JP3533768B2 - 差し込みプラグ - Google Patents

差し込みプラグ

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JP3533768B2
JP3533768B2 JP19080095A JP19080095A JP3533768B2 JP 3533768 B2 JP3533768 B2 JP 3533768B2 JP 19080095 A JP19080095 A JP 19080095A JP 19080095 A JP19080095 A JP 19080095A JP 3533768 B2 JP3533768 B2 JP 3533768B2
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雅人 杉田
伸之 渋江
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、栓刃が固定され装
着されている硬質合成樹脂製の中子(栓刃保持体)と、
その中子を覆う軟質合成樹脂製の外殻とを一体的に同時
成型した2重成型により構成されている差し込みプラグ
に関する。
【0002】
【従来の技術】2重成型により構成されている従来の差
し込みプラグでは、中子が設けられている差し込みプラ
グの内部に、軟質合成樹脂、例えば塩ビを圧入し充填し
てこれを硬化することにより、中子と外殻とを固定して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような2重成型に
より構成されている従来の差し込みプラグでは、2重成
型後のバリ仕上げ作業が困難であり、また差し込みプラ
グの内部における塩ビの圧入状態が不充分であるために
中子と外殻とが剥離し易くなり、例えば内部に異常温度
が発生すると、その発熱に起因して内部の充電部の露出
とか絶縁不良などが起こる危険がある。
【0004】上記のような従来の問題点にかんがみ本発
明に係る差し込みプラグは、中子の外縁に形成された鍔
に設けられている貫通孔を介して差し込みプラグの内部
に塩ビを充填し易くするとともに、成型後のバリ仕上げ
作業を容易とし、かつ差し込みプラグの内部の塩ビを硬
化させることで中子と外殻とが一体的に成型固定され
て、中子と外殻とがみだりに剥離することがないように
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、栓刃
が固定され装着されている硬質合成樹脂製の中子と、そ
の中子を覆う軟質合成樹脂製の外殻とを一体的に同時成
型した2重成型により構成されている差し込みプラグで
あって、中子の外縁に形成されている鍔に貫通孔を設
け、その貫通孔を介して成型金型内に軟質合成樹脂を圧
入することにより差し込みプラグの内部に充填して構成
することを特徴とするものである。
【0006】請求項2の発明は請求項1の発明におい
て、鍔に設ける貫通孔を鍔の表面から裏面にわたりL字
状に形成することを特徴とするものである。請求項3の
発明は請求項1の発明において、鍔に設ける貫通孔を鍔
の表面から裏面にわたり直線状に形成して構成すること
を特徴とするものである。請求項4の発明は請求項1又
は請求項2の発明において、差し込みプラグが縦型であ
ることを特徴とするものである。
【0007】請求項5の発明は請求項1又は請求項3の
発明において、差し込みプラグが横型であることを特徴
とするものである。以上のように構成することにより、
請求項1の発明では、中子の鍔に設けた貫通孔を介して
差し込みプラグの内部に塩ビを圧入し易くするととも
に、成型後のバリ仕上げ作業を容易にし、さらに差し込
みプラグの内部に塩ビを圧入してこれを硬化することで
中子と外殻とを一体的に成型固定すると、中子と外殻と
がみだりに剥離することがない。
【0008】請求項2の発明では、差し込みプラグの内
部にL字状の貫通孔を介して塩ビを圧入し易くなり、塩
ビは差し込みプラグの内部の隅々にわたって充填される
ことになるから、内部充電部も充填されて充電部が露出
しないように絶縁状態を完全にでき、かつ中子と外殻と
は一体となって同時成型される。請求項3の発明では、
差し込みプラグの内部に直線状の貫通孔を介して塩ビが
圧入し易くなり、中子の鍔を利用して直線状の貫通孔を
設けていることは貫通孔加工を容易にしている。
【0009】請求項4の発明では、差し込みプラグが縦
型であっても請求項1〜請求項2の発明と同様の作用を
行う。請求項5の発明では、差し込みプラグが縦型であ
っても請求項1〜請求項3の発明の同様の作用を行う。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら本発明の
実施の形態を説明する。先ず第1の発明の実施の形態に
つき説明する。図1は本発明に係る差し込みプラグにお
いて縦型のものを示す外観斜視図であるが、これは差し
込みプラグの接続電線方向に対して平行方向に栓刃を有
するものを示している。なお図1において、1は硬質合
成樹脂製の中子(栓刃保持体)であり、2は軟質合成樹
脂製の外殻であって、外殻2の部分は仮想線で表してい
る。3,3は中子1に固定して装着されている栓刃であ
るが、栓刃3,3の間には中子1の表面に、沿面絶縁距
離を稼ぐために複数条の溝6,6が設けられている。図
2は中子の外縁付近の一部を示す外観斜視図である。こ
の図2に示すように中子1の外縁には鍔4が形成されて
おり、鍔4には鍔表面から鍔裏面にわたりL字状に形成
された貫通孔5が設けられている。
【0011】図3は栓刃が固定され装着されている中子
を一部切欠したものの外観斜視図であり、図4は中子と
外殻とを一体的に同時成型することで得られた2重成型
の縦型の差し込みプラグを一部切欠したものの外観斜視
図である。栓刃3,3が固定され装着されている硬質合
成樹脂製の中子1を、外殻2の成形金型(図示せず)内
に装填したのち、その成型金型内に軟質合成樹脂、例え
ば塩ビgを貫通孔5から圧入することにより、中子1と
の外殻2とを一体的に同時成型することで2重成型の差
し込みプラグAが得られる。このとき中子1の外縁に形
成された鍔4に設けられたL字状の貫通孔5を介して、
差し込みプラグA内に塩ビgが充分に充填されて硬化す
ることになる。
【0012】このようにして中子1の鍔のL字状の貫
通孔5を介して差し込みプラグAの内部に塩ビgを圧入
し易くするとともに、成型後のバリ仕上げ作業を容易に
し、さらに差し込みプラグAの内部に塩ビを圧入してこ
れを硬化することで中子1と外殻2とを一体的に成型固
定すると、中子1と外殻2とはみだりに剥離することが
ない。
【0013】次に第2の発明の実施の形態につき説明す
る。図5は本発明に係る差し込みプラグにおいて横型の
ものを示す外観斜視図であるが、これは差し込みプラグ
の接続電線方向に対して直角方向に栓刃を有するものを
示している。図5において、第1の発明の実施の形態を
示す図1〜図4に相当する箇所には、図1〜図4と同一
の符号を付している。図6は中子(栓刃保持体)と外殻
とを一体的に同時成型することで得られた2重成型の横
型の差し込みプラグを一部切欠したものの外観斜視図で
ある。
【0014】第2の発明の実施の形態においては第1の
発明の実施の形態のものと同様、中子(栓刃保持体)1
の外縁には鍔4が形成されているが、鍔4には鍔表面か
ら鍔裏面にわたり直線状に形成された貫通孔5が設けら
れている。中子1と外殻2とを一体的に同時成形するこ
とで2重成形の差し込みプラグAを製造するとき、中子
1の外縁に形成された鍔4に設けられた直線状の貫通孔
5を介して、差し込みプラグA内に塩ビが充分に充填さ
れて硬化するのである。
【0015】このようにして中子1の鍔の直線状の貫
通孔5を介して差し込みプラグAの内部に塩ビを圧入し
易くするとともに、成型後のバリ仕上げ作業を容易に
し、さらに差し込みプラグAの内部に塩ビを圧入してこ
れを硬化することで、中子1と外殻2とを一体的に成型
固定すると、中子1と外殻2とはみだりに剥離すること
がない。
【0016】図7は2重成型により製造された縦型の差
し込みプラグを示しており、(A)は一部切欠したもの
の正面図、(B)は一部切欠したものの側面図である。
また図8は2重成型により製造された横型の差し込みプ
ラグを示しており、(A)は一部切欠したものの正面
図、(B)は一部切欠したものの側面図である。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明では、中子の鍔に設けた
貫通孔を介して差し込みプラグの内部に塩ビを注入し易
くするとともに、従来では2工程であったバリ仕上げ作
業を1工程に短縮できて成型後のバリ仕上げ作業を省力
化でき、さらに差し込みプラグの内部に塩ビを圧入して
これを硬化することで中子と外殻とを一体的に成型固定
すると、中子と外殻とはみだりに剥離することがないと
いう利点がある。
【0018】請求項2の発明では、差し込みプラグの内
部にL字状の貫通孔を介して塩ビが圧入し易くなり、塩
ビは差し込みプラグの内部の隅々にわたって充填される
ことになるから、内部充電部も充填されて充電部が露出
しないように絶縁を完全にでき、かつ中子と外殻とは一
体となって同時成型できる利点がある。請求項3の発明
では、差し込みプラグの内部に直線状の貫通孔を介して
塩ビが圧入し易くなり、中子の鍔を利用して直線状の貫
通孔を設けていることは貫通孔加工が容易である利点が
ある。
【0019】請求項4の発明では、例え縦型の差し込み
プラグであっても請求項1〜請求項2の発明が有してい
る利点と同様の利点がある。請求項5の発明では、例え
横型の差し込みプラグであっても請求項1〜請求項3の
発明が有している利点と同様の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る差し込みプラグにおいて、第1の
発明の形態を示す縦型のものの外観斜視図である。
【図2】同上の中子の外縁付近の一部を示す外観斜視図
である。
【図3】同上の栓刃が固定され装着されている中子を一
部切欠したものの外観斜視図である。
【図4】同上の中子と外殻とを一体的に同時成型するこ
とで得られた2重成型の縦型の差し込みプラグを一部切
欠したものの外観斜視図である。
【図5】本発明に係る差し込みプラグにおいて、第2の
発明の形態を示す横型のものを示す外観斜視図である。
【図6】同上の中子と外殻とを一体的に同時成型するこ
とで得られた2重成型の横型の差し込みプラグを一部切
欠したものの外観斜視図である。
【図7】2重成型により製作された縦型の差し込みプラ
グを示しており、(A)は一部切欠したものの正面図、
(B)は一部切欠したものの側面図である。
【図8】2重成型により製作された横型の差し込みプラ
グを示しており、(A)は一部切欠したものの正面図、
(B)は一部切欠したものの側面図である。
【符号の説明】
1 中子 2 外殻 3 栓刃 4 鍔 5 貫通孔 A 差し込みプラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−163868(JP,A) 実開 平2−54175(JP,U) 実開 昭53−15095(JP,U) 実開 平3−100374(JP,U) 実開 昭63−32482(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/50 H01R 13/46 301 H01R 13/502

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】栓刃が固定され装着されている硬質合成樹
    脂製の中子と、その中子を覆う軟質合成樹脂製の外殻と
    を一体的に同時成型した2重成型により構成されている
    差し込みプラグであって、中子の外縁に形成されている
    鍔に貫通孔を設け、その貫通孔を介して成型金型内に
    質合成樹脂を圧入することにより差し込みプラグの内部
    を充填して構成することを特徴とする差し込みプラグ。
  2. 【請求項2】 鍔に設ける貫通孔を鍔の表面から裏面に
    わたりL字状に形成することを特徴とする請求項1記載
    の差し込みプラグ。
  3. 【請求項3】 鍔に設ける貫通孔を鍔の表面から裏面に
    わたり直線状に形成することを特徴とする請求項1記載
    の差し込みプラグ。
  4. 【請求項4】 差し込みプラグが縦型であることを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載の差し込みプラグ。
  5. 【請求項5】 差し込みプラグが横型であることを特徴
    とする請求項1又は請求項3記載の差し込みプラグ。
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