JP2555080Y2 - モールドモータ用ボビン - Google Patents

モールドモータ用ボビン

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JP2555080Y2
JP2555080Y2 JP1991102481U JP10248191U JP2555080Y2 JP 2555080 Y2 JP2555080 Y2 JP 2555080Y2 JP 1991102481 U JP1991102481 U JP 1991102481U JP 10248191 U JP10248191 U JP 10248191U JP 2555080 Y2 JP2555080 Y2 JP 2555080Y2
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JP
Japan
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bobbin
molding
rib
winding
resin
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1991102481U
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English (en)
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JPH0550959U (ja
Inventor
和雄 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、巻線部の信頼性向上お
よび安全性確保のために、樹脂により巻線部をモールド
したモールドモータ用ボビンに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ボビンに巻線を施し、これをモー
ルドして巻線の信頼性向上および安全性を確保したモー
ルドモータは多数生産されてきたが、機種数が増えるに
つれ、巻線仕様等も多岐に渡り、モールドすることによ
り外観上は類似した形状となることから、区別すること
が困難になってきている。
【0003】以下、従来のモールドモータ用ボビンにつ
いて図4〜図6を参照しながら説明する。図に示すよう
に、ボビン11に結線用の端子12を挿入した後、銅線
13を所定の巻線仕様に従い巻線を行い、その後巻線部
の耐湿性などの信頼性向上や安全性の確保のため、難燃
性のモールド樹脂14により樹脂モールドを行ってい
た。そして、モールドを行う際に、後工程での組立のと
きにIコアを挿入するための挿入孔15および結線用の
端子12の部分に不要な樹脂が流入しないようにしなけ
ればならないとともに、モールドの本来の目的である耐
湿性の向上のためには、できるだけ露出部分を無くし、
巻線全体をモールドする必要があった。このために、図
6に示すように、モールド金型16および17にセット
した際に、金型17に当接して樹脂がIコアの挿入孔1
5に流入しないようにリブ11aを設けていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このような従来のモー
ルドタイプのモータにおいて、機種が増加し巻線仕様も
多岐にわたると、当然、巻線完成および、モールド完成
での区別が必要となる。しかしながら従来の構造では、
巻線完成の状態では、ボビン11の端面にマーキングや
捺印することにより、区別が可能であるが、後でモール
ドするために、モールド樹脂14にて区別のためのマー
キングや捺印を覆ってしまい、モールド完了品の状態で
の区別ができなくなるという問題があった。このため、
モールド後に表面に露出する部分すなわち、ボビン11
の色を変える等の方法が考えられるが、色に限度があ
り、区別できる機種数も限定されるものであった。ま
た、ボビン11のリブ11aのようにモールド成形の際
に金型17と接触する部分も、消えたりするため捺印や
マーキングができない。したがって、仕様の違う機種が
混入し、所定の性能がでなかったり、間違った電圧が印
加され断線が発生する等の問題があった。このため、モ
ールド成形後、直ちに人手により捺印およびマーキング
等により区別を行うという方法をとらねばならず、ロス
が多く、また人手による間違い等を考えると不完全な区
別しかできないという問題があった。
【0005】本考案は、上記課題を解決するもので、巻
線を行った時点で捺印またはマーキングが容易にでき、
モールド完成品の区別も容易にできるモールドモータ用
ボビンを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案のモールドモータ
用ボビンは上記目的を達成するために、筒部のにI
Cコアを挿入させる挿入孔を有し、筒部の両端部にそれ
ぞれ板状からなるつば部を設け、つば部の外側面にそれ
ぞれ突出されて樹脂の流入を防止する第1のリブを設
け、筒部の外周に銅線巻装さるボビンであって、
ば部の少なくとも一方の外側面には捺印またはマーキン
されて表示する凹部と、凹部を第1のリブと同じ高さ
で囲う第2のリブが設けられている。
【0007】
【作用】本考案は上記した構成により、ボビンに銅線を
巻装する際に、巻線機に組込まれた装置により自動的に
捺印(マーキング)された印は、モールド成形のときに
も、モールド樹脂によっておおわれることがなく、巻線
での区別がそのまま活かされ、モールド完了品を区別す
ることが容易にできることとなる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図1〜図3
を参照しながら説明する。なお従来例と同一部分には同
一符号を付けて詳細な説明は省略する。図に示すよう
に、筒部のにICコアを挿入させる挿入孔1を有
し、筒部の両端部にそれぞれ板状からなるつば部2を形
成し、つば部2の外側面にそれぞれ突出されて挿入孔1
にモールド時樹脂流入するのを防止するリブ3と、
一方のつば部2の外側面に設けられ後記する巻線仕様を
捺印またはマーキングされて表示する凹部4と、この凹
部4の周部を囲ってモールド成型時に樹脂が流入するの
を防止するリブ5リブ3と同一高さに設けられてボビ
ン6を構成する。上記構成において、ボビン6のつば部
2間の外周に銅線13を巻装させる。そのとき、巻線設
備に設けた捺印またはマーキングをほどこす装置によ
り、前記凹部4には巻装された巻線仕様を捺印またはマ
ーキングを付ける。そして、ボビン6の外周がモールド
樹脂14でモールドされる。このことによりボビン6に
ほどこされた巻線仕様を凹部4の表示から区別ができ
る。
【0009】次に樹脂モールドするときには図3に示す
ように、モールド金型16および17にボビン6をセッ
トする。このセットされた状態ではリブ3およびリブ5
が金型17に当接した状態にあるので、モールド時の樹
脂はリブ5により凹部4に流入するのが防止され、モー
ルド後においても凹部4に捺印またはマーキングされた
印が樹脂によりおおわれてかくれてしまうことがなくな
り、モールド後の仕様の判別も容易にできることとな
る。
【0010】
【考案の効果】以上の実施例から明らかなように、本考
案によればボビンの端面に形成されたつば部に捺印また
はマーキングをほどこす凹部を形成し、この凹部内にモ
ールド時の樹脂が流入するのを防止するリブを設けてい
るので、巻線時に捺印またはマーキングした印がモール
ド後も残存し、仕様区別が容易で、異機種の混入による
性能の不具合や異電圧の印加による断線の発生などを防
止できるとともに、多機種の商品にも容易に適用できる
モールドモータ用ボビンを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のモールドモータ用ボビンのモールドす
る状態を示す断面図
【図2】同巻線部が露出するように破断したボビン部分
を示す正面図
【図3】同モールドモータ用ボビンのモールド後のボビ
ン部分を示す正面図
【図4】従来のモールドモータ用ボビンのモールド後の
ボビン部分を示す正面図
【図5】同巻線部が露出するように破断したボビン部分
を示す正面図
【図6】同樹脂モールド金型でモールドする状態を示す
断面図
【符号の説明】
1 挿入孔 2 つば部 4 凹部 5 リブ 6 ボビン 13 銅線 14 モールド樹脂

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒部のにICコアを挿入させる挿入孔
    を有し、前記筒部の両端部にそれぞれ板状からなるつば
    部を設け、前記つば部の外側面にそれぞれ突出されて樹
    脂の流入を防止する第1のリブを設け、前記筒部の外周
    に銅線巻装さるボビンであって、前記つば部の少な
    くとも一方の外側面には捺印またはマーキングされて表
    示する凹部と、前記凹部を前記第1のリブと同じ高さで
    囲う第2のリブが設けられていることを特徴とするモー
    ルドモータ用ボビン。
JP1991102481U 1991-12-12 1991-12-12 モールドモータ用ボビン Expired - Lifetime JP2555080Y2 (ja)

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JPH0550959U JPH0550959U (ja) 1993-07-02
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CN110945749B (zh) * 2017-07-28 2023-01-24 松下知识产权经营株式会社 电动机、风机以及冰箱

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