効果を発現させるためには，各々１〜
20％の添加が好ましい。
次に，本発明のフイルムの製法について説明する。通
常の方法で一方向に延伸後のポリエステルフイルムの片
面（バックコート層を配する面）に，易接着性樹脂およ
びシリコーンを主成分とする塗液（樹脂が水溶性の場合
は水溶液，非水溶性の場合は水性エマルジヨン）を塗布
し，乾燥したのち直角方向延伸を行なうか，あるいは直
角方向延伸後，さらに前記一方向に再延伸し熱処理す
る。また塗液のぬれ性を向上させるために，界面活性
剤，メチルセルロースのような増粘剤等を若干添加して
もよい。
常の方法で一方向に延伸後のポリエステルフイルムの片
面（バックコート層を配する面）に，易接着性樹脂およ
びシリコーンを主成分とする塗液（樹脂が水溶性の場合
は水溶液，非水溶性の場合は水性エマルジヨン）を塗布
し，乾燥したのち直角方向延伸を行なうか，あるいは直
角方向延伸後，さらに前記一方向に再延伸し熱処理す
る。また塗液のぬれ性を向上させるために，界面活性
剤，メチルセルロースのような増粘剤等を若干添加して
もよい。
もう一方の面（磁性層、たとえば金属薄膜を設ける面
側）には、上記と同じ、あるいは同様の易接着性樹脂、
シリコーンを主体としたポリマー層を設けてもよく、あ
るいは、たとえば水溶性高分子を主体とする不連続皮膜
構造のポリマー層を設けてもよい。
側）には、上記と同じ、あるいは同様の易接着性樹脂、
シリコーンを主体としたポリマー層を設けてもよく、あ
るいは、たとえば水溶性高分子を主体とする不連続皮膜
構造のポリマー層を設けてもよい。
さらに、上記易接着性樹脂、シリコーンを主体とした
ポリマー層の付与に関してより具体的にいえば、たとえ
ば，前記説明のポリエステル原料を用い，通常の製膜機
により溶融押出し，冷却後,3〜５倍に一軸延伸した縦延
伸フイルムに，その後，予熱延伸前の工程において上記
塗液を各種コーテイング法によつて，少なくとも片面に
塗布を施す。
ポリマー層の付与に関してより具体的にいえば、たとえ
ば，前記説明のポリエステル原料を用い，通常の製膜機
により溶融押出し，冷却後,3〜５倍に一軸延伸した縦延
伸フイルムに，その後，予熱延伸前の工程において上記
塗液を各種コーテイング法によつて，少なくとも片面に
塗布を施す。
この塗液の塗布量は１個の面につき固形分濃度で３〜
1000mg/m2が良い。次にこの塗液塗布縦延伸フイルムを
予熱後90〜120℃の延伸温度で2.5〜4.5倍に横延伸す
る。
1000mg/m2が良い。次にこの塗液塗布縦延伸フイルムを
予熱後90〜120℃の延伸温度で2.5〜4.5倍に横延伸す
る。
さらに，この横延伸フイルムを180〜240℃で熱処理，
あるいは1.1〜1.8倍に再延伸後,180〜240℃で熱処理し
て易接着化されたポリエステルフイルムが得られる。
あるいは1.1〜1.8倍に再延伸後,180〜240℃で熱処理し
て易接着化されたポリエステルフイルムが得られる。
蒸着ビデオテープ用ポリエステルフイルムとして，平
滑なポリエステルフイルムの片面に水溶性高分子を主体
とする不連続皮膜構造を設けたもの，あるいは不連続皮
膜構造中に微粒子を存在させたもの，あるいは不連続皮
膜非形成面に微粒子を存在させたものが従来好ましく用
いられている。
滑なポリエステルフイルムの片面に水溶性高分子を主体
とする不連続皮膜構造を設けたもの，あるいは不連続皮
膜構造中に微粒子を存在させたもの，あるいは不連続皮
膜非形成面に微粒子を存在させたものが従来好ましく用
いられている。
上記説明の不連続皮膜面に蒸着膜を設けた蒸着ビデオ
テープは蒸着面の裏側ベース面にバツクコート層を設け
て実際の走行性能をもたせるが，このバツクコート層の
接着性が問題となる場合が多い。本発明の処理表面を前
記説明のポリエステルフイルムの裏面に設けたポリエス
テルフイルムは特に蒸着ビデオ用ベースフイルムとして
好ましい。
テープは蒸着面の裏側ベース面にバツクコート層を設け
て実際の走行性能をもたせるが，このバツクコート層の
接着性が問題となる場合が多い。本発明の処理表面を前
記説明のポリエステルフイルムの裏面に設けたポリエス
テルフイルムは特に蒸着ビデオ用ベースフイルムとして
好ましい。
接着性向上のための従来技術を前記説明フィルムの逆
面に設けた場合，フイルムを重ね合わせた時に，前記不
連続皮膜等が易接着性層に接着してしまいポリエステル
フイルム面から剥離してしまう。本発明の易接着性樹脂
とシリコーンの組み合わせによりこのような欠陥は全く
起きなくなり，しかも接着性は満足されたままとなる。
面に設けた場合，フイルムを重ね合わせた時に，前記不
連続皮膜等が易接着性層に接着してしまいポリエステル
フイルム面から剥離してしまう。本発明の易接着性樹脂
とシリコーンの組み合わせによりこのような欠陥は全く
起きなくなり，しかも接着性は満足されたままとなる。
次に，本発明のフイルムの製造例およびそのフイルム
を磁気テープに適用した例を実施例に基づいて説明す
る。
を磁気テープに適用した例を実施例に基づいて説明す
る。
実施例１ 重合触媒残査等に基づく内部粒子をできる限り含まな
い実質的に無配向，非結晶のポリエチレンテレフタレー
ト原料を約20℃に維持された回転ドラム上に溶融押出し
し，次に3.4倍の機械方向への延伸を施し，その後メタ
リングバーコーターを用いて下記水溶液エマルジヨンＦ
およびＢを固形分濃度で20mg/m2それぞれフイルムの表
と裏の一方の面に塗布した。
い実質的に無配向，非結晶のポリエチレンテレフタレー
ト原料を約20℃に維持された回転ドラム上に溶融押出し
し，次に3.4倍の機械方向への延伸を施し，その後メタ
リングバーコーターを用いて下記水溶液エマルジヨンＦ
およびＢを固形分濃度で20mg/m2それぞれフイルムの表
と裏の一方の面に塗布した。
F:メチルセルロース0.20wt％ ポリアクリル酸エステルエマルジヨン（固形分濃度40
％）0.10wt％ シランカツプリング剤Ｎ−Ｂ（アミノエチルγ−アミノ
プロピルメチルジメトキシシラン0.05％ の混合水溶液エマルジヨン。
％）0.10wt％ シランカツプリング剤Ｎ−Ｂ（アミノエチルγ−アミノ
プロピルメチルジメトキシシラン0.05％ の混合水溶液エマルジヨン。
B:水溶性ポリエステル共重合体 （テレフタル酸40モル％，イソフタル酸33モル％，アジ
ピン酸20モル％,5−ナトリウムスルホイソフタル酸７モ
ル％の酸成分とジエチレングリコール40モル％，エチレ
ングリコール60モル％のグリコール成分との1:1の共重
合体）3.0wt％ シリコーンエマルジヨン（固形分20％）0.15wt％ の混合水溶液エマルジヨン。
ピン酸20モル％,5−ナトリウムスルホイソフタル酸７モ
ル％の酸成分とジエチレングリコール40モル％，エチレ
ングリコール60モル％のグリコール成分との1:1の共重
合体）3.0wt％ シリコーンエマルジヨン（固形分20％）0.15wt％ の混合水溶液エマルジヨン。
乾燥・予熱・延伸温度は115℃で水分乾燥速度は15％／
秒とした。
秒とした。
横延伸倍率3.4倍，熱処理温度200℃で，方面Ｆ面に厚
さ180Åの不連続皮膜が形成され，不連続皮膜の厚さよ
り130Å高い微細粒子が該連続皮膜の不連続部に４×106
ケ／mm2の割合で存在し，他面Ｂ面が易接着性を有する
ポリマー層である厚さ12μのポリエチレンテレフタレー
トフイルムを得た。
さ180Åの不連続皮膜が形成され，不連続皮膜の厚さよ
り130Å高い微細粒子が該連続皮膜の不連続部に４×106
ケ／mm2の割合で存在し，他面Ｂ面が易接着性を有する
ポリマー層である厚さ12μのポリエチレンテレフタレー
トフイルムを得た。
このポリエステルフイルムのＦ表面に真空蒸着により
コバルトーニツケル合金薄膜を1500Åの膜厚で形成し
た。続いて大気中で,B面に厚さ１μのグラフアイト含有
ポリウレタンバツクコートを施し，続いて所定幅にフイ
ルムの機械方向に切断し，磁気テープとした。
コバルトーニツケル合金薄膜を1500Åの膜厚で形成し
た。続いて大気中で,B面に厚さ１μのグラフアイト含有
ポリウレタンバツクコートを施し，続いて所定幅にフイ
ルムの機械方向に切断し，磁気テープとした。
ベースフイルムから蒸着テープを仕上げるプロセスに
おいて、シワの発生もなく，ベースフイルムのすべりも
良く，ハンドリング性は全く問題なかつた。蒸着ビデオ
テープの繰り返し走行（100回）後もバツクコート層の
剥離は全く見られなかつた（表１参照）。
おいて、シワの発生もなく，ベースフイルムのすべりも
良く，ハンドリング性は全く問題なかつた。蒸着ビデオ
テープの繰り返し走行（100回）後もバツクコート層の
剥離は全く見られなかつた（表１参照）。
実施例２ 実施例１のベースフイルム製造において使用ポリエス
テル原料中に，酸化ケイ素粒子（粒径５μ）を0.5％添
加して両面ともにＢ液の塗布を行ない，他は同様にして
厚さ12μのポリエチレンテレフタレートフイルムを得
た。
テル原料中に，酸化ケイ素粒子（粒径５μ）を0.5％添
加して両面ともにＢ液の塗布を行ない，他は同様にして
厚さ12μのポリエチレンテレフタレートフイルムを得
た。
このポリエステルフイルムの片面に，γ−Fe2O3（300
部），塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重
合体（60部），ポリウレタン（30部），メチルエチルケ
トン（500部），シクロヘキサノン（200部）とからなる
磁性塗液を塗布し，乾燥し，そして他面に実施例１と同
様のバツクコート層を設け，続いて所定幅にフイルムの
機械方向に切断し，磁気テープとした。テープ製造工
程、状況、テープ性能を表１に示した。
部），塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重
合体（60部），ポリウレタン（30部），メチルエチルケ
トン（500部），シクロヘキサノン（200部）とからなる
磁性塗液を塗布し，乾燥し，そして他面に実施例１と同
様のバツクコート層を設け，続いて所定幅にフイルムの
機械方向に切断し，磁気テープとした。テープ製造工
程、状況、テープ性能を表１に示した。
比較例１ 実施例１のベースフイルム製造においてＢ液の塗布を
行なわず，他は同様にして厚さ12μのポリエチレンテレ
フタレートフイルムを得，同様にして蒸着ビデオテープ
を得た。テープ製造工程状況ならびにテープ性能を表１
に示した。
行なわず，他は同様にして厚さ12μのポリエチレンテレ
フタレートフイルムを得，同様にして蒸着ビデオテープ
を得た。テープ製造工程状況ならびにテープ性能を表１
に示した。
比較例２ 実施例１の製造において,B液中のシリコーンを除いた
ことを除き，他は全く同様にして厚さ12μのポリエステ
ルフイルムを得た。テープ製造工程にこのフイルムを流
したがフイルム巻出し時において，フイルムはブロツキ
ングを起こしており，フイルム切れが起こり，真空蒸着
できなかつた。なお，テープ製造工程、状況を表１に示
した。
ことを除き，他は全く同様にして厚さ12μのポリエステ
ルフイルムを得た。テープ製造工程にこのフイルムを流
したがフイルム巻出し時において，フイルムはブロツキ
ングを起こしており，フイルム切れが起こり，真空蒸着
できなかつた。なお，テープ製造工程、状況を表１に示
した。
比較例３ 実施例２において，片面のみにＢ液を塗布し，磁性塗液
を非処理ベースフイルム表面に塗布したことを除き，他
は全く同様にして磁気テープを得た。テープ性能を表１
に示した。
を非処理ベースフイルム表面に塗布したことを除き，他
は全く同様にして磁気テープを得た。テープ性能を表１
に示した。
表１で判るように，本発明の易接着性フイルムは，磁
性層，バツクコート層ともに接着強度が良好で，しかも
フイルム同志のブロツキングが起こらず，すべり性良く
ハンドリング性に優れ，磁気記録媒体用ベースとして好
ましい易接着性ベースフイルムである。
性層，バツクコート層ともに接着強度が良好で，しかも
フイルム同志のブロツキングが起こらず，すべり性良く
ハンドリング性に優れ，磁気記録媒体用ベースとして好
ましい易接着性ベースフイルムである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−192628（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−92829（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−27539（ＪＰ，Ａ) 特公 昭43−30363（ＪＰ，Ｂ１) 特公 昭57−56932（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (1)
- 【請求項１】Ra値が0.030μ以下0.002μ以上の平滑なポ
リエステルフイルムの両面に密着されたポリマー層があ
り、少なくとも一方の面の該ポリマー層成分が易接着性
樹脂〔Ａ〕、シリコーン〔Ｂ〕を主体とし、重量比で
〔Ｂ〕が〔Ａ〕の0.1〜30％であり、かつ、他方の面が
磁性層を配する面であることを特徴とする、磁性金属薄
膜蒸着型磁気記録媒体ベースフイルム用の易接着性ポリ
エステルフイルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59125821A JP2555998B2 (ja) | 1984-06-19 | 1984-06-19 | 易接着性ポリエステルフイルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59125821A JP2555998B2 (ja) | 1984-06-19 | 1984-06-19 | 易接着性ポリエステルフイルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS615941A JPS615941A (ja) | 1986-01-11 |
| JP2555998B2 true JP2555998B2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=14919771
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59125821A Expired - Lifetime JP2555998B2 (ja) | 1984-06-19 | 1984-06-19 | 易接着性ポリエステルフイルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2555998B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS645838A (en) * | 1987-06-30 | 1989-01-10 | Teijin Ltd | Release film |
| US4898786A (en) * | 1988-06-15 | 1990-02-06 | Hoechst Celanese Coproration | Polyester film primed with an aminofunctional silane, and film laminates thereof |
| US4939035A (en) * | 1988-09-06 | 1990-07-03 | Hoechst Celanese Corporation | Extrusion coatable polyester film having an aminofunctional silane primer, and extrusion coated laminates thereof |
| JP2770539B2 (ja) * | 1990-03-08 | 1998-07-02 | 富士電機株式会社 | 電子写真用感光体 |
| JPH05170958A (ja) * | 1991-12-24 | 1993-07-09 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 熱可塑性プラスチックフィルム |
| DE69932884T2 (de) | 1998-05-21 | 2007-05-24 | Teijin Ltd. | Polyesterverbundfilm und magnetischer Aufzeignungsträger |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5756932A (en) * | 1980-09-20 | 1982-04-05 | Fujitsu Ltd | Forming method for metallic film pattern |
| JPS6092829A (ja) * | 1983-10-27 | 1985-05-24 | Toyobo Co Ltd | 易滑透明フイルムの製法 |
| JPS6027539A (ja) * | 1983-07-26 | 1985-02-12 | 帝人株式会社 | 易滑性ポリエステルフイルム |
| JPS60192628A (ja) * | 1984-03-14 | 1985-10-01 | ダイアホイルヘキスト株式会社 | 二軸延伸ポリエステルフイルム |
-
1984
- 1984-06-19 JP JP59125821A patent/JP2555998B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS615941A (ja) | 1986-01-11 |
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