JP2682924B2 - バックホウの油圧操作構造 - Google Patents

バックホウの油圧操作構造

Info

Publication number
JP2682924B2
JP2682924B2 JP607192A JP607192A JP2682924B2 JP 2682924 B2 JP2682924 B2 JP 2682924B2 JP 607192 A JP607192 A JP 607192A JP 607192 A JP607192 A JP 607192A JP 2682924 B2 JP2682924 B2 JP 2682924B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide
spool
state
spools
operating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP607192A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05195556A (ja
Inventor
栄 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP607192A priority Critical patent/JP2682924B2/ja
Publication of JPH05195556A publication Critical patent/JPH05195556A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2682924B2 publication Critical patent/JP2682924B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブーム用油圧シリンダ、
アーム用油圧シリンダ、バケット用油圧シリンダ、旋回
用油圧シリンダの各々に、作動油を給排操作するパイロ
ット操作式の制御弁群と、作動させるべき前記油圧アク
チュエータを選択する操作レバーと、操作レバーへの操
作によって選択された結果をパイロット圧として出力す
るパイロット弁と、前記パイロット弁からのパイロット
圧を何れかの前記制御弁に伝達するとともに、伝達対象
制御弁を変更することのできるスプール式切換ユニット
を設けてあるバックホウの油圧操作構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のバックホウの油圧操作構造とし
て、前記スプール式切換ユニットを構成するに、2個の
油圧アクチュエータと2個のパイロット弁に対応して、
単一のスライドスプールを備えた8ポート2位置切換式
のユニットを構成するものがあった(例えば、実開昭5
9−76669号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように単一のス
ライドスプールでは、2位置切換式であるので、伝達対
象制御弁を変更する形態を2状態に切り換えることがで
きるだけで、3状態以上に切り換えることができない。
そこで、3状態以上に切り換える構成を採るために単一
スプールを踏襲して、3位置切換式にスライドスプール
の軸芯長を長くすることも考えられるが、入出力ポート
の数が多くなるとスプールの軸芯長が非常に長くなり、
このスライドスプールを収納するユニット本体も細長い
状態のものになり、設置スペースを見出すのに却って難
しい面があり、思った以上に扱い難いものである。
【0004】また、スプール式切換ユニットとして、特
公平1−60702号公報に示すように、単一のロータ
リスプールを使用するものがあった。しかし、この場合
には8つの入力ポートと8つの出力ポートとを連結する
管路をロータリスプールの肉厚内に形成しなければなら
ず、この8つの管路が干渉しないようにかつスプール自
体の強度低下を招来しないように、管路の間隔を十分に
とった配置構成に心掛ける必要があるところから、必然
的にロータリスプールの径が大径化することになり、ス
プール式切換ユニットのコンパクト化は実質的には難し
いものであった。
【0005】本発明の目的はスプールの配置構成を合理
的に行うことによって、切換ユニットをコンパクトな形
状のものにして、配置スペースを効率良く利用でき、か
つ、スプールに対する操作構造をコンパクトで迅速な操
作が可能なものにする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による特徴構成
は、 3本の同一仕様のスライドスプール41,42,4
3を横並び状態にして、ユニット本体40に装入し、前
記ユニット本体40より、前記各スライドスプール4
1,42,43の一側端を突出させてその突出方向に付
勢する付勢機構を、各々のスライドスプール41,4
2,43に設けて、前記スプール式切換ユニットを構成
し、 前記スライドスプール41,42,43の各一側端
に亘って接当作用する作用姿勢とその一側端より離間す
る非作用姿勢とに亘って切り換わる作動部材と、各作動
部材の姿勢を切り換える操作アームとを、連係機構を介
して連係し、 前記各スライドスプール41,42,43を突出さ
せた第1状態より、前記操作アームを一方に操作する
と、前記第2スライドスプール42だけを押し込む第2
状態に切換え、前記第1状態より、前記操作アームを他
方に操作すると、前記第1,第2スライドスプール4
1,43を押し込む第3状態に切換えるべく構成してあ
る、点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0007】
【作用】(a) ロータリスプールに比べてその径を小さく
できるスライドスプールを3本使用することによって、
3状態に切り換えるものであっても、スライドスプール
自体は2位置切換式のものにすることができ、スライド
スプール自体の軸芯長を短いものにできる。したがっ
て、3本のスライドスプールを横並び状態に配置するの
で、ユニット本体としてスプール軸芯方向の占有長さと
その軸芯に直交する方向での占有長さとを、軸芯長の長
い単一のスライドスプールのものに比べて、似通ったも
のにでき、それだけ、配置スペースを見出しやすい。次
に操作具での操作形態を図1から図3示す構成を代表例
として説明する。 (b) 3本のスライドスプール41,42,43に対する
操作は次のようにして行う。つまり、図1に示すよう
に、操作具55への操作を行わない状態では、付勢機構
44によって、スライドスプール41,42,43は3
本ともに突出して、第1状態にある。 (c) 第1状態より、操作具55を一方に操作すると、図
2に示すように、作動部材56が第2スライドスプール
42だけに作用してその第2スライドスプール42を押
し込み作動させ、第1,第3スライドスプール41,4
3に対しては作動部材53が作用せず、第2状態に設定
する。 (d) 第1状態より、操作具55を他方に操作すると、図
3に示すように、作動部材53が第1,第3スライドス
プール41,43に対して作用してその第1,第3スラ
イドスプール41,43を押し込み作動させ、第2スラ
イドスプール42に対しては作動部材56が作用せず、
第3状態を現出する。 (e) したがって、(b),(c),(d) で記したように、3本の
スライドスプール41,42,43を操作するに、単一
の操作具55を操作するだけで切換ユニット39を3状
態に切り換えることができる。
【0008】
【発明の効果】作用(a) より、切換ユニットのユニット
形状をスペース専有に有利なものとすることによって、
設計上の負担及び製造上の負担を軽減できる。しかも、
3本のスライドスプールを使用するにしても、同一仕様
に設定してあるので、其だけ、設計上の負担及び製造上
の負担を軽減するのを更に強化することが出来る。作用
(b) 〜(d) より、操作具の操作方向によって、作動部材
の作用するスライドスプールを選択するだけのものに構
成することによって、操作具を単一ものにでき、操作系
の簡素化を図ることができ、操作を迅速容易に行うこと
ができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図12に示すように、クローラ走行装置1の上部
に旋回台2を支持し、旋回台2の前部にバックホウ装置
3及びドーザ20を備えて、バックホウ作業車を構成す
る。このバックホウ装置3は、ブーム用油圧シリンダ1
1により上下に揺動駆動されるブーム4、オフセット用
油圧シリンダ7により横折れ自在な四連リンク式中間部
材64、アーム用油圧シリンダ12により前後に揺動駆
動されるアーム5及びバケット用油圧シリンダ13によ
り掻き込み揺動駆動されるバケット6等を有する。又、
旋回台2の旋回駆動用として旋回用油圧モータ14、及
び、ドーザ20駆動用としてドーザ用昇降シリンダ30
を備えている。
【0010】次に、ブーム用、アーム用、バケット用の
3油圧シリンダ11,12,13、旋回用油圧モータ1
4、オフセットシリンダ7及びドーザ用昇降シリンダ3
0に対する油圧回路について説明する。図9に示すよう
に、エンジン8により駆動される可変容量型の第1ポン
プ9からの作動油を、左側のクローラ走行装置1に対す
る左走行用油圧モータ10に対する左走行用制御弁2
6、アーム用油圧シリンダ12に対するアーム用制御弁
22、サービスポート16用の制御弁27、及び、ブー
ム4に対する合流用制御弁15に供給すべく構成する。
【0011】図9に示すように、エンジン8により駆動
される可変容量型の第2ポンプ17からの作動油を、右
側のクローラ走行装置に対する右走行用油圧モータ18
に対する右走行用制御弁28、ブーム用油圧シリンダ1
1に対するブーム用制御弁21、バケット用油圧シリン
ダ13に対するバケット用制御弁23に供給する。エン
ジン8により駆動される第3ポンプ19からの作動油
を、旋回用油圧モータ14に対する旋回用制御弁24、
オフセットシリンダ7に対するオフセット用制御弁2
5、ドーザ20用の昇降シリンダ30に対するドーザ用
制御弁29に供給する。各制御弁15,21, 22, 2
3, 24 は中立復帰型でパイロット操作式であり、次
に、この制御弁15,21, 22, 23, 24 の操作
構造について説明する。
【0012】図8及び図12に示すように、旋回台2の
操縦部46の前側に、作動させるべき油圧アクチュエー
タを選択する左右一対の右作業操作レバーRL及び左作
業操作レバーLLを備えている。この右及び左作業操作
レバーRL, LLは前後左右に操作自在であり、各操作
に基づき切換操作されてパイロット圧を発生させる第1
〜4パイロット弁31, 32, 33, 34を右弁ユニッ
ト51に一体的に組み込みその右弁ユニット51に右作
業操作レバーRLを取り付け、第5〜8パイロット弁3
5,36,37,38を左弁ユニット50に一体的に組
み込みその左弁ユニット50に左作業操作レバーLLを
取り付けている。又、エンジン8により駆動される第4
ポンプ47からの作動油を、第1〜8パイロット弁31
〜38に供給している。第1〜8パイロット弁31〜3
8からのパイロット圧を、スプール式切換ユニット39
を介して制御弁15,21〜24に供給し、スプール式
切換ユニット39内において変更制御して制御弁15,
21〜24の中の伝達対象制御弁に作用させる。
【0013】次に、このスプール式切換ユニット39に
ついて説明する。図1〜図7に示すように、スプール式
切換ユニット39はユニット本体としての偏平なブロッ
ク体40に、スライド操作式で同一仕様に形成された第
1〜3スプール41,42,43を平行で、かつ、同一
平面上に位置するように並列保持している。スプール4
1,42,43の一端に大径受け部45を形成し、その
大径受け部45とユニット本体40の側壁とに亘って付
勢機構44としての付勢バネを装着し、その偏平な上面
に8つの第1〜第8入力ポートA,B,C,D,E,
F,G,Hを形成するとともに、底面に第1〜第8出力
ポートa,b,c,d,e,f,g,hを形成し、上面
に後記する油路ブロック48を直接取り付けるととも
に、底面の出力ポートa,b,c,d,e,f,g,h
に夫々配管ホースを取り付けてある。
【0014】スプール式切換ユニット39に対する操作
構造を説明する。ブロック体40の両側面でボルト固定
されたチャンネル型の支持フレーム54を延出するとと
もに、この支持フレーム54に縦向き軸芯回りで回動可
能な天秤式揺動アーム52を左右に配置し、この天秤式
揺動アーム52の両端に遊転ディスク53と係止ピン5
7を取り付けてある。この遊転ディスク53夫々で第
1,第3スライドスプール41,43を押圧してスライ
ド作動させるようにしてある。つまり、遊転ディスク5
3は、天秤式揺動アーム52の揺動によって、スライド
スプール41,43に接当作用する作用姿勢とスライド
スプール41,43から離間する非作用姿勢とに切換可
能に構成する。この遊転ディスク53を作動部材と称す
る。
【0015】第2スライドスプール42の軸芯延長線上
にスライドロッド56を配置するとともに、このスライ
ドロッド56を支持フレーム54に取り付けた支持台5
8に挿通支持してある。スライドロッド56の先端はそ
のスライド移動によって、第2スライドスプール42の
大径部45に対して接当作用する作用姿勢と、離間する
非作用姿勢とに切り換わるとともに、その先端に左右側
方より凹入する係合凹入部56Aを形成し、この係合凹
入部56Aで係止ピン57を係止し、そのスライド移動
によって、天秤式揺動アーム52を揺動駆動することが
できる。このスライドロッド56を作動部材と称する。
スライドロッド56の中間部より横向きに操作具として
の操作レバー55を延出し、その先端に握り柄55Aを
取り付けてある。図4に示すように、支持フレーム54
の側壁より操作レバー55に向けてガイド板58を延出
し、このガイド板58に操作レバー55を案内するチャ
ンネル型のガイド溝58Aを形成し、チャンネルガイド
溝58Aの肩部分に操作レバーを落とし込むことによっ
て、位置決めが可能である。
【0016】以上のような構成において、図1に示すよ
うに、操作レバー55への操作を行わない状態では、付
勢バネ44の付勢力によって、3本のスプール41,4
2,43を突出させている。これが第1状態である。こ
の第1状態より、図2に示すように、操作レバー55の
握り部55Aをブロック体40に近ずく側にスライド操
作した場合には、天秤式揺動アーム52が図示するよう
に揺動し、遊転ディスク53が第1,第3スライドスプ
ール41,43より離間するとともに、スライドロッド
56の先端が第2スライドスプール42に接当作用し
て、その第2スライドスプール42を押し込む状態に切
り換え、第1,第3スプール41,43の突出状態を維
持する。これが第2状態である。更に、第1状態より、
図3に示すように、操作レバー55の握り部55Aをブ
ロック体40より離れる側にスライド操作した場合に
は、天秤式揺動アーム52が図示するように逆方向に揺
動し、遊転ディスク53が第1,第3スライドスプール
41,43に接当作用するとともに、スライドロッド5
6の先端が第2スライドスプール42より離間して、そ
の第2スライドスプール42を突出状態に維持し、第
1,第3スプール41,43を押し込む状態に切換え
る。これが第3状態である。
【0017】次に、スプール式切換ユニット39のパイ
ロット弁と制御弁とに対する接続を説明する。図10に
示すように、左操作レバーLLを、左,右,前,後に夫
々揺動操作すると、第5,第6,第7,第8パイロット
弁35〜38が作動し、夫々、第7入力ポートG,第8
入力ポートH,第5入力ポートE,第6入力ポートFに
パイロット圧を送り込む。右操作レバーRLを、左,
右,前,後に夫々揺動操作すると、第1,第2,第3,
第4パイロット弁31〜34が作動し、夫々、第3入力
ポートC,第4入力ポートD,第1入力ポートA,第2
入力ポートBにパイロット圧を送り込む。一方、各出力
ポートは次のように合流用制御弁15,ブーム用制御弁
21,アーム用制御弁22,バケット用制御弁23,旋
回用制御弁24につながる。第1出力ポートaはブーム
用制御弁21のブーム下ポジションに繋がり、第2出力
ポートbは合流用制御弁15とブーム用制御弁21のブ
ーム上ポジションに繋がり、第3出力ポートcはバケッ
ト用制御弁23のバケット掻き込みポジションに繋が
り、第4出力ポートdはバケット用制御弁23のバケッ
ト排土ポジションに繋がる。第5出力ポートeはアーム
用制御弁22のアーム上ポジションに繋がり、第6出力
ポートfはアーム用制御弁22のアーム掻き込みポジシ
ョンに繋がり、第7出力ポートgは旋回用制御弁24の
旋回左ポジションに繋がり、第8出力ポートhは旋回用
制御弁24の旋回右ポジションに繋がる。
【0018】スプール式切換ユニット39での変更状態
を説明する。図1及び図10に示すように、三つのスプ
ール41,42,43を夫々押し込み操作しない第1状
態に設定すると、入出力ポートが次のように繋がる。つ
まり、第1入力ポートAは第1出力ポートaに繋がり、
第2入力ポートBは第2出力ポートbに繋がり、第3入
力ポートCは第3出力ポートcに繋がり、第4入力ポー
トDは第4出力ポートdに繋がり、第5入力ポートEは
第5出力ポートeに繋がり、第6入力ポートFは第6出
力ポートfに繋がり、第7入力ポートGは第7出力ポー
トgに繋がり、第8入力ポートHは第8出力ポートhに
繋がる。したがって、図11のIに示すように、操作レ
バーRL,LLの操作方向と作業内容が対応する。
【0019】この状態より、図2に示すように、三つの
スプール41,42,43の内の真ん中の第2スプール
42を押し込み操作して第2状態に設定すると、入出力
ポートは次のように繋がる。第1〜第4入力ポートA〜
Dまでの出力ポートに対する接続は第1状態と同様であ
るが、第5入力ポートEは第8出力ポートhに繋がり、
第6入力ポートFは第7出力ポートgに繋がり、第7入
力ポートGは第5出力ポートeに繋がり、第8入力ポー
トHは第6出力ポートfに繋がる。したがって、図11
のIIに示すように、操作レバーRL,LLの操作方向と
作業内容が対応する。
【0020】次に、図3に示すように、三つのスプール
41,42,43の内の外側の第1スプール41及び第
3スプール43を押し込み操作して第3状態に設定する
と、入出力ポートは次のように繋がる。第1入力ポート
Aは第6出力ポートfに繋がり、第2入力ポートBは第
5出力ポートeに繋がり、第3入力ポートCは第7出力
ポートgに繋がり、第4入力ポートDは第8出力ポート
hに繋がり、第5入力ポートEは第1出力ポートaに繋
がり、第6入力ポートFは第2出力ポートbに繋がり、
第7入力ポートGは第4出力ポートdに繋がり、第8入
力ポートHは第3出力ポートcに繋がる。したがって、
図11のIIIに示すように、操作レバーRL,LLの操
作方向と作業内容が対応する。
【0021】パイロット弁31〜38とスプール式切換
ユニット39とを連結する油路ブロック48について説
明する。図8に示すように、矩体状ブロック本体49の
上面に、二つの取り付け座49A,49Aを形成すると
ともに、パイロット弁31〜34までの弁を収納した右
弁ユニット51と、パイロット弁35〜38までの弁を
収納した左弁ユニット50とを、夫々、取り付け座49
A,49Aに直接取り付ける。そして、ブロック本体4
9の取り付け座49A,49A面に、各パイロット弁3
1〜38からのパイロット圧を受ける入力ポートを形成
してあり、左右弁ユニット50,51とに一体的に取り
付けられた左右の操作レバーRL,LLを操作すること
によって、作業状態の切換が可能になる。前記ブロック
本体49の底面に出力ポートを形成し、ブロック本体4
9の内部に形成した油路を介して入力ポートと出力ポー
トを連結し、ブロック本体49の底面にスプール式切換
ユニット39を直接取り付けている。
【0022】走行操作構造について説明する。図4に示
すように、左右走行用制御弁26,28に対して夫々走
行操作レバー59,60を設け、その走行操作レバー5
9,60を、油路ブロック48の上面にブラケットを介
して取り付けてある。この走行操作レバー59,60と
左右走行用制御弁26,28のスプールとをリンク連係
機構61を介して連係してある。
【0023】第4ポンプ47から各パイロット弁31〜
38への給油経路に介装されるアンロード弁66とリリ
ーフ弁67とは一体形成されて、油路ブロック48の底
面に直接取りつき、パイロット圧をアンロードすること
によって、バックホウ装置3が不測に作動することを防
止する。
【0024】〔別実施例〕 3本のスプール41,42,43の横並び状態は必
ずしも同一平面上にスプール軸芯が位置する必要はな
い。 スプール41等を付勢する付勢機構44としては、
コイルスプリング以外に板バネ等を利用してもよい。 天秤式揺動アーム52に取り付けた係止ピン57と
スライドロッド56に設けた係合凹入部56Aとで、操
作具55の操作を作動部材53に連係する連係機構を構
成するが、その連係機構としては次のような構成をとっ
てもよい。つまり、図13及び図14に示すように、ブ
ロック体40より延出した支持フレーム54の両側壁に
亘って回転軸62を枢支するとともに、この回転軸62
に一体回転する回転カム63A,63B,63Cを取り
付け、軸端に操作ノブ65を取り付けている。回転カム
63A,63B,63Cの取り付け位相は、図14に示
すように、左右両端に位置する第1,第3回転カム63
A,63Cが同位相であり、第2回転カム63Bが90
°だけ異なる位相に設定してある。したがって、回転カ
ム63A,63B,63Cの回転位相を設定すると、回
転カム63A,63B,63Cは各スライドスプール4
1,42,43の大径部45より離れており、スライド
スプール41,42,43の突出状態を維持する。これ
が第1状態である。この第1状態より、図14に示すよ
うに、回転軸62を図面上時計方向に回転操作した場合
には、第1回転カム63A及び第3回転カム63Cが第
1,第3スライドスプール41,43より離間するとと
もに、第2回転カム63Bが第2スライドスプール42
に接当作用して、その第2スライドスプール42を押し
込む状態に切り換え、第1,第3スプール41,43の
突出状態を維持する。これが第2状態である。更に、第
1状態より、回転軸62を図面上反時計方向に回転操作
した場合には、第1,第3回転カム63A,63Cが第
1,第3スライドスプール41,43に接当作用すると
ともに、第2回転カム63Bが第2スライドスプール4
2より離間して、その第2スライドスプール42を突出
状態に維持し、第1,第3スプール41,43を押し込
む状態に切換える。これが第3状態である。ここに、回
転カム63A,63B,63Cをスライドスプール4
1,42,43に作用する作動部材と称し、回転軸62
を操作具と作動部材とを連係する連係機構と称する。
【0025】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】スプール式切換ユニットを示す横断平面図
【図2】一つのスプールを押し込んだ状態を示すスプー
ル式切換ユニットの横断平面図
【図3】二つのスプールを押し込んだ状態を示すスプー
ル式切換ユニットの横断平面図
【図4】スプール式切換ユニットに対する操作構造を示
す側面図
【図5】スライドロッドの取り付け状態を示す縦断側面
【図6】入出力ポートを示すスプール式切換ユニットの
横断平面図
【図7】スプール式切換ユニットを示す縦断側面図
【図8】油路ブロックに走行操作レバーを取り付けた状
態を示す斜視図
【図9】バックホウ装置の油圧回路図
【図10】パイロット弁とスプール式切換ユニットとの
油圧回路図
【図11】左右操作レバーとバックホウ装置の動作状態
を示す表
【図12】バックホウの側面図
【図13】スプール式切換式ユニットに対する操作具の
別実施例を示す平面図
【図14】図13に対応する縦断側面図
【符号の説明】
11 ブーム用シリンダ 12 アーム用シリンダ 13 バケット用シリンダ 14 旋回用モータ 21〜24 制御弁 31〜38 パイロット弁 39 スプール式切換ユニット 40 ユニット本体 41〜43 スライドスプール 44 付勢機構 55,65 操作具 53,56,63A,63B,63C 作動部材 RL,LL 操作レバー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブーム用油圧シリンダ(11)、アーム
    用油圧シリンダ(12)、バケット用油圧シリンダ(1
    3)、旋回用油圧モータ(14)の各々に、作動油を給
    排操作するパイロット操作式の制御弁(21,22,2
    3,24)群と、 作動させるべき前記油圧アクチュエータを選択する操作
    レバー(RL,LL)と、操作レバー(RL,LL)へ
    の操作によって選択された結果をパイロット圧として出
    力するパイロット弁(31,32,33,34,35,
    36,37,38)と、 前記パイロット弁(31,32,33,34,35,3
    6,37,38)からのパイロット圧を何れかの前記制
    御弁に伝達するとともに、伝達対象制御弁を変更するこ
    とのできるスプール式切換ユニット(39)を設けてあ
    るバックホウの油圧操作構造であって、 3本の同一仕様のスライドスプール(41,42,4
    3)を横並び状態でユニット本体(40)に装入すると
    ともに、前記ユニット本体(40)より、前記各スライ
    ドスプール(41,42,43)の一側端を突出させて
    その突出方向に付勢する付勢機構(44)を、各々のス
    ライドスプール(41,42,43)に設けて、前記ス
    プール式切換ユニット(39)を構成し、 前記スライドスプール(41,42,43)の各一側端
    に亘って接当作用する作用姿勢とその一側端より離間す
    る非作用姿勢とに亘って切り換わる作動部材(53又は
    56又は63A,63B,63C)と、各作動部材(5
    3又は56又は63A,63B,63C)の姿勢を切り
    換える操作具(55又は65)とを、連係機構を介して
    連係し、 前記各スライドスプール(41,42,43)を突出さ
    せた第1状態より、前記操作具(55又は65)を一方
    に操作すると、前記第2スライドスプール(42)だけ
    を押し込む第2状態に切換え、前記第1状態より、前記
    操作具(55又は65)を他方に操作すると、前記第
    1,第2スライドスプール(41,43)を押し込む第
    3状態に切換えるべく構成してあるバックホウの油圧操
    作構造。
JP607192A 1992-01-17 1992-01-17 バックホウの油圧操作構造 Expired - Fee Related JP2682924B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP607192A JP2682924B2 (ja) 1992-01-17 1992-01-17 バックホウの油圧操作構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP607192A JP2682924B2 (ja) 1992-01-17 1992-01-17 バックホウの油圧操作構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05195556A JPH05195556A (ja) 1993-08-03
JP2682924B2 true JP2682924B2 (ja) 1997-11-26

Family

ID=11628347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP607192A Expired - Fee Related JP2682924B2 (ja) 1992-01-17 1992-01-17 バックホウの油圧操作構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2682924B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05195556A (ja) 1993-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6722224B2 (en) Dual axis joystick for operating hydraulic valves
JPH0221605B2 (ja)
US4398861A (en) Maneuvering portion structure of an excavation work vehicle
US5235811A (en) Control change system for a hydraulic work vehicle
GB2222895A (en) Hydraulic circuit structure for a working vehicle
JP2682924B2 (ja) バックホウの油圧操作構造
CA2041614C (en) Control change system for a hydraulic working vehicle
JP2555889Y2 (ja) バックホウの油圧操作構造
JP2695326B2 (ja) バックホウの油圧回路
JP2721082B2 (ja) バックホウの油圧操作構造
JP4459806B2 (ja) ローダ油圧回路及びローダ油圧配管
JP2647771B2 (ja) バックホウの油圧回路
JP2608993B2 (ja) バックホウの油圧回路構造
JP3553000B2 (ja) 変速装置の非常時切換装置
JP2647770B2 (ja) バックホウの油圧回路
JP2647769B2 (ja) バックホウの油圧回路
JPH085362Y2 (ja) 4方向切換バルブ
JP3721084B2 (ja) 作業車の操縦操作規制装置
JP3547099B2 (ja) 油圧ショベルの油圧回路
JPH062426U (ja) 操作レバーの中立復帰装置
JP2789008B2 (ja) 油圧操作レバー
JPH0720233Y2 (ja) リーダのチルトコントロール装置
JPS6312241Y2 (ja)
JPH063885Y2 (ja) バックホウ装置の左右揺動及び旋回作動切換装置
JPH0732901A (ja) 建設機械の走行操作装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees