JP2555889Y2 - バックホウの油圧操作構造 - Google Patents

バックホウの油圧操作構造

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はブーム用油圧シリンダ、
アーム用油圧シリンダ、バケット用油圧シリンダ、旋回
用油圧シリンダの各々に、作動油を給排操作するパイロ
ット操作式の制御弁群と、作動させるべき前記油圧アク
チュエータを選択する操作レバーと、操作レバーへの操
作によって選択された結果をパイロット圧として出力す
るパイロット弁と、前記パイロット弁からのパイロット
圧を何れかの前記制御弁に伝達するとともに、伝達対象
制御弁を変更することのできるスプール式切換ユニット
を設けてあるバックホウの油圧操作構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のバックホウの油圧操作構造とし
て、前記スプール式切換ユニットを構成するに、2個の
油圧アクチュエータと2個のパイロット弁に対応して、
単一のスライドスプールを備えた8ポート2位置切換式
のユニットを構成するものがあった(例えば、実開昭5
9−76669号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のように単一のス
ライドスプールでは、2位置切換式であるので、伝達対
象制御弁を変更する形態を2状態に切り換えることがで
きるだけで、3状態以上に切り換えることができない。
そこで、3状態以上に切り換える構成を採るために単一
スプールを踏襲して、3位置切換式にスライドスプール
の軸芯長を長くすることも考えられるが、入出力ポート
の数が多くなるとスプールの軸芯長が非常に長くなり、
このスライドスプールを収納するユニット本体も細長い
状態のものになり、設置スペースを見出すのに却って難
しい面があり、思った以上に扱い難いものである。
【0004】また、スプール式切換ユニットとして、特
公平1−60702号公報に示すように、単一のロータ
リスプールを使用するものがあった。しかし、この場合
には8つの入力ポートと8つの出力ポートとを連結する
管路をロータリスプールの肉厚内に形成しなければなら
ず、この8つの管路が干渉しないようにかつスプール自
体の強度低下を招来しないように、管路の間隔を十分に
とった配置構成に心掛ける必要があるところから、必然
的にロータリスプールの径が大径化することになり、ス
プール式切換ユニットのコンパクト化は実質的には難し
いものであった。
【0005】本考案の目的はスプールの配置構成を合理
的に行うことによって、切換ユニットをコンパクトな形
状のものにして、配置スペースを効率良く利用でき、か
つ、スプールに対する操作構造をコンパクトで迅速な操
作が可能なものにする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案による特徴構成
は、 3本の同一仕様のスライドスプール41,42,4
3を横並び状態にして、ユニット本体40に装入し、前
記ユニット本体40より、前記各スライドスプール4
1,42,43の一側端を突出させてその突出方向に付
勢する付勢機構を、各々のスライドスプール41,4
2,43に設けるとともに、前記スライドスプール4
1,42,43の内の中間に位置する第2スライドスプ
ール42に対する中間付勢機構を、他の付勢機構の付勢
力に比べて大きな付勢力に設定し、前記スプール式切換
ユニット39を構成し、 前記スライドスプール41,42,43の内両側に
位置する第1、第3スライドスプール41,43の前記
一側端に亘って支持フレームを架設して連結するととも
に、前記支持フレームに前記スライドスプールの移動方
向と同方向に揺動する操作アームを軸支し、前記操作ア
ームと前記第2スライドスプール42とをリンクで連係
し、 前記各スライドスプール41,42,43を突出さ
せた第1状態より、前記操作アームを一方に揺動操作す
ると、前記第2スライドスプール42だけを押し込む第
2状態に切換え、前記第1状態より、前記操作アームを
他方に揺動操作すると、前記第1、第2スライドスプー
ル41,43を押し込む第3状態に切換えるべく構成し
てある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0007】
【作用】ロータリスプールに比べてその径を小さくでき
るスライドスプールを3本使用することによって、3状
態に切り換えるものであっても、スライドスプール自体
は2位置切換式のものにすることができ、スライドスプ
ール自体の軸芯長を短いものにできる。したがって、3
本のスライドスプールを横並び状態に配置するので、ユ
ニット本体としてスプール軸芯方向の専有長さとその軸
芯に直交する方向での専有長さとを、単一のスライドス
プールのものに比べて、似通ったものにでき、それだ
け、配置スペースを見出しやすい。3本のスライドスプ
ールに対する操作は次のようにして行う。つまり、図1
に示すように、操作アーム35への操作を行わない状態
では、付勢機構44によって、スライドスプール41,
42,43は3本ともに突出して、第1状態にある。第
1状態より、操作アーム55を一方に操作すると、図2
に示すように、操作アーム55に連係されたリンク56
を押圧移動させ、リンク56の先端に連係された第2ス
ライドスプール42を押し込み作動させ、第2状態に設
定する。第1状態より、操作アーム55を他方に操作す
ると、図3に示すように、操作アーム55とリンク56
との連結点Pを中心として操作アーム55は揺動する。
つまり、第2スライドスプール42に作用する中間付勢
機構44が他の付勢機構44よりその付勢力が大である
から、リンク56の移動を規制し、前記連結点Pを固定
点とする。そこで、固定された連結点Pを中心として操
作アーム55を揺動させると他の付勢機構44の付勢力
が弱いところから、支持フレーム54と操作アーム56
との連結点Qを介して、支持フレーム54に操作アーム
55の移動力が加わり、支持フレーム54が第1、第2
スライドスプール41,43を押し込み、第3状態を現
出する。したがって、3本のスライドスプール41,4
2,43を操作するに、単一の操作アーム55を操作す
るだけで切換ユニット39を3状態に切り換えることが
できる。
【0008】
【考案の効果】切換ユニットのユニット形状をスペース
専有に有利なものとすることによって、設計上の負担及
び製造上の負担を軽減できる。しかも、3本のスライド
スプールを使用するにしても、同一仕様に設定してある
ので、其だけ、設計上の負担及び製造上の負担を軽減す
るのを更に強化することが出来る。支持フレームを突出
付勢力の弱い第1、第3スライドスプールに亘って架設
連結する点と、その支持フレームに揺動可能に軸支した
操作アームと付勢力の強い第2スライドスプールとをリ
ンク連係する点との協働作用によって、単一操作アーム
であっても3本のスライドスプールを必要状態に応じて
押し込み操作が可能になり、操作を迅速簡易に行うこと
ができる。しかも、操作アームを第1、第3スライドス
プールに掛け渡した支持フレームに軸支し更に、その操
作アームと第2スライドスプールをリンクで連結する構
成によって、第1、第3スライドスプールに亘って掛け
渡したフレームに操作系を設置するという、支持フレー
ムの兼用化が可能になり、操作系を設置するに、専用の
支持フレームを設ける必要がなく、其だけ、操作構造を
コンパクトにできるとともに、製作時においても、切換
ユニットと操作系とを一体で仮組みでき、製作能率の向
上に寄与できる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図10に示すように、クローラ走行装置1の上部
に旋回台2を支持し、旋回台2の前部にバックホウ装置
3及びドーザ20を備えて、バックホウ作業車を構成す
る。このバックホウ装置3は、ブーム用油圧シリンダ1
1により上下に揺動駆動されるブーム4、オフセット用
油圧シリンダ7により横折れ自在な四連リンク式中間部
材64、アーム用油圧シリンダ12により前後に揺動駆
動されるアーム5及びバケット用油圧シリンダ13によ
り掻き込み揺動駆動されるバケット6等を有する。又、
旋回台2の旋回駆動用として旋回用油圧モータ14、及
び、ドーザ20駆動用としてドーザ用昇降シリンダ30
を備えている。
【0010】次に、ブーム用、アーム用、バケット用の
3油圧シリンダ11,12,13、旋回用油圧モータ1
4、オフセットシリンダ7及びドーザ用昇降シリンダ3
0に対する油圧回路について説明する。図8に示すよう
に、エンジン8により駆動される可変容量型の第1ポン
プ9からの作動油を、左側のクローラ走行装置1に対す
る左走行用油圧モータ10に対する左走行用制御弁2
6、アーム用油圧シリンダ12に対するアーム用制御弁
22、サービスポート16用の制御弁27、及び、ブー
ム4に対する合流用制御弁15に供給すべく構成する。
【0011】図8に示すように、エンジン8により駆動
される可変容量型の第2ポンプ17からの作動油を、右
側のクローラ走行装置に対する右走行用油圧モータ18
に対する右走行用制御弁28、ブーム用油圧シリンダ1
1に対するブーム用制御弁21、バケット用油圧シリン
ダ13に対するバケット用制御弁23に供給する。エン
ジン8により駆動される第3ポンプ19からの作動油
を、旋回用油圧モータ14に対する旋回用制御弁24、
オフセットシリンダ7に対するオフセット用制御弁2
5、ドーザ20用の昇降シリンダ30に対するドーザ用
制御弁29に供給する。各制御弁15,21, 22, 2
3, 24 は中立復帰型でパイロット操作式であり、次
に、この制御弁15,21, 22, 23, 24 の操作
構造について説明する。
【0012】図6及び図10に示すように、旋回台2の
操縦部46の前側に、作動させるべき油圧アクチュエー
タを選択する左右一対の右作業操作レバーRL及び左作
業操作レバーLLを備えている。この右及び左作業操作
レバーRL, LLは前後左右に操作自在であり、各操作
に基づき切換操作されてパイロット圧を発生させる第1
〜4パイロット弁31, 32, 33, 34を右弁ユニッ
ト51に一体的に組み込みその右弁ユニット51に右作
業操作レバーRLを取り付け、第5〜8パイロット弁3
5,36,37,38を左弁ユニット50に一体的に組
み込みその左弁ユニット50に左作業操作レバーLLを
取り付けている。又、エンジン8により駆動される第4
ポンプ47からの作動油を、第1〜8パイロット弁31
〜38に供給している。第1〜8パイロット弁31〜3
8からのパイロット圧を、スプール式切換ユニット39
を介して制御弁15,21〜24に供給し、スプール式
切換ユニット39内において変更制御して制御弁15,
21〜24の中の伝達対象制御弁に作用させる。
【0013】次に、このスプール式切換ユニット39に
ついて説明する。図1〜図5に示すように、スプール式
切換ユニット39はユニット本体としての偏平なブロッ
ク体40に、スライド操作式で同一仕様に形成された第
1〜3スプール41,42,43を平行で、かつ、同一
平面上に位置するように並列保持している。スプール4
1,42,43の一端に大径受け部45を形成し、その
大径受け部45とユニット本体40の側壁とに亘って付
勢機構44としての付勢バネを装着し、その偏平な上面
に8つの第1〜第8入力ポートA,B,C,D,E,
F,G,Hを形成するとともに、底面に第1〜第8出力
ポートa,b,c,d,e,f,g,hを形成し、上面
に後記する油路ブロック48を直接取り付けるととも
に、底面の出力ポートa,b,c,d,e,f,g,h
に夫々配管ホース53を取り付けてある。なお、各付勢
バネ44の付勢力を、第2スライドスプール42に作用
する中間付勢機構の付勢力が他の付勢機構44の付勢力
よりも大きくなるように、素線径を大きくしてある。
【0014】スプール式切換ユニット39に対する操作
構造を説明する。第1,第3スプール41,43の大径
受け部45に、チャンネル型の平板支持フレーム54の
両端を夫々取り付けて両スプール41,43に亘って架
設するとともに、操作用の握り部55Aを設けた天秤式
操作アーム55を、平板支持フレーム54の上面に縦向
き軸Qを介して揺動可能に取り付けてある。この天秤式
操作アーム55における握り部55Aとは縦向き軸Qを
挟んで反対側に位置する遊端部と、第2スプール42の
大径受け部45とにピンを介してリンク56を連結して
ある。
【0015】以上のような構成において、図1に示すよ
うに、操作アーム55への操作を行わない状態では、付
勢バネ44の付勢力によって、3本のスプール41,4
2,43を突出させている。これが第1状態である。こ
の第1状態より、図2に示すように、操作アーム55の
握り部55Aをブロック体40より離れる側に揺動操作
した場合には、第2スプール42が押し込まれて、第
1、第3スプール41,43は突出状態を維持する。こ
れが第2状態である。更に、第1状態より、操作アーム
55の握り部55Aをブロック体40側に揺動操作した
場合には、図3に示すように、第2スプール42が中間
付勢機構44の付勢力によって突出状態を維持している
ので、操作アーム55が、その操作アーム55とリンク
56との連結点Pを中心として揺動することになり、縦
向き軸Qの移動分だけ支持フレーム54が移動し、第
1、第3スプール41,43を押し込むことになる。こ
れが第3状態である。
【0016】次に、スプール式切換ユニット39のパイ
ロット弁と制御弁とに対する接続を説明する。図7に示
すように、左操作レバーLLを、左,右,前,後に夫々
揺動操作すると、第5,第6,第7,第8パイロット弁
35〜38が作動し、夫々、第7入力ポートG、第8入
力ポートH、第5入力ポートE、第6入力ポートFにパ
イロット圧を送り込む。右操作レバーRLを、左,右,
前,後に夫々揺動操作すると、第1,第2,第3,第4
パイロット弁31〜34が作動し、夫々、第3入力ポー
トC、第4入力ポートD、第1入力ポートA、第2入力
ポートBにパイロット圧を送り込む。一方、各出力ポー
トは次のように合流用制御弁15、ブーム用制御弁2
1、アーム用制御弁22、バケット用制御弁23、旋回
用制御弁24につながる。第1出力ポートaはブーム用
制御弁21のブーム下ポジションに繋がり、第2出力ポ
ートbは合流用制御弁15とブーム用制御弁21のブー
ム上ポジションに繋がり、第3出力ポートcはバケット
用制御弁23のバケット掻き込みポジションに繋がり、
第4出力ポートdはバケット用制御弁23のバケット排
土ポジションに繋がる。第5出力ポートeはアーム用制
御弁22のアーム上ポジションに繋がり、第6出力ポー
トfはアーム用制御弁22のアーム掻き込みポジション
に繋がり、第7出力ポートgは旋回用制御弁24の旋回
左ポジションに繋がり、第8出力ポートhは旋回用制御
弁24の旋回右ポジションに繋がる。
【0017】スプール式切換ユニット39での変更状態
を説明する。図1及び図7に示すように、三つのスプー
ル41,42,43を夫々押し込み操作しない第1状態
に設定すると、入出力ポートが次のように繋がる。つま
り、第1入力ポートAは第1出力ポートaに繋がり、第
2入力ポートBは第2出力ポートbに繋がり、第3入力
ポートCは第3出力ポートcに繋がり、第4入力ポート
Dは第4出力ポートdに繋がり、第5入力ポートEは第
5出力ポートeに繋がり、第6入力ポートFは第6出力
ポートfに繋がり、第7入力ポートGは第7出力ポート
gに繋がり、第8入力ポートHは第8出力ポートhに繋
がる。したがって、図9のIに示すように、操作レバー
RL,LLの操作方向と作業内容が対応する。
【0018】この状態より、図2に示すように、三つの
スプール41,42,43の内の真ん中の第2スプール
42を押し込み操作して第2状態に設定すると、入出力
ポートは次のように繋がる。第1〜第4入力ポートA〜
Dまでの出力ポートに対する接続は第1状態と同様であ
るが、第5入力ポートEは第8出力ポートhに繋がり、
第6入力ポートFは第7出力ポートgに繋がり、第7入
力ポートGは第5出力ポートeに繋がり、第8入力ポー
トHは第6出力ポートfに繋がる。したがって、図9の
IIに示すように、操作レバーRL,LLの操作方向と作
業内容が対応する。
【0019】次に、図3に示すように、三つのスプール
41,42,43の内の外側の第1スプール41及び第
3スプール43を押し込み操作して第3状態に設定する
と、入出力ポートは次のように繋がる。第1入力ポート
Aは第6出力ポートfに繋がり、第2入力ポートBは第
5出力ポートeに繋がり、第3入力ポートCは第7出力
ポートgに繋がり、第4入力ポートDは第8出力ポート
hに繋がり、第5入力ポートEは第1出力ポートaに繋
がり、第6入力ポートFは第2出力ポートbに繋がり、
第7入力ポートGは第4出力ポートdに繋がり、第8入
力ポートHは第3出力ポートcに繋がる。したがって、
図9のIII に示すように、操作レバーRL,LLの操作
方向と作業内容が対応する。
【0020】パイロット弁31〜38とスプール式切換
ユニット39とを連結する油路ブロック48について説
明する。矩体状ブロック本体49の上面に、二つの取り
付け座49A,49Aを形成するとともに、パイロット
弁31〜34までの弁を収納した右弁ユニット51と、
パイロット弁35〜38までの弁を収納した左弁ユニッ
ト50とを、夫々、取り付け座49A,49Aに直接取
り付ける。そして、ブロック本体49の取り付け座49
A,49A面に、各パイロット弁31〜38からのパイ
ロット圧を受ける入力ポートを形成してあり、左右弁ユ
ニット50,51とに一体的に取り付けられた左右の操
作レバーRL,LLを操作することによって、作業状態
の切換が可能になる。前記ブロック本体49の底面に出
力ポートを形成し、ブロック本体49の内部に形成した
油路を介して入力ポートと出力ポートを連結し、ブロッ
ク本体49の底面にスプール式切換ユニット39を直接
とりつけている。
【0021】走行操作構造について説明する。図6に示
すように、左右走行用制御弁26,28に対して夫々走
行操作レバー59,60を設け、その走行操作レバー5
9,60を、油路ブロック48の上面にブラケットを介
して取り付けてある。この走行操作レバー59,60と
左右走行用制御弁26,28のスプールとをリンク連係
機構61を介して連係してある。
【0022】第4ポンプ47から各パイロット弁31〜
38への給油経路に介装されるアンロード弁57とリリ
ーフ弁58とは一体形成されて、油路ブロック48の底
面に直接取りつき、パイロット圧をアンロードすること
によって、バックホウ装置3が不測に作動することを防
止する。
【0023】〔別実施例〕 3本のスプール41,42,43の横並び状態は必
ずしも同一平面上にスプール軸芯が位置する必要はな
い。 スプール41等を付勢する付勢機構44としては、
コイルスプリング以外に板バネ等を利用してもよい。
【0024】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】スプール式切換ユニットを示す横断平面図
【図2】一つのスプールを押し込んだ状態を示すスプー
ル式切換ユニットの横断平面図
【図3】二つのスプールを押し込んだ状態を示すスプー
ル式切換ユニットの横断平面図
【図4】入出力ポートを示すスプール式切換ユニットの
横断平面図
【図5】スプール式切換ユニットを示す縦断側面図
【図6】油路ブロックに走行操作レバーを取り付けた状
態を示す斜視図
【図7】パイロット弁とスプール式切換ユニットとの油
圧回路図
【図8】バックホウ装置の油圧回路図
【図9】左右操作レバーとバックホウ装置の動作状態を
示す表
【図10】バックホウの側面図
【符号の説明】
11 ブーム用シリンダ 12 アーム用シリンダ 13 バケット用シリンダ 14 旋回用モータ 21〜24 制御弁 31〜38 パイロット弁 39 スプール式切換ユニット 40 ユニット本体 41〜43 スライドスプール 44 付勢機構 54 支持フレーム 55 操作アーム 56 リンク RL,LL 操作レバー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブーム用油圧シリンダ(11)、アーム
    用油圧シリンダ(12)、バケット用油圧シリンダ(1
    3)、旋回用油圧モータ(14)の各々に、作動油を給
    排操作するパイロット操作式の制御弁(21,22,2
    3,24)群と、 作動させるべき前記油圧アクチュエータを選択する操作
    レバー(RL,LL)と、操作レバー(RL,LL)へ
    の操作によって選択された結果をパイロット圧として出
    力するパイロット弁(31,32,33,34,35,
    36,37,38)と、 前記パイロット弁(31,32,33,34,35,3
    6,37,38)からのパイロット圧を何れかの前記制
    御弁に伝達するとともに、伝達対象制御弁を変更するこ
    とのできるスプール式切換ユニット(39)を設けてあ
    るバックホウの油圧操作構造であって、 3本の同一仕様のスライドスプール(41,42,4
    3)を横並び状態にして、ユニット本体(40)に装入
    し、前記ユニット本体(40)より、前記各スライドス
    プール(41,42,43)の一側端を突出させてその
    突出方向に付勢する付勢機構(44)を、各々のスライ
    ドスプール(41,42,43)に設けるとともに、前
    記スライドスプール(41,42,43)の内の中間に
    位置する第2スライドスプール(42)に対する中間付
    勢機構(44)を、他の付勢機構(44)の付勢力に比
    べて大きな付勢力に設定し、前記スプール式切換ユニッ
    ト(39)を構成し、 前記スライドスプール(41,42,43)の内両側に
    位置する第1、第3スライドスプール(41,43)の
    前記一側端に亘って支持フレーム(54)を架設して連
    結するとともに、前記支持フレーム(54)に前記スラ
    イドスプール(41,42,43)の移動方向と同方向
    に揺動する操作アーム(55)を軸支し、前記操作アー
    ム(55)と前記第2スライドスプール(42)とをリ
    ンク(56)で連係し、 前記各スライドスプール(41,42,43)を突出さ
    せた第1状態より、前記操作アーム(55)を一方に揺
    動操作すると、前記第2スライドスプール(42)だけ
    を押し込む第2状態に切換え、前記第1状態より、前記
    操作アーム(55)を他方に揺動操作すると、前記第
    1、第2スライドスプール(41,43)を押し込む第
    3状態に切換えるべく構成してあるバックホウの油圧操
    作構造。
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JPH0561247U (ja) 1993-08-13

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